今回予告 キミ達は今まで、戦いを通して様々な愛の形を知った。 愛は人を強くし、また時に人を狂わせる。 執着もまた、愛の形の一つだ。 一人の少女の歪んだ愛が、今、世界を滅ぼそうとしている。 その妄執を断たねば、キミ達に未来は無い。 エンゼルギア天使大戦TRPG ショートキャンペーン[キミガイルセカイ]第4話・最終回 『アイノカタチ。』 アイのココロにて、悪しき妄執を断て。 PC1:ギアドライバー/ナビ:凍 合衆国の切り札である『偽りの救世主』椎名理央。 彼女は撃墜されたセイヴァーから脱出し、生存していた。 理央もまた、愛ゆえにキミに執着している。 今度こそ、彼女と、そして合衆国との戦いに決着を付けなければならない。 シナリオダーザイン【椎名理央からの執着】 PC2:ギアドライバー/ナビ:セラピアorトゥアレタor伊音 キミには大事なパートナーがいる。 楽しい時も辛い時も、二人で全て分かち合ってきた。 戦争の終わりも近い。 二人で迎える明日の為に、もう一踏ん張りだ。 シナリオダーザイン【(ナビゲーター)からの勇気】 PC3:推奨・オフィーツィアorウィザード、ギアドライバー キミはヴィヴリオに信頼され、部隊の指揮をずっと任されて来た。 合衆国との最後の戦いも、キミは彼女から全権を託された。 この戦いの命運は、キミにかかっている。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの希望】 PC4:推奨・ソルジャーorホムンクルス、ギアドライバー 君達の友であるクリス。 彼は理央の愛が世界を滅ぼす、と言った。 また、君達が未来を切り拓く、とも。 そう、明日の為に戦うのなら、今がその時だ。 シナリオダーザイン【クリス・J・アーミテジからの信じる心】 PC1はギアドライバー/ナビ:凍固定 PC2はナビ:凍以外のギアドライバー PC3はオフィーツィアorウィザード PC4はソルジャーorホムンクルス 以上が推奨、あるいは全員ギアドライバーでも良い。 その場合、PC2はナビ:セラピア、PC3はナビ:トゥアレタ、PC4はナビ:伊音を推奨する。 また、本シナリオは第二話『Revelation』でクリスを救出していることを前提としたシナリオです。 クリスが死亡している場合は、NPC、描写を変更して下さい。 フィリア(隣人愛)、ストルゲー(家族愛)、エロース(性愛)、アガペー(真の愛) オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 クリスとの会話 クリス「突然だけど、愛には様々な形がある」 どうしたクリス、何か悪い物でも食べたか。 クリス「君達は戦いを通して、様々な形の愛を見てきた筈だ」 クリス「ヤシマ語では一言で愛、と言うけれど、言葉とは面白いもので、グラエキア(ラテン語でギリシャ)では、愛には4つの言葉がある。フィリア、ストルゲー、エロース、そしてアガペー」 クリス「誰が何の関係に当たるかは、今は割愛しよう」 クリス「だけど、執着もまた愛。理央は愛ゆえにPC1に執着し、世界を滅ぼそうとしている」 クリス「理央を止めなければ、君達、いや、世界に未来はない」 クリス「君達ならば、未来を切り拓いてくれると、僕は信じてるんだ」 クリスの言った通り、キミ達には未来を切り拓いていく使命がある。 ここで足踏みする訳には行かないのだ。 自分達を信じてくれている、クリスを始めとした、みんなの為にも。 シナリオダーザイン【クリス・J・アーミテジからの信じる心】 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオとの会話 ヴィヴリオ「もうすぐ、合衆国との最終決戦だ。人造救世主ラルフを討ち、天使大戦を終わらせる」 ヴィヴリオ「ここまで、数々の苦難があったが……お前の采配によって、切り抜けてきた戦いも多い」 ヴィヴリオ「戦いが終わったら、御祝いと言っちゃあなんだが、お前も昇進させんとな。そうなったら、私も階級を上げなければならんな。……いや、気が早いな。止めておこう」 ヴィヴリオ「これが合衆国との最後の戦いになる筈だ。これに勝利しなければ、我々に未来はない」 ヴィヴリオ「同じことの繰り返しになるが、この戦い、全てはお前の采配にかかっている。私の代わりに、頼んだぞ」 ヴィヴリオはキミに、全幅の信頼を寄せている。 