■今回予告 何者かの手により、別次元と繋がったアビスゲートが発生した。 そこから出現した、通常兵器が一切効かない奈落獣。 そして次元を超えて来た、天使と戦う為に生まれた天使を操る少女。 キミ達は少女の力を借り、一度は、未知の奈落獣“天使”を退ける。 天使とは何か。 異世界との扉を開いたのは誰か。 少女はいったい、何者なのか。 何一つとして分からない。 ……今は、まだ。 メタリックガーディアン・クロスオーバー・エンゼルギア 『機械仕掛けの天使 -Testimony to eXistence-』 存在証明を掲げ。 想いを力に変え、福音を響かせろ。 ■ハンドアウト PC1: コネクション:遠山カツラ 関係:友人 カバー:フォーチュン協力者 キミは、異世界からやって来たカツラと名乗る少女を拾った。 彼女は頭上に現れた奈落獣を見て、あれは天使だ、と言う。 そして、自分の機体が動かなかったカツラは、キミの機体に乗せてくれるように頼んできた。 【シナリオミッション:遠山カツラの頼みを聞く】 PC2: コネクション:サナート・レムリア 関係:信頼 カバー:任意 キミはサナート・レムリアから、何者かが『封魔の鍵』を用いて、異世界と繋がるアビスゲートを開いた、と告げられる。 今イヅモを襲っている奈落獣は、そのゲートから出現しているとのことだ。 キミはサナートに依頼され、封魔の鍵、そしてその所有者の行方を探し始めた。 【シナリオミッション:封魔の鍵を探し出す】 PC3: コネクション:未知の奈落獣 関係:脅威 カバー:イヅモ防衛軍の軍人 凰市上空に突如出現したアビスゲートから、データに全くない未知の奈落獣が現れた。 キミ達は迎撃に出るが、防衛軍の攻撃がことごとく通用しない。 司令官の矢車コウゾウはキミに、フォーチュンへの応援要請をするよう命じた。 【シナリオミッション:奈落獣に対処する】 PC4: コネクション:チトセ・ウィル・ナスカ 関係:信頼 カバー:フォーチュン隊員 キミはイヅモ防衛軍第三師団からの要請を受け、奈落獣への対処に駆り出された。 防衛軍同様、キミ達の攻撃も全く通用しない。 チトセが何か対抗手段を発見するまで、せめて足止めだけでもしなければ。 【シナリオミッション:奈落獣の足止めをする】 PC5: コネクション:未知の奈落獣 関係:興味 カバー:傭兵 キミはフリーの傭兵だが、今の雇い主の金払いが良く、しばらく世話になっている。 その雇い主が、イヅモに現れた奈落獣に興味を示した。 雇い主曰く、どう転んでも収支はプラスの目算だそうで、キミは奈落獣のデータ収集にイヅモへと飛んだ。 【シナリオミッション:奈落獣のデータを収集する】 ■コンストラクションについて ▼推奨人数 PL3〜5人 ▼推奨レベル 3(初期作成)〜10程度まで。 3、5、7、10辺りで遊ぶと良い。 GMは何レベルで遊ぶかを決めて、適宜エネミーデータを調整すること。 ▼推奨クラス: スーパー、オーバーロード、トリニティ、ワイズマン 本シナリオでは、《ガイア》を使用する場面が想定されている。 可能ならばPC作成の際、《ガイア》を使用出来る3つのクラスから選ぶこと。複数あってもよい。 推奨はスーパー級とオーバーロード級である。 トリニティ級は変形によりデータを3つ準備する必要がある為、あまりお勧めはできない。 またワイズマン級の持つ《ミーミル》は、一度だけ任意のタイミングで〈神〉属性に変更できるので、こちらも本シナリオで非常に有効である。 ▼推奨加護: 《ガイア》《トール》《ヘル》《ニョルド》《アカラナータ》《シアルフィ》《ミーミル》 ■PC間コネクション: PC1→PC2→PC3→PC4→PC5→PC1の順で取得する。 次のPC番号のキャラから、コネクションを取得する形になる。 関係は任意だが、なるべく友好的なものを取得すると、セッションが円滑に進むだろう。 実際の取得はセッション開始前に行っておく。 ■前書き 本シナリオのヒロインである遠山カツラは、エンゼルギア天使大戦TRPGのNPC、遠山桂本人である。 彼女は1999年のヤシマで“処理”された後、この機甲歴世界にやって来た、というのがセッションの前提となる。 なので、エンゼルギアが分からない人は完全に置き去りのシナリオだね。