今回予告 鏡水で出会った二人。 キミ達は瑞穂で、彼女達と再会する。 彼女達は、キミ達とデートがしたい、とのこと。 罠かも知れないが、最後の思い出、なんて言われると心が揺らぐ。 そして、宣戦布告。 ヤシマ海にあるギガプラントを襲撃すると、発信元不明の着信があった。 これこそ、罠かも知れない。 だが、嘘はついていないだろう。 キミ達は短い間でも、そう理解した。 ならば……全身全霊で、迎え撃とう。 決着は、自分達の手でつけねばならない。 ……一時でも、心を通わせた仲ならば。 エンゼルギア天使大戦TRPG ショートキャンペーン『CHILDHOOD'S END』第3話 『RHYTHM RED BEAT BLACK』 この戦いの果てにあるものは、絆か、それとも、いずれかの死か。 それは、神のみぞ知る。 ハンドアウト PC1:ギアドライバー/ナビ:セラピア 合衆国第四海兵隊所属の特務中尉、リーチェ。 慰安旅行で訪れた鏡水で、出会った少女。 一目惚れだと言って、ストレートに好意をぶつけて来た少女。 ……だが、彼女は、敵だ。 彼女と、ちゃんと決着を付けなければならない。 シナリオダーザイン【リーチェからの好意】 PC2:ギアドライバー/ナビ:トゥアレタ 合衆国第四海兵隊特務少尉、ミカエラ。 慰安旅行で訪れた鏡水で、出会った少女。 キミに気のある素振りをしていた少女。 ……だが、彼女は、敵だ。 彼女と、ちゃんと決着を付けなければならない。 シナリオダーザイン【ミカエラからの好意】 PC3:オフィーツィア キミは維馬篭大将に呼び出され、騎士級天使兵の脅威について話し合う。 負ければヤシマと言う国は終わり、故にキミ達は必勝を義務付けられている。 だが……何か途中から、愚痴を聞かされていたような気がするのは、気のせいか? ただ、キミが維馬篭大将から重宝されているのは間違いない。 なら、期待には応えるとしよう。……逆らうの怖いし。 シナリオダーザイン【維馬篭代胤からの有為】 ヤシマ陸軍からの出向組である。八坂機関所属である必要はない。 PC4:ソルジャー キミはヴィヴリオと、黙示録について話し合う。 黙示録によれば、騎士級天使兵はあと3体存在している、と。 しかし……普通はこういう話って、機械化兵じゃなくって指揮官とするような気がするんだが……まあ、それだけ自分が信頼されている、と思うことにしよう。 どうやら次も黙示録の騎士なのは間違いない。ならば奴らから子供達を守るのが、自分の仕事だ。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 推奨特技、オーギュメント 《ルベン》、《ナヘル》、《カバーリング》、《マルクト》+《不死身の異名》 また、本シナリオは展開の都合上、出番が非常に偏っています。 PC1とPC2は出番が多くなる為、アガペーの管理には注意して下さい。 逆にPC3とPC4は出番が多くありません。 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 リーチェのことを思い出す 合衆国第四海兵隊特務中尉、リーチェ。 慰安旅行で訪れた鏡水で、出会った少女。 一目惚れだと言って、ストレートに好意をぶつけて来た少女。 セラピア「ん〜?PC1ちゃん、他のオンナのこと考えてたな〜?ボクが傍にいるのに」 セラピア「チエちゃんのことでも、考えてた?」 セラピア「そろそろ、チエちゃんに会える気がするんだよね〜。あ、女の勘ね」 セラピア「前にも言ったけど、注意するに越したことはないと思うんだよ。あの子、明らかにキミに好意を持ってる。何らかの形で、キミに接触してくるのは間違いない。……その時、キミはどうするの……?チエちゃんは、敵なんだよ?」 シナリオダーザイン【リーチェからの好意】 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 ミカエラのことを思い出す 合衆国第四海兵隊特務少尉、ミカエラ。 慰安旅行で訪れた鏡水で、出会った少女。 キミに気のある素振りをしていた少女。 トゥアレタ「どうしたの、PC2?何か考え事?」 トゥアレタ「まあそうよねー、明らかに、あなたに気がある素振りだったものね。モテる男はつらいわねー」 トゥアレタ「……PC2は、ああいう子の方が好み?」 