今回予告 戦意高揚の為、ヤシマ軍と統一帝国軍の合同でシンデレラガール総選挙を開催する事となった。 予選を通過したのはそれぞれ、凍とヴィヴリオ。 そしてヤシマ軍と統一帝国軍の威信を賭けて、凍とヴィヴリオによる頂上決戦が、今まさに始まろうとしていた……。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『お願い!シンデレラ』 夢は夢で終われない 動き始めてる 輝く日のために ハンドアウト PC1:ギアドライバー/ナビ:凍 ヤシマ軍と統一帝国軍の合同で、シンデレラガール総選挙というものが開催されるらしい。 そしてキミの唯一無二のパートナーである凍が、誰かに推薦されてエントリーしたそうだ。 おかしいなあ、自分は推薦してないのに。いったい誰が……。 それはともかく、何故か凍は乗り気だ。 凍がやってみたいと言う以上、キミは全力でサポートしなければ。 そして凍の魅力を、世に知らしめるのだ。 シナリオダーザイン【八坂凍からのやる気】 PC2:ソルジャー キミは、シュネルギア部隊に護衛役として帯同している機械化兵だ。 そして、ヴィヴリオのファンの一人であり、彼女をシンデレラガール総選挙に推薦した張本人だ。 勿論、興味本位もある。 だが、フリフリの衣装を着て歌い踊るヴィヴリオ、見てみたいと思わないか? 俺は見たい。 ……その欲望、解放しろ。 シナリオダーザイン【自己からの欲望】 PC3:オフィーツィア ヴィヴリオが、誰かに推薦されてシンデレラガール総選挙にエントリーした。 ヴィヴリオはやりたくないそうだが、多分無理だろう。 ヴィヴリオには隠れファンがかなりいる事を、本人だけが知らないのだから。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの憂鬱】 PC4:任意(支援能力を持つクラスであると尚良い) 噂によれば、シンデレラガール総選挙の、ヤシマ軍の代表は凍で、統一帝国軍の代表はなんとヴィヴリオになるらしい。 これは面白そうだ。さて、どちらを応援しよう? 戦友か、上官か。それが問題だ。 シナリオダーザイン【祭りからの誘惑】 推奨: 成功数や判定値を増減させるオーギュメントや特技 ※注意 本シナリオはギャグシナリオである。 各NPCがコレジャナイ感があっても、気にしてはならない。考えるのではない、感じるのだ。 また、本シナリオはPvPとなる可能性がある。 凍とヴィヴリオ、どちらを勝者とするかについては、PL同士で話し合って決めても良いし、成功数で競い合ってもよい。 PC1、2、とナンバリングしているが、これは便宜上のものである。 凍派vsヴィヴリオ派、それ以外の二人、という構成である。 本シナリオでは、PC3とPC4がどちらにつくかで、勝敗が変わってくる。 また、PC3はヴィヴリオの部下ではあるが、ヴィヴリオを応援せず、凍を応援してもよい。自由とはそういうものだ。 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC2 ズィーガーと会話 キミは、シンデレラガール総選挙にて、ヴィヴリオを推薦する書類を、選挙委員会に提出した。 その帰り道。キミはズィーガーにばったり会った。 ズィーガー「……どうした、PC2。随分とご機嫌だな」 ズィーガー「……シンデレラガール総選挙、か……アクシアに、出てみたらどうだ、と言ったら、平手打ちされたんだが。何故だ?」 ズィーガー「……それはさておき、誰を推薦したんだ?」 ズィーガー「……そうか」 ズィーガー「……ヴィヴリオ大佐殿は、人気が高いからな。……聞いたことがある。隠れファンクラブがあると」 ズィーガー「……お前も、一員なのか?」 