今回予告 1999年8月31日。 キミ達は、法王である人造救世主、ラルフ・マスケンヴァルの率いる合衆国との最終決戦に勝利した。 しかしラルフは、最後の力で天界の門を開き、天界の全ての天使兵を地上に召喚しようとした。 天界の門を抜けて地上に降り立とうとする、天使兵の大軍勢。 その大軍勢を、PC1を脱出させたセラピアが単座で迎え撃つ。 そしてセラピアは、時の流れが止まった天と地の狭間で、一人戦い続ける。 天界の門を開く鍵として、聖杯を探し求め、遂にその手掛かりを得る。 ようやくセラピアを助け出す目処が立ったのは、天使大戦の終結から10年後だった……。 エンゼルギア天使大戦TRPG エンドレスサマー 10 YEARS AFTER 『キミのそばでずっと』 ……いつか、迎えに来てね。 ハンドアウト PC1:ギアドライバー/(ナビ:セラピア) キミ達は、人造救世主ラルフ・マスケンヴァルとの戦いに勝利した。 しかしラルフは、最後の力で天界の門を開き、天界の全ての天使兵を地上に召喚しようとした。 それを食い止める為、セラピアは一人で天と地の狭間に残り、戦うことを選んだ。 キミにはこれからの世界で、救世主としての役割があるから、と。 あれから10年。ようやく、セラピアを迎えに行ける。 シナリオダーザイン【セラピア・パルマコンからの純愛】 PCは男性限定、ギアドライバー/アーティラリーでのビルドを想定している。 PC2:ギアドライバー/ナビ:トゥアレタ キミは天使大戦の終結後、トゥアレタと共に退役し、自由になった。 あれから10年。キミ達は久しぶりに、ヴィヴリオから瑞穂基地に来るよう依頼された。 恐らく、セラピアの救出の目処が立ったのだろう。 10年ぶりに、友達に会いに行こう。 シナリオダーザイン【トゥアレタ・クレーリオンからの信頼】 PC3:オフィーツィア キミは、ギアドライバー達の代わりに、天使大戦を終結させた英雄として祭り上げられた。 彼らが自由になる為には、誰かがその役目を引き受ける必要があったからだ。 キミ達の目下の目標は、地上に残った天使兵の殲滅と、そして聖杯の探索。 セラピアを救い出すには、どうしても聖杯が必要なのだ。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC4:ソルジャー キミは天使大戦が終結した後も、ズィーガーと共に地上に残る天使兵達を駆逐する任務に就いていた。 同時に、世界各地を飛び回ることで、総統の遺した『遺産』の探索の任務にも就いていた。 目的は、聖杯を見つけ出し……孤独な戦いを続けている、セラピアを救出する為だ。 シナリオダーザイン【フリューゲル・ズィーガーからの友情】 本シナリオの時期は、天使大戦の終結から10年後、2009年8月となる。 また、PCは100点程度経験点を使用したPCを想定している。 推奨特技 《予測射撃》、範囲攻撃の出来る特技、《デッドエンド》、《マインドクラッシュ》、《アナライズ》、《マルクト》+《不死身の異名》 PC1は通常取得しているオーギュメントの他に、シナリオ専用オーギュメントとして《メサイア》を取得している。 オーギュメント:《メサイア》 タイミング:さまざま 技能:さまざま 修正値:さまざま 難易度:さまざま 対象:さまざま 射程:さまざま アガペー:さまざま 神と契約した救世主が持つ、運命を書き換えるオーギュメント。 具体的な効果はGMと相談すること。迷ったなら、他の任意のオーギュメントひとつ分の効果とする。 《メサイア》はキミにとって最も大切なダーザイン、すなわちセラピアのダーザインを昇華することで使用可能となる。 1シナリオに1回のみ使用できる。 また、セラピアのオープンアップには条件がある。 具体的には『セラピアと再会する事』であり、セラピアと再会出来るのはクライマックスフェイズのシーン1となる。 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 かつて、人造救世主だったラルフ・マスケンヴァルは、神により真の救世主として選ばれたPC1から力を奪う事で、己が真の救世主に成り代わろうとした。 