今回予告 「合衆国の『ムーンシャイン』って、『狂気』とか『たわごと』って意味もあるそうですよ。もしわたしが、そんなことを言い出したら……その時は、あなたがわたしを、元に戻して下さいね。約束、ですよ?」 それが、紀央の最後の願いになることも知らずに。 割れた雲から降り注ぐのは、妖しく、狂おしい、青き満月の光。 かつてキミを見守っていた瞳は、いまや地上の魂を刈り取る大天使「サリエル」の邪視へと変貌する。 吹き荒れるエーテルの嵐。 天使の融合した彼女の能力が、キミたちの機体を縛り付ける。 鳴り響く讃美歌の中。 通信モニターの向こうでノイズにまみれた彼女の泣き顔が叫んだ。 「お願いです……あなたの手で、わたしを止めて……っ!!」 逃げ場のない月光の下、引き金にかけた指が震える。 希望も、救いも、ここには無い。 ただ一つ残されたのは、あの夜に交わした、あまりにも残酷な「約束」だけ。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『MOONSHINE DANCE』 ――踊れ、狂気の月光の下で。 ハンドアウト PC1:ギアドライバー ナビ:司鏡紀央 キミのナビゲーターは、いつもキミを気遣い、前線で命懸けのナビゲートをしてくれる少女だ。 ある夜、彼女は「もしわたしが、月の光におかしくなって『たわごと』を言い出したら……その時は、あなたがわたしを元に戻して下さいね。約束、ですよ?」 それが、彼女の最後のお願いになるとも知らずに。 割れた雲から降り注ぐ、狂おしい満月の光。 かつてキミを優しく見つめていたその瞳は、いまや地上の魂を刈り取る大天使「サリエル」の邪視へと変貌し、残酷に舞い踊る。 シナリオダーザイン【司鏡紀央からの親愛】 目的:【大天使サリエルを、君の手で「停止」させること】 紀央のナビゲーター専用オーギュメントは《ナヘル》固定。 PC2:ギアドライバー ナビ:草薙伊音 草薙伊音は自他ともに認める、優秀な軍人だ。 だからこそ伊音は、紀央の「甘さ」が気に入らなかった。 ナビゲートにはいつも「生きて帰って」という無駄な感情が混ざる。 その癖に、自分のことは記憶を取り戻したあとですら、ほとんど省みない。 「そのような甘いやり方では、いつか皆死ぬぞ」と伊音が何度も忠告してきたことも、知っている。 だが、満月が覗いたその夜、すべては最悪の形で裏返った。 大天使サリエルへと羽化した彼女が仕掛けてくる、完璧にして冷徹な領域支配。 しかし、キミ達のモニターは捉えていた。 神の完璧な支配の裏で、ほんの数ミリ秒、彼女がかつてキミたちに教えてくれた、あの「不器用な死角」がノイズのように発生していることを。 シナリオダーザイン【草薙伊音からの苛立ち】 目的:【サリエルの能力を看破し、PC1(あるいは部隊)に勝機を作ること】 PC3:オフィーツィア キミの任務は多岐に及ぶ。 前線の指揮以外にギアドライバー達の監視、および「天使化した者」の迅速な処分。 それらが、ヴィヴリオからキミに与えられた、絶対の規律である。 紀央の体内エーテル濃度が、安全圏を遥かに超えて上昇していくのを、君はモニター越しに誰よりも早く察知していた。 データは非情に告げている。 彼女の自我はすでに消失し、あれは最早、紀央の姿をした「天使」に過ぎないと。 鳴り響く狂気の讃美歌の中、君はマイクを握る。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 目的:【サリエルを完全排除し、作戦を成功させること】 PC4:ソルジャー キミの身体には、かつて「月」がもたらした汚染の記憶が刻まれている。 だからこそ分かる。「満月」の本当の恐ろしさが。 現れたのは大天使サリエル。 かつて多くの魂を刈り取り、月へと拉致していった「看守」の姿そのものだ。 彼女の放つ「邪視」が戦場を射抜くたび、君の脳裏には過去の絶望がフラッシュバックする。 あの優雅なステップは、地上のすべてを死へと誘うダンス。 あのダンスを、今度こそ止めなければならない。 シナリオダーザイン【大天使サリエルからの宿敵】 目的:【サリエルの呪縛を断ち切ること】 シナリオの前提条件 8月27日、合衆国への特攻作戦が行われる。 騎士級天使兵4体は全て屠られ、障害となるものは太平洋上の天使十字軍第七艦隊となる。 尚、サリエルは瑞穂基地に既に二度襲来し、数々の犠牲を払いつつも撃退に成功している。 PC1はサリエル迎撃作戦に参戦している。 また、PC4はかつて、所属していた部隊の仲間をサリエルによって全滅させられた。 