今回予告 キミ達は、短いようで長かった、あの夏を越えて、ここにいる。 天使大戦が終結したことにより、世界は少しずつ、復興の兆しを見せていた。 そして、1999年12月。 世間はクリスマス一色に染まっていた。 恋人同士として初めて迎えるクリスマスに、浮足立つキミ達。 だが、天使大戦の残滓が、音も無く忍び寄る。 彼女の過去にまつわる因縁が、それを招き寄せた。 ……まだ、全てが終わった訳では無かったのだ。 立ち上がれ。走り出せ。手を伸ばせ。 大事な人を取り戻す為に、もう一度。 今度こそ全て終わらせて、ミライを勝ち取る為に。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『Memories in White』 雪が降る。 全てを、覆い尽くすように。 哀しみも、嘘の様に。 PC1:ギアドライバー/ナビ:セラピア、凍、伊音、トゥアレタから任意 天使大戦終結後、初めてのクリスマス。 そして、キミ達が恋人同士として初めて一緒に過ごすクリスマスだ。 なのに、彼女がいなくなってしまった。 何か事件に巻き込まれたのかも知れない。 早く探し出して、二人でクリスマスを祝わなければ。 シナリオダーザイン【ナビゲーターからの好意】 PC2:オフィーツィア クリスマス直前に、PC1のナビゲーターが行方不明となってしまった。 もしや合衆国の残党?それともヴリルソサエティ?それともヤシマ陸軍の仕業か? 考えられる選択肢は幾つもある。 だが、どこが相手であろうと、彼女を必ず見つけ出し、PC1と一緒のクリスマスを過ごさせてやらなければ。 キミには、彼らから青春を奪った者として、そうしなければならない義務がある。 シナリオダーザイン【自己からの責任感】 ※キミには恋人、あるいは配偶者がいてもよい。その場合、公式NPCから選択すること。 PC3:ギアドライバー/ナビ:全ナビゲーターから任意 天使大戦終結後、初めてのクリスマス。 そして、キミ達が恋人同士として初めて一緒に過ごすクリスマスだ。 なのに、PC1のナビゲーターがいなくなってしまった。 PC1の為にも、早く探し出さなければ。 そうしないとこちらも、クリスマスを祝う気になんてなれない。 シナリオダーザイン【ナビゲーターからの好意】 PC4:ソルジャー クリスマス直前に、PC1のナビゲーターが行方不明となってしまった。 今年のクリスマスは、今までとは違って、穏やかなクリスマスを過ごせると思ったのだが……そう上手くはいかないようだ。 折角のクリスマス、楽しい方がいいに決まってる。 子供たちが笑ってクリスマスを過ごせるよう、PC2と協力して事態を解決しなければ。 シナリオダーザイン【自己からの奮起】 ※キミには恋人、あるいは配偶者がいてもよい。その場合、公式NPCから選択すること。 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC2 ヴィヴリオと会話 司令室。キミはヴィヴリオと歓談していた。 ヴィヴリオ「もうすぐ、クリスマスだな。……正直なところ、今年のクリスマスを迎えられるとは、思っていなかった」 ヴィヴリオ「過去にするには、まだ早いが……今年の夏は、濃密過ぎる2ヶ月だった」 ヴィヴリオ「8月など、それこそ天使がほぼ毎日、襲来していたからな……子供達にはローテーションを組ませていたが、それが崩れなくて良かった。一人でも欠ければ最後、合衆国の物量にそのまま圧し潰されていただろう」 その時、ヴィヴリオの手元の電話が鳴る。 ヴィヴリオ「む?すまん、電話だ」 ヴィヴリオ「私だ。……何だと?分かった。お前はそのまま周囲を探せ。すぐに増員を送る」 ヴィヴリオ「(PC1のナビ)がいなくなったそうだ。彼女が警備の目を盗んで何処かに行く、というのは考えられん。