その目論見はキミ達の活躍により砕かれ、PC1が真の救世主となった。 しかしラルフは、最後の力で天界の門を開き、天界の全ての天使兵を地上に召喚しようとした。 押し寄せる、天使兵の大軍勢。 その前に、PC1とセラピアの乗る機体が立ちはだかる。 セラピア「ボクとこの子なら、ここで天使たちの足止めが出来る。だからみんな、ここは任せて」 セラピア「PC1ちゃんは、地上に戻って。キミは、これからの世界で、救世主として重要な役目があるんだよ。それに、これはボクじゃなきゃ出来ない」 セラピア「……いつか、迎えに来てね。……ばいばい」 セラピアが、キミの操縦席の緊急脱出装置を作動させる。 セラピア「……大好きだよ、PC1ちゃん」 天使大戦が終結して、10年が過ぎた。 セラピアが天使の侵攻を防いでくれている為に、地上に新たな天使が現れることはなかった。 シナリオダーザイン【セラピア・パルマコンからの純愛】 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 キミは天使大戦が終結した後も、地上に残る天使達を駆逐する任務に就いていた。 同時に、世界各地を飛び回ることで、総統の遺した『遺産』の探索の任務にも就いていた。 共に任務に就いていたズィーガーから、通信が入る。 ズィーガー「……天使反応、全く無し。……どうやら、全ての天使兵を駆逐出来たようだ」 ズィーガー「……一先ずは、任務が一つ達成出来たな。こんな日が来るとは、夢にも思わなかった。……天界から天使が来るのを一人で食い止めている、パルマコンのお蔭ではあるんだが……」 ズィーガー「……どうだ、全ての任務が終わったら、一杯、飲らないか。パルマコンを誘う……のは、PC1に悪いから止しておくとして、な」 この日、地球上の全ての天使が、駆逐された。 シナリオダーザイン【フリューゲル・ズィーガーからの友情】 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 キミは、ギアドライバー達の代わりに、英雄として祭り上げられた。 彼らが自由になる為には、誰かがその役目を引き受ける必要があったからだ。 ヴィヴリオ「疲れていないか、PC3」 現在ヴィヴリオは名目上、キミの部下という形になっている。 ヴィヴリオが表舞台に立つ必要がないよう、キミが色々と画策した結果だ。 ヴィヴリオ「キミに色々と押し付ける形で、申し訳ないとは思っているが……ボクが権力を更に握ることを、良く思わぬ連中が多くてな」 ヴィヴリオ「吉報だ、PC3。地上の全ての天使兵の殲滅が、完了したそうだ。」 ヴィヴリオ「もう一つ吉報だ。聖杯砲の開発が、最終段階に入ったそうだ。これで、天界の門をこじ開ける目処が立った。まだ、聖杯は見つからないが……」 ヴィヴリオ「それに当たり、PC2とトゥアレタに来てもらいたいんだ。セラピアを迎えに行く任務に、二人の助力が必要なんだ」 ヴィヴリオ「天界に行くと、ベリアルのバックアップは受けられない、とベリアルから報告があった」 ヴィヴリオ「近くで他のシュネルギアによる、演算処理の補助をする必要がある、とのことだ。それで、二人が適任だ、とな」 ヴィヴリオ「二人が受けてくれるかどうかは、分からんが……」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 シーン4 シーンプレイヤーはPC2 ギアドライバー/ナビ:トゥアレタ キミは天使大戦の終結後、トゥアレタと共に退役し、自由になった。 まあ、監視を兼ねた警備がついているのだが、一応は秘密、という事になっている。 キミ達の事を嗅ぎつけて、良からぬことを企てようとする者がいないとは、限らないからだ。 あれから10年。キミ達は、久しぶりにヴィヴリオから瑞穂基地に来るよう依頼される。 トゥアレタ「ねえ、PC2。瑞穂基地に行くかどうかは、一応、わたし達の意志に任せる、って話になってるけど、勿論行くよね?」 トゥアレタ「詳しい話は基地に来てくれたら話す、って事だけど。