【GM】 ■■■■■■オープニングフェイズ■■■■■■

【GM】 ■■■■■■シーン2/悔恨■■■■■■

【GM】 シーンプレイヤーは深之。

【GM】 それは、三ヶ月前。1999年7月のこと。

【GM】 天使大戦の勃発直後、一人の少女が天使化しかけ、"処理"された。

【桂】 『私がいなくなったら、後のこと、よろしくお願いします』

【GM】 彼女……遠山桂は、あの時、キミにそう言った。

【GM】 彼女の体内エーテルが高過ぎる……天使化の危険性が高いと、キミは彼女を止めた時のことだ。

【GM】 (回想シーンになります)

【深之】「止めるんだ!! このままでは天使化してしまうぞ!!!」 彼女の前に手を広げ立ちはだかる。

【桂】「だって、私が戦わなかったら、誰が戦うんですか?」 笑いながら答える。

【深之】「ぐぐぐ・・・だが、だからと言って君がこのまま天使化してしまうのをほおっておくことは出来ない!!!」

【桂】 微笑みながら「大丈夫ですよ、深之さんの元気を貰えば、頑張れますから」 だが、何処となくその笑みも、作ったようで。

【深之】「ぬぬぬ・・・女の子にそういう言い方をされると照れる・・・・・って、違う!! そういうことじゃなくってだなぁ!?」

【桂】 くすっと笑って「深之さんの、その元気に、何度、救われたかな………」 最後は、遠くを見つめるようにして。

【深之】「〜〜〜〜〜っ!! ええいクソッ!! 止めても無駄だってことか・・・ならせめて無理はすんな!! 絶対に生きて帰ってこいよ!!!」

【桂】「………はい。じゃあ………行ってきます」 そう言って、深之の脇を抜け、走っていく。

【GM】 結局……キミは、彼女を制止することは出来なかった。

【GM】 そして………桂と、深之の約束も、守られる事は、なかった。

【深之】「何と・・・何と言う事だ・・・!! このオレが付いていながら、オペレートしていながら・・・遠山を先に逝かせてしまう事になるとは・・・!!!」

【GM】 そこで、キミは目を覚ます。………あれは、夢。

【GM】 瞳、そして頬には、涙。

【深之】「・・・・・っ!? ・・・はぁ・・・はぁ・・・遠山・・・」

【深之】「――――――っ!!!」 体が大きく震えだす。

【深之】「うおぉぉぉおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーー!!!!!」 空へと向かい、慟哭の雄たけびを上げた。

【GM】  

【桂】 『私がいなくなったら、後のこと、よろしくお願いします』

【GM】 ………今でも、その時の光景を、あの時の言葉を、何度も夢に見る。

【GM】 ………後悔の念と、共に。

【GM】 シーン切ります

【GM】 シナリオダーザイン:【自己からの負い目】

 

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