【GM】 ■■■■■■ ミドルフェイズ シーン4/真相 ■■■■■■

【GM】 シーンプレイヤーは良一、恭平登場可、一法と康一は登場不可

【GM】 深夜のコンピュータールーム。

【GM】 普段は使われない、予備のエーテル端末の置かれた小部屋に、キミはいる。

【凍】「………………日向と角倉のこと………調べるの?」

【良一】「……あぁ。任務、だからな……」

【凍】 良一の頬っぺたをむにっと摘んで「………………良一、少し肩の力、抜く」

【田宮】 敗北が刻んだ苦汁は、そのまま渋面となって表れている。もし、負けずに居れれば……余計な感情を抱く必要はなかったろう――日向や角倉に対しても、目の前の少女に対しても。

【恭平】「お取り込み中失礼だが」 パチン。照明がONになる。

【恭平】「任務、ね……軍規違反だぜ、田宮少尉。八坂少尉も、な」 

【凍】「………………!?」

【セラピア】「そうなんだよ〜、良一ちゃん、また営倉に入れられちゃうよ〜?」

【良一】「む、ぐ……」凍に摘まれたまま。「むぁ、むぁぜふぉふぉが!?」(訳:な、なぜここが?)

【恭平】「カン」

【セラピア】 悪戯っぽく笑いながら「良一ちゃんと凍ちゃんの逢瀬の場所は、きっと此処だって思ったんだよ〜♪」

【凍】「………………!」 顔を赤らめて俯く。

【恭平】「……ま、カンつっても聞いての通り、セラピアのだけどな。俺はそこまで確信は持てなかった。だが、まあ、お前達の特性を考えたら自明だったな」

【田宮】「む、むざふぇるなむぁのう、ふぁるむぁふぉん!」(訳:ふ、ふざけるな叶、パルマコン!)

【恭平】「……八坂の。そのままじゃ田宮が窒息死すんぜ。戦力損耗は出来れば避けたいんだが」

【凍】 良一の言っている事が分からず「………………?」 恭平に言われて、やっと頬から手を離す。

【セラピア】「凍ちゃん、ひょっとして全然気付いてなかった、とか………」

【凍】「………………(こくん)」

【田宮】「――くは、はぁ……っ!」解放されて、一息つく。

【恭平】 (有り得る話だ……)

【田宮】「軍規違反――か。だが叶、もしオレと凍が任務の為に超軍規的措置の中にあるとしたなら……どうする?」さっきまでの間抜け面は、忘れたふりをするらしい。

【凍】 良一の顔を超至近距離で覗き込み「………………良一、大丈夫?」 あと数cmで触れ合う距離。

【恭平】「どうもしねェよ。そんな措置を受けてる人間が、こんな状況をつくってる時点で上の立場からすればアウトだバカ。トカゲの尻尾に自分からなる気かよ」 ずい、と前に出る。裾を握っているセラピアもいっしょに前に出る。

【良一】「………………っ!!」瞬殺。その表情から切れ味が消滅し、多感な少年のそれが仮面の裏から覗く。

【恭平】 (やれやれ、と言う風に)「……で? 何か掴んだのか」

【凍】「………………まだ、これから」>恭平

【恭平】「チンタラやってんじゃねェよ。オラ、貸してみ」 身を乗り出して、マウスに手を置く。「セラピア、わかるか」

【セラピア】「うん、分かるよ〜」

【田宮】「な、これはオレの任務だ!叶、よせ!」

【良一】「……って言うか凍、頼むから今はどいてくれ……」

【セラピア】 マウスの上の恭平の手に、自分の手を重ねて「えーと、多分パスワードは………」

【恭平】「……黙って見てろ、未熟者(ガキ)。八坂の、そいつ抑えてろ。顔面をはがいじめが多分効く」

【田宮】「な、なに!? オ、オレは16だぞ! お前の方が……!」この理屈が出てる時点でガキ。

【凍】「………………分かった(でも羽交い締めって何だろう)」 少し考えてから、ぽんと手を叩き「………………良一、羽交い締め、する」 顔を急接近させ、良一の唇を奪う。

【GM】 では恭平、〈情報処理〉か〈軍略〉で判定して下さい。どちらで判定しても、難易度は2です。あ、〈軍略〉で判定するなら、セラピアの【階級】+2も足していいですよ。(セラピアが手を乗せてるから)