キミならきっと、この大役を果たしてくれるだろう、とかたく信じているのだ。 彼女の期待に、応えねば。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの希望】 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 ナビゲーターとの会話 (PC2のナビ)「いよいよ、合衆国との最後の戦いになるね。大丈夫?気合い、入り過ぎて空回りしてない?」 (PC2のナビ)「私は大丈夫。今まで、二人で支え合ってきたから、今度もそうすればいいって、分かってるから」 (PC2のナビ)「……ここまで、色んな事あったね。その度に、私はあなたに助けられてきた」 (PC2のナビ)「……あなたがいなかったら、私はどうなってたんだろう。もしかしたら、何かの事件に巻き込まれて、今この世にいないかも知れなかった。だから、あなたには、すごく感謝してる」 (PC2のナビ)「さあ、行こう。二人の、未来の為に」 (PC2のナビ)は、最終決戦を前にしても緊張しておらず、落ち着いているようだ。 そう、今まで二人で数々の難関を乗り越えてきた。 今回も、二人で、いや、みんなで、この戦いを終わらせる! シナリオダーザイン【(ナビゲーター)からの勇気】 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 理央との会話 天使との交戦の為に出撃したキミ。 襲い掛かってきた天使が、何もしていないのにエーテル粒子へと変換される。 理央「PC1くん、良かった、無事だったんだね」 キミの眼前には、一機のフーファイターが武器を構えて飛んでいた。 ※1度目の《瞬間移動》を宣言している。 理央「喜んでよ、僕セイヴァーから脱出出来たんだ。やっぱり愛の力は偉大だよね、君にまた会う為に頑張れたんだから」 理央「僕にまた会えて、嬉しくないの?」 理央「どうして、僕の気持ちに応えてくれないの?僕は、こんなに君のことが好きなのに」 彼女の想いに応えることは出来ない。 キミには、八坂凍という最愛のパートナーがいるのだから。 シナリオダーザイン【椎名理央からの執着】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 凍がさらわれるシーン オープニングのシーン4の続きである。 キミ達は、合衆国2億の民が天使化したレギオンの群れ、そして理央の駆るフーファイターと対峙している。 理央「そっか……やっと気付いた。八坂凍、君がいるから、PC1くんは僕に振り向いてくれないって」 理央「……だから、邪魔者は消せばいいんだ」 《至高天の誘い》を使用し、コックピットを破壊して凍を連れ去る。 理央「PC1くん、僕のところに来てよ。待ってるからね」 凍「……PC1、私も、待ってる……」 理央は2度目の《瞬間移動》を宣言して、シーンを退場する。 その場に残されたのは、おびただしい数のレギオンの群れ。 レギオンを撤退させることに成功はしたが、理央の後を追う事は出来なかった。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 PC2のナビゲーター主導で凍を取り戻しに行こう、と話すシーン。もし全員ギアドライバーで遊んでいる場合は、適宜台詞を各人に振り分ける事。 (PC2のナビ)「凍を取り戻しに行こう」 (PC2のナビ)「理央の言った通りに捉えるなら、殺すならあの場で殺せば良かった筈。そうしないという事は、他に何か利用しようとしているのでは?」 ここで情報収集を行う。 《情報処理》《軍略》難易度3 理央は恐らく、凍をフーファイターのコアに利用するつもりだ。 クリス「……前に聞いたことがある。シャウベルガー博士の書いた論文に、『黒い天使核をコアに使った天使力兵器(エンゼルギア)の出力は、理論上、白い天使核を使ったものより遥かに出力が増すだろう』という記述があると。希少な黒い天使核の為、実例は無かったけど……だが、セイヴァー、ソテルという実例が出来た。もし、メタトロンの欠片から生み出された八坂さんの黒い天使核を使ったら……その出力は、比べ物にならないんじゃないかな?」 (PC2のナビ)「凍が無事な内に、早く助け出さないと。