【GM】 ■■■■■■エンディングフェイズ■■■■■■

【GM】 ■■■■■■シーン2/任命■■■■■■

【GM】 シーンプレイヤーは鋼也と良一です。

【GM】 帰還して、統合司令室。

【ヴィヴリオ】「T−X、いや、遠山少尉。良く戻ってきてくれた」

【桂】「………ただいまです、大佐」

【ヴィヴリオ】 コホン、と咳払いし、顔を赤らめて「お帰り」

【セラピア】「大佐が照れてるんだよ〜………」

【凍】「………………珍しいもの、見られた」

【鋼也】「やっべ、明日は槍だな」 言いながら天井を仰ぎ見る。

【田宮】「その前に明日が迎えられるかが問題だな、志岐宮は」

【ヴィヴリオ】「………ところで、だ」

【ヴィヴリオ】「遠山桂少尉、貴官は死亡時の2階級特進で、今後は大尉となる」

【桂】「ええええっ!?ど、どうしよう、みんな………」

【セラピア】 にぱっと笑って「桂ちゃん、凄いんだよ〜♪」

【鋼也】「怖ぇ事言うな…ってマジで!? 上官!?」 田宮にツッコミながら酷く驚いて。

【田宮】「どうするもこうするも、ないだろう……」 眼帯のお陰で、より一層無愛想な雰囲気を漂わせながら。

【凍】 こくんと頷き「………………桂が、隊長………それも、いい」

【鋼也】「こいつ、教官より偉くなっちまいやがった…」少し唖然。

【凍】 恐る恐る「………………あの、大佐………お願いが………あります」

【セラピア】「ボクもなんだよ〜」

【田宮】「………………パルマコン? それに、八坂まで……?」

【ヴィヴリオ】「何だ、八坂特務少尉、パルマコン少尉?」

【セラピア】 ちょっと苦笑いしながら「色々、考えたんだけど………ボクだと、良一ちゃんの反応速度に、ついて行けないんだよ〜。で、凍ちゃんとも相談したんだけど………」

【凍】 懇願するように「………………大佐、良一と………組ませて、下さい」

【ヴィヴリオ】 両者の顔を交互に見て「そうか………志岐宮少尉、今後は遠山桂大尉と組み、田宮少尉は八坂特務少尉と組みたまえ。」

【鋼也】「了解っと。今までありがとな、八坂」 少し笑って凍に右手を差し出す。

【凍】 鋼也の顔をちらりと見、ほんの少しだけ、寂しげな微笑みを浮かべて、手を握る。

【鋼也】「ん? どうかしたか?」 寂しげな様子に気付いて、そう尋ねる。

【凍】 首をふるふると振って「何でも、ない」

【桂】 凍が手を離した後、鋼也に笑い掛けて「これからよろしくね、鋼也♪」 鋼也の手をきゅっと握って。

【鋼也】「目を離したら、また勝手に死んじまうかも知れねーしな。面倒見てやらぁ」 手をそっと握り返して。

【桂】 くすくす笑いながら「うん、わたしがまた勝手に死なない為にも、よろしく」>鋼也

【良一】「………………」セラピアの顔を、その目を見詰めて。「(………オレは、強くなる。お前と分ち合った罪を、今度はオレが背負って戦う………だから、お前の分まで………オレは、必ず強くなる!)」

【セラピア】 ちょっと苦笑しながら「適材適所だから、仕方無いんだよ〜。でも………良一ちゃん、今まで、ありがとうだよ」 そう言って、良一の頬にキスする。

【良一】「な、ぱ、ぱぱパパパルマコン………!?」 目を白黒させて。

【セラピア】 くすっと笑って「ん〜、感謝のしるしだよ〜?」

【良一】「そ、そうか……そうだな、感謝の……かんしゃの……」 言いつつも、鼓動は加速して。

【鋼也】「……おぉ、ナイスゆでダコ」 良一を見て、コメントひとつ。

【田宮】「う、うぅぅうるさい!!」 八つ当たり気味に怒鳴る。>志岐宮

【セラピア】 くすくす笑って「良一ちゃんには、刺激が強過ぎたかなぁ〜?」

【凍】 良一に柔らかく微笑みかけ「………………不束者、だけど………良一、これから、よろしく………」

【良一】「も、もっと子供だと思ってたから、その……お、驚いただけだ! ……って、えぇ!?」 セラピアに返してる所に不意を衝かれ、情けない程うろたえる。

【良一】「………………こ、こちらこそ………よ、よろしく……」 この挨拶は、何かがオカシイ。それは解っているが、凍に呑まれたペースのままで。

【GM】 

【凍】「(………………鋼也の為にも、桂の為にも………これが、一番、いい)」

【凍】「(………………でも)」

【凍】「(………………この胸の、突き刺すような痛みは………何だろう)」

【凍】「(………………分からない)」

【凍】「(………………でも)」

【凍】「(………………良一なら)」

【凍】「(………………この痛みを、消してくれる)」

【凍】「(………………そんな、気が、する)」

【GM】 良一は凍の想いを、今はまだ、知る由も無く。

【GM】 

【GM】 だが。

【GM】 二人は、ここから、歩き出す。

【GM】 瑞穂“最速”のコンビとして。

【GM】 八坂凍の能力を、完璧に引き出せる、田宮良一、という、最高のパートナー同士として。

【GM】 そして………田宮良一の究極のライバル、定禅寺康一と出会うのは、まだ、先の事だった。

【GM】 シーン切ります

 

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