オープニングフェイズ シーン1 マスターシーン 戦場の薄雲が引き裂かれ、不自然なほど巨大で青い満月が、戦場を照らす。 割れた雲から降り注ぐ、妖しく、狂おしい、青き満月の光。 限界まで感覚を開いていた紀央が月光を浴び、純白の羽毛に包まれる。 その瞬間、外部からの強制信号を受け、紀央だったものが、コックピットから射出される。 幾重にも重なった羽毛は繭となる。 ……そして繭が割れ、巨大な月の光輪を背負い、冷徹な美しさを湛えた「大天使サリエル」が降臨する。 かつてキミを見守っていた瞳は、いまや地上の魂を刈り取るサリエルの邪視へと変貌した。 吹き荒れるエーテルの嵐。 天使と融合した彼女の能力が、キミたちの機体を縛り付ける。 鳴り響く讃美歌の中。 通信モニターの向こうで、ノイズにまみれた彼女の泣き顔が叫んだ。 紀央「お願いです……あなたの手で、わたしを、止めて……っ!!」 逃げ場のない月光の下、引き金にかけた指が震える。 希望も、救いも、ここには無い。 ただ一つ残されたのは、あの夜に交わした、あまりにも残酷な「約束」だけ。 ……そして、時は遡る。 シーン2 シーンプレイヤーはPC1 8月26日深夜。 明日遂に合衆国への特攻作戦を控える中。 キミは眠れずに、格納庫に行き、何度もした筈の愛機の最終チェックを行っている。 そんな中、背後から足音が響く。 紀央「はい、どうぞ。……少し冷めてしまいましたが、差し入れです。とは言っても、そろそろ寝ないと、明日に響きますよ?」 彼女が差し出してきたのは、ホットミルク。 紀央「……まあ、こうしている時点で、わたしも明日は寝不足、ですね……。ところで、ご存じですか?ステイツの言葉なのですが、『ムーンシャイン』という言葉です。月光って意味ですが、古来は『狂気』とか『たわごと』って意味もあるそうです」 天窓から差し込む青い月光を見上げる彼女。 その瞳が、一瞬だけひどく寂しげに揺れる。 紀央「もし、わたしがそんな風に……おかしな『たわごと』を言い出したら、その時はあなたが、わたしをちゃんとわたしに、戻して下さいね。約束、ですよ?」 シナリオダーザイン【司鏡紀央からの親愛】 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 一方その頃。 キミは武道場で、伊音と共に座禅を組んでいる。 伊音「……先程、少し格納庫の様子を覗いてきた。PC1と紀央が、機体の最終チェックをまだやっていた」 伊音「……なあ、PC1。私は少し心配なんだ。紀央は、甘い」 伊音「その甘さが、いつか命取りになる、と、口を酸っぱくして言ってきたつもりなのだがな」 伊音「……それにだ。本人も気付いておらんようだが……紀央のナビゲートは、トラバントジステム掃射の直後、ほんの数ミリだが前進し、無防備になる癖がある。分かりやすく言えば勇み足、というやつだ」 伊音「何度か伝えはしたがな。癖はそう易々と矯正出来んから、癖と言うのだ」 伊音「……それが、凶と出なければ良いのだが」 シナリオダーザイン【草薙伊音からの苛立ち】 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 既に日付は変わり、8月27日となっていた。 キミもまた眠れず、休憩室に来ると、セラピアとズィーガーが話していた。 ズィーガー「……よう」 セラピア「PC4ちゃんも眠れないの?これ飲む?ボク特製、ハチミツたっぷりのホットミルク」 ズィーガー「……貰っておけ。寝なければ明日に響く」 セラピア「……大人って羨ましいねえ。お酒を飲めば、嫌なコト忘れられるし、すぐ眠れるって言うんだから」 セラピア「ズィーガーちゃんもそうなの?」 ズィーガー「……いや」 ズィーガー「……酒で忘れられるのは、ほんの一時(いっとき)だ」 ズィーガー「……それでも。その一時でも忘れられるから、俺達は酒を飲む」 セラピア「……大人は大人で、大変なんだねえ」 セラピア「あ、そうだ。ボクからの忠告。『月の光に気を付けて』なんだよ」 セラピア「多分、なんだけど。大天使サリエルが現れると思う」 サリエル。忘れもしない、キミの所属していた部隊を壊滅させた、月と死を司る大天使。 ズィーガー「……PC4。今は、寝ろ。その牙を鈍らせず研ぎ澄ます為にも」 シナリオダーザイン【大天使サリエルからの宿敵】 シーン5 シーンプレイヤーはPC3 8月27日早朝。キミはヴィヴリオに急遽呼び出された。 ヴィヴリオ「出撃直前だが、司鏡の体内エーテル濃度の数値が芳しくない」 ヴィヴリオ「だが最終決戦を前に、戦力を温存することは出来ん。