今回予告 終戦から一年経ったある日。 復興の進む帝都に、天高く光の柱が立った。 新たな敵は、人類の始祖たるアダム。 そして裏で糸を引く大天使サマエル。 合衆国に勝利し、解散したシュネルギア部隊が、彼らを討つ為に再終結する。 目指すは、光の中の、生命の塔セフィロト。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『ERNEST GAME』 立ちはだかる困難はクリアして 次なるステージへ PC1:ギアドライバー/ナビ:凍 PC2〜4:任意 共通ハンドアウト キミ達シュネルギア部隊は、終戦後に解散し、それぞれの道を歩み始めていた。 だが事態は急を要す。 紫音と共に光の柱の内部の謎の塔に赴き、事態を解決することを、ヴィヴリオから依頼された。 シナリオダーザイン【(担当NPC)からの希望】 本シナリオは最終回後の劇場版である。 本シナリオにミドルフェイズは存在しない。 オープニングフェイズが終了したら、即座にクライマックスフェイズに突入する。 またクライマックスには、アバドン、騎士級天使兵、アダムとサマエル、戦闘が計3回発生する。 PCは経験点を100点以上使用したPCを想定している。 シュネルギア改を取得する場合は、常備化ポイント200点(経験点20点)を支払い常備化すること。 ボスは《黒き業炎》を所持しているので、それへの対応が出来るPC選択・作成を推奨する。 推奨特技は《アナライズ》《マインドクラッシュ》である。 推奨オーギュメントは《ナヘル》《ガブリエル》《ラファエル》である。 専用オーギュメントについては、そのナビゲーター等と組んでいなくても、該当するNPCからのダーザインを取得すれば使用可能となる。 紀央、メイリィ、TーXについては、特殊オーギュメントを一つ(ダーザイン取得時に決定)使用可能となる。 その為、本シナリオにおいては、一人のPCが使用出来るオーギュメントが3つを越える可能性がある。 《エヴァ》《エヴァU》のみ、PC1限定となる。 また、PC1の凍の専用オーギュメントは、《エヴァU》である。 オープニングフェイズ シーン1 合同オープニング、シーンプレイヤーは全員 PC達が再会し、ヴィヴリオから依頼を受ける 瑞穂基地司令室。 キミ達は、第13実験部隊ドライクロイツが解散して以来、一年ぶりにここに集合した。 軍属を離れた者、そのまま軍に残った者、軍の重鎮になった者と、その後の経歴は様々だ。 凍「……久し、ぶり?」 セラピア「久しぶり……なのかな?まあ、こうやって全員が顔を合わせるのは、久々だけどね〜」 トゥアレタ「同窓会には、ちょっと早いよね」 伊音「……そうだな。もっと楽しい集まりだったら、良かったのにな」 ヴィヴリオ「……そうだな。キミ達には、申し訳なく思っている。だが、事態は急を要するんだ」 そう言うとヴィヴリオは、横にいた紫音に目配せする。 紫音は頷いて「ここからは、ヤシマ陸軍を代表して、八門結界の維持任務を仰せつかった、紫音が説明いたします。……帝都に天高く立った、光の柱。あの光の柱によって、八門結界に亀裂が入りました 」 どよめく一同。 紫音「光の柱に近付くには、帝都奪還作戦の時と同様に、結界を張りながらでないと、天使化の危険性があります。その為、再び皆様のお力を借りる事となってしまいました」 ヴィヴリオ「既に軍属を離れた者も呼び寄せる形になってしまったのは、申し訳なく思っている。だが、この事態を打開出来るのは、キミ達しかいないんだ」 紫音「紫音からも、お願いいたします。これは、ヤシマの存亡を賭けた任務なのです」 紫音「……皆さまが命を賭けて取り戻してくれた帝都、また結界の再構築に尽力していただき……そして、紫音を救って頂いた御恩、紫音は一時(ひととき)たりとも忘れた事はありません。ですが、このままでは、何もかもがまた、ふりだしに戻ってしまうのです。ですので、どうか、どうか……!」 メイリィ「皆まで言わなくて良いアルよ。