今回予告 遂に合衆国の地に降り立った、ドライクロイツ。 出迎えるかのように、音楽と死、強大な二大天使が降臨する。 これが、法王に続く最後の試練。 そしてナビゲーター達は、己の運命に直面する。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『NOISE』 奏でた声が運命を変えてく ハンドアウト PC1:ギアドライバー/ナビ:凍 キミと凍は、辛く苦しい戦いを何度も乗り越え、遂に合衆国の地へと降り立った。 あと少しで、平和に手が届く。 その為にキミ達は、ずっと戦ってきたのだから。 シナリオダーザイン【八坂凍からの信頼】 PC2:ギアドライバー/ナビ:セラピア キミとセラピアは、辛く苦しい戦いを何度も乗り越え、遂に合衆国の地へと降り立った。 あと少しで、平和に手が届く。 その為にキミ達は、ずっと戦ってきたのだから。 シナリオダーザイン【セラピア・パルマコンからの信頼】 PC3:ギアドライバー/ナビ:伊音 キミと伊音は、辛く苦しい戦いを何度も乗り越え、遂に合衆国の地へと降り立った。 あと少しで、平和に手が届く。 その為にキミ達は、ずっと戦ってきたのだから。 シナリオダーザイン【草薙伊音からの信頼】 PC4:ギアドライバー/ナビ:トゥアレタ キミとトゥアレタは、辛く苦しい戦いを何度も乗り越え、遂に合衆国の地へと降り立った。 あと少しで、平和に手が届く。 その為にキミ達は、ずっと戦ってきたのだから。 シナリオダーザイン【トゥアレタ・クレーリオンからの信頼】 ※注意 ・本シナリオのPC番号は便宜上のものであり、全員がPC1相当のシナリオです。 ・本シナリオは、各ナビゲーターのエンドレスサマーの設定が、まだPCに開示されていない状況でスタートします。 伊音のみ、紫音の関係するところだけ部分的に開示されている、という状況です。 ・本シナリオは、各ナビゲーターのエンドレスサマーの設定をすべて開示する、というコンセプト上、ネタバレを全て含みます。 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 トゥアレタとの会話 トゥアレタ「遂に、合衆国まで来ちゃったね」 トゥアレタ「ずっと天使と戦ってきて、終わりが見えなかったけど、もうすぐ終わるんだね」 トゥアレタ「……ねえ、この先、何があっても、一緒にいてくれる?」 トゥアレタ「例えだってば、例え」 気のせいか、何となく、彼女が何か隠しているような気がしてならない。 シナリオダーザイン【トゥアレタ・クレーリオンからの信頼】 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 伊音との会話 伊音「ようやく、ここまで来たか……」 伊音「もう少しで、全てが終わるのだな……」 伊音「なあ、PC3。……いや、何でもない」 伊音「この戦いが終わったら、言うことにしよう。だから必ず、生き残るぞ」 気のせいか、何となく、彼女が何か隠しているような気がしてならない。 シナリオダーザイン【草薙伊音からの信頼】 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 セラピアとの会話 セラピア「ようやく、ここまで来れたねえ。ここまで来れば、あともう少しなんだよ」 セラピア「そう、あともう少し。ここまでみんなで来れたんだから、誰一人欠けること無く、終わらせたいね」 セラピア「最後の敵は、法王ラルフ・マスケンヴァルかあ……」 セラピア「ん、何でもない。さて、今日もいっちょ生き残りましょうかねえ」 気のせいか、何となく、彼女が何か隠しているような気がしてならない。 シナリオダーザイン【セラピア・パルマコンからの信頼】 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 凍との会話 凍は騎士級天使兵との戦い辺りから、体調不良を訴えるようになっていた。 凍「……体調は、あんまり良くない」 凍「……まだ、大丈夫。あと少しだけ、我慢する」 凍「……戦いが終われぱ、ゆっくり、休む」 凍「……だから、平気」 何となく、体調不良以外にも、彼女が何か隠しているような気がしてならない。 