トゥアレタ「人の好みにとやかく言う気は無いけど(ここ強調)、あの子は、敵なんだからね。それだけは、忘れないでね」 シナリオダーザイン【ミカエラからの好意】 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 維馬篭と騎士級天使兵の脅威について話し合う 維馬篭「騎士級天使兵……凄まじい強さでした」 維馬篭「前回が勝てたからと言って、次に現れた時に勝てる、とは限りません。辛うじて勝てた、危ない所で敵が撤退してくれた、などもありましたからね。ですが我々は、必勝を義務付けられています。どれだけの犠牲を払おうと、勝利しなければならない。負けたらそこで、ヤシマは終わりなのですから」 維馬篭「……まあ、今回ばかりは、私にも切り札がありますが」 維馬篭「しかし……黙示録、ですか。確かに、その記述通りに進んでいるようですが……私は、そんなものは信用していません。あの女は、拘り過ぎなのです。黙示録にせよ、救世主にせよ……そんな不確定なものに縋る方が、私には理解出来ません」 維馬篭「……そもそも、ドライクロイツばかりに活躍させるのは、私としては面白くないのですよ。ヤシマ陸軍は、常に後塵を拝してばかりですからね」 維馬篭「ああ、だからと言って、彼らの邪魔をしろ、という訳ではありません。彼らがいなければ、天使にまともに対抗できないのは、重々承知しているのでね」 維馬篭「貴方はドライクロイツに協力し、我々を勝利に導いて下さい。……期待、していますよ」 シナリオダーザイン【維馬篭代胤からの有為】 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 ヴィヴリオと黙示録について話し合う ヴィヴリオ「お前にも、黙示録について話しておこうと思う。二千年前に何者かによって記された、御使いによって鳴らされる喇叭によって、世界が終末を迎える光景が描かれた書物だ」 ヴィヴリオ「その黙示録にはこうある。勝利の上に更に勝利を得ようとして出て行く白い馬。戦争をもたらす火のように赤い馬。飢饉をもたらす黒い馬。死をもたらす青ざめた馬。それらが、人間の1/3を殺すと」 ヴィヴリオ「既に現れた白い馬、ホワイトライダーを除外すると、あと3体の騎士級天使兵が現れるのは間違いない。恐らく、レッドライダー、ブラックライダー、そしてペイルライダー」 ヴィヴリオ「あのクラスの天使兵が、まだ3体も控えている、と考えると頭が痛いが……倒せなければどのみち、我々、そしてこの国は、終わりなのだ」 ヴィヴリオ「この事は、シュネルギア部隊全員に周知させておく必要があるだろう。戦う覚悟は、あるに越したことは無い」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 今後現れるであろう騎士級天使兵について、ヴィヴリオから告げられる ヴィヴリオ「お前達、揃っているな。これからの方針を、お前達に伝えておこうと思う」 ヴィヴリオ「先日現れた、騎士級天使兵。黙示録によれば、あと3体の騎士級天使兵が存在する、となっている」 ヴィヴリオ「ホワイトライダーは倒した。あと、レッドライダー、ブラックライダー、ペイルライダーの3体……今までの合衆国の襲撃傾向を考えれば、恐らく間を空けずに現れるだろう」 ヴィヴリオ「騎士級天使兵との戦いは、熾烈なものとなるのは、前回で分かっている。……お前達も、常に後悔が無いよう、行動してくれ」 ヴィヴリオ「戦士にとって死は、すぐ隣にある。それを忘れんようにな」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC1、PC2自動登場、PC3とPC4の登場不可 買い物に市街に出掛けたキミ達。 すると、リーチェとミカエラがいた。 リーチェ「お、いたいた。よう、PC1。久しぶりだな。こんな所で出会えるなんて、やっぱり運命の赤い糸で繋がってる、つーか?」 ミカエラ「……久しぶり?リーチェ、一週間も、経ってないと思う」 リーチェ「あー……言葉の絢ってやつだよ」 リーチェ「今日はやり合う為に来たんじゃねえんだ。デートしようぜ、デート。……最後の想い出に、恋人ごっこ……してくれないか」 リーチェ「武器も持ってきてねえよ。不安なら、身体検査してくれてもいいぜ?……ただし、やるなら、お前がやれよな。