退役しているわたし達にお願いがあるって、余程のことだと思うんだ」 トゥアレタ「……もしかしたら、なんだけど。セラピアを迎えに行く手筈が、整ったのかも」 トゥアレタ「そうだとしたら、わたしは絶対に行くよ。……セラピアは、友達だもの」 シナリオダーザイン【トゥアレタ・クレーリオンからの信頼】 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 キミは名目上退役し、表舞台から姿を消したが、軍に協力し、ずっとセラピアを助け出す為の手段を探していた。 かつて、ノルトラントで天使アラフニは、人造救世主であるラルフを利用し、天界の門を開いた。 恐らく『救世主』の力で、強制的に天界の門を開くことは可能だろう。 だが、天界の門を開く、ということは、再び天使をこの世界に呼び寄せることになる。 また、天使を食い止めているセラピアに、何が起こるか分からない。 だから別の手段で、天界の門を少しだけ開く方法を模索していたのだ。 ヴィヴリオ「ちょっといいか、PC1」 ヴィヴリオ「今、聖槍に代わる、天界の門を開く鍵となる兵器を開発中なのは、お前も知っての通りだ」 ヴィヴリオ「そちらはほぼ完成した。後は、エネルギー供給源となる聖遺物……聖杯を探し出せば、完成する」 ヴィヴリオ「聖杯は今、残存天使の駆逐と並行して、世界中を探索している。……もう少しの辛抱だ」 ヴィヴリオは、十年前から空にずっとある黒点を指差し「天地の狭間で、一人でずっと戦い続けているセラピアを、一緒に迎えに行こう」 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 ヴィヴリオとの会話 ヴィヴリオ「PC2、トゥアレタ、忙しい中、よく来てくれた。もう私の部下ではないのに、済まない」 トゥアレタ「桂さんも来たがってたけど、おなかに二人目いるから、どうしても無理なんで、って、桂さんの分も頼まれて来ましたよ」 ヴィヴリオ「ああ……一応、桂にも聞いてみたんだ。だが、無理はさせられない。エーテル被曝による胎児への悪影響の恐れがあるからな。実験台になど、させてたまるか」 トゥアレタ「かつての冷徹な指揮官様が、随分とお優しいことで」 ヴィヴリオ「ンン゛っ……今のこの平和は、セラピアが天地の狭間で戦い続けていることで成り立っている。誰かの犠牲の下に成り立つ平和は、真の平和とは言えん」 ヴィヴリオ「ようやく、セラピアを迎えに行く算段がついたんだ。大分、時間がかかってしまったが……」 ヴィヴリオ「ただ、まだ必要なものが一つ手に入っていない。それは聖杯だ」 ヴィヴリオ「詳しくは、この資料を見てくれ」 シーンを終了し、情報収集のシーンに移行する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 情報収集 最初は『聖槍』『聖杯』の2つの項目が開いている。 『聖槍』 《事情通》難易度5 2000年前の救世主を、一度死に至らしめたという槍。 その際、救世主の血を受けたことにより、天界の門を開く鍵となった。 聖槍の真の力を発揮出来るのは、『救世主』のみである。他者が使用した場合、その力は制限される。 総統の遺産の一つであり、行方が分からなくなっていたが、ラルフが持ち出していた。 ラルフに天界の門を開いた際に、失われた。 『聖杯』 《事情通》難易度5 救世主の血を受けた、または最後の晩餐に使用された、あるいは救世主の祝福を受けた杯。 これもまた総統の遺産の一つではあるが、その性質上、聖杯として扱われるものはいくつも存在する。 聖杯の真の力を発揮出来るのは、『救世主』のみである。他者が使用した場合、その力は制限される。 『聖杯を組み込んだ兵器』の情報項目が解放される。 『聖杯を組み込んだ兵器』《軍略》難易度3 天界の門を開く鍵だった聖槍。 それが失われた今、救世主にまつわる他の聖遺物を使い、天界にエクセスする必要がある。 その為に、陽霊子砲に聖杯を組み込み、天界の門を開く鍵を疑似的に作り出す超兵器を開発した。 使用出来るのは、『救世主』であるPC1のみである。 