何者かによって、誘拐された可能性が高い」 ヴィヴリオ「全く、折角のクリスマスだというのに、祝う事も許されんというのか、我々は……」 ヴィヴリオ「天使との戦いから解放されたのだから、せめて子供達には、クリスマスを楽しんで欲しいのだ。我々が彼らの貴重な青春の時間を奪ったのだから、我々には彼らが普通の生活が出来るよう、尽力する義務がある。そう思わんか?」 シナリオダーザイン【自己からの責任感】 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 ズィーガーと会話 キミは哨戒飛行を終えて帰還し、休憩室にいる。 ズィーガー「天使反応、全く無し。……8月末の合衆国との決戦後、天使の出現はほぼ無くなった」 ズィーガー「……よく、あの夏を乗り越えられたものだ」 ズィーガー「……俺は、覚悟していたから、な」 ズィーガー「……ところで、PC4。お前、クリスマスは何か予定があるか?」 ※恋人がいる場合 ズィーガー「そうか……すまない。なら、そちらを優先してくれ。……折角のクリスマスだ。俺なんかといるより、余程いいだろう」 ※恋人がいない場合 ズィーガー「……そうか。なら、飲らないか」 そこに、PC4の携帯にヴィヴリオから連絡が入る。 ヴィヴリオ「(PC1のナビ)が行方不明になった。周囲の捜索の人員は既に手配しているが、緊急事態が発生する可能性もある。PC2と協力して、事態の解決に当たってくれ」 ズィーガー「行って来い。子供達の面倒を見るのは、大人の役目だ」 シナリオダーザイン【自己からの奮起】 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 ナビと会話 (PC3のナビ)「ねえ、クリスマス、どうしようね」 (PC3のナビ)「折角、二人で初めて過ごすクリスマスだから、思い出に残るようなこと、したくて」 (PC3のナビ)「何処かに出掛ける……とか、どうかなあ。合衆国との戦いが終わって、街も少しずつ復興して来てるし、さ」 (PC3のナビ)「それとも、みんなでクリスマスパーティする?私は、どっちでもいいかな。……パーティの後、二人っきりになれる時間があれば、それで」 そこに、PC3の携帯にヴィヴリオから連絡が入る。 ヴィヴリオ「私だ。PC3、(PC1のナビ)が何処に行ったか知らないか?」 ヴィヴリオ「……そうか。済まんな」 (PC3のナビ)「ヴィヴリオ大佐、なんだって?」 (PC3のナビ)「ねえ、司令室に行こう。私達でも、何か役に立てることがある筈。……友達がいなくなって、のほほんとしてなんかいられないよ」 シナリオダーザイン【ナビゲーターからの好意】 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 キミは一人で市街に買い物に行った。 クリスマスに、(PC1のナビ)に渡す予定のプレゼントを買う為だ。 帰って来たら(PC1のナビ)に連絡する予定だったので、電話を掛けたが、繋がらない。 彼女の部屋に行っても、もぬけの殻だ。 そこに、ヴィヴリオから電話が掛かって来る。 ヴィヴリオ「PC1。(PC1のナビ)は、一緒にいるか?」 ヴィヴリオ「そうか……落ち着いて聞いてくれ。どうやら、(PC1のナビ)が何者かに誘拐されたらしい」 ヴィヴリオ「今、捜索の人員を出している。……だが、警備の目を欺いての誘拐だ。まだ近くにいるかは、分からん」 ヴィヴリオ「ひとまず、司令室に来い。今後の対策を練るのに、お前も同席してくれ」 ……(PC1のナビ)のいないクリスマスなんて、絶対に嫌だ。 シナリオダーザイン【ナビゲーターからの好意】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 PC1のナビが行方不明になったと改めて周知される 瑞穂基地司令室。 この面子が一堂に集結するのは、数ヶ月ぶりだ。 ヴィヴリオ「さて、既に伝えているが、(PC1のナビ)が、何者かによって誘拐された」 ヴィヴリオ「ディートリッヒ。