【GM】 ■■■■■■エンディングフェイズ■■■■■■
【GM】 ■■■■■■シーン1/弔い■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは宏美ですが、憲一も登場です。
【GM】 憲一の一週間の療養が終わる日。
【GM】 その日は……宏美の父、烈央の命日だった。
【GM】 烈央の墓前に向かう宏美と憲一、そして宏美の母、絆。
【GM/絆】 墓への道を歩きながら「烈央が亡くなってから、もう一年経つのね……。」寂しげな表情で呟く。
【GM/絆】「宏美、あなたに黒色天使核があって、ギアドライバーになるって聞かされた時……とてもショックだったけど……」
【GM/絆】「でも……良かった、烈央の誇りを守ってくれたのが、あなたで。宏美、それに憲一くん……ありがとう。」二人に微笑み掛ける。
【憲一】 少し照れながら「……僕は、宏美さんを手伝っただけです。一番の功労者は……宏美さんです」流石にここでは、『宏美お姉ちゃん』とは言えないw
【宏美】 「謙遜しなくていいんだよ、憲ちゃん。あたしが戦えたのは、憲ちゃんのお陰だもん。憲ちゃんがいたから……立ち直ることができたんだよ」
【宏美】 照れてる憲ちゃんの様子を見て、くすりと笑いながら。
【宏美】「お母さん、憲ちゃん……今だから、言っちゃうけどさ……」言い辛そうに、言い淀む。
【宏美】「あたし……黒色天使核がなかったら、V機関積んで、体機械化して、それで天使と戦う気でいたんだ」遠い空を見つめながら。
【憲一】「えっ……」ただ驚く。巻き込まれて、戦うしかなかった僕と違って、お姉ちゃんは……どんな事してでも、戦いたかったんだ……。
【GM/絆】「馬鹿な子……。わたしが知らないとでも、思ってたの?」微苦笑しながら。
【GM/絆】「宏美、烈央の棺にすがりついて、泣きながら言ってたじゃない……『お父さんの仇は、あたしが絶対に討つ』って。」
【宏美】「ありゃ、バレちゃってたんだ……」母の方を向き、ぺろっと舌を出す。
【GM/絆】「だから、止めても無駄だ、って知ってた。でもね……黒色天使核の件は、やっぱりショックだったよ。烈央との間に出来た、たった一人の娘を、戦わせる事になってしまったのは……。でも、仕方無いよね、あなた、烈央の娘だもの。一度言い出したら、絶対に曲げない……」寂しげな微笑みの中に、でも仕方無いか、という気持ちが見える。
【宏美】「……お母さん、ごめん。ありがとう……」つくづく、いろんな人に支えられてると実感。
【GM/絆】「憲一くん……こんな娘だけど、これからも面倒見てあげてね。」優しく微笑みながら。
【憲一】「め、面倒見るだなんて、そんな!ぼ、僕こそ、よろしくお願いします!」緊張しながら答える。
【GM】 憲一の慌てた様子に、絆はくすりと笑みを漏らす。
【宏美】「お母さ〜ん、それって、あたしがしっかりしてないってことじゃない?事実、そうだけどさぁ」元々丸い頬を、ぷぅっと膨らます。
【宏美】「……でも、よろしくね、憲ちゃん」憲ちゃんに、にっこり笑いかける。
【GM】 そうこう言っている内に、烈央の墓に着く。
【GM】 烈央の墓前には、まだ真新しい花が生けられ、線香には、まだ火が残っていた。
【GM】 墓の玉砂利には、何者かの痕跡。子供ぐらいの大きさの足跡と……杖の跡。ヴィヴリオが墓参りに来ていたようだ。
【GM/絆】「ありがとうございます、大佐……」ぽつりと呟く。
【宏美】「……大佐、来てくれてたんだね……」
【憲一】 そう言えば、宏美お姉ちゃんは大佐とすごく親しいみたいだけど、何でだろう……。頭上にハテナマーク。
【GM】 憲一の様子に気付いた絆が、微笑みながら話し出す。
【GM/絆】「わたしと烈央が知り合ったきっかけは……わたしがオペレーターとして配属された時、烈央は大佐直属のギアドライバー部隊にいて、部隊のバックアップ任されたの。だから……大佐が二人を引き合わせた張本人って訳。」
【GM/絆】「最初、烈央のこと変な人って思ってたけど……段々惹かれてったから……」昔を懐かしむ様に。
【GM/絆】「結婚する、ってヴィヴリオ大佐に言った時、すごく喜んでくれて、祝福してくれた……」
【GM/絆】「大佐は、烈央の葬儀の時、人前で涙は流さずとも、小さな肩を震わせてた……。悲しんでくれてるって、分かったよ。」
【GM/絆】「みんな、知らなかったり誤解してたりするけど、ヴィヴリオ大佐は、すごく優しい人なんだよね……。本人に言うと、否定するけど。」苦笑しつつ。
【宏美】「大佐、照れ屋さんなんだよね〜w」母の言葉に相槌を打つ。
【宏美】 (……大佐は、お父さんとお母さんだけじゃなく、あたしと憲ちゃんも引き合わせてくれた……)
【宏美】 (いつか、大佐に恩返しできるかな?)
【GM/絆】「さてと……帰ろうか。烈央、また来るね。」そこに烈央がいるかの様に、話し掛ける。
【GM/絆】 振り返り「宏美、今夜晩ご飯、憲一くんも一緒に、って思うんだけど、どう?」
【宏美】「憲ちゃん、お母さんの料理は美味しいよ〜!あたしも手伝うよ!」
【憲一】「え、あ、い、いいん……ですか?」動揺と言うか混乱と言うか慌てまくり。
【GM】 憲一のその様子に、くすくすと笑う絆。
【GM/絆】 (前から聞いてたけど、憲一くん、本当にいい子だな……いいパートナー見つけたね、宏美。)
【GM/絆】 言うと二人とも真っ赤になって照れるだろうから、言わないでおく。これも親心w
【GM】 シーン切ります。