今回予告 みなさん、いよいよお別れです! ヤシマを守るドライクロイツは大ピンチ! しかも!フーファイター最終形態であるサタンへ姿を変えた凍が、PC達に襲い掛かるではありませんか! 果たして!全世界の運命やいかに! 機動武闘伝エンゼルギア 最終回 「ドライクロイツ大勝利!希望の未来へレディ・ゴーッ!!」 PC1:拳で語る者 ここまで、本当に、色々なことがあった。 今、キミの背中を守り支えるのは、元は敵でありながら心を通わせたクリス、そして最愛のパートナーである凍。 そしてキミは、最後の戦場へと今、飛び立つ―――! シナリオダーザイン【クリス・J・アーミテジからの勇気】 PC2:選ばれし者 キミ達二人は、数々の苦難を乗り越えて、ここにいる。 終わりはもう、すぐ目の前にある。 ここまで来たら、やる事はたった一つ。 この戦いに終止符を打ち、世界に平和をもたらすことだ。 そう、今までに共に戦ってきた、戦友達の為にも。 シナリオダーザイン【戦友たちからの希望】 PC3:大空の騎士 元は敵だったクリスは、PC1への愛ゆえに、合衆国を、ヴリルを裏切った。 彼は、疑わしければ殺してくれて構わない、と自決用の命令コードを、キミだけに伝えた。 キミは知っている。 クリスは、想いが報われなくとも、PC1に殉じるつもりであることを。 シナリオダーザイン【クリス・J・アーミテジからの信じる心】 PC4:煉獄の指揮官 60年以上続く、ノルトラントからの因縁が、ようやく終わろうとしている。 その為にも、かつての盟友である法王ラルフ・マスケンヴァルを討たなければならない。 明日の為に戦うのなら、今がその時だ。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの今がその時だ】 ※注釈1 クリス・J・アーミテジ ラルフが秘密裏にヤシマに送り込んだ、完全機械化兵。 クリスはPC1を愛してしまった為、合衆国を裏切り、PC達の味方についた。 ※注釈2 このルートでは桂は天使大戦初期に天使化せずに生存し、現在ツバサとペアを組んでいる。 また、キミ達の活躍により、名前ありのNPCは全員生存している。 ※注釈3 大空の騎士か煉獄の指揮官のいずれかのオーギュメントを、フラーテからナヘルに変更することを推奨する。 オープニング シーン1 シーンプレイヤーはPC1 ここまで、本当に、色々なことがあった。 今、キミの背中を守り支えるのは、元は敵でありながら心を通わせたクリス、そして最愛のパートナーである凍。 クリス「行こう、PC1。僕らの明るい未来の為に」 凍「……駄目、クリス。……PC1は、譲らない」 クリス「そうだね。正々堂々、どちらがPC1の愛を勝ち取るか、勝負と行こう。勿論、合衆国を倒した上でね」 凍「……うん。合衆国を倒して、ヤシマに平和を」 そしてキミは、最後の戦場へと今、飛び立つ―――! シナリオダーザイン【クリス・J・アーミテジからの勇気】 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 セラピア「ここまで、いろいろな事があったね」 セラピア「楽しい事も嬉しい事も、悲しい事も辛い事も」 セラピア「でも、それら全部、みんなで乗り越えてきたよね?」 セラピア「でも、辛く苦しかった戦いも、終わりはもう目の前なんだよ。」 セラピア「ここまで来たら、やる事はたった一つだけ。この戦いに決着をつけて、世界に平和をもたらそうね」 セラピア「PC2ちゃん。キミとなら、どんな困難だって乗り越えられるから」 そう、今までに共に戦ってきた、戦友達の為にも。 シナリオダーザイン【戦友たちからの希望】 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 元は敵だったクリスは、PC1への愛ゆえに、合衆国を、ヴリルを裏切った。 クリス「……PC3、話があるんだ」 クリス「僕の、自決用コードだ。作戦が失敗した際、教えられていた」 クリス「もしもの時は……これを使って欲しい。僕が何かの際に、合衆国から遠隔操作されてPC1を手にかけてしまうかも知れない。遠隔操作用のチップは外した筈なんだけど、念には念を入れておきたいんだ」 クリス「……愛するPC1を、僕の手で殺す、なんてことは、何があろうとも絶対に嫌なんだ」 彼は、疑わしければ殺してくれて構わない、と自決用の命令コードを、キミだけに伝えた。 キミは知っている。 クリスは、想いが報われなくとも、PC1に殉じるつもりであることを。 