みんな、分かっているアル」 紀央「紫音様、(もう軍を離れたけど)軍人として、ヤシマを守るのは、当然の事。だけど、その前に。私達は友達、でしょう?」 桂「友達のお願いだもん、聞き届けるのは当たり前じゃない?」 紫音「皆様、ありがとうございます……!」 ヴィヴリオ「さて、キミ達にはシュネルギアに再び乗り、あの光の中にそびえる塔に行ってもらうことになる。……だが、これは命令ではない」 ヴィヴリオ「軍人、上官としての命令ではなく、一人の、せっかく取り戻した筈の平和を憂う者としての、お願いだ。ヤシマの未来を、頼む」 会話を終えたらシーンを終了する。 ここでオープンアップが発生し、ダーザイン5レベルが解禁される。 条件はクライマックス突入であり、それ以外の条件はない。 クライマックス シーン1 シーンプレイヤーは全員 帝都の祠に赴き、原因を探るシーン 帝都の祠には、紫音の代わりになるよう作り出した、黒い天使核が収められている。 まさかそれに、何かあったのだろうか? 〈探知〉難易度5 祠を調べると、黒い天使核に、ヒビが入っている。 恐らくは、結界の強度を越えてしまっただろう。 紫音「結界の術式は、外部からの敵を阻むもの。内部からの攻撃には弱いのです。そもそも八門結界は、内部からの攻撃は想定されておりませんでした」 紫音「内部からの結界への攻撃、それは既に本土決戦となっているか、あるいは売国奴がいることを意味しているのですから」 紫音「足りない部分を補う再構築と、一から結界を張り直すのでは、必要とされるエーテルが段違いとなります。術者の、それこそ命を賭けた術が、必要となります」 紫音「光子様ならば、今のこの状況、どうなさったでしょうか。……いえ、泣き言を言っている場合では、ありませんでした」 紫音「あの光を、止めなければなりません。そのカギは、恐らく光の中の塔にあると思われます。参りましょう」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーは全員 アダム、サマエルと邂逅するシーン 光の直前まで辿り着いたキミ達。 光は地面から、まるで周囲のエネルギーを奪うかのようにして、周囲を干乾びさせている。 ???「やあ、ようこそ」 光の前に、誰かが立っていて、キミ達に声を掛けてきた。 その男性は、全裸で股間をイチジクの葉で隠し、りんごを齧っている。 アダム「僕はアダム。始まりの人にして……終わらせる者。かつて知恵の実を齧って地に下り、そして今、サマエルより生命の実を受け取った、神に近き者」 サマエル「メタトロンの消えた今、天界の最高の天使は我、その名はサマエル。我はこの世界を浄化する為、神より遣わされしもの」 アダム「そして、僕はイヴと共に、もう一度この世界をやり直すんだ」 アダム「(凍を見て)キミは、イヴ!?まさか、そんな筈はない。彼女はまだ、蘇っていない筈だ」 凍「……違う。私は、凍。八坂、凍。PC1の、パートナー」 サマエル「アダムよ、八坂凍がイヴに似ているのもおかしくはない。八坂凍は、PC1という救世主、新世紀のアダムより造られた存在なのだから」 アダム「そうか、なるほど……キミはイヴと同じなのか。面白い、面白いね。つまりが、キミと僕は、同じ存在なのか」 アダム「だが、アダムとイヴは、一組で十分だ。PC1、僕とゲームをしよう」 アダム「キミ達がこの塔、セフィロトの塔を登り切れれば、キミ達には僕、そしてサマエルというラスボスと対面出来る。ただし、様々な困難、具体的には過去にキミ達が戦った天使達が、キミ達を阻むだろう」 アダム「人生とはゲームだ。とは言え、一度しかない。自由きままに、真面目にやることを、お薦めしておこう。まあ、諦めたらそこでゲームオーバーだけどね」 アダム「じゃあ、僕達は塔の最上階で待っているよ」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーは全員 情報収集シーン 塔の入り口。