状況を説明しろ」 横に控えていた、護衛・監視チームのリーダーであるディートリッヒ・ツァイスが、前に出る。 ディートリッヒ「服屋の更衣室で彼女が一人になったところを、服屋の店員に変装した何者かによって、連れ去られたようです。これは、わたし達の手落ちです」 ディートリッヒ「他の店員に確認したところ、つい最近就職した店員が、昼休憩に行ったままバックレた、とのことです。恐らく、その者が実行犯であると考えられます」 ディートリッヒ「犯人の身元は目下調査中です。何か分かり次第、報告いたします」 ヴィヴリオ「うむ、犯人の足取りが掴め次第、(PC1のナビ)の奪還作戦に移る。それまで、お前達はすぐ出動出来るよう、待機していてくれ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 ズィーガーor担当ヒロインと会話 ※ズィーガー 司令室を出ると、ズィーガーが待っていた、 ズィーガー「……何か、手掛かりはあったのか」 ズィーガー「……いつ向かう?俺も、同行する」 ズィーガー「……俺達は、何度もPC1と、(PC1のナビ)に助けられた。俺自身の命も、心も、だ。だから、今度は、俺達が恩返しする番なんだ」 ズィーガー「……いつでも、声を掛けてくれ」 ※ヒロイン 司令室を出て、キミが向かったのは、(ヒロイン)の部屋。 ヒロイン「どうしましたか、PC4?顔が大分険しいですが。何か、あったんですか?」 ヒロイン「(PC1のナビ)が、さらわれた?」 ヒロイン「それじゃ、(PC1のナビ)も不安でしょうね……。あの夏を戦い抜いた(PC1のナビ)だって、女の子なんですから」 ヒロイン「こういう時、女の子は夢見るものなんですよ。王子様が、迎えに来てくれるって」 ヒロイン「……まあ、わたしの王子様は、あなたなんですけどね」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 ナビと会話 司令室を出て、(PC3のナビ)が言う。 (PC3のナビ)「ねえ、PC3。(PC1のナビ)が誘拐されたのに、心当たりとかある?」 (PC3のナビ)「……わたしの、勝手な想像なんだけどね。(PC1のナビ)の、昔のことが関係してるんじゃないかな、って」 (PC3のナビ)「ほら、前に(PC1のナビ)が話してくれたじゃない、昔のこと」 セラピア:母エクリシアがノルトラントの関係者であり、天使大戦の関係者と多く知り合いだったこと 凍:メタトロンによって創り出された、天使の肉体を用いた人間のコピーであること 伊音:婚約者がいたが、ギアドライバーとして出向する際に破談にしたこと トゥアレタ:6年前の幼年学校の集団天使化事件の、表向きは生存者だったこと (PC3のナビ)「本人にとっては、あまりいい思い出じゃないと思うんだ。天使との関わりで、人生を狂わされた訳だから。まあ、わたしもそうだけどさ」 (PC3のナビ)「でもさ、過去は過去。わたし達は現在(いま)を生きて、ミライに目を向けてる。天使との戦いから解放されたからこそ、だよ」 (PC3のナビ)「わたし達は一歩先に抜けられたけど、(PC1のナビ)はまだ過去の因縁に足を取られてる。今度こそ、その呪縛から解放してあげなくちゃ。友達、だもんね。まあ、主役はPC1だけども」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC2 ヴィヴリオor担当ヒロインと会話 ※ヴィヴリオ キミ達は司令室で、捜索に出た情報将校達からの報告を待っている。 ヴィヴリオ「瑞穂市街から外に出る、あらゆる道路は検問で封鎖しているから、実行犯はまだ市内にいる。直に尻尾を出すだろう」 ヴィヴリオ「……しかし解せんのは、(PC1のナビ)を簡単に誘拐出来た、ということだ。