【GM】 ■■■■■■エンディングフェイズ■■■■■■
【GM】 ■■■■■■シーン2/ミエナイココロ■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは宏美。
【GM】 放課後の教室で、宏美が帰り支度をしていると、トゥアレタがやって来ます。
【GM】 彼女は別任務で基地を離れており、つい先程戻って来ました。
【GM】 なので、宏美が目が見えるようになったのを知ったのは、ついさっき。
【GM/トゥアレタ】「遠野さん、目が見える様になって、良かったね。」安心したような顔で、微笑みかける。
【宏美】「うん、バッチリ。しかも、前より視力上がってるみたいで、ビックリしちゃった」トゥアレタに笑いかける。
【宏美】「トゥアレタちゃんもありがとね。いろいろお世話になっちゃった」
【GM/トゥアレタ】「困った時は御互い様、だから、気にしないでいいよ。」
【GM/トゥアレタ】「あ……今だから言うけど……深月君、私に遠野さんの事頼みに来た時、泣きそうな顔だったんだよ。ああ、断ったら泣き出すな、って顔してた。」苦笑しながら呟く。
【宏美】「憲ちゃんらしいや」苦笑。
【宏美】「最近、強くなったな、って思ったんだけど、泣き虫なのは相変わらずなんだよね。これからも、あの子はずっとそうなのかな……」ふっと顔を上げて。
【宏美】「ま、それならそれで、いいけどね」弟を想う、姉の顔で。……最近、少し逸脱してきたけど。
【GM/トゥアレタ】「ふぅん……で、実際、深月君のこと……どう思ってるの?あ、誰にも言わないから、安心して。」少し意地悪そうな顔をして、問い掛ける。
【GM】 他人の恋愛話が気になるあたりは、年頃の女の子と変わらない。
【宏美】「えぅ……」訊かれると思ったw顔を赤くする。
【宏美】「……いいや、正直に言っちゃおう。……最近、ね、弟としてだけじゃなく、一人の男の子として見てるところも、ちょっとある。成長が著しいせいかな……」まぁ、トゥアレタちゃんだから、誰かに言うってことは心配しなくていいけど……結構、恥ずかしい。
【宏美】「でも、やっぱりまだまだ弟だなー。どうしても、可愛いって思っちゃうもん」これが一番の本音。
【宏美】 ふっと真顔になって「いつか、憲ちゃんは、あたしから離れられる様になって……独り立ちしちゃうよね。もしそれまでに……あたしたちが、そういった関係になってなかったら……まあ、ならないんじゃないか、とも思うけど……あたしは、あの子の『帰る場所』でいようと思う。辛くなったら、帰っておいで、そしてまた、旅立ちなさい……って」これは、いつも思っていること。……言ったら寂しくなってきちゃった。
【宏美】「今こんなこと言ったら、憲ちゃん絶対大泣きするよねー」滲んできた涙を隠す様に、照れ笑い。
【GM/トゥアレタ】「ふぅん……やっぱり、そうなんだ。遠野さんの気持ちは、分かった。でも、一つだけ忠告。誰かに横から掻っ攫われない様に、気を付けた方がいいよ。」
【宏美】「うーん、その辺は憲ちゃんに任せる、としか言い様がないなぁ」苦笑する。
【GM/トゥアレタ】「深月君、優しいし、素直でいい子だから……ひょっとしたら、誰か狙ってるかも知れないよ?」意地悪と、心配が半々。
【宏美】「ま、あたしが本気になったら、誰にも渡さないけど、ね」恥ずかしさを隠すために、飄々とした様子で。でも、ちょっぴり本気。
【GM/トゥアレタ】「でも……私は、二人のこと、応援してるから……頑張って、ね。」そう言って、柔らかく微笑む。
【宏美】「へへっ、ありがと」笑みを返す。
【GM】 そこに、憲一が息を切らせ、大慌てで教室に入って来る。
【憲一】「宿題持って帰るの忘れてた〜!」