シナリオダーザイン【八坂凍からの信頼】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 合衆国に降り立ったキミ達の前に、二体の強大な天使が立ちはだかる。 イスラフェル『人の子よ……我らが合衆国の軍門に下れ』 アズラエル『さもなくば、汝らには死を』 アズラエルが《塩の柱》を宣言し、その場にいた機械化兵や完全機械化兵の部隊、ホイシュレッケや能天使たちを全て塩の柱に変える。 イスラフェル『だが。汝らに慈悲を与える。考える時間を与えよう』 アズラエル『己が運命と向き合い、考えを改めることを期待している』 イスラフェルが《天上の呼び声》×4を宣言し、シナリオダーザインを全て【隠していてごめんなさい】に書き換える。解除方法はオープンアップ条件を満たすこと。 更にアズラエルが《凍り付いた心》×4を宣言し、シナリオダーザインを指定する。 オープンアップ条件を満たすまで昇華及び書き換えが不可能になる。 ヴィヴリオ『総員、撤退せよ。このままでは全滅する』 時間を与える、というのは嘘ではないようで、撤退するキミ達を追撃する天使はいなかった。 シーン2 シーンプレイヤーは全員 ホルテン内の仮設司令室。 瑞穂基地にいるヴィヴリオと通信が繋がっている。 ヴィヴリオ「お前たちの相棒が、何か言いたいことがあるようだ。後顧の憂いを断つ為によく話し合え」 ヴィヴリオ「その結果が、良かれ悪かれ、お前たちの関係に変化を起こすだろう」 ヴィヴリオ「シュネルギアは、絆が力となる。その絆が揺らげば、お前たちは半分も力を発揮することが出来ない。だが、強固な絆があれば、シュネルギアの力は2倍にも3倍にもなる。それを忘れるな」 シーン3 シーンプレイヤーはPC4 トゥアレタ「……あなたにずっと、隠してたことがあるの」 トゥアレタ「わたしは、トゥアレタだけど、『本物』のトゥアレタじゃない。わたしは、クローン。トゥアレタ・クレーリオンの、クローン」 トゥアレタ「レーベンスボルンの集団天使化事件で、あなたは生き残った。でもわたしのオリジナルは、瀕死の状態で数日生き残っていた」 トゥアレタ「そのオリジナルをG3が回収して、作り出したクローン。それが、わたし」 トゥアレタ「わたしの幼少時の記憶は、全てオリジナルからコピーされたもの。……でも、あなたへの想いだけは、本物なの。信じてくれるか、分かんないけど……」 トゥアレタ「わたしには、あなたしか、いないの!」 オープンアップ条件は、彼女のシナリオダーザインをポジティブなものに変更することです。 これについては、シーン中に変更することを許可します。 これを行うことにより、《天上の呼び声》《凍り付いた心》二つの災厄が解除されます。 シーン4 シーンプレイヤーはPC3 伊音「すまぬ、PC3。今更だが、私はお前に懺悔しなければならない」 伊音「私がお前に近付いたのは、紫音の代わりに、お前を殺し、八門結界の人柱の代わりにする為……だった」 伊音「維馬篭に教えられたんだ。救世主候補の持つ黒い天使核を使えば、紫音を人柱にせずに済むと」 伊音「だがお前と接する内に……私はお前を好いてしまった。そしてお前と紫音、どちらも選べず、躊躇っていた結果……紫音が押し切って、人柱になった」 伊音「……だが、お前は、紫音を救ってくれた。そのこと、本当に感謝している」 伊音「ずっと、皆を騙していた。心苦しかった。だが、年貢の納め時だろう。お前が望むなら、この首、お前にくれてやる」 そう言って伊音は、刀を差し出し、正座して待つ。 オープンアップ条件は、彼女のシナリオダーザインをポジティブなものに変更することです。 これについては、シーン中に変更することを許可します。 これを行うことにより、《天上の呼び声》《凍り付いた心》二つの災厄が解除されます。 シーン5 シーンプレイヤーはPC2 セラピア「PC2ちゃん、ごめんね。ずっと黙ってたことがあるんだよ」 セラピア「ボクのママちゃんは、“緑の聖母”エクリシア。そしてパパちゃんは……ラルフ・マスケンヴァル」 セラピア「そしてボクは、純血の天使の血を引いていて、ガブリエルの力が宿っている。」 セラピア「つまりボクは、みんなが敵としてずっと戦ってきた、合衆国の法王の娘であり、天使なんだよ」 セラピア「出来れば、最後まで言いたくなかった。