巨大な扉を開けるとそこは、非常に広大な空間となっていた。 これならばシュネルギアはおろか、扉を慎重に抜ける必要はあるが、ホルテンですら中に侵入出来るだろう。 紫音の提案により、アダムとサマエル、そしてイヴの情報収集を行う。 イヴの情報は必ずしも必須ではない。 だが成功すれば、アダムとの戦闘で多少有利になる可能性がある。 アダム(アダム・カドモン) 〈エーテル〉難易度10 サマエルによって蘇った。 これは《妬む神》《生命の実》の効果である。 協力すればイヴも蘇らせてくれる、とサマエルに唆され、協力している。 天使の力で復活し、神に最も近い者、ネフィリム(天使人)となっている為、オーギュメントと権能両方を使うことが出来る。 生命の実によって復活した、完全なる肉体を持つアダム・カドモンは、セフィロトの樹を内包し、セフィラに対応するオーギュメントを10個所持している。 アダムの真の目的は、自分達を地に堕とした神に、イヴと共に復讐することである。 サマエル 〈エーテル〉難易度10 メタトロン、及び四大天使が不在の現在の天界で、最も力を持つ大天使。 エデンの園に住んでいた蛇。 神の御使いと嘯いているが、サマエルの真の目的は今の神を滅ぼして世界をリセットし、新しい世界の神として君臨することである。 その為にアダムを利用している。 アダムの身体はサマエルの与えた仮初めのものであり、サマエルを打ち倒せば元の土塊に還る。 イヴ 〈エーテル〉難易度99 実際にはイヴはアダムの中におり、既に復活している。 イヴを内包する、すなわち欠けた部分が無い故に、アダムは完全なる人アダム・カドモンとなっているのだが、アダム自身はそれを認識していない。 サマエルはそれを知りつつ、アダムを利用している。 ただし、PC達に勝利した場合、イヴを復活させる(分離させる)約束は守るつもりである。 尚、イヴは凍にそっくりである。 イヴは神への復讐など望んでおらず、アダムとまた一緒に暮らすことだけを望んでいる。 イヴの分離には、《妬む神》か、《エヴァU》を使用する必要がある。 ※《妬む神》を使わせる場合、雛子の専用オーギュメント《メタトロン》が必要となる。 これは雛子からのダーザインを取得すれば、使用可能となる。 《エヴァU》を使用した時点でイヴが分離し、アダムの持つ他者に影響するオーギュメント(コクマー、ビナー、ケセド、ティファレト、ネツァク、イェソド)は使用不可となる。 イヴは戦闘には参加しない。 桂「パートナーを蘇らせる為、自分を堕天させたサマエルと手を組んだ、か……まあ、分からないでも、ないかなあ」 セラピア「桂ちゃん、キミがそれ言っちゃう?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーは全員 アバドン戦 ホイシュレッケ達は増援も含め出現しない 伊音「アバドンは確かに強敵だった。だがここで足踏みしている訳には、いかないんだ」 紀央「はい、伊音様。紫音様の道を、もう一度わたし達の手で、切り拓きましょう」 シーン5 シーンプレイヤーは全員 騎士級天使兵(一体)戦 ただしホイシュレッケ達は増援も含め出現しない トゥアレタ「強敵だって分かってるから、怖い、けど……でも、ここで立ち向かわなかったら、もっと怖い目に合うから……負けない!」 メイリィ「その意気アルよ、トゥアレタ。ま、ワタシは強敵相手だと、血が滾るケドね♪」 トゥアレタ「あなたはそうよね……」 シーン6 シーンプレイヤーは全員 最上階に辿り着き、アダム、そしてサマエルと戦闘 アダム「さあ、回復してあげよう。持てる力の全てをもって、向かってきなよ」 戦闘前に、災厄《始まりの人》を使用する。 セットアップでアダムは《巨大化》を宣言し、シュネルギアと同じくらいのサイズになる。 これはエネミー特技の為、打ち消すことが出来ない。 アダム「同じ条件で戦わないと、戦いにくいだろ?」 