幼い頃、生き別れた兄 それがまさか、男の娘でしかもフーファイターライダーになってたなんて!? 再会は、血と硝煙と共に。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『Replicant』 百年の孤独から キミを連れ出そう PC1:ギアドライバー/ナビ:トゥアレタ・クレーリオン キミは、幼少の頃両親を失い、そして生き別れになった兄がいる。 今頃、どこで何をしているのだろうか……そもそも、生きているのかどうか。 ふとある日、キミは兄の夢を見た。成長した兄とキミが戦う夢だ。 これは、予知夢かも知れない…… シナリオダーザイン:【夢からの困惑】 PC2:ギアドライバー/ナビ:草薙伊音 キミは街に買い物に出た折、男の娘と知り合った。 彼は人探しをしていると言い、写真を見せてもらった。 その時は何とも思わなかったが、改めて思い出すと、その写真を以前に見たことがあったような気がする……。 シナリオダーザイン【自己からの忘却】 PC3:指揮官 先日のフーファイターの一軍に、凄腕の機械化兵部隊がPC4を残して全滅させられた。 今度こそ撃破しなければ、基地の存亡すら危うくなる。 キミはヴィヴリオに、この一件の総指揮を命じられた。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC4:機械化兵 キミ達の部隊は、突如として現れたフーファイター部隊の迎撃に出たが、キミを残して部隊は全滅した。 だが、フーファイターライダーの残した「ここにも、弟はいなかった……」という呟きが、やけに気になった。 誰かを探しているのか? シナリオダーザイン【フーファイターライダーからの疑問】 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 キミには、7年前に生き別れになった、3つ年上の兄がいる。 天使の襲撃でキミ達は両親を失い、その上に兄とも生き別れになり……その後レーベンスボルンに収容され、今に至る。だから、トゥアレタとはその頃からの知り合いだ。 ふとある日、キミは兄の夢を見た。 フーファイターを駆る兄が叫ぶ。 ???「お前がPC1?そんな筈はない!!」 ???「弟はまだ幼いんだ……僕が探してやらないと、どこかで泣いているかも知れない!」 それは、成長した兄とキミが戦う夢だった。 これは、予知夢かも知れない…… シナリオダーザイン【夢からの困惑】 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 キミ達の部隊は、突如として現れたフーファイター部隊の迎撃に出た。 部下「た、隊長ーっ!うわーっ!!」 部下「隊長だけでも帰還して、敵の情報を届けて下さい!ここは、我々が何とか食い止めます!」 ???「……他愛無い。ルフトヴァッフェとやらも、この程度なのか」 キミを残して部隊は全滅した。 ???「……いない。ここにも、弟はいなかったか……」 キミは、フーファイターライダーの残した呟きが、やけに気になった。 誰かを探しているのか? シナリオダーザイン【フーファイターライダーからの疑問】 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオ「先日襲来した、フーファイターの一件だが」 ヴィヴリオ「生存者がPC4のみという、ほぼ最悪の結果だ」 ヴィヴリオ「今度出現した際、撃破しなければ、基地の存亡すら危うくなる」 ヴィヴリオ「お前をフーファイター迎撃作戦の責任者に命じる。頼んだぞ」 キミはヴィヴリオに、この一件の総指揮を命じられた。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 シーン4 ある日、キミ達が街に買い物に出たときのことだ。 道行く人に、写真を見せている少女がいた。 ???「そこのキミ、ちょっといいかな」 訂正、男性の声だから、男の娘だ。 ???「僕は人探しをしてるんだけど……この写真の男の子を知らないかな?」 ???「もし、この子を見つけたら、連絡を貰えないかな?」 キミは男の娘と知り合い、連絡先を交換した。 伊音「なあ、PC2。今頃思い出したんだが、あの写真、見たことがあったような気が……」 伊音「あともう少しで、思い出せそうなんだ。うーむ……」 シナリオダーザイン【自己からの忘却】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4、全員自動登場 ヴィヴリオ「全員揃っているな。では本日の定例ミーティングを開始する」 ヴィヴリオ「先日のフーファイター部隊の襲撃だが、前回は偵察だったのだろう。だが、PC4の部隊がPC4を除いて全滅した」 ヴィヴリオ「PC4、何か先日の戦闘で気付いた点などはあるか?」 ヴィヴリオ「何か最近、変わった事がある者は他にいないか?」 ヴィヴリオ「では、定例ミーティングはこれにて終了する。各自、待機任務に戻れ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC2、PC1自動登場、他PCは任意 伊音「PC2、思い出したぞ。写真に写っていたのは、幼い頃のPC1だ」 伊音「私は記憶力はいい方でな。何かの時に見せてもらったことがあったんだ」 伊音「PC1、写真を持ってきてくれたか?」 確認すると、確かにあの時見た写真だ。 伊音「すると、あの青年が探していたのは、PC1、お前だということになる」 伊音「早速、連絡してみるか?」 伊音「話し中か……また、都合がついたら連絡してみようではないか。きっと、会いたがっているに違いない」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC1、他PCは任意 トゥアレタ「ねぇPC1、お兄さんのこと、話してくれる?」 トゥアレタ「……わたしは、物心ついた頃にはもう、家族なんて誰もいなかったから……」 トゥアレタ「……わたしにとっての家族は、レーベンスボルンで一緒に育った、あなたくらいしか、いない、から」 トゥアレタ「って、ごめんなさい。