みんな、ヴィヴリオ大佐に許可を貰って、凍を助けに行こう!」 クリス「そうとも。愛し合う二人が結ばれない、なんて結末、ナンセンスだと思わないかい?」 (PC2のナビ)「……自分の事、棚上げしてない?」 クリス「……僕はいいんだ。悲劇のヒロインぶるつもりはないけれど、PC1と八坂さんが二人で笑っていられるのが、一番、僕は嬉しいんだ」 (PC2のナビ)「……損な性分だね」 クリス「愛の形は色々ある。見守るだけの愛も、あるさ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 クリスが凍の代わりに、シュネルギアに乗ることを伝えるシーン。 ヴィヴリオ『凍がいなければ、PC1は出撃出来ん。ここでPC1を欠くのは手痛いのだが……』 クリス「なら僕が、PC1のナビゲーターを務めよう」 ヴィヴリオ『……お前が?出来るのか?』 クリス「僕は、PC1の為に作られた存在。だから、彼のナビゲートも出来るのさ。八坂さんの手前、黙っていたけどね」 クリス「……ところで、みんな。僕を信用してくれるのかい?僕は裏切りの使徒、ユダ。また裏切らないとも限らないよ?」 ヴィヴリオ『お前がPC1を危険に晒すことはない。そうだろう?』 クリス「勿論だとも。僕は、PC1を愛しているからね」 ヴィヴリオ『で、あれば。クリス、PC1のナビを頼む。凍を取り戻すには、キミの力が必要だ』 クリス「それくらい、お安い御用さ」 クリス「PC4。もしもの時は、僕を処理してくれ。キミなら、私情を挟まず出来るだろう?」 会話を終えたらシーンを終了する。 クリスのナビ修正は【肉体】+1、【感覚】+2、【理知】+1、【聖霊】+1。 専用オーギュメントは《タブリス》である。 《タブリス》 専用オーギュメントをのぞく、あらゆるオーギュメントとして使用出来る。 効果、代償などはそれぞれのオーギュメントに準ずる。 PC4以外でもクリスからのダーザインを取得している場合、レベル5になれば使用出来る。 シーン4 マスターシーン ラルフ「さて、俺の出番だ。ゾフィー、フーファイターの準備を」 ゾフィー「……その必要はないわ」 その時、ラルフの胸から生えるエンゲルシュヴァルト。 理央は《瞬間移動》を宣言し(3度目)、ラルフの背後からエンゲルシュヴァルトを突き刺した。 理央「お父さん。僕からのプレゼントだ」 ラルフ「ぐふっ……知っていたのか……俺が、お前の父であることを……」 理央「偶然だけどね。母親は……ソコラタ。だから、シャウベルガー博士は、僕に親切にしてくれたわけだ」 ゾフィー「彼女の忘れ形見ですもの、当たり前でしょう。真の救世主は理央、あなたよ。ラルフの人造救世主としての力、全て、あなたが奪いなさい」 理央「ああ、勿論。これで僕は、PC1くんの横に立てる資格が手に入る」 ラルフ「……その名の通り、俺の考えたシナリオ通りに、動いていれば、いいものを……」 ゾフィー「ラルフ。あなたの時代は、もう終わったのよ」 理央「そうとも。あなたの考えた吟遊詩人シナリオに付き合うのは、もう真っ平さ」 そう言って、ラルフの胸からエンゲルシュヴァルトを引き抜く。 理央「……さようなら、お父さん」 ラルフ「俺の計画が……60年の、悲願が……」 ラルフは絶望した表情で、事切れた。 そして、ラルフの死体は瞬く間に、黒い巨石……シュバルツ・メガグレイスへと変異する。 ゾフィー「なるほどね。ノルトラントから消失したこれは、ラルフの体内にあった訳ね。人造救世主の、力の源として」 理央がシュバルツ・メガグレイスに手をかざすと、それは理央の身体へと吸い込まれていく。 理央「すごい……すごいや、これが救世主の力……」 ゾフィー「さあ理央。こんな世界、創り直してしまいなさい。あなたの望み通りの世界に」 理央「PC1くん……戦いばかりの世界から、救い出してあげる。僕が、幸せにしてあげる」 シーン5 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 出撃直前のシーン 瑞穂基地にいるヴィヴリオとの会話 ヴィヴリオ「合衆国との最終決戦まで、あとわずかだ。敵は総力戦を仕掛けて来るだろう。何しろ、理央とラルフ、ラスボスの二人がまだ敵として残っているのだから」 ヴィヴリオ「理央から凍を奪還し、ラルフを討つ。言うは易し、行うは難しだ。