大天使サマエル(神の毒、神の悪意) HP350 肉体30 感覚20 理知15 聖霊20 階級0 行動値:17 回避はしない  《ヴェノムストライク》 全てを腐敗させる毒液を撒き散らす。判定値30 技能レベル5 射程:1000m ダメージ+20 《範囲攻撃》 マイナーで宣言 《BS攻撃:侵食6》常時 《ケルンV》対天使効果なし、及び60点以下のダメージ無効 《飛行》 《疾風怒濤》×2 《奇蹟》×5 《神罰》×2 《復活》×1 《再生V》 クリンナップに【HP】を60点回復する 《時空を砕く者》×1 《星を落とす者》×1 《黒き業炎》×1 《生命の実》×3 アダム、アバドン、騎士級天使兵を復活させる為に全て使用済み 《妬む神》×2 アダムの復活の為に1回使用済み アダム HP666 肉体100 感覚50 理知50 聖霊100 階級0 行動値:17 回避はしない  《神をも砕く拳》 判定値30 技能レベル5 射程:至近 ダメージ+120 《範囲攻撃》 《巨大化》 セットアップ、【HP】+500、ダメージ+100 ※適用済み 《再生U》 クリンナップに【HP】を100点回復する 《飛行》 自身:《ケテル》《ゲブラー》《ホド》《マルクト》全て×1 他者:《コクマー》《ビナー》《ケセド》《ティファレト》《ネツァク》《イェソド》全て×1 《ケルンU》 対天使効果×の武器無効 《虚空の城塞》×1 生命の塔を作る為に使用済み 《世界最後の日》×1 《終末の予感:共鳴判定3》×1 《始まりの人》:オリジナル災厄。既に昇華済みのダーザイン全てを、昇華していない状態に戻す。回数制限のあるオーギュメントの使用回数は回復しない。 サマエルが先に撃破された場合、《ゲブラー》からの《ネツァク》を使用して、サマエルを復活させる。 イヴを分離させた 凍「……私と、そっくり」 アダム「そうか、イヴ……キミはずっと、僕と共にあったんだな……忘れていたよ……」 イヴは確かに、髪の色や瞳の色の違いはあれど、凍そっくりだ。 その時点で、アダムは他者に使用出来るオーギュメントが全て使用不可となる。 イヴは戦闘に参加しない。 アダムの【HP】を0にした アダム「土より生まれし者は、土に還るが定め……旧世代の僕は、新世紀のアダムとイヴには、勝てなかったか……」 アダムにとどめをさしますか? はい/いいえ キミ達がとどめをささなくても、アダムはクライマックス終了時に、元の土塊に戻る。 イヴが分離している場合 イヴはアダムを庇いながら「アダムを殺すなら、私も、殺して。……ずっと一緒って、約束、したから」 アダム「イヴ……」 アダム(とイヴ)を延命させる、PLが言った場合 アダム「やめときなよ。死者を蘇生させたって、ろくな事にならないぜ?聞いたことあるだろ、イザナギの黄泉下りとか、オルフェウスの冥界下りとかさ。それに、お仲間でもあっただろ、そういう事?」 アダム「それでも、って言うなら……覚えておいてくれ。大いなる力には、大いなる責任が伴うことをね」 とどめをさした場合 アダム「新世紀のアダムよ、僕達の屍を越えていけ。新しい世界を、作る為に」 イヴ「……ありがとう。アダムと、一緒に逝ける。一人ぼっちは、寂しいから……」 二人にとどめをさすと、二人は折り重なるようにして倒れ、同時に土塊に戻った。 そこには、土の山が一つ、ぽつんと残った。 とどめをささなかった場合 イヴ「……アダム」 アダム「……なんだい、イヴ」 イヴ「……ずっと、一緒」 アダム「ああ、ずっと、一緒だ」 そう言うと、二人は折り重なるようにして倒れ、同時に土塊に戻った。 そこには、土の山が一つ、ぽつんと残った。 福音等で延命させた場合 アダム「新世紀のアダム、そして仲間達は、お人好しばかりだね。僕(達)を生存させれば、また争乱のきっかけになるとは、考えなかったのかい?」 イヴ「……私は、アダムと一緒にいられるなら、何でもいい」 エンディング 合同エンディング アダムが死亡している場合 司令室に全員再集合している。 紫音「皆様、ありがとうございます。