他の奴に触られるのは……嫌だ」 ミカエラ「……わたし、ケーキ食べ放題、行きたい。一緒に、行こ?」 承諾した場合 必要であれば、デートのシーンを描写する。 ここはアドリブになってしまうが、対応よろしくお願いします。 別行動していたが、最後合流する。 リーチェ「じゃあな。今日は、楽しかったぜ」 PC1の頬にキスするリーチェ。 ミカエラ「……わたしも、真似する」 同じようにPC2の頬にキスするミカエラ。 会話を終えたら、下記の描写を読み上げ、シーンを終了する。 PC達を見送った後 リーチェ「……これで俺も、思い残すことは無くなった。これで心置きなく、やれる。」 ミカエラ「……わたしも」 断った場合 リーチェ「駄目か……ま、そりゃそうだよな。俺達、敵同士だもんな」 ミカエラ「……残念。ねえ、リーチェ。二人で、ケーキ食べ放題、行こ」 リーチェ「そうだな。こうなったらヤケ食いだ。……じゃあな。今度は、戦場で会おうぜ」 ミカエラ「……ばいばい」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC2、PC1自動登場、PC3とPC4の登場不可 セラピア、トゥアレタと会話 セラピア「ねえ、二人とも、どこ行ってたの?」 キミは誤魔化してもいいし、正直に言ってもよい。 セラピア「へーふーんほー。そうか、キミはそういう奴なんだな。」 トゥアレタ「敵だって分かってるんでしょ?どうして、前回に引き続き、ホイホイついてっちゃうの」 トゥアレタ「最後の、想い出ね……なら、あんまり強く言えないかな……」 セラピア「いや、それとこれとは話が別なんだよ。戦争中に敵とデートする、って、どんだけ脳内お花畑なのさ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 ヴィヴリオが今後の対策について話す ヴィヴリオ「PC1、PC2。セラピアとトゥアレタから、報告を受けたのだが……あの二人とデートして来た、だと?」 ヴィヴリオ「お前達。彼女らは敵だ。自分が殺されるかも知れないとは、思わなかったのか?」 ヴィヴリオ「……まあいい。何事もなかったというなら、今回は不問とする」 セラピア&トゥアレタ「えぇー……」 ヴィヴリオ「彼女らは、生き急いでいるのだろう。自分が生きた証を、どうにかして残す為に」遠い目をするヴィヴリオ。 ※ヴィヴリオは、ノルトラントでの、自分を含めた、あの場所にいた少女たちを、思い出しているのだ。 ヴィヴリオ「だが、次は無いと思え。監視の目を盗んで行動されては、こちらも何も出来ん」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 情報収集 合衆国第四海兵隊 〈軍略〉難易度10 合衆国第四海兵隊は合衆国の部隊ではなく、ヴリルソサエティに所属している。 ヴリルソサエティも一枚岩の組織ではなく、戦争の継続を望む一派、合衆国に世界を統一させたい一派、ラルフの支配を快く思っていない過激派、など、いくつかの派閥に分かれている。 ただし最終目的だけは、真の救世主の誕生、と各派閥でも一致している。 リーチェとミカエラは、その中の過激派の所属である。 且つ、クリス同様、騎士級天使兵の依り代である。 ラルフに全てを握らせない為に、ヴリルは二人を依り代とした。 そして、リーチェはセラピアの、ミカエラはトゥアレタのクローンである。 リーチェは、ラルフとエクリシアの遺伝子から人工的に作られた、セラピアの同一存在。 ミカエラは、トゥアレタオリジンから、トゥアレタより後に作られた、トゥアレタの同一存在である。 二人がPC1、PC2に強烈に惹かれたのは、ある意味遺伝子レベルでの話である。 セラピア「ふーん……じゃあ、チエちゃんは、ボクの妹になる訳だ。妹〜?姉より優秀な妹なんかいないんだよ〜。具体的には、身長とか、胸の大きさとか」 トゥアレタ「何言ってんのよ、セラピア……。ミカエラさんはミカエラさんで、わたしと同一……じゃあ、PC2への記憶も持ってる、ってコト……!?それに、まさかなんだけど、あの子は食べても太らない体質で、わたしがダイエットに頑張ってるって知ってて、あんなに食べてるの!?」 ヴィヴリオ「いや、知らんがな……」 ヴィヴリオ「……気を取り直して。あの二人が、まだ正体を知らぬPC1とPC2に出会い、そして惹かれるようになったのは、運命の悪戯であり、必然だったのだろう。