その時、天使の襲来を告げるスクランブル。 ズィーガー「……与太話は終わりだ。行くぞ」 シナリオダーザイン【自己からの欲望】 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 司令室でヴィヴリオと会話 ヴィヴリオの目の前に積まれた書類の一番上に、シンデレラガール総選挙の書類があった。 ヴィヴリオ「ああ、それか?ヤシマ軍とインペリアル軍からそれぞれ代表を選び、本選でシンデレラガールを選出するそうだ」 ヴィヴリオ「どれどれ、誰がエントリーされてるんだ?」 ヴィヴリオ「ヤシマ軍からは八坂機関から八坂凍、草薙家から草薙紫音、八咫衆から司鏡紀央、か……まあ、ナビゲーターがエントリーするのは妥当な線だな……。紫音嬢だけは意外だが」 ヴィヴリオ「インペリアル軍からはセラピア・パルマコン、トゥアレタ・クレーリオン、天野ツバサ、ニナ・ホルツマン、……は?」 ヴィヴリオ「……なんでボクが、シンデレラガール総選挙にエントリーされてるんだ?何かの手違いじゃないか?」 ヴィヴリオ「冗談じゃない、そんな事に付き合ってられる程、ボクは暇じゃないんだ」 ヴィヴリオ「選挙管理委員会に、ボクのエントリーを取り消させる」 すぐさま何処かに電話をかけるヴィヴリオ。 電話中のヴィヴリオの顔が、どんどん暗くなっていく。 ヴィヴリオは電話を切ると「……駄目だった。自薦、他薦を問わず、で、指揮官だからと言って特別扱い出来ないそうだ。普通、こういうのは本人の意思を確認するものだろう?ぐぬぬ……」 ヴィヴリオ「でもまあ、ボクが代表に選ばれることはないだろうから、うむ……」 大佐、それフラグって言うんですよ。 あなた、結構人気あるんですからね? シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの憂鬱】 シーン3 シーンプレイヤーはPC1 休憩室で凍と会話 キミと凍が休憩していると、凍の携帯にメールが届く。 それを見た凍が、突然おかしなこと言い出した。 凍「……PC1。私、シンデレラに、なる」 凍「……総選挙に、推薦されて、エントリーしたって」 メールを見せてもらうと、確かに、シンデレラガール総選挙に推薦されて、エントリーした、という文面だ。 総選挙の話は聞いているが、おかしなことに、自分は推薦した覚えはない。いったい誰が……。 凍「……やるからには、目指せ、とっぷあいどる」 凍「……PC1。ぷろでゅーす、よろしく」 凍「……ふーん。あんたが、わたしのぷろでゅーさー?ま、わるくないかな……」 誰だ、こんなこと凍に吹き込んだの。セラピアあたりか? セラピア『はっくしゅん!……誰かボクの噂をしてるんだよ〜』 とにかく凍もやる気なことだし、全力でサポートしなければ。 そして凍の魅力を、世に知らしめるのだ。 シナリオダーザイン【八坂凍からのやる気】 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 ツバサと会話 ツバサ「なーなーPC4、シンデレラガール総選挙の代表の話、聞いたか?」 ツバサ「まだ確定じゃねーらしいけど、総選挙、ヤシマ軍の代表は凍で、インペリアル軍の代表はヴィヴリオ大佐になるらしいぜ?」 ツバサ「俺様ちゃんもエントリーしたんだけど、惜しくも代表逃しちまった」 ツバサ「でも凍と大佐かぁ。どっちに転んでも面白そうだよな。系統ちょっと違うけど、二人ともクール系じゃん?今、時代はクール系を求めている!って感じ?パッション系の俺様ちゃんはちょっと流行と違ったか〜。……別に悔しがってなんかねーぜ、うん」本当に本当でござるか〜? ※尚、紀央、トゥアレタ、ニナはキュート。凍、紫音、ヴィヴリオはクール。セラピア、ツバサはパッション。