話、重いよね。ごめんね、昔のこと思い出すと、寂しかったことばっかり思い出しちゃって……」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC1、PC2自動登場 ジーク「連絡、ありがとう」 ジーク「……キミが、PC1?そんな筈はない。弟はまだ幼いんだ……」 ジーク「僕が探してやらないと、どこかで泣いているかも知れない」 ジーク「すまなかったね、見つけたらまた連絡をくれるかな」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 情報収集 〈軍略〉〈情報処理〉難易度5 成功度1 フーファイターライダー“ジークフリート” フーファイター部隊『ファブニール』を率いるフーファイターライダー。 弟を探しているらしい。PC2が知り合ったのはこの青年。 《神の恩恵》持ちであり、美形。 成功度5 PC1の生き別れの兄。 天使の襲撃で両親を失い、PC1とも生き別れになったところを合衆国軍に拾われ、弟を探してくれるという約束で合衆国軍に身を投じた。 人体改造や薬物投与の結果、弟の記憶は幼少時で止まっており、幼い弟を探すことに固執している。 女装しているのは、人間戦車の稼働にも男性よりも女性の方が効率が良くなるのではないか、という実験である。 また、自身の成長した姿に亡くなった母の面影を見出だしており、普段から化粧をして女装しているのはその為でもある。 トゥアレタ「ひどい……こんなのひどいよ」 伊音「兄弟の仲を引き裂いたのは合衆国だというに、この所業……非人道的に過ぎる」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 ヴィヴリオ「太平洋上に展開している天使艦隊から、フーファイターの部隊が発進した、という報告があった」 ヴィヴリオ「恐らく、部隊『ファブニール』だろう」 ヴィヴリオ「……PC1。生き別れの兄を撃てるか?」 ヴィヴリオ「これは戦争だ。私情を挟む余地は無い」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックスフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 再び出現した、フーファイター部隊『ファブニール』。 フーファイターを駆る兄が叫ぶ。 ジーク「お前がPC1?違う、そんな筈はない!!」 ジーク「弟はまだ幼いんだ……僕が探してやらないと、どこかで泣いているかも知れない!」 シーン2 シーンプレイヤーはPC1 戦闘 ジークフリート ← 700m → フーファイター×5 ← 300m → PC(任意) フーファイター“ジークフリート” 種別:人間戦車 HP250 肉体20 感覚20 理知20 聖霊20 階級0 行動値:20 回避:5レベル 《ハーケンディストール》 判定値12 技能レベル5 射程:5000m、同一エンゲージ不可、対象:範囲 ダメージ+30、1ラウンド1回 《ダブルハーケン》 判定値17 技能レベル5 射程:至近、対象:単体 判定を2度行い、良い方の結果を適用する。 ダメージ+13、白兵攻撃にリポスト可 《高速機動モード》 判定値20 技能レベル5 射程:5000m、対象:単体 ダメージ+8、射程内のあらゆる攻撃にリポスト可。【HP】を5点失う 《飛行》 《フォールダウン》エンゲージ離脱、狼狽 《BS耐性》BS回復、【HP】10点失う 《範囲攻撃》マイナー、対象:範囲(選択)、【HP】3点失う 《シールド防御》ダメージを20点軽減、1ラウンド1回 《ケルンT》対天使効果×の武器によるダメージ1/10 《疾風怒濤》×2 《奇蹟》×3 《難攻不落》×1 《復活》×1 《星を落とす者》×1 戦闘終了後 ジーク「そうか……もう7年も経ってたんだ……成長してるのは当たり前なのに、何故分からなかったんだろう……」 ジーク「僕は、合衆国に拾われて、人体改造や生体実験を受けて……あれ……?何の為に、それを受け入れたんだっけ……」 ジークを助けたい、とするならば、戦闘終了後に《意志力》難易度99の判定を行う。 他のPCはマイナーとメジャーを1回ずつ行い、支援してもよい。 エンディングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ジークを助けた: ジーク「洗脳されていたとは言え、あなたの部隊員達には、申し訳ないことをした」 ジーク「彼らの墓に参列させて欲しいんだが……許してもらえるだろうか?」 ジークを助けなかった: キミは、部隊員の墓の前にいる。 仇は、討った。 だが、これで良かったのだろうか、という考えが頭を過ぎる。 しかし、これは戦争なのだ。 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオ「フーファイターの残骸を回収出来た、との報告があった」 ヴィヴリオ「合衆国の技術、有効活用させて貰うとしよう」 ジークを助けた場合、以下の描写を追加する ヴィヴリオ「あのフーファイターライダーには、今後G3に協力を要請する。何、弟と一緒に戦えるんだ、嫌とは言わんさ」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 伊音「PC1もその兄も、お互い色々あり過ぎた様だな」 伊音「だが、兄弟の仲を引き裂き利用した合衆国には、反吐が出る。私だったら、関係者の首を即座に刎ねているところだ」 伊音「……私にも、大事な妹がいるからな。それを投影してしまって、少々ナイーブになっていたところだ」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 ジークを助けた: ジーク「……PC1。ずっと、会いたかった」 ジーク「PC1には、支えてくれる人がいたんだね。僕にはいなかったから、気付いたらひどい有様だよ」 ジークを助けなかった: トゥアレタ「お兄さんのこと……残念だったね……」 トゥアレタ「……わたし、合衆国が憎いよ。人の心を弄んで……許せない」