考えられるのは、顔見知りの犯行か、あるいは何らかの脅迫を受けたか」 ヴィヴリオ「(PC1のナビ)とて、何も知らぬただの少女ではない。単独の実行犯であれば、対応出来た筈だ」 ヴィヴリオ「(PC1のナビ)が、無事ならばいいのだが……」 ※ヒロイン ヒロイン「クリスマス休暇、もしかしたら返上かもって聞きましたけど、どうしたんですか?」 ヒロイン「……それは、非常事態ですね。どおりで、情報将校たちの動きが慌ただしいと思いました」 ヒロイン「確かに、合衆国との戦い『は』終わりました。でも、まだ問題は沢山残っている。これは多分、その残った問題の内の、一つなんでしょう」 ヒロイン「早く見つかるといいですね、(PC1のナビ)。……個人的なことを言わせてもらうと、みんなが平和にクリスマスを過ごせるよう、早く解決して欲しいです。折角のクリスマスですから」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 (PC1のナビ)との回想シーン ナビの秘密を知った場面や、二人でどこかデートに行った場面など、PLと相談して演出すること。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 情報収集 《事情通》難易度5 セラピア: この事件の首謀者は、ゾフィー・V・シャウベルガー博士。 ヴリルソサエティの協力を得て、セラピアを誘拐した。 実行犯はヴリルソサエティの潜入工作員であり、既に確保している。 居場所は、市内の廃病院だ。 凍: 凍は誰かに誘拐されたのではなく、自ら姿を消した。 だが、居場所は判明している。廃棄された八坂機関の研究所……凍が、育った場所だ。 伊音: この事件の首謀者は、ヤシマ陸軍准将の八神大和(やがみ・やまと)。 破談になった筈の、伊音の元婚約者である。 実行犯はヤシマ陸軍の特殊工作員であり、既に確保している。 居場所は、ヤシマ陸軍の駐屯地だ。 トゥアレタ: この事件の首謀者は、元天使派テロリストの一人、御手洗結理(みたらい・ゆり)である。 天使派は現在ほぼ壊滅しており、彼女はその残存勢力の一人。 犯行は彼女の単独犯であり、実行犯も彼女である。 居場所は、かつて集団天使化事件が発生した幼年学校の跡地だ。 ヴィヴリオ「犯人は分かった。潜伏場所に急行しろ」 ヴィヴリオ「およそ予想はつくとは言えど、犯行理由を考えている時間は無いし、その必要もない。今我々に必要なのは、迅速な行動あるのみだ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン7 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 雪の降りしきる中、本拠地に乗り込み、ボスが誘拐した理由を説明する セラピア: ゾフィー「思ったより遅かったわね。もう、こちらの準備は整っているわ」 ゾフィー「ラルフとエクリシアの娘、セラピア。地上で最も大天使の力を発現せし者。いえ、大天使ガブリエルの生まれ変わりの、純血の天使、と言った方がいいかしら」 セラピア「そこまで知ってるんだね。流石、ゾフィーちゃん」 ゾフィー「あら、目を覚ましたのね、セラピア。でも貴女にちゃん付けで呼ばれる筋合いは無いわ」 ゾフィー「私の目的?そんなの決まってるわ。私の大事なソコラタを、復活させるのよ。セラピアは、その為の生け贄」 ゾフィー「あの子のいない世界なんて、滅びてしまえばいいのよ」 ゾフィー「なら、やってご覧なさい」 凍: 凍「……どうして、来たの」 凍「……サンダルフォンが、最後のメタトロンの欠片の、私を、迎えに来た」 サンダルフォン「全ては兄、メタトロンを復活させる為。そして、私の力で、八坂凍は、元々いなかったことになる」 サンダルフォン「八坂凍が、そう望んだからだ」 凍「……迷惑、かけたく、なかった、から……だから、一人で、来たのに……」 サンダルフォン「それでも、凍を引き止めたいならば……私を、止めてみせよ。