今回予告 ――これは、終わりの物語。 帝都を奪還し、八門結界の再構築に成功したヤシマ=統一帝国軍。 だがそれは、束の間の平穏に過ぎなかった。 合衆国2億の国民が総天使化した『レギオン』の誕生。 そして、結界をものともしない強大な力を持つ『騎士級天使兵』の降臨。 ヤシマ=統一帝国軍は、騎士級天使兵を退ける為に、多くの犠牲を余儀なくされた。 事態を重く見たヤシマ陸軍大将維馬篭代胤により、八門結界の範囲を関東地方のみに縮小し結界強度を上げる計画が立案され、承認される。 ……それは、関東地方以外を切り捨てる事に、他ならなかった。 瑞穂基地統一帝国軍兵器開発局第13実験部隊ドライクロイツの長、ヴィヴリオは一人その決定に異を唱え、シュネルギア部隊による合衆国への電撃作戦、法王の討伐が実行されることとなる。 電撃作戦において、輸送機の燃料は合衆国までの片道分。 武器弾薬も機体に理論上搭載可能な上限まで。 勝ってヤシマへと凱旋するか、それとも異国の地に朽ち果てるか。 その答えは誰も知らない。 そう、神さえも。 失敗すれば、もう後はない。 いや、どちらにせよ、終わりは見えている。 ならば、一矢報いる方に賭けた、セカイを相手の大博打。 キミ達は選ばれた/選ばさせれた。 これがキミ達にとって最後の戦いとなるだろう。 作戦に赴く前の、最後のひととき。 キミはそのひとときを、誰と、どのようにして過ごすのか。 ……心残りだけは、残さぬように。 エンゼルギア天使大戦TRPG 最終回 『ラスト・ラスト』-Rust/Last- 終わらない夏が、終わる。 ※本シナリオは、最終回に死亡フラグを立てたり折ったりして遊ぼう、というコンセプトのシナリオです。要約はHP上の本シナリオの備考欄を参照してください。 警告! 本シナリオは、ヤシマと合衆国どちらが生存るか死滅るかの瀬戸際を遊ぶシナリオであり、どう頑張っても大団円とはならない。 大団円を希望する場合、他のシナリオを遊ぶことを強く推奨する。 また、シナリオ開始時点で大半のNPCが離脱している。 その運命を書き換えるには、一部の例外を除いて、該当するNPCを自分のヒロインとして選択することだけだ。 ●本シナリオのみの、ヒロインに関する特別な設定 まずハンドアウトの選択前に、今回ヒロイン(便宜上、男女問わずヒロインと呼称する)として選ばれなかったNPCの現状を下記に示す。 便宜上、PC1のナビゲーター(兼ヒロイン)をナビゲーター1、PC2のナビゲーター(兼ヒロイン)をナビゲーター2、PC4のヒロインをヒロイン4と呼称する。PC3のヒロインはヴィヴリオ固定の為、ヒロイン3という呼称は使用していない。またこれらの呼称は、ヒロインの選択後に各ヒロインの名前に変更される。 ヒロインとして選択した場合は、ヒロイン4を除き(後述)、必ず生存しているものとする。 PC1は自身のヒロイン以外に、雛子も生存している(シナリオには登場しないが)としても良い。ただしその場合、PC1の父親はラルフ・マスケンヴァル、母親は東雲光子に限定される。 PC1またはPC2が、伊音あるいは紫音をヒロインに選択した場合、その両者が戦線から離脱しておらず、また紫音が人柱になっていない(別の方法で結界を再構築した)としても良い。 PC4はヒロインが既に故人であるとしてもよい。ただし羽村総司を除き、ヒロインが復活することはない。 PC1・PC2は、以下のナビゲーターから一人ずつ選択すること。 セラピア・パルマコン:生存 八坂凍:騎士級天使兵戦にて死亡 草薙伊音:帝都にて紫音の警護の任に就いている(部隊からは離脱) トゥアレタ・クレーリオン:生存。アクシアの跡を継いで部隊長になっている クベルタ10−9:行方不明。騎士級天使兵戦にて消息を絶つ 司鏡紀央:大戦初期に死亡 タン・メイリィ:騎士級天使兵戦にて死亡 アクシア・リヒトヴィッツ:48時間攻防戦にて天使化し、トゥアレタの手によって処理される T−X(遠山桂):T−Xとして復活し、記憶を取り戻さないまま再び死亡 天野ツバサ:生存。ズィーガーの仇討ちに執着している リュンマ・サカモト:生存。ただし天使とのトラウマで戦闘は不可能 雛子・K・ガイスト(あるいはPCの名字と同じ):大戦中期に天使とのコンタクトを試み、精神崩壊して死亡 PC4は以下のヒロインから一人選択すること。 中島班長:生存。ただし長年のエーテル被曝により余命幾ばくもない 中島茜:生存。三郎の代理で整備班長になっている 草薙紫音:生存?帝都にて人柱になっている フリューゲル・ズィーガー:騎士級天使兵戦にて、ツバサを庇って死亡 ギュンター・ハルトマン:48時間攻防戦にて死亡 羽村総司:行方不明。