このように本シナリオ内では定義する。 ツバサ「で、あンたはどっちを応援する?凍?それとも大佐?」 ツバサ「俺様ちゃんは……その場のノリと勢い、かな。言ったろ?どっちに転んでも面白そうだ、って。凍が可愛いのは分かってんじゃん。でも、意外性って言ったら大佐だろ?」 ツバサ「いやー、マジ楽しみ」 確かに、自分も楽しみだ。乗るしかない、このビッグウェーブに。 シナリオダーザイン【祭りからの誘惑】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 各軍の代表が決まったと告知されるシーン。 ヴィヴリオ「両軍の代表が決まったそうだ。ヤシマ軍の代表は……おめでとう、凍。お前だ」 凍はVサインをしつつ「……ぶい」 ヴィヴリオ「そして、インペリアル軍の代表は……」 そこまで言いかけた段階で、ヴィヴリオの顔がうへぇー、となる。 ヴィヴリオ「インペリアル軍の代表は……私だ」 ヴィヴリオ「逃げられん、か……。そうとなれば、とことんやってやろうじゃないか。毒を食らわば皿までだ」 ヴィヴリオ「私はシンデレラガール総選挙の為の準備がある為、指揮官としての任務は……PC3。臨時指揮官として、お前に任せる」 ヴィヴリオ「アクシア。総選挙が終了するまでの間、PC3に協力して、任務に当たってくれ」 アクシア「了解です、大佐」 ヴィヴリオの顔をじっと見るアクシア。 ヴィヴリオ「何だ、アクシア」 アクシア「いやー、大佐、もっと嫌がると思ってたんで」 ヴィヴリオ「……これで私が辞退してみろ。ドライクロイツの指揮官は、挑まれた勝負を逃げる腰抜けだ、とヤシマ軍の連中に言われかねん。このシンデレラガール総選挙は、ただの選挙ではない。言わば、両国の、両軍の威信を賭けた戦いなのだ」 アクシア「は、はぁ……そういうものですか……」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC2、他のPCは登場不可 ヴィヴリオからマネージャーになるよう頼まれるシーン。 キミはヴィヴリオの執務室に呼び出されている。 あまり人に聞かれたくない話の様で、護衛役の完全機械化兵すら、部屋の外で待機させている。 ヴィヴリオ「PC2。折り入って話がある」 ヴィヴリオ「選挙に出るにあたって、マネージャーが必要なんだ。その……手伝ってはくれないだろうか?」 ヴィヴリオ「これは、ドライクロイツの指揮官としての命令ではない。一人の、シンデレラに憧れる者としての……お願いだ」 ヴィヴリオ「ガールなんて歳じゃないし、柄でもない事は百も承知だ。……でもな。ボクだって女なんだ。お姫様願望ぐらい……ある」 ヴィヴリオ「PC3では、いくらお願い、と言っても命令と変わらなくなってしまう。だから、お前に頼むんだ。……駄目か?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC1、他のPCは登場不可 維馬篭と会話 凍を勝利に導くよう命令されるシーン。 キミは今、忍(おし)の関東臨時司令部、通称大本営に凍と一緒に呼び出されている。 呼び出したのは、維馬篭代胤だ。 維馬篭「お待たせしました、PC1くん」 維馬篭「折り入って、あなたに相談があり、呼び出した次第です。ご足労いただき、ありがとうございます」 維馬篭「さて、話と言うのは他でもない、凍の事です」 維馬篭「シンデレラガール総選挙のヤシマ軍代表に、凍が決まったのはご存じですね?」 維馬篭「想定通りです。凍を推薦したのは、他ならぬ私ですからね」 やっぱりあんたか…… 維馬篭「この選挙、我々は必ず勝利しなければならない。この選挙には、ヤシマ軍の威信が掛かっているのです」 維馬篭「ヴィヴリオが相手、と言う事で、相手に不足はありません。