うんうん、言いたい事は分かる。確かに遊べる人を選ぶねえ。分かるとも。 その上でこう言おう。知った事か! 俺は自分のやりたい様にやるのだ。 ■シナリオ本文 ●オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC3 矢車コウゾウから命令を受けるシーン 未確認の奈落獣の襲撃を受ける、イヅモ防衛軍第三師団。 既存兵器のことごとくが、全く通用しない。 司令官である矢車コウゾウが叫ぶ。 コウゾウ「どうなってるのだ、あれは!我が軍の精鋭達の攻撃が、全く通用せんではないか!?」 コウゾウ「ぐぬぬ……業腹だが、フォーチュンの連中に頼るしかないのか……」 コウゾウ「ええい、背に腹は代えられん!PC3、フォーチュンに応援要請を出せ!」 【シナリオミッション:奈落獣の攻撃に対処する】 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 ※不在の場合、このシーンは無し。 チトセ・ウィル・ナスカから命令を受けるシーン キミは凰市フォーチュン支部長、チトセ・ウィル・ナスカに呼び出された。 チトセ「イヅモ防衛軍から、うちに応援要請が来たわ」 チトセ「防衛軍からの要請内容から察するに、奈落獣に攻撃が全く効いてないみたい。ただ、どこのデータベースにもない新型の奈落獣みたいなの」 チトセ「だから、こちらに有効な打撃を与えられる機体、あるいは手段があるかどうか分からないのよね」 チトセ「PC4。あなたも出撃して、奈落獣が市街地に近付かないよう足止めして欲しいの。その間に、何か対抗手段を考えるわ」 【シナリオミッション:奈落獣の足止めをする】 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 サナート・レムリアから依頼されるシーン キミはレムリア女王、サナート・レムリアからのテレパシーを受けた。 サナート「聞こえますか、PC2。……何者かが、封魔の鍵によって異界とのゲートを開きました」 サナート「貴方には、封魔の鍵を探し出し、そしてゲートを閉じて欲しいのです」 サナート「封魔の鍵とは。数千年の眠りの間に、レムリアから失われた秘宝のひとつ。異世界との扉を開くもの」 サナート「フォーチュンへの協力要請は、既に行っています。現地でフォーチュンの者と協力し、調査に当たって下さい」 【シナリオミッション:封魔の鍵を探し出す】 シーン4 シーンプレイヤーはPC5 ※不在の場合、このシーンは無し。 雇い主から依頼されるシーン キミは腕利きの傭兵だ。 雇い主から依頼があると連絡があり、キミは雇い主の元に赴いた。 雇い主「よく来てくれた、PC5。 雇い主「凰市に、未知の奈落獣が現れたそうだ。どの国の軍隊のデータベースにも、合致するデータが存在しないとのことだ」 雇い主「PC5。お前には、その奈落獣のデータ収集を依頼したい」 雇い主「もし有効な対抗手段が見つかれば、それをフォーチュンなり防衛軍なり、高値で売り付けられる」 雇い主「では、吉報を待っている」 【シナリオミッション:奈落獣のデータを収集する】 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 遠山カツラとの邂逅シーン 奈落獣が出現するのと前後し、一筋の光が街外れに落ちた。 キミは奈落獣への対応で人手を割けないとフォーチュンに依頼され、爆心地へと調査に向かった。 そこでキミが見たのは、羽毛に包まれたロボットらしき残骸。 その首元に当たる部分のハッチが開き、ひとりの少女が中から出てくる。 ???「ここは……?すいません、そこの人。ここはどこで、今って何年何月何日?」 ???「イヅモ、凰市、機甲歴……全然分かんないや」 ???「わたしは、カツラ。遠山カツラ、っていうんだ。キミは?」 カツラが急に空を見上げる。 空に出来た裂け目から、不気味なほどに白い怪物が、群れを成して現れる。 カツラ「まさか、あれは天使!?なんでここに!?」 カツラはロボットに駆け寄り、機体を動かそうとする。 カツラ「駄目だ、全然動かない。受肉が進み過ぎたんだ。……そりゃ、そうか……。ねえ、PC1くん/さん。