騎士級天使兵戦後、用済みとして八坂機関に消されたらしい ニナ・ホルツマン:生存。主のいなくなった医務室を守っている ヴィヴリオ:生存。彼女はまだ死ぬ訳にはいかない。 ●ハンドアウト PC1:ギアドライバー/ナビ:任意 キミは紆余曲折を経て、世界を救う救世主という運命に選ばれた。 この天使大戦を終わらせることがキミの使命であり、願いでもある。 だが、キミの最愛の人であるナビゲーター1は、救世主という使命に押し潰されそうになっている。 彼女ひとり守れずに、救世主なんて名乗れない。 シナリオダーザイン【ナビゲーター1からの不安】 ※ナビゲーター1は、決戦を前に不安を抱えている。 彼女からのダーザイン(初期取得・シナリオダーザイン両方)のオープンアップ条件は、彼女の不安を取り除くことである。 具体的には、ダーザインの内容をポジティブなものへ書き換える事である。 PC2:ギアドライバー/ナビ:任意 キミは救世主ではない。 だが、PC1と肩を並べ戦う英雄だ。 しかし、キミの最高の相棒であるナビゲーター2は、復讐に囚われて視野狭窄に陥っている。 キミとヒロインは比翼の鳥、どちらが欠けても羽撃くことは出来ない。 ならば、キミのやるべきことはひとつだ。 シナリオダーザイン【ナビゲーター2からの焦り】 ※ナビゲーター2は復讐に囚われ、焦っている。 彼女からのダーザイン(初期取得・シナリオダーザイン両方)のオープンアップ条件は、彼女の焦りを何らかの形で解消することである。 具体的には、ダーザインの内容をポジティブなものへ書き換える事である。 PC3:オフィーツィアorソルジャー、もう一つのクラスにギアドライバーの選択は不可 キミはヴィヴリオと主従を越えた関係にある。 その事実を知るのは、基地の地下深くに眠る巨大霊素頭脳ベリアルと、整備班長である中島三郎だけだ。 戦況の悪化する中、キミはヴィヴリオから折り入って話がある、と告げられる。 彼女の沈痛な表情から察するに、合衆国への電撃作戦についての話だろう。 キミは襟を正し、彼女の言葉を待った。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの純愛】 オープンアップ条件は特になし。 PC4:ギアドライバーは選択不可で、ギアドライバー以外のクラスから選択する。 PC3がソルジャーの場合はオフィーツィア、ソルジャーの場合はオフィーツィアを推奨する。 PC3がオフィーツィア/ソルジャーだった場合は、ギアドライバーを除き自由にクラスを選択してもよい。 ※ヒロインが故人である場合 キミはこの決死の作戦に、自ら志願した。 キミが作戦に志願したのは、ヒロイン4の為だ。 弔い合戦とか、敵討ちとか、そんな御大層なものじゃない。 単に自分の気を晴らしたい、それだけだ。 シナリオダーザイン【ヒロイン4からの純愛】 オープンアップ条件は特になし。 ※ヒロインが生存している場合 キミはこの決死の作戦に、自ら志願した。 キミが作戦に志願したのは、ヒロイン4の為だ。 ヤシマの為とか、世界の為とか、そんな大それたものじゃない。 ヒロイン4の涙をこれ以上見たくない、それだけだ。 だがキミはひとつ、肝心なことを忘れていた。 ヒロイン4に相談せず、独断で決めたことを。 シナリオダーザイン【ヒロイン4からの呆れ】 オープンアップ条件は特になし。 前述の各NPCの現状を踏まえた上で、ハンドアウトとヒロインを選択せよ。 また、本シナリオ限定で、経験点を100点分付与するので、適宜成長させること。 シュネルギア改の取得も許可するが、自動取得ではなく、経験点20点(常備化ポイント200点)を支払って取得するものとする。 ●クライマックス戦闘について 本シナリオでは、クライマックスにおいて、自身の死亡ゲージを埋めることによって、ラスボスを含む如何なるエネミーでも1体、盤上から除外出来る。 ただしラスボスは、他のエネミーを全て排除した後でなければ、死亡ゲージによる排除をすることは出来ない。 本シナリオのボスは非常に強い。 倒せれば勝利エンド、倒せなかったら敗北・死亡エンドとなる。 全滅で一律終わりではなく、ちゃんと準備してある。 尚敗北しても、即座にヤシマは滅亡しない……が、8月31日を迎えラルフ・マスケンヴァルが神との契約を果たすことで、世界は滅亡する。 ●総括 ……さて、ここまで色々と書き連ねたが、要はみんなで死亡フラグを立てまくり、それを圧し折って生き残る(勝利する)か、それとも華々しく散るか、どちらか決めて遊ぶシナリオである。 