天使大戦終結直後から研究が進められ、10年という歳月をかけてようやく形になった。 問題は、その聖杯がまだ見つからないことである。 『聖杯の調達』が可能になる。 聖杯の調達は次のシーンとなる。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC4、他のPCの登場は任意 聖杯の探索 キミ達は旧統一帝国の領地内にある、複数あった総統の隠れ家の一つにいる。 キミ達は探索の末、遂に総統の遺産が保管されている場所を突き止めたのだ。 本棚に隠された地下への通路は非常に大きく、ただの地下壕では無いと予想できる。 通路の下り切ると、非常に大きな空洞、そして剣と盾を構えた石像が立ち並ぶ通路に出た。 『聖杯の調達』《探知》難易度10、《調達》難易度10 両方に成功する必要がある。 どちらかでも失敗した場合、天使核を組み込まれた魔導人形(エンゼルタンクのデータを使用する)×3との戦闘が発生し、倒すと再挑戦出来る。 そこには様々な聖遺物や魔術道具、書物などが大量に保管されていた。 その中に、聖杯はあった。 予想と違い、豪奢な杯などではなく、何の変哲もない銀の杯に見える。だが内包されたエーテルの量は、とてつもない力を秘めているのが分かる。 ヴィヴリオ「よく手に入れて来てくれた。これで、計画が実行に移せる」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC3 中島班長との会話 三郎「よう、PC3。聖杯砲がもう少しで完成する。後は、聖杯を組み込んで出力調整するだけだ。構造上、試し撃ちが出来ないのが問題だが」 三郎「……なあ。アンタがガキ共の代わりに、救国の英雄の役目を引き受けてくれたおかげで、あいつらは仮初めとは言え、自由を手に入れることが出来た」 三郎「10年、か……。茜も随分と、整備班長として板についてきた。おっと、茜にゃ言うなよ。あいつ、すぐ調子に乗るところだけは、変わってねえンだ」 三郎「俺は半ば隠居状態で、聖杯砲の開発に携わって来たが……こいつは、誰にも譲れねえんだ。セラピアが一人で、ずっと戦ってんだ。俺だけのうのうと暮らしてなんかいられねェ」 三郎「まあでも、頃合いかも知れねえ。セラピアを助け出せたら、俺も、正式に引退しようと思ってる」 三郎「長年のエーテル被曝で、体にガタがきてンだ。騙し騙しやってきたが、そろそろキツくってな。ま、茜には見抜かれてンだろうが……いい加減引退しろ、って口酸っぱくして言われてっからな」 三郎「だから、聖杯砲は最後の大仕事だ。理由は違えど、セラピアにまた会いたいのは、俺だって同じなんだよ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC2 トゥアレタと会話 トゥアレタ「わたし達が呼ばれた理由、ちょっと大佐に聞いたんだけどね。天界まで行くと、ベリアルのバックアップが受けられないんだって」 トゥアレタ「だから、近くで他のシュネルギアが、演算処理の補助をする必要があるって。まあ適材適所、だよね。現役の時、演算処理の並列処理はお手の物だったから。……腕が鈍ってないかどうか、心配だけど」 トゥアレタ「セラピアはあの戦いを一緒に乗り越えた仲間である以前に、大切な友達。理屈とか理由とか関係ない、友達だから助けたい」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 聖杯砲の説明を受け、出撃する 三郎「ようやく完成したぜ。聖杯を組み込んだ超兵器、グラールリアクターカノーネ。まあ、俺達ゃ聖杯砲って呼んでるがな」 目の前にあったのは、シュネルギアの身長よりも長大な陽霊子砲だった。 三郎「コイツのエネルギー源は聖杯。そして、コイツが撃ち出すのは、天使の放つ聖光と同質のモンだ 。ただコイツは、撃つのにかなりの精神力……いや、魂を削る覚悟がいる」 三郎「お前ェさん、セラピアの為に命を賭ける覚悟はあるか。