お願いがあるんだけど……あれを、わたしの代わりに倒してくれないかな」 カツラ「それと、キミのロボットに、わたしも一緒に乗せて欲しい。多分、そうしないと歯が立たないと思うし」 ※具体的に言うと、PC1の機体にカツラが一緒に乗ることで、次の戦闘で奈落獣達の持つ特殊な防御力がすべて無効化されます。 【シナリオミッション:遠山カツラの頼みを聞く】 ●ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 戦闘シーンとなる。 パワー1体とホイシュレッケの群れというテクスチャーにして、PCレベル帯のエネミーデータをPC+1〜2体(4〜7体:ソロ1体、モブ前衛2〜3体、モブ後衛1〜2体)配置する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC4、不在の場合はPC1、全員登場 鳳市フォーチュン支部に集まり、今後の対策を練るシーン あらかじめ、次は情報収集シーンになる、と伝えること。 キミ達は凰市フォーチュン支部に集まり、今後の対策を考えることとなった。 チトセ「みんなに集まってもらったのは他でもないわ。こちらの遠山カツラさんが、本作戦に協力してくれることになったの」 カツラ「遠山カツラです。今回現れたあの化け物について、わたしは詳しく知ってるから、協力することになりました」 カツラ「詳しくは、今配られた資料(具体的には情報収集)を見てもらうとして……わたし、PC1さん以外の人は知らない人ばかりなので、もし良ければ、自己紹介とかしてもらえませんか?」 カツラ「相手を知ることは、わたしにはとっても大事なことなんです」 各PCの自己紹介が終わったらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 情報収集 ▼遠山カツラ ▼天使 ▼天使の持つ特殊能力 初期はこの3つ、すべてを調べることで、▼封魔の鍵の持ち主が調べられるようになる。 判定に失敗した場合、情報は入手できるが、失敗するごとにクライマックスフェイズで出現するエネミーが1体ずつ増加する。 ラウンド進行同様の裁定として、1ラウンド1回の特技は、PCの出番が一巡したらリセットされる。 ▼遠山カツラ 【知覚】あるいは【幸運】難易度12、遠山カツラに対しコネクションを持っている場合、判定値に+2される。 カツラは異世界の地球にあるヤシマという、イヅモによく似た所から、この世界に転移してきた。 彼女は転移直前に死んだ筈だったが、こちらの世界に来た際に生き返っている。 生き返った理由は不明である。 また、彼女の乗ってきた羽毛に包まれたロボットは、天使と戦う為に天使の力を用いて戦う、機械仕掛けの天使である。 この世界においては、アインヘリアル級が最も近いと言えるだろう。 また彼女は、天使の持つ特殊能力を無効化する加護《ロゴス》を持っている。 ▼天使 【理知】あるいは【幸運】難易度10、未知の奈落獣に対しコネクションを持っている場合、判定値に+2される。 アビスゲートから出現したのは、カツラの世界において“天使”と呼ばれる存在である。 勿論、この世界に存在する生命体ではないし、今まで目撃例もない。 天使は人間の多い所を察知し、人間に襲い掛かり虐殺する習性を持っている。 ▼天使の持つ特殊能力 【理知】あるいは【幸運】難易度10、未知の奈落獣に対しコネクションを持っている場合、判定値に+2される。 天使達はすべて、《ケルンX》という特殊な防御能力を持っている。 Xの数値はエネミーによって異なる。具体的には、ボスは非常に高い数値となり、その他のエネミーは少し低い数値になっている。 これはエネミー特技《拒絶の壁X》とほぼ同じで、〈神〉属性以外のX点以下のダメージをすべて無効化するが、《輝く巨人》では無効化できない。 また、これは防御修正ではない為、クリティカルで防御修正を無視する、という文言の特技でも無効化できない。 無効化するには、ダメージ属性を〈神〉に変更する、あるいは一撃でX+1点以上のダメージを与える必要がある。 または、カツラの持つ加護《ロゴス》を使用することによって、天使の《ケルン》を1ラウンドの間、無効化できる。 《ロゴス》を使用するには、PCの誰かが任意の加護を代償として消費する必要がある。 