皆様のお陰で、結界も修復することが出来ました」 ヴィヴリオ「非常に困難な任務だったが……よく帰って来てくれた。……みんな、おかえり」 桂「あ、大佐、慣れないこと言ったから照れてるー♪」 紀央「桂様、茶化されてはいけません。大佐のお顔、真っ赤になってます」 メイリィ「そんなこと言えるのは桂、アナタだけアルよ……」 ヴィヴリオ「……ンンっ……。とにかく、全員無事で何よりだ。法王ラルフ・マスケンヴァルを討ち倒したことにより、地上の天使は消滅した筈だが、今回、新たに天界より別の天使がやって来た……また、このような事が、起きないとは言えん」 伊音「その時は、また集まれば良いだけの事。現状において、天使を倒せるのは我らしかいないのだから」 トゥアレタ「……うん。誰にでも乗れる、第四世代型人間戦車でも出来ない限りは、私達の役目は終わらない」 セラピア「天使大戦終わって、ボク達が用済みとして消される事にならなくて良かったなあ、とは思ってるけどね〜。昔から良くある話だし。狡兎死して走狗烹らる、ってね」 ヴィヴリオ「……そうはさせんさ。キミ達は、共に天使大戦を戦った仲間であると同時に、ボクの家族みたいなものなんだから。……もう二度と、家族を失いたくはない」 ヴィヴリオ「……ただまあ、こういう機会でないと全員が集まれない、というのは、な」 凍は微笑みながら「……集まるの、同窓会みたいで……楽しい」 びっくりする一同。 ヴィヴリオ「終戦後もPC1と共に過ごすことで、ますます感情豊かになったみたいだな」 ヴィヴリオ「……その内、誰か子供でも出来るかも知れんな。そうすると、ボクはおばあちゃんかな?」 天使大戦の頃ならば考えられなかった、穏やかな時間が過ぎる。 そうだ、ボク達は、これを目指して、天使大戦を戦い抜いたんだ。 アダムが生存している場合 ※ここに提示したのは、あくまで一例である。PLから何かより良い提案があれば、それを描写する事。 ヴィヴリオ「……さて、話は聞いた。アダム(そしてイヴ)。創造主によって創られた、最初の人間。原罪を作りし者」 アダム「死んでる内に、随分と御大層なものとなってしまったね、僕(達)は」 ヴィヴリオ「神にも等しい力を持つアダム。その存在が知れれば、第二次天使大戦の引き金となるだろう。誰にも見つからないよう、隠れ住む以外にはあるまい」 アダム「誰にも見つからない場所、ね……そんなもの、今の地上に存在するのかい?」 ヴィヴリオ「……さあな。此処にいれば、知られたとしても、守る事ぐらいは出来るが」 アダム「……では、御厄介になろうかな。よろしく」 (イヴ「アダム、お世話になるのに、それはない。……よろしく、お願いします、皆さん」) ヴィヴリオ「お前達にまた、協力を要請する事もあるだろう。願わくば、そんな日が来ない事を願いたいが……」 あとがき テーマは『いきなり最終回』。 かも。さんから頂いたコンセプトを元にして作りました。 『オープニングフェイズが終わったら以降のシーン全部クライマックスフェイズなエンギア。 タイトルは『いきなり最終回』で。 帝都から天高く光の柱が立つシーンから始まるやつ。』 Twitterでのかも。さんのツイートより抜粋。 最初からクライマックスでボスラッシュをやる、という制限時間を何一つ考えていないシナリオです。 これとは別で、セフィロトの樹をシナリオに織り込みたい、と考えたんですが。 セフィロトの樹=生命の樹、エデンの園に生えていた、生命の実がついていたのも生命の樹。 災厄に《生命の実》ってのがあるじゃん! なら、エデンの園→アダム、イヴを唆して知恵の実を食べさせたサマエル、って連想して、シナリオボスに選択しました。 天使の話でエデンの園が出てくるとか、最終回っぽくないですか? 以下、作成時のメモ 生命の樹、セフィロトの樹 1ケテル 自身 2コクマー 他者 3ビナー 他者 4ケセド 他者 5ゲブラー 自身 6ティファレト 他者 7ネツァク 他者 8ホド 自身 9イェソド 他者 10マルクト 自身