■■■■■■オープニングフェイズ■■■■■■

■■■■■■シーン2:飛行小隊出動!■■■■■■

【GM】 OPフェイズ シーン2:飛行小隊出動! シーンプレイヤー:シルビア3/3

【シルビア】 了解です

【GM】 眼下には、瑞穂市の町並みが広がる。

【GM】 キミは第七飛行小隊隊長、南王 凱の愛機アペルギア・ペネトランターの肩に横座りしている。

【シルビア】「…………」 まるで自転車の後ろにでも乗っているかのような雰囲気で、吹き荒れる風に髪を押さえている。

【シルビア】「空はいいですね、隊長――隊長もいかがですか? 風が気持ちいいですよ?」 無茶なことを。

【GM/凱】「シルビア、聞こえるか!? 今度の天使は、学校に現れたらしいっ!」通信ではなく、肉声が聞こえる。デカい。

【シルビア】「学校に――また、子供たちが危険に晒されるのですか……」 その顔を、わずかに歪めて。

【GM/凱】「へ? ―――っておい、今はそんな時じゃねェだろう!!」一瞬、凱はキミに見惚れるようにポカンと口を開け―――慌てて怒鳴る。

【シルビア】「ええ、分かっておりますわ。隊長、目標地点まではあとどれほどでしょうか?」 手元の巨大スーツケースの感触を確かめるように。

【GM/凱】「あぁ、しかも今度は何の力も持たない、民間人だ! 犠牲者は、出せない!」コクピットハッチを通してまで歯軋りが聞こえるような口調で言った後「目標地点までは、後三十秒! いや、五秒で行く! しっかり掴まれ―――限界までぶっ飛ばす!!」

【GM】 直後、矢の様な加速―――機械化兵士達の切り札、リミッター解除。

【GM】 三角形の透明なトンネル……加速による視野の狭窄。全てが、時間さえも背中に流れていく。

【シルビア】「了解(ヤー)――!」 加速度にはためくメイド服。暴力的な勢いで全身に吹き付ける突風をものともせず――その肩で、仁王立ち。 「見えた……!」

【GM】 その先に見える、古びた建造物に張り付くホイシュレッケの群れ。

【シルビア】「――――!」 一瞬で――まるで魔法か何かのように、右手に現れるステアーAUG。 「では、隊長――お先に」 次の瞬間、左手にスーツケース、右手にアサルトライフルを持ったままで――飛び降りる。

【GM/凱】「行くぜ、第七飛行小隊! ―――――蹴散らせっ!!」

【GM/他の完全機械化兵士達】「ヤー、マイスター!!」

【GM/凱】「あぁ、待て! っくしょぉ、いっつもいっつもアイツはぁ!!」言いつつも、次の瞬間には戦いの雄叫びを上げてホイシュレッケに殴り掛かるアペルギア・ペネトランター。

【GM】 シルビアに群がる、無数のホイシュレッケ。その数、50は下らない。

【シルビア】 轟音と共に、破片を撒き散らしつつ着地――次の瞬間、粉塵の中から無数の銃弾が吐き出され――マシンガンとアサルトライフルを携えたまま、呟く。

【シルビア】「忌まわしくも愛しき天使様――けれど、これ以上、この国の空にあなた方の道はありません」

【GM】 シナリオダーザイン【南王 凱からの信頼】

【シルビア】 了解です

 

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