その程度のことが出来ずして、何が英雄、何が救世主か」 伊音: 大和「やはり来たか」 大和「オレは、維馬篭閣下の後継者として選ばれた。であれば、オレの妻として相応しいのは、伊音嬢ただ一人」 大和「オレと伊音嬢は、ヤシマの未来を共に担う、という使命感を持ち、ゆくゆくは夫婦(めおと)になることが決まっていた」 大和「しかし、伊音嬢に黒い天使核が見つかったことにより、破談となった」 大和「だが、天使大戦は終わった。ならば、もう一度結婚を申し込もうと思えば……どこの馬の骨とも知らん輩がいるではないか」 大和「伊音嬢が首を縦に振らん原因は、貴様か」 大和「これ以上語る必要は無いだろう。語るならば、刃と刃を交え、刃を以て語るのみ」 トゥアレタ: 結理「きっと来ると思っていたわ、PC1」 結理「この女を人質に取れば、お前は必ず来ると思っていた。全ては、あの子の敵討ちの為」 トゥアレタ「6年前……じゃあ、あの集団天使化事件で……」 結理「そうよ。6年前、あの子を失って、地獄のような日々だった。でもそれも今日で終わり。やっと、復讐出来る」 結理「ああ、憎い、憎い、憎い!何故あの子は死んで、お前達が生き残った!救世主だか何だか知らないけど、私はあの子が全てだった!」 結理「!?身体がっ……!?」 トゥアレタ「まさか、天使化!?」 天使化を始める結理。 結理?「ああ、何て、いい気分かしら……今なら、お前達をまるで花を摘むかの如く、殺せそう……」 マステマ「私はマステマ、憎悪の天使。私は憎む、あの子を奪ったお前達を、この世界を」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックスフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 ボスとの戦闘 ホイシュレッケ等の取り巻きは出現せず、ボス単体との戦闘となる。 PC1の機体にはナビゲーターが搭乗していない為、メジャーアクションの度にアガペーが1D6上昇する。 ただし、絆は繋がっている為、ナビ修正は通常通り発生するし、専用オーギュメントも通常通り使用出来る。 ゾフィー:フーファイター 凍:サンダルフォン(データは力の天使を使用) 大和:我龍参式(データはフーファイターを使用) 結理:マステマ(データは力の天使を使用) 戦闘終了後、キミは首謀者に止めを刺しても良いし、捕まえても良いし、見逃しても良い。 結理については、そのまま放置しておくとマスケンヴァル現象が発生する。 ゾフィー「潮時、かしらね」 サンダルフォン「それでこそ、救世主。一人の女も守れない者に、世界は守れない」 大和「貴様……いや、貴殿ならば、伊音嬢を託せる。伊音嬢を、幸せにしてやってくれ」 結理「せめて、お前達だけでも道連れに……!」 エンディングフェイズ ホワイトクリスマス シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ズィーガーor担当ヒロインと会話 ※ズィーガー バー・ギルティ。 キミはズィーガーと、酒を酌み交わしている。 ズィーガー「……お前も、物好きだな。クリスマスに、俺と飲むのを選ぶなんて」 ズィーガー「……恋人にせよ、夫婦にせよ。一番近くて、一番遠い他人。全て分かり合うことなんて、一生掛かったって、出来やしない」 ズィーガー「だから、互いを知ろうとし、歩み寄ろうとする。……俺には、それが出来なかった」 ズィーガー「……酔ってるな。まあ、たまには、いいか」 ※ヒロイン キミは自分の部屋に、ヒロインと一緒にいる。 ヒロイン「(PC1のナビ)は、王子様が助け出しましたか?」 ヒロイン「ピンチに王子様が助けに来てくれるのは、万国共通の、女の子の夢ですからね」 ヒロイン「……大なり小なり、こんな事件がまた起きるかも知れません。