【GM】 ■■■■■■エンディングフェイズ■■■■■■
【GM】 ■■■■■■シーン2/訓練■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは宏美。
【GM】 墓参りの翌日。
【GM】 ヴィヴリオに射撃訓練場まで呼び出されるが、誰もいない。
【宏美】 (訓練してほしいって頼んでおいたけど……誰が教えてくれるんだろ?)
【GM】 そこに、カツカツと軍靴の音。
【宏美】 ドアの方を振り向く。
【GM】 ギィィィ……と重い音を立て、射撃訓練場のドアが開く。そこに居たのは……ルフトヴァッフェ第9飛行隊第21飛行中隊長、フリューゲル・ズィーガー。
【宏美】「ズィーガー中尉……?」
【GM/ズィーガー】「……ヴィヴリオ大佐から聞いた。アンタが、烈央の娘か……成程、良く似ている……その瞳が」頷く様に呟く。
【宏美】「あ、こんにちわ……じゃなくって、あの、今日はよろしくお願いします!」緊張している。
【宏美】 (うーん、この人が来るとは……候補には入ってたけど、引き受けてくれるとはなぁ……)
【GM/ズィーガー】「訓練の前に、渡しておくものがある」緊張した宏美に構わず、焼け焦げたリボルバーを差し出す。
【GM】 それは、六〇式拳銃。
【宏美】「あ、はい」受け取る。
【宏美】「こ、これ……」
【GM/ズィーガー】「烈央が自決する際に、使ったものだ」<六〇式拳銃
【GM/ズィーガー】「形見分けで貰っていたが……アンタが持っているのが、一番相応しい」
【宏美】「……これ、そうですよね!?父の右手に握られてたやつ!」
【宏美】「ありがとうございます!」深々と頭を下げる。
【GM/ズィーガー】「あと、もう一つ渡すものがある」そう言って、1枚の光磁気ディスクを宏美に手渡す。
【宏美】「これは……?」
【GM/ズィーガー】「ヘルトに積まれていた、記録装置だ。烈央の射撃術の全てが、記録されている」
【宏美】「お父さんの、射撃術……」
【GM/ズィーガー】「射撃の基本は、俺が教えてやる……その先は、烈央自身から学べ」
【宏美】「……はい!お願いします!」表情を引き締める。
【GM/ズィーガー】「俺の教え方は半端じゃないが……ついて来れるか?」そう言って不敵に笑う。
【宏美】 こっちもニヤリ、笑い返す。「ついていく気がなければ、頼まないですよ」
【GM/ズィーガー】「負けず嫌いな所も、烈央譲りか……」フ……と笑みを漏らす。
【GM】 その日、射撃訓練場から、銃の射撃音が止む事は無かった。
【GM】 シーン切ります。