シナリオダーザイン【クリス・J・アーミテジからの信じる心】 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 50年以上続く、ノルトラントからの因縁が、ようやく終わろうとしている。 その為にも、かつての盟友である法王ラルフ・マスケンヴァルを討たなければならない。 ヴィヴリオ「ここまで、長かったな……だが、ラルフを討てば、戦いは終わる」 ヴィヴリオ「かつての友を討たねばならん、と考えると、少々気は重い。だが、これは戦争だ。私情は挟めん。ラルフを討たねば、こちらが滅ぶからな」 ヴィヴリオ「明日の為に戦うのなら、今がその時だ。これより、合衆国へと進撃する!」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの今がその時だ】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 ラルフの駆るフーファイター・メタトロニオスにより、シュネルギア:マサムネのコアごと破壊され、凍が囚われる 太平洋洋上。防衛線を突破して、熾天使級の軍団と共に、瑞穂基地上空に現れるフーファイター・メタトロニオス。 ラルフ「我が計画に必要な、八坂凍は戴いていく」《至高天の誘い》を宣言する。 シュネルギア:マサムネのコアをメタトロニオスが貫き、凍を強奪する。 ラルフ「八坂凍はお前に嘘をついている。だがそれを聞いても、お前は八坂凍を信じていられるか?」 ラルフ「お前達の戦ってきた憎き天使。お前の愛する八坂凍は、お前を元として大天使メタトロンにより作られた、人間の模造品」 ラルフ「この戦いは天使を滅ぼさない限り終わらない。つまりが、八坂凍も殺さない限り、この戦いは終わらない!」 ラルフ「返して欲しかったら、合衆国まで来るんだな。セラピア、投降するなら、お前は迎え入れてやってもいい。もっとも、このレギオンの軍団を撃破出来れば、の話だが」 セラピア「パパちゃん……」 ラルフの駆るメタトロニオスは戦場を離脱し、凄まじいスピードで飛び去っていった。 後に残るのは、熾天使級天使兵レギオン、三千体。 演出戦闘で、レギオンを蹴散らしてもらう。 戦いには勝った。だが凍は、囚われの身となった……。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 基地に戻り、ヴィヴリオと会話 ヴィヴリオ「救世主たるPC1。救世主の水先案内人たるPC2。凍は、救世主と結ばれ新たな世界を作るエヴァだとばかり思っていたが……」 クリス「なるほどね。凍が僕と似ている気がしていたのは、天使を元にして作られた、という共通点があったからか」 ヴィヴリオ「凍は確かに、人知を超えた反応速度をもつ。それは天使由来のものだったのだろう。だが凍は、純粋なエーテルで構成された天使共とは、根本的に違う。受肉し物質的な肉体を持っていることもあるが……多かれ少なかれ、人は皆天使の血を引いている。それが少し濃いだけだ。違うか?」 クリス「そうとも。彼女がまだ、新世界のエヴァじゃない、と決まった訳じゃないさ。PC1、キミは凍を愛しているんだろ?愛する二人が結ばれないなんて結末、ナンセンスだと思わないかい?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 自由シーン。プレイヤーに何かやりたい事はないか尋ねる。 シーン5 シーンプレイヤーはPC2 出撃前のブリーフィング ヴィヴリオ「合衆国に進撃し、凍を救出。及び法王ラルフ・マスケンヴァルの撃破。凍を欠いた上にシュネルギア:マサムネのコアの修理が間に合わん。PC1の出撃は出来ん」 クリス「なら……ヴィヴリオ大佐。僕が代わりにマサムネのコアになろう」 ヴィヴリオ「……正気か?そんな事をしたら、お前はシュネルギアに全てのエネルギーを吸い取られ、燃え尽きるぞ?」 クリス「……構わないさ」 クリス「……PC1。僕は、キミの為なら死ねる。そう言っただろ?」 クリス「僕じゃ、凍の代わりにはなれない。最初から分かってたんだ、叶わぬ想いだと」 クリス「でも、僕にしか出来ないこともある。元々僕は騎士級天使兵と融合出来るよう調整された身だ、回路の一部になるくらい、大したことじゃない」 クリス「凍が好きなんだろう?だったら行くんだ。僕の心配はいいから」 クリス「大丈夫。僕は完全機械化兵だから、メモリーのバックアップさえあれば、何とかなるよ」 クリス「PC3。僕のメモリーのバックアップが、このチップに入ってる。あなたに預けておくよ」 クリス「PC4。コアに直結後の、出力調整を頼みたい。