……二人は、PC1とPC2を渇望している。横から掻っ攫われんようにな、セラピア、トゥアレタ」 セラピア「モチのロンロンなんだよ〜。PC1ちゃんは渡さないんだよ〜」 トゥアレタ「わ、わたしも、その……PC2と、一緒にいたい……」 ヴィヴリオ「焚き付けておいてなんだが……聞いてるこっちが恥ずかしいな……そう思わんか、PC3?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC2、他のPCの登場不可 ミカエラから電話が掛かって来る。 キミの携帯に、非通知表示の電話が掛かって来る。 ミカエラ「もしもし……ミカエラ、です」 ミカエラ「……出てくれないかと、思った」 ミカエラ「命令が、下った。次、わたし達は、ヤシマ海側の海上ギガプラント号棟を攻撃する」 ミカエラ「ヤシマへの食糧供給をストップさせて、干上がらせるのが、目的。いわゆる、兵糧攻め」 ミカエラ「信じるも信じないも、あなた次第」 何で連絡してきたのか、と聞かれたら ミカエラ「ごはん、食べられなくなったら……悲しい。だから」 ミカエラ「ねえ……もし、戦場で会ったら……食べちゃっても、いい?」 トゥアレタのクローンであることを指摘した トゥアレタ「……わたしには、オリジナルの記憶は、ないけど。わたしには、あなたしかいない、ってことは、分かってる」 会話を終えたらシーンを終了する。 シナリオダーザインを、【ミカエラからの食欲】に変更してもらう。 GMからの指定の為、パトスは払わなくて良い。 シーン7 シーンプレイヤーはPC1、他のPCの登場不可 リーチェから電話 キミの携帯に、リーチェから電話が掛かって来る。 リーチェ「今更なんだ、って思ったかも知んねえけどさ。言いたいことがあったんで、電話したんだ」 リーチェ「ミカエラから聞いたか?なら話は早ぇや。もう知ってんだろ?俺とリーチェは、騎士級天使兵の依り代。要は、生贄だ」 リーチェ「だから俺は、ギガプラントの破壊に、騎士級天使兵レッドライダーとして出撃する。ミカエラの方はブラックライダーだ」 リーチェ「いいか、俺達は全力でお前らを滅ぼしにかかる。全力で、殺し合おうぜ。それが、今の俺に出来る、お前への最大の愛情表現だ」 リーチェ「だから……お前らも、全力で来い。戦わなきゃ、生き残れねえんだ」 リーチェ「……そう来なくっちゃな。戦場で、待ってるぜ。愛しい、PC1」 セラピアのクローンであると指摘した リーチェ「それがどうした?俺は俺だ。オリジナルのことなんて、知ったこっちゃない。俺の価値は、あいつのクローンであることじゃない。俺の価値は、俺自身が決める」 会話を終えたらシーンを終了する。 シナリオダーザインを、【リーチェからの殺し愛】に変更してもらう。 GMからの指定の為、パトスは払わなくて良い。 シーン8 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 ヴィヴリオ「これは罠かも知れん。だが、もう一つのギガプラントまでもが消滅すれば、ヤシマという国は飢えてしまう」 ヴィヴリオ「7月頭太平洋側の2号棟が消滅した時点で、ヤシマの食糧事情は著しく悪化しているからな……罠だとしても、乗るしかない」 ヴィヴリオ「しかし……何故通告してきたのだ?当たり前だが、こちらの都合など考えず、問答無用で今まで襲ってきたというのに」 セラピア「チエちゃんとミカちゃんなりの、優しさなんじゃないかなあ……」 ヴィヴリオ「優しさ……か。優しさは8番目の罪である、という話もある。……と、話が逸れた。恐らく、リーチェとミカエラ、あの二人はPC1とPC2を狙ってくるだろう。同時に、ギガプラントも攻撃してくるに違いない」 ヴィヴリオ「お前達には、騎士級天使兵2体の撃破と、ギガプラントの死守を命ずる。非常に困難な任務であるが、達成せねば、ヤシマは飢え死ぬ。頼んだぞ、お前達」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックスフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 ヤシマ海側の海上ギガプラント1号棟に出現、ギガプラントを防衛しながらの戦いとなる。 