……キミに、嫌われたくなかったから」 そう言って、セラピアがずっと使ってきた拳銃を差し出す。 ……桂を銃殺したのも、この拳銃だ。 セラピア「ボクの命、キミにあげるね。好きにしてくれて、いいよ。……ずっと、キミのこと、好きだったんだよ。……だから、キミに殺されるなら、本望」 オープンアップ条件は、彼女のシナリオダーザインをポジティブなものに変更することです。 これについては、シーン中に変更することを許可します。 これを行うことにより、《天上の呼び声》《凍り付いた心》二つの災厄が解除されます。 シーン6 シーンプレイヤーはPC1 凍「……PC1。私は、人間じゃないことを、思い出した」 凍「……私は、あなたの情報を元に、メタトロンが造り出した、人間の模倣物」 凍「……あなたというアダムから作り出された、エヴァ」 凍「……そして、八坂機関で、実験体として、維馬篭の道具として、扱われてきた」 凍「……私の身体は、そろそろ限界が来る」 凍「……死ぬってことは、明日になっても、目が覚めない。ただそれだけだって、思ってた」 凍「……そう、思ってた。でも、今は……恐い。あなたに、会えなくなる。それが、一番……恐い」 オープンアップ条件は、彼女のシナリオダーザインをポジティブなものに変更することです。 これについては、シーン中に変更することを許可します。 これを行うことにより、《天上の呼び声》《凍り付いた心》二つの災厄が解除されます。 シーン7 シーンプレイヤーは全員 ホルテンの仮設司令室。ヴィヴリオと通信が繋がっている。 ヴィヴリオ「あの天使たちの前では、シュネルギア以外に搭乗した者は、全て塩の柱にされてしまう。だから、お前たちだけで対処する他にない」 ヴィヴリオ「この戦いは、お前たちに全てかかっている」 トゥアレタ「はい、分かってます、大佐」 伊音「私とPC3に、任せていただこうか」 セラピア「うぃうぃ、了解なんだよ〜」 凍「……大丈夫。PC1となら、何処までも、飛べる」 ヴィヴリオ「……迷いは、晴れたようだな」 ナビゲーターを受け入れなかった場合、桂・ツバサ・メイリィ・リュンマが代役となる。 ダーザインの枠が空いていれば、該当するナビゲーターのダーザインを取得出来、専用オーギュメントを使用出来る。 取得出来ない場合は、勿論専用オーギュメントも使用不可。 クライマックス シーン1 シーンプレイヤーは全員 この描写は、ナビゲーターを全員受け入れた場合の描写となる。 イスラフェル『三大天使よ、そこで何をしている。汝らの真の使命を思い出せ。汝ら天使の使命は、合衆国に刃向かう者の抹殺なるぞ』 セラピア「……違うよ。ボクらは、ボクらの意志で、こちら側に立ってる。キミ達の言うことは聞けない」 伊音「左様。我らの使命は、合衆国を打ち倒すことだ」 トゥアレタ「もうわたしは、偽者じゃない。わたしが、トゥアレタ・クレーリオン。PC4が信じてくれるから、なにも恐くない」 アズラエル『そしてメタトロンの造りし、始まりの女よ。人間は愚かであると、身を以て知っているであろう。それを知りて尚、人間の側に立つか』 凍「……始まりの女だとしても……私は、私。私がいたいのは、PC1の、となり。私は……道具じゃない!」 イスラフェル『そうか……人にそれほどまでに染まってしまったか。なれば、解放してやる以外に救う手立ては無いようだ』 アズラエル『待っていろ。汝らをその矮小なる肉体から解放してくれる』 《終末の予感》を宣言する。 共鳴判定の難易度3、失敗した場合浸食1を受ける。成功失敗に関わらずアガペーが3D6上昇、パトスチット3枚を得る。 共鳴判定の終了後、戦闘を開始する。 イスラフェル HP350 肉体20 感覚20 理知15 聖霊30 階級0 行動値:17 回避はしない 《嘆きの雨》判定値20、技能レベル5、ダメージ+5、アガペー2D6上昇 《ケルンV》対天使効果なし、及び90点以下のダメージ無効 《疾風怒濤》×2 《奇跡》×5 《復活》×1 《星を落とす者》×1 マイナー直前 《時空を砕く者》×1 メジャー直前 《黒き業炎》×1 《天上の呼び声》×4 《世界最後の日》セットアップ アズラエル HP250 肉体40 感覚20 理知15 聖霊20 階級0 行動値:17 回避はしない 《死の光》判定値20、技能レベル5、ダメージ+0、強制的に戦闘不能にする。