もし代償に《ガイア》を使用した場合、《ロゴス》の効果は戦闘終了まで有効となる。 以上の3つをすべて調査することで、▼封魔の鍵の持ち主を調べられる。 ▼封魔の鍵の持ち主 【理知】あるいは【幸運】難易度12、サナート・レムリアに対しコネクションを持っている場合、判定値に+2される。 サナート・レムリアの語った通り、異世界とこの世界を繋げる、レムリア王国の秘宝のひとつである。 現在の所持者は、カツラと同じ世界からやって来た、神に仕える従軍司祭のメイガスという人物である。 天使を召喚する術を持つ彼女は、自分の元いた世界とこの世界を繋ぎ、そこから天使を召喚している。 その彼女から封魔の鍵を取り返さない限り、天使は無尽蔵に湧き続けるだろう。 すべての情報項目が開示されると、トリガーシーンが発生する。 シーン4 トリガーシーン シーンプレイヤーはPC1、他PCの登場は任意 カツラとの会話 カツラ「この世界はいいね。敵と戦うのに特別な資質はあんまり必要じゃないし、戦う事で自分が自分でなくなる心配もない。まあ、一部例外もあるのも分かったけど」 カツラ「……わたしの元いた世界は、限られたごくわずかの少年少女か、そうでないならサイボーグになるか、最初から天使と戦う為に作られたホムンクルスにしか戦えなかったから。わたしはその限られた少年少女」 カツラ「だけど、今はわたしが一緒にいれば、何とかできるみたい」 カツラ「選ばれし戦士、とか言えば、聞こえはいいけどさ。だけど、戦えば戦うほど天使に……この世界で言う奈落獣に近付いていく、そんな世界だった」 カツラ「具体的に言えば、天使は自分を守る結界を張ってて、普通の攻撃は効かない。だけどわたし達はその結界を破れる武器、そして力を持ってて、それがシュネルギアを操れる、天使を倒せる理由。……ただ、その力の源は天使と同じもの、使えば使うほど天使に近付いていく」 カツラ「この世界で例えるなら、アビスを倒す為に、アビスの力を利用して戦うアビスガーディアン、ってやつかな。アビスを使い続ければいずれ、アビスに染まってしまうって」 カツラ「帰りたいか、って言われると。うーん、悩んじゃうなあ」 カツラ「……さっき思い出したんだけどね。わたし、元の世界だと死んでるんだ。力を使い過ぎて天使化して、死んで意識を失ったと同時に、こっちに来たってわけ」 カツラ「帰っても死んでるんじゃ意味ないし、生きてるとしても、どんな形で蘇生したのか、って話になるんだよね。いわゆる非人道的な方法、ってやつが、まかり通っちゃう世界だからさー」 カツラ「……だけど。わたしは、わたしを殺させた。……親友の手を汚させて。わたしはあの子に伝えなきゃいけない。キミのやったことは間違ってないよ、って」 カツラ「それに……好きな人に、自分の気持ちを伝えてないんだ。はぐらかしたまま出撃して、そのまま死んじゃったから」 カツラ「……なんだ、心残りばっかりだ、わたし。……やっぱり、帰りたいな」 会話を終えたらシーンを終了する。 ●クライマックスフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 メイガス「この人間戦車たちが跋扈する狂った世界に、慈悲を与えよう!我らが法王も、それを望んでおられる!」 カツラ「あれは天使階級第四位階、ドミニオン!?まさか、あっちでも滅多に現れたことないのに!」 ボステンプレートD:超越存在・邪神タイプを使用。テクスチャはドミニオン。 他にはミドルフェイズと同じく、天使のテクスチャを貼った奈落獣を5〜7体(ソロ1体、モブ前衛3〜4体、モブ後衛1〜2体)くらい配置する。 戦闘終了後。 天使と共に、光の粒子となって消滅する従軍司祭。 そして、落ちて行く封魔の鍵を、PC2の機体がキャッチする。 そして。 空に開いたアビスゲートが、少しずつ小さくなっていく。 カツラ「……今なら、元の世界に帰れるかも知れない」 カツラ「(気持ちは嬉しいけど……)わたしも戦士の端くれ。確かにわたしは、一度使命を、命を投げ出した。でももし、やり直せる機会が来たのなら……この先何があっても、逃げない、って決めたんだ」 カツラ「……そう思えるようになったのは、キミ達のおかげだよ。ありがとう」 カツラの乗ったロボットは、羽を広げ、アビスゲートをくぐって行く。 