騎士級天使兵2体、ホイシュレッケ:ヤーボ×5との戦闘 リーチェからのダーザインは《ガブリエル》、ミカエラのダーザインは《ミカエル》の代償として使用出来る。 彼女らはそれぞれセラピア、トゥアレタのクローンであると同時に、その身に宿した大天使の加護も同一だからだ。 ブラックライダー ← 1000m → レッドライダー・ホイシュレッケ:ヤーボ×5 ← 1000m → PC・ギガプラント ・騎士級天使兵はエンドレスサマー掲載のデータからそれぞれ《復活》を一つずつ減らし、HPを−100する。 また、《セカンドアクション》は使用しない。 ・レッドライダーには、《世界最後の日》を追加する。 ・ブラックライダーは、下記のオリジナル災厄を追加する。 《エナジードレイン》常時、与えたダメージの分、HPが回復する ・《星を落とす者》の対象に、ギガプラントも含める。 ・《アバドンの顎》で召喚するのは全てホイシュレッケ:ヤーボ。 ・ギガプラントのHPは100、回避はしない。HPが0になったらギガプラントが貪り喰われ、ヤシマの食糧は枯渇する。→PC4のエンディングの描写も変更になるので注意 騎士級天使兵と融合し、破壊衝動が強化されたリーチェ(レッドライダー) リーチェ「全部、ブッ壊してやるよ、気に入らないもの全て!このクソッタレな世界ごと!」 リーチェ「手に入らないのなら、殺してでも奪い取る!そしたら、永遠に俺のモンだ!」 レッドライダーのHPを0にした後、福音でレッドライダーから切り離されたら投降する。 そうでなければ死亡する。 騎士級天使兵と融合し、飢餓衝動が強化されたミカエラ(ブラックライダー) ミカエラ「おなか、空いた……食べても食べても、食べ足りない……」 ブラックライダーのHPを0にした後、福音でブラックライダーから切り離されたら投降する。 そうでなければ死亡する。 天使(ホイシュレッケ:ヤーボ、強襲+自爆、《奇跡》+《神罰》)はギガプラントを優先的に攻撃する。 災厄の分の経験点は、合計14点となる。 エンディングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ヴィヴリオとの会話 ギガプラントが無事だったかどうかで描写が変わる 無事だった場合 ヴィヴリオ「非常に困難な任務だったが、よくやってくれた」 ヴィヴリオ「もしギガプラントが破壊されていたら、ヤシマは終わりだった。結界の範囲を狭めて強度を上げ、鎖国するしか道が残されていなかった。関東以外の人間を切り捨てて、だ。とは言え、それもその場しのぎにしかならん」 ヴィヴリオ「食料が無ければ、いずれ飢え死ぬのは目に見えている。貧すれば鈍する。追い詰められた国民が、暴徒化する可能性だってある。……ヤシマは、この世の地獄となるだろう」 ヴィヴリオ「明日の食事にも困窮する生活など、もう二度とごめんだ。それは自分もそうだが、特に子供たちに、それを味合わせる訳には行かん。……本当に、良くやってくれた」 壊滅した場合 ヴィヴリオ「……維馬篭から、通達が入った。八門結界の範囲を狭めて強度を上げ、鎖国すると」 ヴィヴリオ「だが、それもその場しのぎにしかならないだろう。食料が無ければ、いずれ飢え死ぬ。貧すれば鈍する。追い詰められた国民が、暴徒化する可能性だってある。……ヤシマは、この世の地獄となるだろう」 ヴィヴリオ「だから、我々ドライクロイツは、敵の中枢であるマンハッタンに直接突入する」 ヴィヴリオ「これは、一か八かの大博打だ。どちらにせよ滅びの道しか残されていないのなら、少しでも可能性のある方に賭ける」 ヴィヴリオ「だが、これは強制ではない。部隊を構成するのは志願者のみだ。ただでさえ勝ち目のない戦いに、無理やり参戦させたくはない」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 維馬篭に報告する 維馬篭「黙示録の4体の騎士の内、3体が滅びました。これはとうとう、私も切り札を出す時が来たようです」 維馬篭「黙示録とやらに依れば、全ての騎士級天使兵が滅びた時、世界は最終局面を迎えます。……異教の神の筋書きになど、乗る気はないのですが」 維馬篭「最早、滅ぼすか、滅ぼされるか、二つに一つ。ならば、全力を以て、我々は立ち向かわねばなりません。みすみす、滅ぼされてたまるものですか」 維馬篭「……そうでなければ、私が60年かけてやって来たことが、全て無駄になってしまう」 維馬篭「全ては、ヤシマを思ってこそなのです」 シーン3 マスターシーン 維馬篭の膝の上に、ほのかが座っている。 