むしろ強敵です」 維馬篭「PC1くん。凍がシンデレラガールの栄冠を掴めるよう、全力でサポートして下さい」 凍「……がんばる」 維馬篭「凍もこう言っています。頼みましたよ、PC1くん」 維馬篭の後ろに、凍ちゃん命、って書かれたフルカラー法被があったのは、見間違いに違いない。うん、疲れてるんだ、きっと。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC3、他のPCの登場は任意 羽村総司と会話するシーン。 瑞穂基地内に設営中の会場 総選挙中に天使が襲来する可能性を考慮し、瑞穂基地内に会場が設営される。 会場を視察していると、羽村にばったり遭遇する。 羽村「いや、どもどもPC3さん。今日もお元気そうで何よりです」 羽村「いやー、俺、本選の司会に選ばれちゃってさー」 羽村「……俺の正体、分かった上での人選かね、これ」 ※PC3は羽村がダブルスパイであることを知っている、とする 羽村「確かにさ、表向きの人選としては正しいと思うのよ。俺、瑞穂基地の軍医中尉だから、凍ちゃんもヴィヴリオ大佐もよく知ってるし。……裏の人選として考えても、二人の情報ある程度掴んでるから、納得しちゃうんだよね」 羽村「あ、その情報についてはまた後日ね。どう考えても、今話す内容じゃないし」 羽村「さてっと、そろそろ俺も準備あるからこれで。また会場で」 会話を終えたらシーンを終了する。 PLからフリーのシーンが欲しい、と言われた場合、この後に入れること。 クライマックス シーン1 シーンプレイヤーはPC1とPC2、全員登場 総選挙本選開始。 本選の審査員は、大本営最高会議のお歴々。 ヤシマ陸軍参謀本部長の滑方孝三、ヤシマ海軍軍司令部総長の三山当司、統一帝国軍総司令官ミヒャエル・パイパー、G3長官ギルベルト・ベルヒトルト、八坂機関長官維馬篭代胤……更には八咫衆総帥水鏡アヤメ、G3情報部長リッツ・ヴァイゲル。 本来ならばミカドもいらっしゃる筈だが、帝都への攻撃で行方不明になっている為、その席は空席である。 普段ならヴィヴリオもこちら側だが、今回は参加者なので外れている。 そして偶然?それとも必然?にも、凍もヴィヴリオもセーラー服での登場となった。 ヴィヴリオ「……晒し者だな」 維馬篭「くっくっくっ……よくお似合いですよ、ヴィヴリオ大佐殿?」 ヴィヴリオ「……うるさい」 凍「……維馬篭。私、は?」 維馬篭「勿論、凍ちゃん、よく似合ってますよ」 そしてシンデレラガール総選挙本選が、幕を開ける。 司会者は羽村だ。 羽村「ヤシマ軍代表は、維馬篭大将閣下の秘蔵っ子!天使からヤシマを守る僕らのアイドル、八坂凍特務少尉だーっ!」 ノリノリだな、羽村。 凍「えーと……がんばる」ふんす。 維馬篭「凍ちゃーん、視線ちょうだーい!」えぇ……いつの間にか、審査員席の維馬篭が、凍ちゃん命って法被着て、団扇持ってるんですけど…… 羽村「対するインペリアル軍代表は、ドライクロイツの指揮官にして、世界大戦の生き証人!魔女(ヘクセ)ヴィヴリオ大佐だーっ!」 ヴィヴリオはうへぇ、という顔をしながら「……魔女はないだろう、魔女は……もう少し、可愛い呼び方は無かったのか?」 凍「じゃあ……ろりばばあ?」 ヴィヴリオ「……もっと無いわ」 羽村「ではここからは、各自歌などの披露をしていただきまーす!」 歌とダンスを披露する。 凍はPC1、ヴィヴリオはPC2が代わりに〈芸事〉及び〈運動〉判定を行う。 これは同じラウンドに判定すると見なし、1ラウンド1回の特技やオーギュメントの制限を受ける。 次にスピーチを披露する。 凍はPC1、ヴィヴリオはPC2が代わりに〈話術〉判定を行う。 これは先の判定とは別のラウンドと見なす。 