【GM】 ■■■■■■ミドルフェイズ■■■■■■

【GM】 ■■■■■■シーン2/暫定のパートナー■■■■■■

【GM】 シーンプレイヤーは宏美。

【GM】 その日の午後、宏美はヴィヴリオに呼び出される。

【GM/ヴィヴリオ】「遠野少尉、怪我の具合は……どうだ?」立場上、あまりストレートに出せないが、心配そうに尋ねる。

【宏美】「……はい、深月少尉のお陰で、無傷です」大佐の顔を、まともに見たくない。でも……目をそらしたら、もう二度と、見られない気がして、ちゃんと顔を上げる。

【宏美】「……憲ちゃんは、深月少尉は、あたしのせいで、倒れました……」

【GM/ヴィヴリオ】「キミを助け出す為……深月少尉が、必死でギアを動かしたんだ。……自分の事を、省みずに。」俯いていて、表情は分からない……が、肩が震えている。

【宏美】「正直、次に飛ぶの、怖いです。一人で行くなら平気だけど、憲ちゃんや、他のギアドライバーたちを、巻き込むのが」

【GM/ヴィヴリオ】「だが、戦争は、待ってはくれない……当たり前だが、腹立たしい時もある……」

【GM】 コンコン。そこにドアをノックする音。

【GM/ヴィヴリオ】「入れ」

【GM/セラピア】「来たんだよ〜……。あれれ、宏美ちゃんも呼ばれたの?……まさか」青い顔をするセラピア。

【GM/ヴィヴリオ】「その、まさかだ……。遠野少尉、深月少尉が回復するまで、一時的に深月少尉とのペアを解消する。そして、暫定的に、パルマコン少尉と組んでくれ。これは……命令だ。」

【GM】 最後の、『命令だ』という部分で、ヴィヴリオはキミから目を逸らす。

【GM】 本当は、こんな事は言いたくない、とばかりに。

【宏美】 (……辛いのは、あたしだけじゃないよね)「……ヤー、フラウ・コマンダント」

【宏美】 ……さっきから、また泣き出しそうなのを必死にこらえて、敬礼。

【宏美】 (さっきの二の舞いは、しない……。でも、自信、ないよ……)

【GM/セラピア】「了解、なんだよ〜……」力無く、敬礼。

【GM/セラピア】「宏美ちゃん、よろしくなんだよ〜。」苦笑いを浮かべ、右手を差し出す。

【宏美】 ぎこちない笑みで、その右手を握り返して、「うん、よろしくね。ごめんね、他の人達とも組んでて、忙しいのに……」

【GM/セラピア】「どうせギアドライバーとナビゲーターの立場になったのなら、宏美ちゃんと一緒に、戦ってみたいと思ってたけど……こんな風に実現しても、全然、嬉しくないね〜」溜め息を付きながら、呟く。

【宏美】「そうだね……。こんな有事じゃないときに、セラピアちゃん借りたかったかな」

【GM】 二人の会話を横目で見ていたヴィヴリオが、唐突に口を開く。

【GM/ヴィヴリオ】「2時間後の午後6時、模擬戦形式で訓練を行う。それまでは自由だ。……確か、病院の面会時間は、午後6時までだったか……」前半は命令口調、後半は独り言の様に。

【宏美】「了解です、大佐……ありがとうございます」敬礼じゃなく、深々と頭を下げる。

【宏美】「……セラピアちゃん、足手まといにならないように、頑張るから。それと……」

【GM/セラピア】「わわっ、宏美ちゃん、足手まといとか、考えないでいいんだよ〜。ボクと宏美ちゃんは……友達なんだから。」

【宏美】「……訓練始まるまで、憲ちゃんの傍にいてあげたいんだけど……」

【GM/セラピア】「訓練の直前まで、でしょ?ん〜、最初から、そのつもりだよ?」優しく微笑み返す。

【GM/セラピア】「じゃあ、行こ、宏美ちゃん。」

【宏美】 セラピアちゃんと共に指令室を出る時、小さな小さな声で、呟く。

【宏美】「お父さん……ヘルト……お願い、憲ちゃんを助けて……」

【GM】 宏美とセラピアの二人、退室。

【GM】 司令室に一人残ったヴィヴリオ。

【GM/ヴィヴリオ】「……傷付いた友人を、そっとしておいてやる事すら、出来ないのか、ボク達はっ……!!」苛立たしげに机を握り拳で叩き、一人呟く。

【GM】 ……辛いのは、当事者だけでは無い。

【GM】 周りの者も、辛いのだ……その軽重はあれど。

【GM】 シーン切ります。

 

【GM】 ■■■■■■エモーション■■■■■■

【GM】 【ヴィヴリオからの期待】を【ヴィヴリオからの母性愛】に書き換えるのはどうでしょう?

【宏美】 うん、書き換えて4レベルまで上げる。全部でロール〜 #42c4=23

【宏美】 パトス26 ロゴス71 アガペー505

 

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