【GM】 ■■■■■■オープニングフェイズ■■■■■■

【GM】 ■■■■■■シーン2/思い出と屈辱と■■■■■■

【GM】 シーンプレイヤーは宏美です。憲一は途中から登場です。

【GM】 夢を、見ていた。

【GM】 小さな女の子が、屈強な男の腕に抱きかかえられ、嬉しそうに笑っている。

【宏美】 ああ……この子は、あたしだ。

【宏美】 そしてこの人は……お父さん。

【GM】 夢の中の父、遠野烈央(とおの・れお)は若く、そして、雄雄しかった。

【GM】 そして目の前には、父の愛機、『アペルギア・ヘルト』の姿が。

【宏美】 ……お父さんは、よくあたしを基地に連れて来て、たまにこっそり、ヘルトに乗せてくれた。そして、よくこう言ってたっけ……。

【GM/烈央】「空はいいぞ、広くて。地上のしがらみから解放されたような気分になる。天使を追ってるっていうのに、戦争をやってる事を、忘れてしまいそうになる」

【GM】 夢の中の父は、宏美を肩車し、話し掛ける。

【GM/烈央】「こいつがお父さんの、お母さんと宏美以外の、もう一人の家族さ。」アペルギアを、愛しそうに見上げる。

【GM/烈央】「ヘルト、っていうのは、統一帝国の言葉で、勇者、って意味なんだぞ。」優しく、語り掛けるように。

【宏美】「うわぁー……」父に肩車されて、目一杯に首を曲げて見上げても、それでもヘルトは大きくて、勇ましくて……かっこよかった。

【宏美】「空のゆーしゃかぁ……かっこいぃー!ねえお父さん、あたしもおっきくなったら、お父さんみたいに、ヘルトといっしょに空飛ぶんだ!」

【宏美】 この頃から、空への憧れはあった。あたしはきっといつか、飛べる……そう信じてた。

【宏美】 結局、その夢は、現実のものになったけど……。

【GM/烈央】「頼もしいなあ。よし、じゃあお父さんと一緒に、天使と戦おうな。指切りげんまん……」笑顔で、宏美と指切りをする烈央。

【GM】 だがその約束は、守られる事は無く……。

【憲一】「…ろみお姉ちゃん、宏美お姉ちゃんってば!」宏美お姉ちゃんの名を、必死に呼ぶ。

【GM】 キミが夢を見ていたのは、ベッドの中では無く……シュネルギアのコクピットの中。

【宏美】「……っ!?」ビックリして目を覚ます。……つか、戦闘中に寝てたのかw

【GM】 一瞬の気の緩み。

【GM】 例えほんの僅かな時間と言えど、それは、戦場では命取りだ。

【憲一】「左上方26度から、翼の一撃が……来る!お姉ちゃん、避けて!」

【宏美】「えっ!?」慌ててギアを操作。

【宏美】 慌てていて、憲ちゃんに謝る余裕もない。

【憲一】「間に合わ……ないっ!?」

【GM】 憲一の叫びも空しく、天使の翼に跳ね飛ばされる。

【GM】 地面に叩きつけられるヤークト・ツェアシュテーラー。

【宏美】 (せめてっ、せめて憲ちゃんだけ……無事でっ……)

【憲一】「宏美お姉ちゃん!目を覚ましてよ、お姉ちゃんっ!」必死でお姉ちゃんの名を呼ぶ。

【憲一】「……シュネルギア9番機ヤークト・ツェアシュテーラー……撤退、します……っ!」苦しげに、言葉を紡ぐ。

【GM】 薄れていく意識の中、キミは天使が、キミの事を嘲笑っているように見えた……。

【GM】 シーン切ります。

 

【GM】 ■■■■■■エモーション■■■■■■

【GM】 今回は、PC間ダーザインの代わりに、シナリオダーザインを2つ用意しました。

【GM】 シナリオダーザインその1【憲一からの依存】

【GM】 シナリオダーザインその2【自己からの無力感】

【GM】 後今回も、憲一に配られた分のパトスを使用出来ます。

【宏美】 いただきます。

【宏美】 【憲一からの慕情】【憲一からの依存】【自己からの無力感】、あと新規で【空からの憧れ】、【烈央からの純愛】取得。全部4まで上げます。

【宏美】 その5つでロール。 #30c4=21

【宏美】 パトス10 ロゴス21 アガペー541

【GM】 以上ですね。では、ミドルフェイズに入ります。

【GM】 言い忘れてた。今回の注意点。

【GM】 シナリオの都合で、憲一が全く出ないシーンが幾つかあります。その場合は、セラピアに配って下さい。

【宏美】 注意点了解です〜。

【憲一】 はい、了解です(苦笑)

 

ミドルフェイズ シーン1へ

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