そのまま出撃させることになる」 ヴィヴリオ「……非情な命令である、と自分でも承知している。だが他にどうする事も出来ないんだ」 ヴィヴリオ「最悪の場合。司鏡をシュネルギアから強制排除しろ。決してPC1に引鉄を引かせるな」 ヴィヴリオ「今は戦える者が、一人でも多く必要だ」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 統合司令室。 出撃前の最終ブリーフィングだ。 ヴィヴリオ「出撃に先立ち、中島三郎整備班班長より説明がある。傾聴せよ」 三郎「おう。……まずホルテンの燃料だが、合衆国までの往復には足りねェ。帰りは呪法船団に回収してもらうことになる」 三郎「各機体の武装も、最大搭載量の限界の限界まで積んである。補給なんてする暇ねェだろうから、弾切れの武装は片っ端から切り離して、回収なんざ考えなくていい」 三郎「……それとだ、どんなに機体をブッ壊してもいいから、必ず帰って来い。生きてさえいてくれりゃいい。機体なんざ幾らだって修理出来るけど、命は取り返せねェンだ」 三郎「……オレたちに出来ることは、全部やったつもりだ。オレたちに直接戦う力はねェ。お前らに託すことしか出来ねェ。だから頼む。必ず、必ず帰って来い」 ヴィヴリオ「……出撃の時刻だ」 ヴィヴリオ「分かり切ったことだが、勝てなければ帰還も叶わず、負ければそれまで。あまりに酷い、作戦とも言えない特攻だ」 ヴィヴリオ「だが、明日の為に戦うのなら、今がその時だ。諸君らの奮戦を期待している」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC1、PC2自動登場、PC3とPC4は任意 司令室から出たキミを紀央が呼び止めた。 紀央「パルマコンさんから聞きました。サリエルがまた現れるかも知れない、と。わたしとサリエルは、余程の奇縁で結ばれているようです」 紀央「わたしが死を覚悟したときも、ループに陥ったときも、やって来た天使はサリエルでした。ですがこの奇縁も、今回限りにしたいと思います」 紀央「今度こそ、撃退ではなく、存在そのものを滅ぼさなければなりません」 紀央はぼそりと呟く。 紀央「(……例え、我が身を犠牲にしようとも)」 伊音は眉をしかめるが、何も言わない。 ただし次のシーン、紀央のいない所で、伊音はPC2とその話題について話します。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC2、他のPCの登場は任意 合衆国目指し飛んでいく、ホルテンの内部。 キミは伊音に、話があると個室に呼び出された。 伊音「……司鏡の呟きが聞こえたか」 伊音「我が身を犠牲にしてでもサリエルを滅ぼす、と」 伊音「ここで口を挟むべきではない、と思ったが……」 伊音「二度倒せたのだから三度目も、と上手く行くとは限らん。相手は天使、超常の存在だ。強化されていないとは限らんし、それに」 伊音「……あるいは、今度こそ紀央を抹殺する為に、か。死する運命を二度も覆した、神をも恐れぬ者を」 伊音「我らに出来ることは少ない。ただ、立ち塞がるものを切って捨てるのみ」 伊音「増してや、友の命を狙う不届き者ならば尚更だ」 伊音「……私は友人が少ない。いや、ほとんどいない。周囲にいたのは、私ではなく、草薙という家柄を、草薙という名前を見る者ばかりだったからな」 伊音「……だから、紀央は……私の、数少ない友の一人なのだ。私が、一方的にそう思っているだけなのかも知れないが……」 伊音「……お前か?お前は、その……いや、何でもない」 (伊音は赤面しつつ「……お前は、今後の人生を共にする、伴侶になってもらうつもりだ。この答えで、満足か……?」) 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 情報収集シーン 判定に失敗しても情報は得られるが、調査に余計に時間がかかったとして、シーンに登場しているPCのアガペーを2D6上昇させる。2つとも失敗したら合計4D6上昇する。 サリエルについて 〈情報処理〉〈軍略〉で難易度3 月と死を司る大天使である。 瑞穂基地にはサリエルとの交戦記録が既に2度ある。 7月13日、司鏡紀央の記憶と肉体に限界が訪れ、生死の淵を彷徨った時に出現。PC4の所属していた部隊はPC4を残して全滅するも、シュネルギア部隊によって撃破された。 7月28日、エーテル体となった状態で、瑞穂基地に対し精神攻撃を仕掛けてきた。