何が起こるか、分からないからね」 ヴィヴリオ「では、これより、オペラツィオーン・レツトタンツを開始する!」 ※Operation Letzt Tanz(=オペレーション・ラストダンス) 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 ホルテン内部司令室。ヴィヴリオから、PC4に通信が入る。 ヴィヴリオ「もうすぐ開戦の時間だが、準備の程はどうだ?」 ヴィヴリオ「ギアドライバー達の様子は変わりないか?」 ヴィヴリオ「この戦いで全てが決まる。……頼んだぞ、PC4。」 返事を貰ったら場面を変更する。 一方その頃、出撃直前のコックピット内。ズィーガーから通信が入る。 ズィーガー「この戦いが終わったら……飲らないか。撃墜数の少ない方の、おごりだ」 ズィーガー「だから……死ぬなよ、PC3」 ズィーガー「……俺は、死なない。勝利の美酒を、浴びるほど、飲みたいんでな」 この台詞の返答を貰ったら、管制官「出撃準備、完了。発進して下さい」 ズィーガー「フリューゲル・ズィーガー、出る!」 返事を貰って場面を変更する。 場所はシュネルギアコックピット内。 機器のセットアップが完了し、あとは出撃を待つのみだ。 そして、いつも通りのセラピア。 決戦に関しても、大して気負ってる様子も見られない。 セラピア「大丈夫、大丈夫」 セラピア「PC2ちゃんは、ボクが守るんだよ〜。だから……PC2ちゃんは、ボクを守ってね?」 そして最後に一言……彼女は出会った時と変らない、いつもと同じ口調で告げた。 「それじゃ、今日もいっちょ生き残りましょうかねぇ」 一方その頃、PC1とクリスのシュネルギア内。 クリスは黙々とセットアップを続け「セットアップ、完了したよ」 クリス「……PC1」 クリス「この戦いが終わったら、どうするんだい?」 クリス「もしも、願いが叶うなら……戦いが終わっても、キミと一緒にいたい。例えキミが、僕を選んでくれなくとも」 会話を終えたらシーンを終了する。 キミ達は、合衆国へと飛び立つ。 目指すは全ての始まりの地、マンハッタン。 そこから天使大戦の全ては始まり、そして、キミ達の手で終わらせる! クライマックス シーン1 シーンプレイヤーはPC2 マンハッタン上空で迎え撃つ、フーファイター・メタトロニオスと、熾天使の軍団、レギオン。 ラルフ「クリスが裏切ったのは誤算だったが、メタトロンの欠片が手に入ったから帳消しだ。八坂凍には、メタトロニオスのコアとなってもらう」 メタトロニオスのコアに組み込まれる凍。 凍を取り込んだことで、メタトロニオスは有機的に変化する。 姿こそ天使化したシュネルギアに似ているが、機体から発するエーテルは、熾天使級どころか大天使級をも凌駕している。 ラルフ「ゾフィーの論文通りだな……生体ユニットに最も適しているのは…あらゆる生物の頂点に立ち、新しい生命を生み続け、増やしていける者…汝の名は、女なり!しかも、黒い天使核持ちの上にメタトロンの欠片とは都合がいい。そして今こそ、メタトロニオスは真の姿、サタンとなった!」 ラルフ「それでは、始めようか。メンシェンイェーガーファイト……レディー・ゴーッ!!」 フーファイター・サタンと戦闘 サタン←1000m→PC達(位置は任意) HP300 肉体30 感覚20 理知18 聖霊15 階級0 行動値:19 《漆黒の蛇》 判定値25 技能レベル5 ダメージ+18 射程:10km 対象:範囲 また、白兵攻撃・射撃攻撃に突き返し出来る。 突き返しに使用した場合、対象は単体となる。 《サタニックラプソディー》 対天使効果のない武器によるダメージ無効、及び45点以下のダメージを無効化する。※《ケルンV》相当 《自己増殖》セットアップに、自分と同一エンゲージに己の分身(行動済み:データはパワー/アサルトのものを使用)を1体召喚する。 《自己進化》ラウンド中にダメージを受けた場合、以降そのラウンドの間、同一技能によるダメージを半減させる。この効果を適用した後に、《サタニックラプソディー》による効果を適用する。 《自己再生》クリンナップでHPが50点回復する。 《疾風怒濤》×2 《奇蹟》×2 《神罰》×2 《星を落とすもの》×1 《黒き業炎》×1 《至高天の誘い》×1 ※使用済 《飛行》 《制圧》エンゲージを封鎖する 災厄は3つ(経験点+3) サタンを撃破した サタンをコア以外完全に破壊し、ラルフに止めをさした筈なのに、サタンは破壊された箇所からどんどん再生していく。 ラルフ「最早手遅れだ……私が死んでも、自己再生プログラムでサタンは何度でも再生、復活する。