あの子の過去の因縁が、全て昇華された訳ではないでしょうから」 ヒロイン「でも、PC1がいれば、概ね大丈夫な筈です。足りない部分は、私達周りの人間が手助けして。縁(よすが)というのは、そういうものです」 ヒロイン「……ところで、クリスマス、まだ何も準備してないんですけど……何、します?」 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 ナビと会話 キミは、(PC3のナビ)といっしょに、クリスマスのイルミネーションを見に来ている。 (PC3のナビ)「奇麗だね……」 (PC3のナビ)「そこは、キミの方が奇麗だよ、とか言わなきゃ(笑)」 (PC3のナビ)「趣味は人それぞれだけど、わたしは、最後はハッピーエンドがいいな」 (PC3のナビ)「PC1の隣には、やっぱり(PC1のナビ)がいるのが、一番似合ってると思うんだ。……わたしの隣が、キミであるように」 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 ヴィヴリオor担当ヒロインと会話 ※ヴィヴリオ ヴィヴリオ「(PC1のナビ)が無事で、本当に良かった」 ヴィヴリオ「完全ではないが、元の生活に子供達は戻った。彼らの戦争は終わったんだ。……本来、戦争とは大人達がするもので、子供達を巻き込むものではない。……私が言っても、説得力がまるで無いが」 ヴィヴリオ「また、このような事態は起こり得るだろう。だが、出来るだけ子供達を巻き込みたくはない」 ヴィヴリオ「その時は、また協力してくれ」 ヴィヴリオ「ところでお前、クリスマスの予定はどうなっている?」 ※ヒロイン ヒロイン「(PC1のナビ)の奪還作戦、成功したんですね。良かった……」 ヒロイン「あの子達もちゃんとクリスマスを過ごせますね」 ヒロイン「恋人同士が離ればなれのクリスマスなんて、嫌じゃないですか。それがよく知っている人なら、尚更」 ヒロイン「……それに、これで私達も、予定通りクリスマスを一緒に過ごせますね」 ヒロイン「色々準備したのが、無駄にならなくて良かった……」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 ナビと会話 ※セラピアの場合 セラピア「ちゃんと、言ってなかったね。……ただいま」 セラピア「そんなに不安だった?ボクは、あんまり心配してなかったけど。……きっとキミが、迎えに来てくれると思ってたから」 セラピア「……だったら、結婚、しちゃう?そうすれば、いつでも、誰の目も遠慮することなく、一緒にいられるよ?世界を救った英雄の特権、とか、理屈と膏薬はどこへでも付くんだから」 ※凍の場合 凍「……ごめんなさい。勝手に、いなくなって……」 凍「……怖くて、相談、出来なかった」 凍「……ただ、いなくなるだけ。前は、そう思ってた。……なのに、恐く、なった」 凍「……ただいま」 ※伊音の場合 伊音「まず先に謝っておく。すまない、余計な手間を取らせた。そして……ただいま」 伊音「あの話は無くなった筈だったんだがな。私が救国の英雄となった為に、再度持ち上がってしまったらしい」 伊音「なら、お前が私の結婚相手になるか?私は大歓迎だ。世界を救った英雄が配偶者となれば、誰も文句を言えまい」 伊音「いや……こういう時は、素直になるべきだな。……私を、お前の妻にしてくれないか」 ※トゥアレタの場合 トゥアレタ「ちゃんと、言ってなかったね。……ただいま」 トゥアレタ「そんなに不安だった?わたしは、あんまり心配してなかったけど。……きっとあなたが、迎えに来てくれると思ってたから」 トゥアレタ「……そんなに離れてるのが心配だったら、あなたのお嫁さんにしてくれる?そうすれば、いつでも、誰の目も遠慮することなく、一緒にいられる」 トゥアレタ「オンナにここまで言わせといて、まさか逃げないよね?……ううん、お願い、もう、一人にしないで……」