既に死亡ゲージが埋まっている場合、通常のダメージのみとなる。 《ビームシールド》ダメージを聖霊×2点軽減する 《再生V》クリンナップに【HP】80点回復 《ケルンV》対天使効果なし、及び60点以下のダメージ無効 《疾風怒濤》×2 《奇跡》×5 《難攻不落》×1 ダメージ−10D6 《復活》×1 《星を落とす者》×1 マイナー直前 《時空を砕く者》×1 メジャー直前 《黒き業炎》×1 《凍り付いた心》×4 《憎しみの代価》 ダメージを与えた対象は共鳴判定3を行う。 《終末の予感》 《塩の柱》セットアップ、エキストラ及びエネミーを塩の柱に変え死亡させる ※その他のエネミーの配置不要 災厄18個、経験点+18 キミ達は、合衆国最後の砦である、イスラフェルとアズラエルを撃破した。 残るは、2億の合衆国人が天使化したレギオン、そして、法王ラルフ・マスケンヴァルのみだ。 エンディングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 トゥアレタとの会話 トゥアレタ「ねえ、PC4。この戦いが終わったら……何か、したいこと、ある?」 トゥアレタ「わたしは……お嫁さん、かな。……あなたの」 トゥアレタ「今まで、ずっと一人だったから……もう、一人は嫌なの。だから、あなたの傍にずっといたい」 トゥアレタ「……まだ14歳なのに、重すぎるよね。ごめんね、世迷言だと思って、忘れて」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 伊音との会話 伊音「もうすぐ戦(いくさ)が終わる」 伊音「勝てば官軍負ければ賊軍、と言うが、負ければそこでお終い、この世の終わりだ。だから我らは、絶対に勝たねばならん」 伊音「この戦いに勝利し、ヤシマに帰還すれば、私は草薙の当主だ。お前と戯言を言い合うのも、これが最後になるかも知れんな」 伊音「戯言ついでに聞くが……PC3。お前、私の婿になる気は無いか?」 伊音「うら若き当主を支える婿、しかも天使大戦を終結に導いた英雄であれば、誰にも文句は言えまい」 伊音「……一世一代の、逆プロポーズのつもりなんだが……」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 セラピアと会話 セラピア「ねえPC2ちゃん、お願いがあるんだけど、聞いてくれる?」 セラピア「パパちゃんにとどめを差す時がもし来たら……一緒に、引き金を引いてほしいんだ」 セラピア「これは誰でもない、ボクにしか出来ない、誰にも譲れない事、なんだよ」 セラピア「ボクの手は、とっくの昔に汚れてるから、今更一人増えたって、変わらないんだよ」 セラピアはそう言いながら、涙をぽろぽろこぼしている。 セラピア「ごめん、嘘ついた。キミの前で強がったって、意味無いのにね。……ボクはまた、家族を失うことになるんだよ。そりゃ勿論、パパちゃんに何かしてもらった記憶なんか全く無いし、倒さなきゃならない敵だってことも分かってる。でも、血の繋がった家族を討たなきゃならない苦しさだけは、分からなくてもいいから、分かってほしい。ごめん、矛盾してるよね」 セラピア「ねえ、PC2ちゃん……ボクの、家族になってくれないかな」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 凍と会話 《エヴァU》で凍の寿命をどうにかしていない場合 凍「……次、戦えば、終わりって……本当?」 凍「……なら、もう少しだけ、頑張る」 凍「……もし、戦ってる最中に、限界来たら……ごめん、なさい」 凍「……怖い、けど。……あなたの隣で、死ねるなら……それも、いい、かも」 《エヴァU》で凍をどうにかした場合 凍「……私、生まれ、変わった?」 凍「……身体が、軽い。……体調、どこも、悪くない」 凍「……ありがとう、PC1」 頬にちゅっとキスする。 凍「……感謝を表す時はこうしろって、桂が、言ってた」 凍「……戦いが終わるまでは、いっしょ。……終わっても、ずっと、いっしょに、いたい。……だめ?」