全員で生き残るか、誰かを生き残らせて散華するか、それとも全滅するか。絶対楽しい。 ただし、生き残るか死ぬかのすり合わせは、なるべくセッション開始前に行っておくこと。 遅くともクライマックス前には、必ず自分の意志を他PLに伝えること。 土壇場で翻意する(特に死亡を選ぶ)と、ろくな事が無い。経験談。 断言する。コミュニケーション不足のサプライズが良い結果になることは、絶対に無い。 ●そして、このシナリオを回すGMへ シナリオ中の文章は、あくまで雛型として提示している。 この文章を元に、実際に選択されたNPCに合せて評者や台詞を修正して欲しい。 また他のファイルで、各NPCに合せて書き換えたものを挙げているので、そちらも参照されたし。 尚本文にてイメージしているNPCは、ナビゲーター1:トゥアレタ、ナビゲーター2:桂、ヒロイン4:茜である。 ●メモと言うか雑感というかボスの攻略法と言うか ギアドライバー/シンガーで《アシェル》を持ってこられたりすると、犠牲者を誰も出さずにPCが勝利する可能性がある。いや多分封殺レベル。 エネミーの【聖霊】以外の能力値は見せかけで、攻撃の判定値が高くないので、エネミーの攻撃はまず当たらない。防御も手間を省く為、そもそも回避しないし。 しかもPC側のダメージは《アシェル》で素通しなので、苦戦どころか楽勝だろう。 また、シンガーの《大いなる楽の音》+《勇気の歌》からオフィーツィアの《援護戦術》、ミーディアムの《盾の乙女》、アーティラリーの《予測射撃》まで組み合わされた日には、《アシェル》なしでも多分一撃で一掃される。 誰かの特殊オーギュメントで《フラーテ》や、駄目押しにミーディアムの《イェソド》まであったら完璧だ。 まあその時はその時だ。今日はそういう遊び方なのだ、と割り切ろう。 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 今正に合衆国へと飛び立とうとするホルテン。 そしてキミ達は、愛機に搭乗し出撃を待っている。 ナビゲーター1「ようやくここまで来れたのか、それともここまで来てしまったのか。どっちだと思う?」 ふと、ナビゲーター1がこんな事を言い出した。 ナビゲーター1「……私たちは、沢山の犠牲の下に生かされてる」 ナビゲーター1「(3人くらい死亡したヒロインの名を列挙してから)戦争を終わらせる、っていうみんなに託された想いに応える為にも……頑張らなきゃ」 ナビゲーター1「あと、もうひと踏ん張り……だよ、ね?」 気丈に振る舞っているが、彼女の身体は震えていた。 彼女に一言かけてもらって、シーンを終了すること。 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 話は遡る。 司令室での命令を受けて、ナビゲーター2がキミに問い掛ける。 ナビゲーター2「みんなの仇を討てる、絶好の機会が来たね」 ナビゲーター2「……多くの仲間を失った。みんな、いい人達ばかりだった」 ナビゲーター2「私たちを生かす為に、みんな、みんな死んでしまった」 ナビゲーター2「合衆国の連中が許せない。戦争なんだから殺し殺されるのは当たり前、なんて知らない。絶対に、みんなの仇を討ってやる」 復讐に駆られる彼女。 キミも同じ想いだとは言え……流石にこれは、危うい。 彼女に一言かけてもらって、シーンを終了すること。 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 作戦の発令前。 キミはヴィヴリオから、内示として命令を受けた。 ヴィヴリオ「PC3。私の為に死ねるか」 ヴィヴリオ「我々は多くの者を失った、失い過ぎた。だが、ここで立ち止まる訳にはいかんのだ」 ヴィヴリオ「ここで戦いを放棄することは、それこそ死者への冒涜だ」 ヴィヴリオ「合衆国の部隊と何度も交戦した経験のある、お前にしかこの作戦の指揮は任せられん。……済まない」 帽子を目深にかぶり直すヴィヴリオ。 何も言えなくなったとき、彼女が必ずする癖だ。 ヴィヴリオに一言かけてもらい、シーンを終了すること。 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 キミはこの決死の作戦に、自ら志願した。 キミが作戦に志願したのは、ヒロイン4の為だ。 ヒロインが生存している ヤシマの為とか、世界の為とか、そんな大それたものじゃない。 ヒロイン4の涙をこれ以上見たくない、それだけだ。 キミはヒロイン4に相談せず、独断で作戦に志願した。 ヒロイン4に事後報告したところ、ヒロイン4は怒り心頭だ。 