八坂凍を殺さない限りは!」 ラルフ「無駄だよ…八坂凍はもう…君の元へは…戻ら…ない…」 そう言った直後に、ラルフは再生・肥大化していくサタンに、押し潰された。 セラピアは悲しげに「ばいばい、パパちゃん……」 まだ未修整 シーン2 シーンプレイヤーはPC1 福音フェイズ 凍『……お願い、PC1。私ごと、サタンを撃って。そうしなければ、世界中のみんなが、死んでしまう』 凍『……今更、あなたの元になんて帰れない……私は、人間じゃないから』 凍『……だから、お願い。どうせ死ぬなら、あなたの手で、殺して欲しい……』 クリス「済まないがPC1、決断するなら早くしてくれないかい?……僕の身体も、そろそろ限界みたいだ」 凍『……クリス?まさか……コアの代わりに……?』 クリス「凍、僕の心配をしてる場合かい?キミはどうしたいんだい?」 凍『私は……』 (PC1のリアクションを待つ) クリス「それが、キミの選択ならば。ボクはそれを尊重しよう」 凍を救う、とした場合は以下の描写を読み上げ、判定してもらう。 クリス「さあ、一発デカイの、ブチかませ!」 〈あなたの得意とする戦闘系技能〉難易度99 クリス「そう、それでいい……愛していたよ、PC1」 クリスは目を閉じ……その目が再び開かれることは、なかった。 だがクリスの最期の意志の力だろう、マサムネの出力に、問題はない。 凍「……クリス、ありがとう……」 エンディング 凍が生還している前提のエンディングである。 凍を救出出来なかった場合は、PLと相談の上シーンを演出すること。 シーン1 シーンプレイヤーは全員 救出された凍を、全員で迎え入れる。 凍「……ごめんなさい。……みんなをずっと、騙してた」 凍「……ラルフの言っていたことは、真実。私の正体は、メタトロンによって作り出された、人間の模造品」 凍「……でも、私は天使なんかじゃなくて、みんなの傍に、一人の人間として、いたい」 セラピア「凍ちゃん、細かいことはいいんだよ。キミはボクらの仲間なんだから」 凍「……みんな、ただいま」 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 ヴィヴリオ「ようやく……ようやく、終わったな」 ヴィヴリオ「50年以上の長きに渡る因縁が、ようやく昇華された。これでボクも、肩の荷が下りたよ」 ヴィヴリオ「……まだ問題は山ほどあるが……今だけは、勝利の余韻に浸っても……いいよな?」 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 クリスから受け取ったメモリーチップの解析を行うキミ。 チップには彼の記憶と、そしてPC1への想いが綴られていた。 クリス『キミの心は奪えなかったけど……キミの心には、残れたかな?』 クリス『キミを合衆国に連れ帰るのが僕の使命だったのに、ボクの方がキミに心奪われてしまった。それがボクの最大の失敗だけど、後悔はしていない』 あなたはこれを、PC1に伝えるか?そしてクリスを復活させるか? シーン4 シーンプレイヤーはPC2 彼女のたっての願いで、キミはセラピアと共に一時合衆国に残った。 セラピア「せめて、パパちゃんのお墓を、形だけでも」 セラピア「パパちゃんのこと、世界中の誰もが忘れたい記憶でも、ボクだけは、ずっと覚えてるから」 セラピア「色々、思うことは勿論あるよ。でも……それでも、パパちゃんは、パパちゃんだから」 セラピア「……これで、ボクは天涯孤独の身、かぁ……」 セラピア「ね、PC2ちゃん。ボクの、家族になってくれる?」 セラピア「じゃあ帰ろっか、ヤシマに。ボクらの、帰るべき場所へ」 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 キミは維馬篭と対峙していた。 維馬篭「……話は、分かりました」 維馬篭「天使と戦う必要が無くなった以上、凍はもう必要ありません」 維馬篭「いらなくなった道具は、捨てられるのが定め。捨てたものをPC1少尉がどうしようと、私は構いません」 維馬篭「私も忙しいのです。これ以上無駄な時間は過ごせません」 維馬篭「……凍」 維馬篭「PC1くんと、幸せになりなさい。あなたへの、最後の命令です」 凍「……!」 維馬篭「では、私はこれで。もう、あなた方とは、会うこともないでしょう」 凍「……PC1。……これで私は、あなたの、嫁」 誰かに何か吹き込まれたらしいが……誰だ、犯人。 維馬篭「私ですが、何か?」マジですか。 凍「……嫁は、常に一緒にいる、らしいから……だから、ずっと、一緒」