歯痒いが、私はここから見ている事しか出来ない。全ては、諸君らの活躍にかかっている」 ヴィヴリオ「PC3、前線での指揮を頼む。私の代わりに、我々を勝利に導いてくれ」 ヴィヴリオ「……いいか、諸君らには未来がある。ここで終わってはならない。戦いに勝利しても、生きて帰って来てこそ、意味がある」 ヴィヴリオ「私からの命令……いや、お願いだ。勝て。そして生き残れ。私はヤシマで、諸君らの帰還を心待ちにしている。物言わぬ骸になって帰って来るのは、勘弁してくれ。……悲しいからな」 ヴィヴリオ大佐、素が出てますよ。 ヴィヴリオ「ゴホン……いいな、必ず、必ず帰って来い」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックスフェイズ シーン1 凍の奪還シーン、福音フェイズ 理央「来てくれたんだね、PC1くん」 理央「ラルフの持っていた力は、僕が吸収した。これで晴れて、僕は君の横に立てる権利が手に入ったんだ」 理央「分割されていた、救世主の力。それが、二人で一つになるんだ」 理央「え、ラルフ?僕が殺したよ?彼の持つ力を奪う必要があったし、何より、君と僕の恋路を邪魔したからね」 理央「ねえPC1、僕と君が手を組めば、世界は平和になる。もうこんな戦いなんてしなくて済むんだ。そして僕らが、新時代のアダムとエヴァになるんだ」 理央「八坂凍?このフーファイター、ベイバロンのコアにいるよ?」 〈PC1の得意とする戦闘系技能〉難易度99の判定に成功すれば、凍をコアから助け出すことが出来る。 また、凍を奪還した時点で、PC1のナビ修正に凍のものも追加する。 その為、ナビ修正の合計は【肉体】+3、【感覚】+5、【理知】+1、【聖霊】+1となる。 凍「……PC1!」 理央「取り返されちゃった。手足を切り落として、動けないようにしてからコアに組み込めば良かったかな?」 理央「だって、僕の恋を成就させるには、八坂凍は邪魔だもの。恋は戦争なんだよ?だから、邪魔者は力尽くで排除するに決まってるじゃない」 理央「もうラルフや2000年前に誰かの書いたシナリオ通りじゃない、僕は僕のやりたいことをやるんだ。手始めに、ヤシマは滅ぼすね?」 理央「じゃ、死んでもらおうかな……。PC1くん、君だけは助けてあげるからね。……僕がいないと生きていけない身体になっちゃうかも知れないけど♪」 クリス「ヤンデレは怖いねえ……いや、僕もああなる可能性があった訳、か……。人の振り見て我が振り直せ、とはこの事か」 (PC2のナビ)「でも、あなたはそれを選ばなかった。違うかしら?」 クリス「……そうだね。僕の想いは、PC1と八坂さん、二人の仲を割いてまで成就させる気なんてなかった。そりゃ、ちょっかいは出したけれど、僕は二人が笑っていられればそれでいい」 (PC2のナビ)「理央にクリスの爪の垢、煎じて飲ませたいね」 クリス「PC1、君達の愛の心で、彼女の悪しき妄執を断つんだ。そうしなければ、世界に明日はない。理央が望んでいるのは、キミと理央、二人だけしかいない、閉じた世界なんだから」 理央「よく分かってるじゃない、クリス。そう、僕はPC1くんさえいれば、他には何も要らない。全てを滅ぼして、また一から世界をやり直すんだ。新時代の、アダムとエヴァとして、ね」 この台詞に対してリアクションを貰ったら、シーンを終了する。 シーン2 理央と決着をつけるシーン フーファイター・ベイバロン 種別:人間戦車 HP:400 【肉体】40 【感覚】20 【理知】20 【聖霊】33 【階級】0 行動値:20 あらゆる技能5レベル ただし回避はしない 《聖槍》 2000年前に救世主の命を奪ったとされる、聖なる槍のレプリカでの攻撃。 判定値40 技能レベル5 ダメージ+27 射程:視界 白兵攻撃、射撃攻撃に突き返し出来る 《セルフディストラクション》 戦闘不能時に使用できる。メインプロセス後、死亡する。 判定値40 技能レベル5 ダメージ+40 対象:範囲 射程:至近 《飛行》 《範囲攻撃》 《BS攻撃:重圧》 《瞬間移動》 《ケルンV》 99点までのダメージ無効 《奇跡》×5 《神罰》×2 《疾風怒濤》×2 《星を落とす者》×1 マイナー直前に宣言、射程:視界、対象:場面 《時空を砕く者》×1 メジャー直前に宣言、射程:視界、成功数+20 《黒き業炎》×1 《至高天の誘い》×1 《世界最後の日》×1 《虚空の城塞》×1 《魂の牢獄》×1 《妬む神》×1 以上の4つの災厄は、理央とPC1だけの世界を構築する為に使用する。 