【GM】 ■■■■■■オープニングフェイズ■■■■■■

【GM】 ■■■■■■シーン1/出撃■■■■■■

【GM】 シーンプレイヤーはフェル。

【GM】 格納庫にて、紫紺塗装の施されたシュネルギア・リッターに乗り込み、出撃の時を待つキミ。

【フェル】「―――管制塔、聞こえるか。こちらリッター。 いつでも行けるぜ」

【GM/オペレーター】「了解。」

【フェル】「ちっ、軍人ってのは愛想がないもんだな。ま、余計なことぐだぐだ言われるよりはマシだが……  なんだ?何か言いたげだな。後ろから視線ぶつけてきやがって」

【GM】 無言のトゥアレタ。しかし、口元には苛立たしげな表情が浮かんでいる。

【GM】 険悪な雰囲気。だが、これとていつもの事だ。

【GM】 そこに、ルフトヴァッフェ第17航空部隊、ネヒトリヒ・フェーゲルの部隊長、ラーベ・シュネーヴァイス中尉からの通信が入る。

【GM/ラーベ】「調子はどうだ、フェル?」

【GM】 コックピット内の険悪な雰囲気を知ってか知らずか、軽い口調で。

【フェル】「よぉ。ラーベか、いまんとこ調子は最悪だぜ?コクピットは狭っ苦しいわ、後ろの奴は堅っ苦しいわ。早く空に出て派手にやりてぇモンだな」

【GM/ラーベ】「派手に、か……ドカンと一発、天使殲滅の花火でも打ち上げるか?……そうだ、どっちが天使共を多く撃墜出来るか、賭けないか?」

【フェル】「あー。乗った。 だが、そりゃ剣技だけか? それともミサイル在りか? ミサイルありだと賭けになんねぇしなぁ」 ――実際のとこ、そうでもないのだが。ニヤリと不敵に笑ってやる。後ろの圧力が強まるが、馬の耳に念仏か

【GM/ラーベ】「勿論、いつも通り何でもありさ。だが、俺とお前の賭けは、31勝30敗でまぁだ俺が勝ってるぜ?今回のチップは……至高亭の昼飯1回でどうだ?」やはり口元に不敵な笑い。

【フェル】「まぁ、確かになぁ。……だが?」 過去の戦歴の優位は認めてやる。その上で…… 「今回は俺の5連勝が掛かってるからなぁ。 忘れてねぇよな?5連勝でビール飲み放題賭けてんのをよ?」

【フェル】 ――さらに不敵な笑いが増す。半分は、後ろの人間をからかいがてら

【GM/ラーベ】「分ーってるって……って、流石に通信駄々漏れで言うのはやばいぞ?」苦笑しつつ。

【GM/トゥアレタ】「(ぷち)いい加減にしてっ!フェルディナンドくん、いつもいつも、出撃前に不謹慎よ!中尉もです!」堪忍袋の緒が切れたと見え、怒鳴りつけるように。

【GM/ラーベ】「ははは、怒られたか。怖いお姉さんと組んでて大変だな、フェル」

【GM】 通信機越しでも、ラーベが苦笑しているのが良く分かる。

【フェル】「なーに、いつものことだ。 何度揶揄われても、揶揄われてることに気づかねぇ女ってのも、これでなかなか面白いんでな?」

【フェル】「――――――さーて、昼食前の空のお散歩、と行きますか? 当然、中尉のおごりですけどね」 ――不敵に勝利宣言

【GM/トゥアレタ】「…………」こめかみがピクピクし、顔色が変わっている。

【GM/ラーベ】「さて……俺たちはイナゴ狩りにでも行くか。じゃあ、また後でな、フェル」そう言って、ラーベが(逃げ出すように)出撃する。

【フェル】「じゃ、まあ、敵に不運を中尉に幸運を、ってな? ま、せいぜい死神にだけは嫌われときましょうや」

【フェル】「――アップファールト準備! せいぜい、邪魔と口出しは無用だぜ! ――さあ、派手にぶっ壊すとしようかっ」

【GM/ラーベ】「分かってるさ。死神も裸足で逃げ出す、漆黒の鳥共ネヒトリヒ・フェーゲルってのは、俺達だぜ?」不敵に笑い返す。口調は軽いが、眼光は凄まじく鋭い。

【GM】 ネヒトリヒ・フェーゲルの、鳥のペインティングが施された漆黒の戦闘機が、編隊を組んで飛んでいく。

【GM】 先陣を切って飛ぶ、鎧武者を模した黒いフライングユニットが、ラーベの乗る九九式強化外骨格・空我だ。

【GM】 その姿を見届けると同時に、キミは出撃する。

【GM/トゥアレタ】「……シュネルギア・リッター、アプファールト!」舌打ちしながらも、やる事はきっちりと。

【GM】 シーン切ります

【GM】 シナリオダーザイン:【ラーべからの友情】

【フェル】 了解。

 

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