ヒロイン4「なんでそんな大事なこと、一人で勝手に決めるかな」 ヒロイン4「……反対されると思ったから?」 ヒロイン4「後で、ゆっくり話そうね」 あ、ヤバい。めっちゃ怒ってる。 ヒロイン4に一言かけてもらい、シーンを終了する。 ヒロインが故人である 弔い合戦とか、敵討ちとか、そんな御大層なものじゃない。 単に自分の気を晴らしたい、それだけだ。 キミはヒロイン4の墓前に誓う。 必ず、戦争を終わらせると。 墓を後にすると、ヴィヴリオが花を持って立っていた。 ヴィヴリオ「……別れは、済んだか?」 ヴィヴリオ「生きて帰れないかも知れない、破れかぶれの作戦に自ら志願してくれたこと、感謝している」 ヴィヴリオ「貴官に命じる。戦って戦って戦い抜け」 ヴィヴリオに返事を返したらシーンを終了する。 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 時は遡る。 瑞穂基地統合司令室。 キミたちはヴィヴリオに招集され、全員が揃っている。 固い表情のヴィヴリオが口を開く。 ヴィヴリオ「皆にまず、ヤシマ軍部の決定を伝える」 ヴィヴリオ「八門結界の強度を上げる為、結界の規模を縮小し、関東地方のみを結界で覆うとの決定が下された」 ヴィヴリオ「……つまりが、関東地方以外を見捨てるということだ。だが到底承服出来るものではない。中枢を僅かに生き長らえるさせる為に、末端は捨て駒となって死ね、なと、誰が納得出来るか」 ヴィヴリオ「それにだ。結界の中に引き籠もったところで、天使の攻勢によっていずれ終わりは来る。ならば一か八か打って出るべきだ」 ヴィヴリオ「そこで私は、合衆国への電撃作戦を提案し……瑞穂基地の戦力のみでの出撃が、許可された」 ヴィヴリオ「……諸君!平和を取り戻す最期のチャンスだ。勝てば官軍、負ければ全てが終わる。この世界を賭けた大博打、私は諸君らに全てを賭けたい」 ヴィヴリオ「PC1並びにナビゲーター1、及びPC2並びにナビゲーター2。瑞穂基地の主戦力たる貴官らが本作戦の要である。貴官らの力無しでは、作戦自体成立しない。拒否するのであれば……ここで、死ね」 ヴィヴリオ「PC3。作戦の総指揮権を、貴官に委ねた。この戦いを、勝利に導いてくれ」 ヴィヴリオ「そして我こそは、という者の志願を待っている」 ヴィヴリオ「……言葉尻はどうあれ、お前達に死ねと命じているのは百も承知の上だ」 ヴィヴリオ「だが、我々に残された道は二つ。戦って死ぬか、引き籠もって蹂躙されるかのいずれかだ」 ヴィヴリオ「……私と一緒に、地獄まで付き合ってくれ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC1 キミは、ナビゲーター1に呼び出された。 ナビゲーター1「……ねえ。怖い?」 ナビゲーター1「私は、逃げ出したいくらい、怖い。死ぬのも怖いけど……あなたに、二度と会えなくなる。それが一番、怖い」 ナビゲーター1「……いつから、私はこんなに弱くなったんだろ?みんながいなくなって、次は自分の番だから?それとも……」 ナビゲーター1「……ねえ、約束して。死の訪れるその瞬間まで、一緒に、いて」 ナビゲーター1「私だけ逃がすとか、絶対無しだよ?……あなたがいないのに、生きてる意味なんかない」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 キミは、ナビゲーター2に話があると言われ、彼女の部屋を訪れた。 ナビゲーター2「ねえ、PC2。私と一緒に死んでくれる?」 ナビゲーター2「みんな死んで、私なんかが生き残ってしまった。だからこの命、みんなの仇を取る為に使いたい」 (PC2が一緒に死ぬことを選んだ) ナビゲーター2「私が、あなたの背中を守るから……私の背中を、守ってほしい」 ナビゲーター2「……あなたが一緒なら、何も怖くない」 ナビゲーター2「死が二人を分かつとも、じゃない。死んでもいっしょ、だから」 (諫められた) ナビゲーター2「(ハッとして)……ごめんなさい。自殺願望に、あなたまで巻き込むところだった」 ナビゲーター2「……ずっと、苦しかった。私に、みんなの命を犠牲にしてまで生きる価値があるのか、って。そんな価値ない、って、ずっと」 ナビゲーター2「自分で、自分の価値下げちゃったら……命懸けで助けてくれたみんなの価値まで、下げちゃうよね。私が、間違ってた」 ナビゲーター2「でも、みんなの仇を取りたい、って気持ちに嘘はない。だから……改めて、お願い。