ベイバロンのHPを0にした 理央「脱出出来ない!?嘘、脱出装置が壊れてる!?」 理央「嫌、嫌……死ぬのは、嫌ぁ!どうせ死ぬなら……PC1くん、僕と一緒に死んで!死ぬときは一緒だよ!」 ここで《セルフディストラクション》を使用する。まあ効かんだろうけど。 理央「う……そ……」 理央「……さよなら、PC1くん……さよなら、僕の……初恋……」 フーファイター・ベイバロンが爆散する。 脱出装置が作動した形跡は……無い。 理央が爆死した、この時をもって、天使大戦は終結した。 そしてPC1、キミは理央を倒したことで、分割されていた救世主の力を、全て手に入れた。 今なら、世界を創り直すことすら可能だろう。 キミは……どうする? エンディングフェイズ ここでは、世界を創り直さなかった場合のエンディングを描写する。 創り直した場合は、適宜演出すること。 シーン1 シーンプレイヤーはPC4 クリスとの会話 クリス「一先ず、合衆国との戦いが終わったね。お疲れ様」 クリス「実は内心、ヒヤヒヤしてたんだ。戦いの終結と共に、自壊するプログラムとか仕込まれてないか、ってね」 クリス「自分が死ぬだけなら、別にいい。悔いは残るけどね。でも、PC1を巻き込んで死ぬ、なんてことがあったら、死んでも死にきれないよ」 クリス「僕は、この命尽きるまで、PC1と八坂さんを見守ると決めた。二人が幸せになるのを、この目で見届けたいんだ」 クリスは照れ臭そうに「そうだね……多くは望まないけれど、PC1が受け入れてくれるなら、彼にマスターになってもらいたい、かな……」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオとの会話 ヴィヴリオ「60年に渡る、ラルフとの因縁が終わった。最後は呆気なかったがな……」 ヴィヴリオ「だが、これで天使大戦は終わった。これからは、荒廃した世界を立て直す任務が待っている」 ヴィヴリオ「ヤシマの権力争い、合衆国の残党狩り、まだ世界に存在する天使……問題は山積みだ」 ヴィヴリオ「ボク一人では全てに対応する事は出来ない。優秀な助手が必要だ。もしキミが良ければ、頼まれてくれないか?」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 ナビゲーターとの会話 (PC2のナビ)「PC2、お疲れ様。問題はまだ山程あるらしいけど、まずは勝ったことを喜ぼう」 (PC2のナビ)「あなたと一緒だったから、ここまでやって来られた。別の人とだったら、こうは行かなかったと思う」 (PC2のナビ)「確かに、過去には色々あった。でも、今は前だけ見ていられる。……あなたが、いるから」 (PC2のナビ)「あなたは、暗闇の中で彷徨っていた私を、救い上げてくれた。……私にとっての救世主は、あなただよ」 (PC2のナビ)「ねえ、これからも、傍にいていい?戦争は終わったけど、私があなたの傍にいたいから。駄目かな?」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 凍「……私、生きて?夢じゃ、ない?」 凍は自分の頬をつねって「……いたい。だから、夢じゃ、ない」 凍「……黙示録。終わるまで、生きていられない、って聞いてた」 凍「……PC1が、助けてくれた、けど……不安、だった。……運命には、逆らえないんじゃないか、って」 凍「…………すき。この気持ちは、あなたが、くれたもの」 凍「……PC1。トゥアレタが、言ってた。『女の子の夢は、お嫁さん』だって。お嫁さん、になれば、ずっと、一緒にいられる?」 凍「…………いっしょに……いて」 あとがき 結局四部構成になりました。 『MARIONETTE MESSIAH』のクライマックスで、理央がPC1の事が好きだ、と描写したせいなんですが。 そこで死なせるのは惜しいな、と思ったら筆が勝手に……。 まあシナリオが1本増えたから、これでいいのだ。 ゾフィーについてですが、マスターシーンの後に行方をくらましています。 後でシナリオに出来るかも知れないしね? そもそもゾフィーは動向がよく分からないとこあるからね。情報が少ないんぢゃよ。