【GM】 ■■■■■■エンディングフェイズ■■■■■■
【GM】 ■■■■■■シーン1/奇跡の答え■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは二人。
【GM】 宏美の目は見えるようにはなりましたが、検査する必要がある為、医務室に来ています。
【GM/羽村】「話は聞いたんだけど……目が見えるようになったんだってねえ?」
【宏美】「はい。治りました」はきはきと答える。
【GM/羽村】「どれどれ……ちょっと見せてくれるかな?」
【GM】 そう言って、羽村は宏美の眼を検査する。
【GM/羽村】「へぇ……以前より、よく見える様になってるみたいだね。」
【GM】 事実、以前よりも視力が上がっている。
【憲一】「良かったね、お姉ちゃん」自分の事の様に、嬉しく感じてしまう。
【宏美】「……ホント、憲ちゃんには感謝しっ放しだぁ……」まさか、視力まで上がっているとは。
【宏美】「……でもあたし、機械化手術できない体だったんだ……」
【宏美】 父が機械化兵だったから、インプラントの、生身との相性があるって話は知ってたけど……つくづく、黒色天使核があってよかった、と思ってしまう。
【GM/羽村】「そればっかりは相性だからねぇ。入れずに済むに越した事はないよ。特に女の子は尚更。」
【GM/羽村】「人によっちゃ、小さなインプラント一つ入れたせいで、生殖能力全く無くなる事もある、って言うしねぇ。ああ、勿体無い」口調こそ軽いが、割と真剣な顔。そしてセクハラ親父。
【宏美】「生殖能力って……赤ちゃん、産めなくなっちゃうのか……」女の子にとっては、確かに深刻な問題。
【宏美】 頬を染めて、ある方向に、ちらり、と視線を向ける。
【GM/羽村】「まぁ、もう大丈夫みたいだから、お大事にね。」手をひらひらと振る。
【宏美】「あ、はい、ありがとうございました」ぺこり、と頭を下げる。
【憲一】「羽村先生、ありがとうございました!」癖でお姉ちゃんと手を繋いで、医務室を出る。
【宏美】 ……ちょっと意識しちゃったせいか、一瞬躊躇。でも……しっかり握り返す。まだほんのり、頬は赤い。
【憲一】 お姉ちゃんの様子には、全く気付かず。
【GM】 医務室を出て行く二人を見送り、羽村が真剣な表情で呟く。
【GM/羽村】「天使核の再生能力と、人を想う力の起こしたのか……正に、奇跡、だな……。」
【GM】 呟く彼の手元にあるレポートに、たった1件だけあった、治った症例。
【GM】 そこには一言……『奇跡が起きた』と書かれていた。
【GM】 シーン切ります。