【GM/トゥアレタ】「噂をすれば何とやら、かな。」くすりと笑い、「じゃあね、遠野さん、それに深月君。」宏美にウインクし、意味ありげな笑みを浮かべて教室を出る。
【憲一】「あ、はい、クレーリオン先輩、お疲れ様でしたー!」クレーリオン先輩の笑みの意味など、知る由も無い。
【宏美】「じゃ、また明日ね」トゥアレタに手を振り、そのままその手を憲ちゃんに差し延べる。
【宏美】「途中まで、一緒に帰ろ」
【宏美】「あれ……?」微かな違和感。
【憲一】「うん!」嬉しそうにお姉ちゃんと手を繋ぐが……宏美の視線に気付き、きょとんとする。
【宏美】「ん〜……」じぃ〜っと、憲ちゃんの顔を見つめて、その違和感の正体を探りだす。
【憲一】「お姉ちゃん、僕の顔、何かついてるの?」
【宏美】 (……あ、もしかして)憲ちゃんの頬のラインを手でなぞる。
【憲一】「お姉ちゃん、くすぐったいよ〜」顔を撫でられて、恥ずかしそうに。
【宏美】「憲ちゃん、少し顔がすっきりしたんだ。ちょっと大人っぽくなったんだね」
【憲一】「自分じゃ、実感全然無いんだけど……」大人っぽくなった、って言われても、自分じゃよく分かんない。
【宏美】「それと……少し背伸びた?」
【憲一】「うん、この前測ったら、3センチ伸びてた。」にこにこ笑いながら。
【宏美】「そっかぁ、あたしより、おっきくなったか」いつもより、少し手を延ばして、憲ちゃんの頭をなでなで。
【憲一】「えへへ……」照れ笑い。
【宏美】 (眼、治ってよかった……。治らなかったら、気付けなかったもんね……)
【宏美】「憲ちゃん、いい男になるよ。お姉ちゃんが保証する」憲ちゃんを、真っ直ぐに見つめて。
【宏美】 さっき、トゥアレタちゃんとあんな話してたせいか、ドキドキしてきたw
【宏美】「あの……憲ちゃん」ちょっと上気した顔で。
【憲一】「なぁに、お姉ちゃん?」
【宏美】 すぐにふっ、と視線を逸らして「ううん、何でもないっ!」
【宏美】 (はぁ……危うく言っちゃうとこだった。まだ自分の気持ちの整理もついてないってのに……)
【宏美】「この先は、憲ちゃんがもっと大人になったら、言うね」意地悪そうな笑みは、照れ隠し。
【憲一】「お姉ちゃん、変なの」くすりと笑う。
【憲一】 お姉ちゃんが言い掛けた事が何だか、気になるけど……後で言ってくれるみたいだから、今はいいや。
【憲一】「だけど……このままずっと、お姉ちゃんと一緒にいられたら、いいな……。」お姉ちゃんに聞こえない様に、小さく呟き、胸のペンダントに手を添える。
【憲一】 その想いが、『恋』だという事に……未だに気付かない。
【GM】 それは、無意識の内の、ブレーキ。胸のペンダントは、今はまだ、憲一の心を縛り付ける、鎖でしかなかった。
【GM】 不器用な二人の、真っ直ぐな想い。
【GM】 心は通じ合っているのに……微妙に擦れ違う、二人の想い。
【GM】 シーン切ります。
【GM】 以上で、キャンペーン第3話『Blind Heart』を終了したいと思います。
【憲一】 お疲れ様でしたー!(パチパチ
【宏美】 おつですー!(ぱちぱち)
【GM】 経験点発行します。
【GM】 福音達成値合計640ですので、福音分が6点。
【GM】 今回の経験点は、11点です。
【宏美】 すごい経験点、初めてこんなにもらった(ビクーリ
【宏美】 サポートキャラの重要さを思い知りますたw
【GM】 次回以降、パトスの配布量考えた方がいいなあ。
【憲一】 確かに、そうだよね……。GM配布分としての、獲得パトスの上乗せを、次回のシナリオでは止めてみては?
【宏美】 確かに、パトスかなり乱れ飛んでますよね。確かに、上乗せ分はなくてもいいかも。
【GM】 そうですね、じゃあ次回はそうしましょう。