【GM】 ■■■■■■ミドルフェイズ■■■■■■

【GM】 ■■■■■■シーン7/絶望の空■■■■■■

【GM】 シーンプレイヤーは康一ですが、前半はマスターシーンとなります。

【GM】 天使の殲滅に向かったネヒトリヒ・フェーゲル。

【GM】 誰しもが、死に損ないだと思っていた。

【GM】 だが、天使は元々死んだのでは無く、言わばさなぎの状態だったのだ。

【GM】 それが今、孵化したのだ……。

【GM/オイレン】「ラーベの兄ぃっ!済まねえっす……」

【GM/ファルケ】「兄貴……」

【GM/シュヴァルベ】「あ、アニキーッ!?」

【GM/ビュルガー】「兄さん、えろう済まん……」

【GM/アードラー】「……隊長っ!先に……行きます……」

【GM/ラーベ】「オイレン、ファルケ、シュヴァルベ!」

【GM】 天使の攻撃に次々と撃墜される、仲間達の戦闘機。

【GM/ラーベ】「ビュルガー、アードラー!くそっ……腐れ天使がっ!!とっとと死にやがれっ!≪捨身撃≫」

【GM】 ラーベは天使の口元ギリギリまで飛び込み、カタナを一閃させる。

【GM】 その刹那……ラーベの戦闘機を、白い閃光が包んだ。

【GM】 辛うじて戦闘機からは、脱出出来たラーベ。

【GM】 だが、幾らマシーネンゾルダートと言えども、両腕と腹から下全てを吹っ飛ばされていては、もう手の施しようが無い。

【GM】 康一が呼び出されます。トゥアレタも一緒です。

【GM】 場所は……ラーベの部屋です。

【GM/ラーベ】「……よう、康一」

【康一】「ラーベさん・・・・・」

【GM/ラーベ】「ちょーっと、今回ばかりは、分が悪いなあ……」口調そのものは軽いが、歯切れは、悪い……

【GM/ラーベ】「まさか、畳の上で死ねるとはな……」虚ろな目をして、呟く。

【康一】「そんな・・・こんなのが・・・・・そんなの・・・・」

【康一】「死ぬなんて! そんな、そんな・・・・・」

【GM/ラーベ】「そんな顔、すんな……」と言って、無い腕を動かそうとする。が……勿論、無いものは、無い。肩が少し動いただけだ。

【GM/ラーベ】「済まないが……キセルを取ってくれないか?」

【GM】 胸ポケットに視線を動かすラーベ。

【GM】 なお、彼が禁煙していたのは、キミとの賭けに負けたせいです。

【GM】 彼の胸ポケットには、常に携帯用のキセルと、刻み煙草が入っていました。それを知っているのは……康一、キミ一人だけです。。

【GM/ラーベ】「最後に……一服させてくれよ?」笑いながら。

【康一】「・・・・・最後だなんて、言わないで下さいよ・・・生きて、これから一服したらいいじゃないですか!」

【GM/ラーベ】「悪いが、そいつは出来ない相談だ……V機関が85%損壊してて、今こうやって意識があるのが奇跡なんだ……」

【康一】「―――!! ち、畜生・・・もう本当に、駄目だって言うんですか・・・」

【GM/ラーベ】「前に、言ったろ……『俺達、機械化兵の命は軽い』って……」軽く笑いながら。しかしその表情には、最早覇気は無い……

【康一】「軽くなんか無いですよ! ラーベさん達がいるから、オレ達は安心して戦えるんじゃないですか!」

【GM】 トゥアレタはただ、二人のやり取りを――見守っているだけ。いや、見守る事しか出来ない――

【康一】「そんな人たちの命が、軽いはずなんか無い!!」

【GM/ラーベ】「本当は、な……ずっと、お前らの背中を、守っててやりたかったんだけど、な――」

【GM/ラーベ】「いや――本当は、誰しもが嫌なのさ――お前らみたいに、年端も行かない子供を前線に送り出すのも、目の前で死なせるのも――」