力を、貸して」 ナビゲーター2「ここで止まったら、それこそ本当にみんなに顔向け出来なくなる」 ナビゲーター2「死ぬ為じゃなく、前を向く為に……お願い」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC3 作戦の為の準備で忙しい中、キミはヴィヴリオの私室に呼び出された。 ヴィヴリオ「忙しい所に済まない。言い忘れた、いや、言わなければならない事があった」 ヴィヴリオ「指揮官としての私の考えは、先に伝えた通りだ」 ヴィヴリオ「だが……一人の人間、いや……ただの女として、言わせてくれ。強がるのは、止めた」 ヴィヴリオ「……約束してくれ。ボクの所に、帰って来てくれ。ボクを一人に、しないでくれ」 ヴィヴリオ「矛盾したことを言っているのは分かってる。多くの部下達を失い、そこにキミまで失ったら……ボクは、二度と立ち上がれない」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC4 ヒロイン4が故人の場合、回想シーンとなる。 キミはふと、彼/彼女と以前/生前に話したことを思い出した。 振り返れば、キミが赴いた戦場は、勝ち目の薄い絶望的な戦いばかりだった。 キミが帰還する度に、ヒロイン4は安堵と少しの怒りの混ざった、複雑な表情でキミを出迎えてくれた。 ヒロイン4「今回も、ご武運をお祈りします、とか、笑って送り出すべきなんだろうけど」 ヒロイン4「私個人としては。……そもそも、行ってほしくない。勝ち目のない、帰って来れない戦場になんて」 ヒロイン4「……でも、あなたの決意が固いことも、分かってる。だから……必ず、帰って来て」 生存している場合 ヒロイン4「おかえりなさい。……良かった、今回もちゃんと帰ってきてくれた」 ヒロイン4「待ってる身としては、いつも気が気じゃないよ」 ヒロイン4「……早く、戦争が終わってほしい。いつ今生の別れが来るか、振り回されるのは……嫌だ」 故人の場合 だが、その約束が果たされることは無かった。 天使の襲撃(羽村の場合は暗殺)にヒロイン4が巻き込まれ……帰らぬ人となったのだ。 ヒロイン4は復讐など望んでいないかも知れない。 だが、こうでもしなければ、自分の気が晴れない。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 統合司令室。 出撃前の最終ブリーフィングだ。 ヴィヴリオ「出撃に先立ち、中島茜整備班班長代理より説明がある。傾聴せよ」 茜「はい、大佐。……親父はちょっと体調良くないから、代わりに説明させてもらうね。まずホルテンの燃料だけど、合衆国までの往復には足りない。帰りは呪法船団に回収してもらうことになる」 茜「各機体の武装も、最大搭載量の限界の限界まで積んである。補給なんてする暇ないだろうから、弾切れの武装は片っ端から切り離して、回収なんて考えなくていい」 茜「……それと、どんなに機体が損壊してもいいから、必ず帰ってきて。みんなが生きてさえいてくれればいい。機体なんて幾らだって修理出来るけど、命は取り返せないから」 茜「……あたしたちに出来ることは、全部やったつもりだよ。あたしたちに直接戦う力はない。みんなに託すことしか出来ない。だからお願い。必ず、必ず帰って来て」 ヴィヴリオ「……出撃の時刻だ」 ヴィヴリオ「分かり切ったことだが、勝てなければ帰還も叶わず、負ければそれまで。あまりに酷い、作戦とも言えない特攻だ」 ヴィヴリオ「だが、明日の為に戦うのなら、今がその時だ。諸君らの奮戦を期待している」 ヴィヴリオ「文句は後で幾らでも聞いてやるし、願いがあるなら極力叶えてやる。だから、必ずラルフを倒し、ヤシマまで帰ってこい。これは命令であり……私の、いや、ボクの心からの願いだ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン7 シーンプレイヤーはPC1とPC2、全員登場 マンハッタンを目前にして待ち構える天使の大軍勢を、ギアドライバー:ツバサ/リュンマ・ナビゲーター:トゥアレタ/セラピアのシュネルギアが単騎で引き受ける。 ナビゲーター「ここは私/ボクたちに任せて、先に行って!」 (ツバサの場合)「俺様ちゃんに、全部任せとけって!」 (リュンマの場合)「怖いなんて、言ってられないんです!」 ナビゲーター「誰かがやらなきゃならないし、切り札は最後まで取っておかなきゃ、でしょ?」 会話を終えた後、下記の描写を読み上げてシーンを終了する。 ナビゲーター「……ここは私たちに任せて、とか、戦士として一度は言ってみたかったセリフだけど、本当に言う日が来るとは思わなかったね」 ギアドライバー「同感だね。