そうじゃなかったら、コイツは使えねェ」 グラールリアクターカノーネ 種別:射撃(携行/光学兵器) 入手難易度:−/− 技能:〈砲術〉 装備部位:両手 命中:−5 攻撃力:+50 対天使効果:○ 射程:視界 シュネルギア専用。 聖杯を組み込んだ、長大な手持ちの陽霊子砲。 取り回しが非常に悪く、使用にはマイナーアクションを消費する必要がある。 また、この武器の装備中は、一切のリアクションが取れない(ロゴスによるダメージ軽減は可能)。 そしてこの武器を一回使用する度に、PC1はダーザインを一つ昇華しなければならない。 このダーザイン昇華では、オーギュメントを使用したり、アガペーを低下させたりすることは出来ない。 この武器を使用した際、成功数を+20(《ケテル》ではない為、《ケテル》は使用可能)する。 「種別:天使」に対してはダメージ+50。 ヴィヴリオ「これを使い、天界の門の結界をこじ開け、セラピアを迎えに行く」 ヴィヴリオ「セラピアは天使の侵攻を食い止める為に、一人でずっと戦っている。一人ぼっちは、寂しいからな……」 ヴィヴリオ「そして、天界から現れようとしている、天使の大軍勢を全て滅ぼすのだ。そうしなければ、また世界が天使に蹂躙される」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックスフェイズ シーン1 天界の門を開く 〈砲術〉難易度99 グラールリアクターカノーネを使用しての判定となる為、判定値が−5される。 聖杯砲から放たれた聖光が、空に突き刺さり、亀裂を作る。 そして、天界への道が開かれる。 ※時間がない場合、シーン1の戦闘は省略する。 熾天使×3 ← 1000m → 天使の群れ×5 ← 1000m → セラピア機 ← 1000m → 天使の群れ×3 ← 1000m → PC 熾天使 HP600 【肉体】100 【感覚】100 【理知】100 【聖霊】33 行動値:20 回避はしない 《聖なる一撃》 判定値20 技能レベル5 対象:単体 射程:1000m ダメージ+20 ※攻撃時は全て《星を落とす者》《時空を砕く者》《奇跡》を宣言し、成功数+40、対象:シーン(選択)、射程:視界に変更する。 この攻撃は白兵攻撃であり射撃攻撃であるとし、突き返しは射程内であればどちらでも可能。 《飛行》 《ケルンV》ダメージを99点まで無効化 天使の群れ HP400 【肉体】100 【感覚】100 【理知】100 【聖霊】33 行動値:18 回避はしない 《聖なる一撃》 判定値20 技能レベル5 対象:単体 射程:1000m ダメージ+20 ※攻撃時は全て《星を落とす者》《時空を砕く者》《奇跡》を宣言し、成功数+40、対象:シーン(選択)、射程:視界に変更する。 この攻撃は白兵攻撃であり射撃攻撃であるとし、突き返しは射程内であればどちらでも可能。 《飛行》 《援護防御》カバーリングを行う。 《ケルンV》ダメージを99点まで無効化 天使達の持つ権能、災厄 《疾風怒濤》×無限大 《奇跡》×無限大 《神罰》×無限大 《星を落とす者》×無限大 マイナー直前に宣言、射程:視界、対象:場面 《時空を砕く者》×無限大 メジャー直前に宣言、射程:視界、成功数+20 《虚空の城塞》×1 『天界』を作る為に使用済み PC1がセラピア機にエンゲージすると、戦闘が一度終了する。続きは次のシーンとなる。 コクピットにいたのは、あの頃と全く変わらない、セラピアの姿だった。 セラピア「ホントに、来てくれたんだね……」 セラピア「ここは、天界と地上の狭間だから、時の流れが止まってるんだ。だから、お腹も空かないし、トイレに行きたくもならない。……だけど、時が止まってるから、どれだけ時間が経ったのかも分からない。だから、この時が、永遠に続くと思ってた。ねえ、今は何年何月何日?」 セラピア「そっか、そんなに経ったんだね……」 セラピア「ねえ……どうして、迎えに来てくれたの?10年も経てば、環境も、人の心も、何もかも変わる。キミは、別の道が選べた筈。他の人を選んだって、おかしくない」 セラピア「……ずっと一人だったから、ちょっとスレちゃってたみたい。