これらの成功数を累積し、達成値とする。 それぞれの判定にオーギュメントの使用可。 PC3、PC4はオーギュメントや特技等で支援しても良い。 上記3つの判定が終了したら、シーンを終了する。 羽村「では、最終の水着審査の前に、ここで休憩時間を設けまーす!」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3とPC4、全員登場 休憩が明け、いよいよ最終の水着審査、というタイミングで天使襲来。 ぷしな「大変ですー!天使反応が発生しましたー!天使の名称も確認出来ましたー!ヴァーチュー、メルキセデクですー!」 ヴィヴリオ「はっ、シンデレラを選んでいる最中に、平和と正義を司る天使が来るとは、ステイツも皮肉が効いている。本選は一時中断、総員、直ちに迎撃せよ!戦闘が終わったら続きだ!」 維馬篭「貴女も実はノリノリですね、ヴィヴリオ大佐殿?」 ヴィヴリオ「こうやって舞台の上に立ってしまった以上、今更恥ずかしがってなどいられるか。それこそ、審査員にも観客にも、対戦相手の凍にも失礼だ。それに、この戦いは、ヤシマ軍とインペリアル軍の威信を賭けた戦いだ。例え結果が見えていたとしても、手など抜いていられるか」 維馬篭「……確かに、そうですね。これは失礼」 ボスのデータは、エンドレスサマーP138〜139掲載の『力の天使』のデータを使用する。 時間が無い場合は、『来た!見た!勝った!』で省略してもよい。 本シナリオで重要なのは総選挙であり、 天使との戦いは些末事に過ぎないのだから。 シーン3 シーンプレイヤーはPC1とPC2、全員登場 天使を撃退し、最後の水着審査を行う。 羽村「それでは気を取り直して、最終審査!水着による最終アピールです!!」 羽村「おおっと!奇しくも両者とも、スクール水着での参戦だーっ!!」 維馬篭「……素晴らしい、の一言です。おっぱいに貴賤なし、とは、この事を言うのでしょう」 維馬篭ェ…… 凍にはヤシマ軍側の審査員、滑方孝三、三山当司、維馬篭代胤、水鏡アヤメの分の票で達成値を+40する。 ヴィヴリオにはインペリアル軍側の審査員、ミヒャエル・パイパー、ギルベルト・ベルヒトルト、リッツ・ヴァイゲルの分の票で達成値を+30する。 シーン1での達成値とこれらを加算した上で、水着によるアピール(※〈芸事〉による判定)を行い、最終的な達成値を算出する。 判定にオーギュメントの使用可。 PC3、PC4はオーギュメントや特技等で支援しても良い。 最終的な達成値が100を超えた場合、これは福音と見なす。 結果発表 羽村「投票結果が出ました!」 羽村「○○対○○で、勝者……○○!!第一回シンデレラガールとして選ばれたのは、◯◯だーっ!!」 優勝者に、トロフィーと王冠、ガラスの靴が進呈される。 羽村「では、勝者の○○さんから一言お願いします!」 ※凍が勝者 凍は顔をほのかに赤くしながら「……いぇい♪」 維馬篭「キャー!凍ちゃーん!」 羽村「はいそこの大将閣下、申し訳ないんですが黙ってて下さいねー」 ※ヴィヴリオが勝者 ヴィヴリオは顔を真っ赤にしながら「本来なら、優勝者として、色々言わなければならないのだろうが、言葉が、出て来ない。……その……ありがとう……」 エンディングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 中島班長と会話、ギアドライバーだった場合は、担当ナビゲーターの台詞に変更して差し替える 片付けの進む会場を前にして ちょうど横に来た中島三郎「いやあ、面白かったなァ。ヴィヴリオにとっちゃ、いい迷惑かも知れねェが」 三郎「……たまには、合衆国との戦いを忘れて、こういうお祭り騒ぎも、いいモンだな」 三郎「だがよ……心から楽しむにゃ、やっぱり戦争が終わって、平和になんねえとな」 三郎「さて、明日からまた平常運行だぜ。