そして次の瞬間、アビスゲートは閉じられた。 ●エンディングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC5 キミは雇い主に、今回の顛末を報告している。 雇い主「直接的な成果こそ無かったが、防衛軍とフォーチュンに大きな貸しが作れた。今回は、それで充分だろう」 雇い主「では、約束の報酬だ」 キミの目の前に、札束の入ったトランクを置く。 雇い主「中を検めてくれ。少々、色を付けさせてもらった」 雇い主「次のお前の働きにも期待しているぞ、PC5」 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 キミはチトセに、今回の一件を報告している。 チトセ「異世界からの来訪者、かあ。まあ時々聞く話ではあるんだけど……別の世界は別の世界で、大変みたいね」 チトセ「戦いのない世界なんて、夢のまた夢なのかも知れない。だからって、諦めていい理由にはならないわ」 チトセ「……お酒に逃げてる私が言っても、説得力皆無かも知れないけど」 チトセ「……あなたは、諦めちゃダメよ。諦めたら、そこで何もかも終わりなんだから」 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 キミはコウゾウに、今回の件を報告している。 コウゾウ「あの奈落獣には後れをとったが、次はこうは行かん。彼奴らのような防御障壁で持つものには、それらを上回る大火力でブチ抜いてやればよいと分かったのだからな」 コウゾウ「……我々はフォーチュンの引き立て役などではない。人々が平和に暮らせるのは、普段から我々防衛軍が外敵を防いでおるからだ」 コウゾウ「……確かに軍隊である以上、融通も小回りもきかんのは、ワシも重々承知している」 コウゾウ「……と、愚痴はこのくらいにしておこう。PC3、貴官は本当によくやってくれた。司令官として、貴官のような優秀な軍人が防衛軍にいることを、誇りに思う」 コウゾウ「これからもイヅモの平和の為、頑張ってくれたまえ」 シーン4 シーンプレイヤーはPC2 サナート「よく封魔の鍵を取り戻し、ゲートを閉じてくれました。心から感謝します」 サナート「協力してくれた者達にも、感謝の意を伝えなくてはなりませんね」 サナート「……レムリア王国が数千年の眠りについていた間に、散逸した秘宝はまだ幾つもあります」 サナート「それらを回収して欲しいのです。此度の件で、貴方が最も相応しいと判断しました」 サナート「中には、既に悪しき者の手に渡っているものもあるでしょう。……お願い、出来ますか」 サナート「では、よろしくお願いします。レムリアの加護が、貴方と共にあらんことを」 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 あれから数週間後。 キミに一通の手紙が届いた。 住所は書かれておらず、差出人に『遠山カツラ』とだけ書かれている。 カツラ『何やかんやあったけど、何とか、元の場所に戻れたよ。何もかもが元通り、という訳には行かなかったけど』 カツラ『友達にちゃんと謝れた。好きな人にちゃんと想いを伝えられたよ』 カツラ『これも全部、キミのお陰だよ。ありがとう』 カツラ『多分、届くと信じて、この手紙を送ります』 カツラ『追伸:もし、こっちに来る機会があったら、歓迎するよ。……まあ、そんな機会、無い方がいいんだけどさ』 手紙を閉じるキミ。 キミは、遠い場所にいる友人に、思いを馳せた。 ■いつものあれ エンゼルギアの文脈で、ビーストバインドトリニティでギアライダーをPC1としたシナリオを書き、それはメタリックガーディアンにコンバート出来るのか?という試みを行い、上手くいった。 そして世に出す順番は逆だが、エンゼルギア無印・2ndの第一話を混ぜてオマージュしたシナリオから続く三話構成のキャンペーンシナリオもまた、書けている。 なので折角だから、エンゼルギアの好きなNPCのひとりである、遠山桂をメインヒロインにしたシナリオを書いてみようと思い立った訳で。 そう、俺はビーストバインドにおけるドミネーターであり、カオスフレアにおける孤界侵略者、システムを侵略する者。 我が身既に不退転、胸張って進む也。