維馬篭「ほのか」 ほのか「なあに、お父さん?」 維馬篭「お待たせしました、ほのか。やっと、貴女の出番です」 ほのか「はーい!お父さんの為に、わたし、頑張るね!」 維馬篭「……いい子だね、ほのか」ほのかの頭を撫でる。 ほのか「えへへー」 シーン4 シーンプレイヤーはPC2 ミカエラが生存しているかで描写が変わる。 ミカエラを助けた場合 ミカエラ「……助けてくれて、ありがとう?」 トゥアレタ「なんで疑問形なの?」 ミカエラ「……わたしを助けたからには、それなりの覚悟が、必要、だから。具体的には、養って」 トゥアレタ「養って、って、えぇっ!?」 ミカエラ「もう合衆国からもヴリルから、お給料、もらえない。ごはん、食べられない。……ひもじい」 ミカエラ「だから、わたしを助けたあなたは、わたしにごはんを食べさせる義務がある。……まあ、食費のかかる、ペットだとでも思ってもらって」 ミカエラ「……ペットと言わず、恋人でも配偶者でも、わたしは一向に構わん。あなたが望むなら、わたし、何をされてもいい」 トゥアレタ「……まずい、このままだと、PC2、取られちゃう……」 ミカエラ「なら、正々堂々と、勝負。ただし、わたしを養うのだけは、決定事項。そうでないと、わたし、飢え死んじゃう」 ミカエラが死亡した場合 トゥアレタ「助けられなかったね、ミカエラさん……」 トゥアレタ「そもそも、騎士級天使兵1体でも戦闘キツいのに2体相手にして、ギガプラント守って、その上依り代になった子を助けろって、条件がシビア過ぎるのよ……」 トゥアレタ「これがもしゲームだったら、やり直せるのにね……。やり直せるなら、やり直したい。でも、どこから?リセットどころか、セーブもコンティニューもないのに……」 トゥアレタ「ねえ、ケーキの食べ放題、行かない?こんな日は、甘いもの摂って、休養するに限るよね。……今日はダイエット、いいや」 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 リーチェが生存しているかで描写が変わる。 リーチェを助けた場合 リーチェ「お前、本当は馬鹿だろ?自分を殺そうとしてきた敵を、命がけで救う奴が、どこにいんだよ。あ、目の前にいたわ」 リーチェ「助けました、はいおしまい、じゃなくって、ちゃんと面倒見てくれるんだろな?」 セラピア「チエちゃん、ダメ―!PC1ちゃんはボクのだよ〜!!」 リーチェ「うっせ、知るかそんなこと。こいつは、もう合衆国にもヴリルにも戻れない俺を助けた。なら、こいつが俺の面倒を見るのは、当然だろ?」 セラピア「ぬぬ……理にかなっている……」 リーチェ「ま、そういうこった。俺は捨て犬や捨て猫じゃねぇんだから。……ま、これから末永く、ヨロシクな?」 リーチェが死亡した場合 セラピア「チエちゃん、助けられなかったね……」 セラピア「それとも、戦いの中で死ねたのなら、本望だったのかな」 セラピア「独占欲、っていうか……欲しかったんだろうね、ありのままの自分を受け入れてくれる、誰かが。その誰か、って言うのはPC1ちゃんしかいなかったんだけど」 セラピア「ボクもちょっと複雑な気分。同じ遺伝子から作られた、言わば妹だったチエちゃん。……いなくなって、何か心に穴がぽっかり空いた気分。変だよね、そんなに多く話したわけじゃないのに」 セラピア「……早く、戦争を終わらせよ。こんな気持ち、何度も味あわない為に」 あとがきとか備忘録とか リーチェはレッドライダーの依り代(所謂共産主義的な赤) ミカエラはブラックライダーの依り代(ミカエルとブラックライダーの共通点として、秤を両者共持っている) リーチェはセラピアオルタなので、俺で荒っぽい性格、ミカエラはトゥアレタオルタなので、あまり主張しないけど言動がすっとぼけてる、ということになりました。 トゥアレタはダイエット戦士なのでミカエラが食いしん坊キャラ、というのは、セラさんと話してて後から気付いたことで、ブラックライダーが飢餓をもたらす騎士であることから食いしん坊にしたんですが、結果オーライでした。 シナリオタイトルはTMネットワークの曲名から取っていますが、第三話の敵がレッドライダーとブラックライダーと決定した時点で、これしかない、と思ったんだ……。