【良一】「な、ちょ、こ、こぉ……っ!?」強制終了。

【恭平】「南無阿弥陀仏」 念仏ひとつ。「……さて、接続(エクセス)させてもらうか。能力、タイミング、機体性能……etcetc、出来すぎてるぜ、あんまりにもよ」

【恭平】 #7c2=3

【恭平】「ちゅ・う・ちゅ・う・た・こ・か・い・な……っと、───掴んだ!」

【恭平】「よーしよし。八坂の、よく抑えてたな。そのままそいつに舌入れちまえ」

【凍】「………………分かった」 恭平に云われるままに。

【セラピア】 少し呆れつつ「きょ、恭ちゃん、凄く楽しんでない………?」

【恭平】「ちょっとだけ」

【セラピア】 嘆息しつつ「やっぱり」

【GM】 ディスプレイに映し出された日向陽輝、そして月乃・パルトゥス・門倉の情報は、ほぼ最悪の結果だった。

【セラピア】 目を白黒させて「えっ………二人とも、ヴリル・ソサエティに、作られた人造天使って、そんなの、ありなの?」

【良一】「ふ……っく、は……ぁ――ふぁっ………!」背景が何かちょっと大変な方向に。

【凍】 セラピアの言葉に、良一から唇を離し、ディスプレイを覗き込む。そして「………………!」 驚愕の表情を浮かべる。

【凍】「………………日向陽輝こと『メタトロン』と………月乃・パルトゥス・角倉こと………『サンダルフォン』」

【恭平】「聖典に曰く、双子の熾天使(セラフ)……。こんなもの制御できるとでも思ってやがるのか、連中は!」

【セラピア】 更に画面を追い「メタトロンは成功作、サンダルフォンは………失敗作って、そんな………」

【田宮】「不可能があると考える連中なら……オレ達はとっくに見限られているか、もしくは自由を取り戻しているか、さ」

【凍】 良一の顔を心配そうに覗きこんで「………………二人とも、処理、する………の?」

【恭平】「……だといいがな。だが、これが……すべて仕組まれたものだとしたら……」 独語するように呟く。額から滑り落ちる、汗の滴。

【セラピア】 苦い顔をして「もしそうだとしたら………最悪、なんだよ〜………」

【良一】「成功と失敗――これが意味するのが、何なのかによるさ……」そう、例えば失敗作が天使と言い切れない存在なのだとしたら……それは、楽観的過ぎる考えなのだろうか。

【恭平】「杞憂であって欲しいがな。……田宮、定禅寺たちと鬼島たち、四人と一度合流する。俺の不安が当たりなら……」

【恭平】「……ヤシマが堕ちる」

【凍】 驚愕の表情を浮かべ「………………!」

【セラピア】「そんなこと………絶対に、させたくないよ………!!」

【田宮】「叶……」

【凍】 恭平の言葉を反芻するように「………………ヤシマが、落ちる………」

【良一】「………………」端末の前から立ち上がり、凍の手を掴んで出口に向かう。扉をくぐる寸前、振り向かずに。「……今の寝言、聞かなかった事にしておいてやる」

【田宮】「叶、お前は曲りなりにも一隊の将だ。力量はともかく――その器には、オレも一目置いている……失望させるな」そのまま、部屋を後にする。

【恭平】「……激励のつもりなんだろうな、ありゃ」 半ば呆れたように呟き、「セラピア、こっちも行くぞ。正念場だ、腰据えてかかれ」 きゅっと手を握ってドアを出る。

【セラピア】「………うん」 ドアを出てから「ねえ、恭ちゃん」 不意打ちで頬にキスする。「元気になるおまじないだよ♪」

【恭平】 返答は力の篭もった笑顔。

【GM】 ………一方、凍の手を取り、歩いていく良一。

【GM】 だが………良一の腰にぶら下がったMk23が、今はやけに重く感じる。

【GM】 その瞬間鳴り響く、天使の襲来を告げる警報。

【GM】 シーン切ります

 

【GM】 ■■■■■■ エモーション ■■■■■■

【田宮】 ロールのみ。#35c4=25

【恭平】 ろーる #56c4=38

【一法】 ロールのみ

【一法】 #35c4=21

【恭平】 恭平:パトス275 ロゴス157 アガペー514

【田宮】 田宮:パトス212 ロゴス108 アガペー524

【一法】 一法:パトス221 ロゴス87 アガペー558

【康一】  4×7でロール。 #35c4=21

【康一】 康一:パトス221 ロゴス103 アガペー523

 

 

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