だけどこの役目は、私たちにしか出来ない」 2人『……ここが私たちの、正念場!どんな装甲であろうと、貫くのみ!さあ、全弾持っていけっ!!』 フル武装のパワードアーマー装備ヤークトが、全装備を展開する。 このエモーションにおいて、PC1・PC2のシナリオダーザイン以外の全てのダーザインは、ここでオープンアップが可能(レベル5に上昇)が可能である。 クライマックスフェイズ ラルフ「良くぞここまで辿り着いた。褒美に、私と謁見することを許す」 ラルフ「PC1よ。私の下に来い。共に、世界を変えようではないか。お前の力があれば、世界を書き換える事ができる」 (交渉決裂) ラルフ「ほめてやろう、お前達の戦いを。そして……悲しんでやろう、お前達の最期を!」 ラルフの子供がいる場合 「会いたかったぞ、PC○。さあ、私の所に来い。これからは親子でいられるぞ?」 セラピアがいる場合 ラルフ「さてセラピア。父親に歯向かう不肖の娘には、お仕置きをしないとな?」 セラピア「よく言うよ、今まで放っといたくせに、何が父親なんだよ」 ラルフ「ハハッ、違いない!」 自分の死亡ゲージを埋めることで、エネミーを1体戦場から排除出来る。 ただしラルフは、レギオン3体を何らかの形で排除した後でなければ、死亡ゲージによる排除をすることは出来ない。 フーファイター・メタトロニオス 【HP】666 【肉体】50 【感覚】50 【理知】50 【聖霊】66 行動値:20 《飛行》 《ケルンV》ダメージを198点まで無効化 回避はしない 《メギドファイア》 判定値25 技能レベル5 対象:単体 射程:2000m ダメージ+40 ※攻撃時は全て《星を落とす者》《時空を砕く者》《奇跡》を宣言し、成功数+40、対象:シーン(選択)、射程:視界に変更する。 この攻撃は白兵攻撃であり射撃攻撃であるとし、突き返しは射程内であればどちらでも可能。 レギオン×3 【HP】400 【肉体】50 【感覚】50 【理知】50 【聖霊】33 行動値:18 《飛行》 《ケルンV》ダメージを99点まで無効化 回避はしない 《レギオンストライク》 判定値20 技能レベル5 対象:単体 射程:1000m ダメージ+30 ※攻撃時は全て《星を落とす者》《時空を砕く者》《奇跡》を宣言し、成功数+40、対象:シーン(選択)、射程:視界に変更する。 この攻撃は白兵攻撃であり射撃攻撃であるとし、突き返しは射程内であればどちらでも可能。 エネミー(全て別エンゲージ) ← 1000m → PC 権能及び災厄 《疾風怒濤》×無限大 ※1ラウンド1回、エネミーは全て使用する 《奇跡》×無限大 ※回避しないので、メジャーアクションにのみ使用 《神罰》×無限大 《星を落とす者》×無限大 マイナー直前に宣言、射程:視界、対象:場面 《時空を砕く者》×無限大 メジャー直前に宣言、射程:視界、成功数+20 《復活》×4 1エネミーにつき1回、また特殊ルールで排除された場合は使用しない エネミーを全て排除すれば、ヤシマ・統一帝国軍の勝利である。生存者0でも構わない。 生存したPCは生存エンディング、死亡したPCは死亡エンディングを参照すること。 エネミーを排除出来ず全滅した場合は敗北、合衆国の勝利である。 全PC、死亡エンディングを参照すること。 キミ達は、犠牲者を誰一人出さずに勝利を勝ち取ったのか。 それとも、この勝利は誰かの犠牲の上に成り立っているのか。 あるいは力及ばず、全滅したのか。 いずれにせよ、キミ達の戦いは……これで、終わりとなる。 PC死亡時エンディング 準備されているエンディングは、PC1は異世界転生、PC2〜PC4はビターエンドの描写を想定している。 何かPLからやりたい描写などがないか確認し、それぞれエンディングを演出せよ。 シーン0 勝利したが、生存者0の場合に読み上げる。 ラルフとの相討ち。それがこの戦いの結末だった。 合衆国との戦いに勝利した。 天使大戦は、終結した。 だが、この場には、勝利を喜ぶ者も、帰れることを喜ぶ者も。 誰も、いない。 キミたちは全滅した。 だが、キミたちの功績は、末永く語り継がれることだろう。 世界を救った英雄、救世主として。 シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ヒロインが生存している場合 ヒロイン4の部屋。 ヒロイン4の前には、キミの遺骨が納められた壷が置かれている。 ヒロイン4「帰って来て、とは言ったけど、骨になって帰って来るのは、許容範囲外なんだけどな……」 ヒロイン4「……ばか。