【GM】 ■■■■■■オープニングフェイズ■■■■■■
【GM】 ■■■■■■シーン2/屈辱■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは天下
【GM】 いつも通り、キミは天使との戦いを繰り広げていた。
【GM】 常勝無敗。キミの心の何処かに、自惚れが生まれていたのかも知れない。
【GM】 だが、今は戦闘中だ。
【GM】 キミの一瞬の気の緩みが、ほんの僅かな時間、隙を作った。
【GM】 一瞬気を逸らした瞬間、5km先にいた筈の天使が、キミの眼前に現れた。
【天下】「……えっ」 左方に逸らしていた視線を前に向けた途端、眼前に天使の姿。驚きのあまり一瞬動きが止まる。
【GM/伊音】「天下!避けろ!」
【GM】 伊音の叫びも空しく、天使の翼に跳ね飛ばされ、地面に叩きつけられるキミのシュネルギア。
【天下】 「……ッ!」 咄嗟に操縦機構をがくんと横倒しにして急旋回しながら回避──しようとした途端の衝撃。続けて落下の衝撃が身体を震えさせる。
【天下】「嘘だ……嘘だぁッ!!」 脳髄を痺れさせるような衝撃が駆け抜けて、意識が真っ白に消し飛ぶ!
【GM/伊音】「天下、しっかりしろ、天下ぁ!くっ……シュネルギア3番機マサムネ、ギアドライバー戦闘不能の為、撤退するっ!」
【GM/ヴィヴリオ】「ドライバー気絶、か……。即座に撤退せよ」
【GM】 伊音が悲痛な声で状況を報告し、ヴィヴリオが撤退判断を下す。
【GM】 薄れていく意識の中、キミは天使が、キミの事を嘲笑っているように見えた……。
【GM】 キミが目を覚ますと、既に夜だった。
【GM】 隣には伊音が椅子に腰掛け、安堵したようにキミを見つめていた。
【GM/伊音】「ようやくお目覚めか、天下?あの天使は、叶が倒したぞ。」
【天下】「……そっか…… 僕は」 暗い窓の外を見、自分の身体を見る。包帯が幾重も巻かれて他人事のようだが痛々しい。「負けた、のか……」
【GM/伊音】「何、死んでいないのだから、まだ負けではないぞ」優しげに笑いながら、呟く。
【GM】 心を開いている天下だけに見せる、伊音の笑顔。
【天下】「うん……」 伊音の笑顔が、今は一番痛かった。身体中の傷よりも。……僕は、負けた。
【GM/伊音】「明日、新しいナビゲーターが着任するそうだ。恐らく顔合わせがあるだろう。私が起こしに来てやるから、それまでは寝ていろ。今日はゆっくり休め。」
【GM】 そう言い、キミに毛布を掛ける伊音。恐らく、キミを気遣ってくれているのだろう。
【GM】 キミは好意に甘え、再び眠りにつく。
【GM】 だが、撃墜されたという事実は、着実にキミの心に、影を落としはじめていた……
【天下】「僕は、負けたんだ……」
【GM】 シーン切ります
【GM】 シナリオダーザイン:【自己からの不信】