これもまた撃破された。 そして今回またしても、サリエルの出現が予測されている。 サリエルの本体について 〈情報処理〉〈エーテル〉〈軍略〉で難易度5 本来ならば召喚の難しい筈の大天使を、複数回にわたり召喚できる理由。 それは、サリエルの本体が、天使十字軍第七艦隊の旗艦のコアとして用いられている為である。 その為、サリエルの完全な撃破には、旗艦自体を撃破する必要がある。 具体的には、クライマックスフェイズではサリエルの他に、天使十字軍第七艦隊もエネミーとして出現する。 つまりボスはサリエルと旗艦の2体である。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 天使十字軍第七艦隊との戦闘は、熾烈を極めた。 第七艦隊は、合衆国へ向かうにあたっての、合衆国側最強最後の砦でもあるのだから。 天使達の猛攻と、従軍司祭たちによる祈り(キミたちにとっては呪詛である)により、PC1とPC2の機体は、目に見えない檻に閉じ込められたように動けない。 紀央「呪詛の流れ、解析終了……っ!これで、なんとか突破口を……っ、あ、ああっ……!!」 PC1の後部座席。 紀央が苦悶の声をあげる。 霊素頭脳(グロースレヒナー)への過剰な接合で、脳への負荷が限界を超え、彼女の鼻から血が伝う。 伊音「馬鹿者!死んで花実が咲くものか!そのままでは、お前の脳の方が焼き切れてしまうぞ!すぐに回線を切れ!」 紀央「駄目、です……!ここで血路を開かなければ、そのまま押し潰されます……!わたしの、陰陽術を、信じて下さい……っ!」 伊音「……理解った。征くぞ、PC1、PC2!ここで臆せば、司鏡の覚悟が水の泡になる!今は、司鏡を信じて突っ込むぞ!」 紀央「っ……う、くっ……ああ、ああああああっ!!」 彼女の悲鳴のような叫びと共に、戦場に一筋の回避ルートが描かれ、キミたちの機体は包囲網を脱出できた。 だが、その瞬間に彼女の意識は深い闇へと沈み……代わりに何かが、彼女の体を侵食し始める。 紀央「来た……。来るなら、ここだと……うあああああっ!!」 その頃。 司令室の紀央のデスクに置かれていたマグカップに、ピシリとヒビが入った。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 戦場の薄雲が引き裂かれ、不自然なほど巨大で青い満月が、戦場を照らす。 割れた雲から降り注ぐ、妖しく、狂おしい、青き満月の光。 限界まで感覚を外部に開放していた紀央が月光を浴び、純白の羽毛に包まれる。 その瞬間、基地からの強制信号を受け、紀央だったものが、コックピットから射出される。 幾重にも重なった羽毛は繭となる。 ……そして繭が割れ、巨大な月の光輪を背負い、冷徹な美しさを湛えた「大天使サリエル」が降臨する。 かつてキミを見守っていた瞳は、いまや地上の魂を刈り取るサリエルの邪視へと変貌した。 サリエルは手始めとばかりに、舞うようにその手に持った大鎌を一閃。 戦場に展開していた戦闘機部隊、そして天使十字軍の戦闘機部隊も、敵味方構わずバラバラに切り裂いた。 サリエル『我はサリエル。死を司る者なり』 サリエル『いたずらに命を弄ぶ背教者共よ。汝らに、裁きを』 紀央「っ……今、サリエルは……わたしの、中にいますっ……!わたしごと、討って……旗艦も、落とせば…………今度こそ、サリエルを、完全に……っ!!」 サリエル『……黙れ、小娘。お優しい貴様たちに、この者が討てるか。出来まいて』 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックス・フェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 戦場:月光が降り注ぐ、逃げ場のないステージ。 月光:クリンナップにアガペーが2D6上昇する。 大天使サリエル 【HP】444 【肉体】25 【感覚】25 【理知】25 【聖霊】25 行動値:25 《飛行》 《ケルンV》ダメージを75点まで無効化 回避はしない 攻撃方法 《グリムリーパー》判定値25 技能レベル5 対象:単体 射程:1000m ダメージ+30 天使十字軍第七艦隊旗艦 【HP】250 【肉体】25 【感覚】20 【理知】20 【聖霊】25 行動値:10 《飛行》 《ケルンU》対天使効果なしの武器によるダメージを無効化 《ビームシールド》ダメージを50点軽減、ラウンド1回 回避はしない 攻撃方法 《追尾式拡散式陽霊子砲》 判定値22 技能レベル4 対象:範囲 射程:2000m※ ダメージ+20 《九八式10センチ高角砲》判定値20 技能レベル4 対象:単体 射程:4000m※ ダメージ+25 《対空機関法》 判定値18 技能レベル5 対象:範囲 射程:至近 ダメージ+17 権能・災厄 《ソウルハック》:サリエルがセットアップで使用。