【康一】「あ、あああ・・・」ラーベの胸ポケットからキセルを取り出す。

【GM/ラーベ】「だったら、俺達が――まだ先のあるお前らの、盾になって、幾らかでも楽に――」

【康一】「ラーベさん!」キセルを握り締める。

【GM/ラーベ】「何だ、康一……?」

【康一】「ほら! キセルです! 吸うんでしょう!」ラーベの口にキセルをくわえさせる。

【GM/ラーベ】「済まんな、康一。我侭に付き合わせて……」

【GM】 ラーベはキセルを咥え、康一はキセルに火を落とす。

【康一】「何言ってるんですか・・・い、いつもの事じゃないですか・・・」声も体も震えて。

【GM/ラーベ】「ああ……タバコが美味いなあ……。」遠くを見つめながら。

【GM】 ぷかり、と煙の輪が浮かぶ。

【GM/ラーベ】「クレーリオン少尉……コイツの事、よろしくお願いしますよ……」

【GM/トゥアレタ】「中尉……」目尻には涙が浮かんでいる。

【GM】 そして――ラーベは、静かに――目を、閉じる。

【GM/トゥアレタ】「……V機関、完全に、停止……」

【康一】「・・・・・ラーベさん?」

【GM】 キミの問い掛けに……ラーベは何も、応えない。

【康一】「そんな・・・嘘だ・・・嘘だ! そんなはずが無い! ラーベさんが死ぬなんてそんな!!」

【GM】 彼の死を以って、ルフトヴァッフェ第17航空部隊ネヒトリヒ・フェーゲルは……全滅した。

【GM/トゥアレタ】「康一くん……」

【GM】 心配そうにキミを見つめるトゥアレタ。

【康一】「起きてくださいよ・・・・目ぇ、覚ましてくださいよ!!」

【GM】 そこにヴィヴリオが現れる。

【GM/ヴィヴリオ】「悲しむのは、後にしろ。出撃だ、定禅寺少尉。今は、あの天使の殲滅が最優先だ」

【GM】 あくまで平静を保っているが……その声は、微かに震えている。

【GM/トゥアレタ】「康一くん、出撃だって……」康一から目を逸らし、俯きながら呟く。

【GM/ヴィヴリオ】「ラーベ中尉の最後の一撃により、天使は一時的に活動停止に陥っている。今がヤツを叩く、絶好の機会だ。ネヒトリヒ・フェーゲル、そしてラーベ中尉の犠牲を、無駄にしたくなければ、行け。」

【康一】「あ・・・出・・撃・・?」

【GM/ヴィヴリオ】「今は……死者を悼んでいる時間は無い」

【康一】「ラーベさんの・・・仇・・・仇? オレは・・・・オレは!!」

【康一】 出撃のために駆け出す。

【GM】 シーン切ります

 

【GM】 ■■■■■■エモーション■■■■■■

【GM】 次はクライマックスです。

【GM】 ダーザインレベル5レベルを解禁します。

【健彦】 全ダーザインを、5レベルへ。

【良一】 全ダーザインを5レベルに。

【リューヤ】 同じく、全ダーザインを5レベルに。そしてロール。#35c5= 29

【良一】 #35c5=31

【健彦】 #70C5=55

【健彦】 健彦 パトス:193  ロゴス:349  アガペー:141

【康一】 こちらも全ダーザインを5レベルに。

【GM】 康一に、ラーベのフライングユニットに搭載されていたカタナを差し上げます。

【良一】 田宮:パトス144 ロゴス191 アガペー216

【リューヤ】 リューヤ:パトス111 ロゴス155 アガペー199

【康一】 #35c5= 27

【康一】 康一:パトス167 ロゴス161 アガペー143

【GM】 以上ですね。

【リューヤ】 ですね。

【健彦】 はい

 

クライマックスフェイズ シーン1へ

目次に戻る