私の涙が見たくないから、じゃなかったのかよぅ。私をこれ以上泣かせて、どうすんだ。ばかばかばか」 最後に一言もらい、シーンを終了する。 ヒロインが故人の場合 このパターンはPCの登場する余地がほとんどない為、場合によってはPLに演出を完全に任せても良い。 ヒロイン4の墓の隣に、真新しい墓が並ぶ。 ここで寄り添えたのは、せめてもの救いか。 ヴィヴリオ「……せめて、あの世では、一緒になってくれ」 ヴィヴリオが花束を墓前に捧げ、その場を去る。 最後に一言もらい、シーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 キミの遺体は、ヴィヴリオに引き取られた。 ヴィヴリオ「……大役、ご苦労だった。ゆっくり、休んでくれ」 ヴィヴリオ「「今まで、色々押し付けて、済まなかった。さぞや私を怨んでいるだろう」 ヴィヴリオ「だが、これだけは言わせてくれ。……嘘つき。ボクの所に帰って来る、って約束したのに。また、ボクは一人になっちゃうじゃないか……」 最後に一言もらい、シーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 撃墜され、燃え尽きようとする機体の中 ナビゲーター2「やっぱり、駄目だった……でも、一矢報いるくらいは、出来た、かな……?」 ナビゲーター2「……最期が、あなたと一緒なら……私としては、考え得る最上の最期だよ」 ナビゲーター2「……ごめんね、最後まで迷惑かけて。大好きだったよ、PC2」 ナビゲーター2「もっと早く、もっと沢山、言っておけば……良かったな……」 最後に一言もらい、シーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 とぎれとぎれの意識の中、ナビゲーター1がキミに呼び掛ける。 ナビゲーター1「……ねえ、もし生まれ変わって、もう一度巡り合えたら……今度は、あなたの……恋人に……なりたい、な」 ナビゲーター1「軍隊とか、戦争とか……そんなの何にも関係ない、普通の人として」 ナビゲーター1「……ばいばい」 ……そして。 最近、同じ夢をよく見る。 ロボットに乗って化け物と戦う夢を。 そしてキミの隣には、一人の少女が必ずいた。 会った事はないし、名前も分からないが……自分にとって、とても大事な少女だったのだけは、覚えている。 そんなある日、キミは学校へ登校する道を急いでいた。 曲がり角を曲がった途端、キミは一人の少女とぶつかった。 ナビゲーター1「痛ったぁ……え?」 ナビゲーター1「ね、ねえ!運命って、信じますか!?」 ――その日キミは、運命と再び巡り合う。 PC生存時エンディング シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ヒロインが生存している場合 ヤシマに帰還したキミを、ヒロイン4が迎え入れる。 ヒロイン4「……お帰りなさい。良かった、本当に帰って来た」 ヒロイン4「気が気じゃなかったよ。もう二度と会えないんじゃないか、って」 ヒロイン4「帰って来ると言ったのに、帰って来れなかった人たちを、沢山見てきたから」 ヒロイン4「本当に、本当に良かった……」 ヒロインが故人の場合 キミは再び、ヒロイン4の墓前にいる。 生きていたら、さぞかし喜んでくれただろう。 だが、ヒロイン4はもういない。 あの時、手が届かなかった後悔ばかりが、残っている。 最後に一言もらい、シーンを終了する。 ヒロインが羽村だった場合、下記を追加する。 羽村「……困ったな。俺、そこには居ないんだよね」 墓の後ろから声がする、 羽村「いやー、俺は死んだことになってた方が、色々と都合良くてさ。行方を今までくらましてた、って訳」 羽村「……キミまで騙していて、ごめん。……ただいま」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 帰還したキミを、ヴィヴリオが迎え入れる。 ヴィヴリオ「大役を果たし、よくぞ帰還した。任命した私も鼻が高い」 ヴィヴリオ「……いや、違うな。……お帰りなさい」 ヴィヴリオ「帰って来てくれて、ありがとう。……ボクを一人にしないでくれて、ありがとう」 ヴィヴリオ「キミを失う事に、耐えられそうになかったんだ。……軽蔑したか?」 ヴィヴリオ「さて、これからまた忙しくなる。戦後処理やヤシマ国内の権力争いなど、新しい問題が山積みだ」 ヴィヴリオ「まだしばらくは、引退出来そうにもない。だから……ボクを、手伝って欲しい。