このシーン中、PC全員の移動力を半減させ、且つあらゆる判定の判定値を−5する。戦闘開始時ではルベン、ナヘルでの打消し不可だが、条件を満たすことで打消しが可能になる。この権能は災厄として見なす。 《疾風怒濤》×4 イニシアチブ、1ラウンド1回。 《奇跡》×3 ※回避しないので、メジャーアクションにのみ使用 《神罰》×5 《星を落とす者》×2 マイナー直前に宣言、射程:視界、対象:場面 《時空を砕く者》×2 メジャー直前に宣言、射程:視界、成功数+20 《復活》×1 サリエルのみ使用する、使用後は【HP】を25点まで回復し、あらゆる判定値+5となる 災厄による経験点+5 セットアップ: サリエルは《ソウルハック》を宣言。 具体的には、紀央の陰陽術を利用して、金縛りを戦闘領域全体に展開する。 最初のイニシアチブ: サリエルが《疾風怒濤》を宣言。 《星を落とす者》《時空を砕く者》《奇跡》を宣言する。 成功数+40、対象:シーン(選択)、射程:視界に変更する。 サリエルの行動(《ナヘル》で《疾風怒濤》が打ち消された場合は打ち消し直後)の後、《格闘》《白兵》《探知》《情報処理》いずれかで難易度10の判定を行う。 判定に成功すると、サリエルが大鎌を一閃させた直後、ほんの数ミリだけ前進しているのが分かる。 これにより《ソウルハック》の解除が可能になる。 失敗した場合、また次のサリエルの行動後に判定を行える。 伊音の言っていた、紀央の癖。 サリエルと同化されても、それはまだ残っていた。 伊音「……司鏡め。あんな姿になっても、まだ我らを守ろうと……PC1、そこが死角だ。突っ込め!」 そしてPC1にサリエルから直接通信が入る。 サリエル『人の子よ、諦めよ。既にこの者は我が手中に落ちた』 同時に通信モニターの向こうで、ノイズにまみれた彼女の泣き顔が叫んだ。 紀央「お願いです……あなたの手で、わたしを、止めて……っ!!」 サリエルの【HP】を0にし、〈エーテル〉難易度99の判定に成功することで、紀央とサリエルを分離し、サリエルにとどめを刺すことができる。 とどめを刺す、には宣言のみで良い。 エンディング・フェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ズィーガーとの会話 キミが格納庫に帰還すると、ズィーガーが整備を受けていた。 ズィーガー「……よう」 ズィーガー「……腕がイカれた。こいつとも長い付き合いだったが……」 ズィーガー「……さて俺は、いつまで戦えるか」 ズィーガー「……らしくない事を言った。忘れてくれ」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオとの会話 キミは瑞穂基地にいるヴィヴリオと交信している。 ヴィヴリオ「第七艦隊及びサリエルの撃破、よくやってくれた」 ヴィヴリオ「これは合衆国打倒への、まだ一歩に過ぎないかも知れない。だが、大きな一歩だ」 ヴィヴリオ「……首を洗って待っていろ、ラルフ」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 伊音との会話 キミは伊音と共に、朝焼けの空を眺めている。 伊音「……美しいな」 伊音「長きに渡る努力が実り、物事が達成されたその時も、暁と言うが」 伊音「……我らはまた、暁を共に見られるだろうか」 伊音「我が身既に不退転、覚悟完了、と自ら言い聞かせてここまでやってきたが……」 伊音「本当は……怖いのかも知れん」 伊音「頼みがある。お前の背中は私が守るから、私の背中を守って欲しい」 伊音「さすれば私は百人力、いや千人力だ」 シーン シーンプレイヤーはPC1 朝日が昇り、狂気の月光が消え去った戦場。 指令室で紀央が座っていた 机には、キミと一緒に選んで買った、ヒビの入ったマグカップが残されている……。 紀央「……マグカップ、駄目になっちゃいましたね」 紀央「PC1様。この戦争が終わったら、新しいマグカップを一緒に買いに行ってくれませんか」 紀央「……ごめんなさい。一人で背負い込んで、解決しようとしてしまって」 紀央「もう、あなたを一人にしないから……わたしを、一人にしないでください」 紀央「約束、ですよ?」