ごめんね、変なこと言って」 セラピア「ありがと……キミは、いつまで経っても、やっぱりキミなんだね」 PC1はセラピアのナビゲーター修正を得る。 必要であれば、機体のデータを変更する。 また、セラピアのオープンアップ条件が満たされる。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 残存する天使との戦闘となる。 セラピアは10年もの間、この世界の境目で天使を倒し続けた。 その結果、この場にいる天使が、天界に残存する全てだ。 シーン1の中断した戦闘の続きとなる。 戦闘終了、及びシーン1で敵が全滅していた場合、『キミ達は遂に、全ての天使を滅ぼした』と読み上げ、シーンを終了する。 《メサイア》の使用について 《メサイア》は運命を書き換えるオーギュメントである。 ここまでの世界をリセットし世界を新しく造り変えることも、過去の時間軸に介入し本来失われる筈だった命を救う事も、天使大戦の起こらなかった世界線に修正することも可能だ。 その際に不都合があれば、全て修正される。記憶すらも。 ただし、キミとセラピアに限っては、天使大戦の記憶を忘れないかも知れないし、思い出すかも知れない。 全ては、神の御心のままに。 エンディングフェイズ 《メサイア》をどう使用するかで、エンディングは大きく変化する。 世界を造り変えたり、過去の時間軸に介入したりした場合は、PLと相談してシーンを描写すること。 以下は、この世界を続けていくことを選んだ場合のエンディングとなる。 シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ズィーガーと祝杯を交わす キミはズィーガーと、バーにいる。 ズィーガー「……まずは……天使の駆逐完了と、パルマコンの帰還に、乾杯」 ズィーガー「……そして、今まで共に戦い、散って行った仲間たちに……献杯」 ズィーガー「ああ……美味い。こんなに美味い酒は、初めてだ」 ズィーガー「……ようやく、戦いが、終わったんだな」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオとこれからの世界について語り合う ヴィヴリオ「天使は全て滅びた。我々人類が勝ち取った、本当の勝利だ」 ヴィヴリオ「だが……天使という共通の敵が滅んだ今、いずれまた、人は人同士で争うようになるだろう」 ヴィヴリオ「だからこれは、束の間の平和に過ぎない。だが、この平和を維持していくことが、我々に課せられた使命だ」 ヴィヴリオ「しかし、我ながら主語が大きいな……」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 トゥアレタとこれからの日常について語り合う トゥアレタ「まずは、お互い、お疲れ様」 トゥアレタ「10年、か……わたしだったらきっと、耐えられなかったと思う。セラピアは凄いね……」 トゥアレタ「きっとあの二人、10年分の穴埋めでこれから大変だよね。そっとしとこうね」 トゥアレタ「……ところで、これからの、わたし達二人のことなんだけど……」 まだ結婚していなければ、トゥアレタから結婚の話を持ち掛ける。 既に結婚している場合、桂に子供が出来た事を引き合いに出して、そろそろ、どうかな……と話を持ち掛ける。 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 セラピアとの会話 セラピア「ちゃんと、言ってなかったよね。……ただいま、PC1ちゃん」 セラピア「キミと離ればなれになってた10年間の話、聞かせてほしいな。ボクの方は、ずっと天使と戦ってただけだから、変わったこと特にないんだけど(笑)」 セラピア「これからは、ずっと一緒にいられるね。とりあえず、10年分充電するんだよ〜」 そう言って抱きついてくるセラピア。 セラピア「……ところで、今のボクは何歳になるんだろね。あれから10年経ってるけど、あそこ時間止まってたからな〜」 セラピア「キミと結婚するには、あと2年は待たなきゃかなあ……。ヤダヤダ、そんなに待てない!戦争の功労者の特権で、今すぐボクをお嫁さんにしてよ〜」