公私を共にする、パートナーとして」 ヴィヴリオ「……いや、今更回りくどいな。……キミを、愛してる。ボクを、名実共に、キミのものにして欲しい」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 遂に、決戦に終末が訪れた。 ラルフにとどめを差し、周囲の天使が全て光となって消えていく。 ナビゲーター2「勝った……?これで戦いが、終わる……?」 ナビゲーター2「みんな、仇、取ったよ……!」 ナビゲーター2「これで、胸を張って、前が向ける。あなたに恥じない、私でいられる」 ナビゲーター2「やっと、やっとあなたに伝えられる。PC2……好き。戦いが終わったら、言うつもりだった」 ナビゲーター2「え?バレバレだった?みんな知ってた?そっかー。……うう、恥ずかしい。穴があったら入りたい」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 数々の犠牲者を出し、長きに渡る戦いが、遂に終わった。 キミ達は、天使大戦に勝利したのだ。 ナビゲーター1「やった、ね……これで、苦しかった戦いも、終わるんだね……」 ナビゲーター1「……ねえ、あなたは何か、戦争が終わったら、やりたい事とか……ある?」 ナビゲーター1「もし、邪魔じゃなかったら……私も、一緒にやっても、いいかな……?」 ナビゲーター1「だって、S.Q.U.I.Dで心の奥深くまで繋がって……今更、あなたのいない人生なんて、考えられないし」 ナビゲーター1「じゃあ……末永く、よろしくね?……これじゃまるで、プロポーズだね」 ナビゲーター1「それとも、このままハネムーン、行っちゃう?」 ※経験点の算出について エネミーの持つ災厄は無限大としている為、そのまま計算する訳にはいかない。 『素晴らしい活躍をした』の経験点は、30点で計算すること。 あとがき(7/4) 去年3月に今回予告だけ書いて、ずっと寝かせてた、と言うか内容が全く思い付かなかったシナリオ。 今年になって5月、仕事が暇だった時にちょっと書いてみたら思いの外筆が進み、あれよあれよという間に書き上がった。 シナリオの書き方自体が分からなくなった訳ではないから、一度導火線に火が点きさえすれば早いんだ。 問題は、その導火線自体が湿気ってることか。 それにスランプからいくらかでも脱却出来たか、は定かではない。 そもそもネタ切れ、という話もある。一つの作品で書き過ぎなんだよ多分。 確かにまだシナリオのメインNPCとして使っていないキャラとかたくさんいるんだけど、そのキャラで話を膨らませたい、という気持ちがどうしてもね……。 思い入れなかったり興味の薄いNPCでシナリオ書けとなると、最早苦行だしねえ。 そして何度目か分からない最終回(数えてみたら11回目の最終回)。 まあパターンが違う最終回だったら、何本書いてもいいよね。 公式の最終回が存在しないのだから、自分で作ってしまえばいい、の精神。 先に書いてる事とちと矛盾してる気がしなくもないが。 あとがきの追記(7/12) 当初、NPCの人数が多過ぎて、各キャラに合せて書こうとするとどれだけ書けばいいのか、と途方に暮れた為、雛型だけ書いてお茶を濁したのですが。 (後から計算したら、何も切り分けせずに書いていたら235シーン分だった。それは流石に無理) Discordでのとすさんと銀さんとの雑談で、その立ち位置にいる/いないをちゃんと切り分けたら、と言われ、またPC2の、このキャラはこんな理由でそう考えるに至った、という助言を貰えたので、一念発起して書いてみましたよ、と。 でも結局、合計136シーン分を一週間で書いたのは、相変わらずとしか言いようがないけど。 まあ当初に比べたら半分くらいだし、何書いていいか分からなかったのから比べたら、雛型から各キャラに合せて書き換えるなんて余裕余裕。 仕方ないじゃない、興が乗って筆が走ったんだもの。 それはそれとして、書いてる途中にニナさんが追加されたのもご愛敬。 雛型の文章が茜だったんだけど、口調を大人にして丁寧にしたらニナさんにならないかこれ?って気付いちゃったもんで。 基本文章は(一応)ニュートラルで書いておくもんだなあ。修正や加筆がしやすい。 最初から例えばセラピア口調で書いてるものを凍に変更、とかはちょっと大変だけど、トゥアレタから各ナビゲーターに変更するのは、割りと容易いので。 まあ各キャラで一人称/二人称と口調、あと設定や境遇と、PCに対する依存度(重さ)を修正すれば、大体は行けるよね。 まあ都度考えるより、先にある程度書いておければ、実際のセッションでも参考にしやすいし。