……いつになったら、この戦いは終わるんかねェ……」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 ヴィヴリオとの会話 司令室。 ヴィヴリオは椅子に深々と腰掛けて「疲れた……」 凍が勝利した場合 ヴィヴリオ「シンデレラガールの栄冠は、凍の頭上に輝いた」 ヴィヴリオ「今後、凍はナビゲーター以外に、アイドルとしての活動が増えて、出撃が困難になる恐れがある。その穴埋めを、誰かにやってもらわなければならない」 ヴィヴリオ「リュンマをPC1と組ませる、というのはどうだろうか。幸い、彼女はPC1を先輩、と慕っている」 ヴィヴリオ「ギアドライバーとナビゲーターには、相性がある。得意とする分野もさることながら、性格の相性も重要だ」 ヴィヴリオ「では、訓練メニューをアクシアと詰めておいてくれ。頼んだぞ」 ※負けたことについて触れられた場合 ヴィヴリオ「……負けたのが、こんなに悔しいとはな……こんなに悔しいのは、あの時以来かも知れないな……いや、何でもない」 ※ヴィヴリオがラルフに『選ばれなかった』という設定となる。 ヴィヴリオが勝利した場合 ヴィヴリオ「今回限りでなく、今後もシンデレラガールとしての活動をしなければならんそうだ」 ヴィヴリオ「やれやれ……。何でボクが、ヤシマ軍の一日指揮官などやらねばならんのだ……。余計な仕事が増えてしまった」 ヴィヴリオ「不在になる時は、部隊の指揮はお前に任せるからな。覚悟しておけ」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 ヴィヴリオとの会話 キミは、ヴィヴリオの執務室に呼び出されている。 ヴィヴリオ「……お前だそうだな、ボクを推薦したのは」 ヴィヴリオ「よりによって、推薦者本人にマネージャーを頼むとはな……」 ヴィヴリオ「全く、いい迷惑だったぞ。この歳になって、アイドルの真似事をさせられるとは、思わなかった」 ヴィヴリオ「……いいか、一度しか言わないからな。……少女の頃に見た夢が叶って、嬉しかった。……ありがとう」 ヴィヴリオ「ええい、ボクの顔を見るな!」 そっぽを向くヴィヴリオ。 だが、耳まで真っ赤だ。可愛いなあ。 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 維馬篭との会話 凍が勝った場合 維馬篭「流石は、私の選んだ道具です」 維馬篭「私は、使える道具には手入れは惜しみません。これからも、凍と一緒に頑張って下さい」 ヴィヴリオが勝った場合 維馬篭「結果は結果です。受け入れましょう。ですが、凍も善戦しました」 維馬篭「次回があったら、必ずリベンジします。インペリアル軍に負けたままでは、ヤシマ軍の名折れですから」 維馬篭「ところで、PC1くん」 維馬篭の気配が変わる。まるで、抜き身の真剣のようだ。 維馬篭「本選での凍の写真なのですが、どれがいいでしょうか?」 維馬篭「この角度、凍がとても可愛く写っていると思いませんか?」 えーと……維馬篭ってこんな人だったっけ……? あとがき 第十回シンデレラガール総選挙、鷺沢文香さんがシンデレラガールの栄冠に輝きました。おめでとうございます。 その結果に触発されて、読書が好きと言う文香と共通の趣味を持つヴィヴリオを、シンデレラにしたら面白いかなーと思って執筆を開始しました。 去年はボイス総選挙で推しが4位で、惜しくもボイスを逃した無念さから、ギアドライバー/シンガーの子を失ったナビゲーターのシナリオ(PLAY)っての書いてるんですけども(それはそれでどうなんだ 維馬篭がおかしいって?まあギャグ時空だと思って許して下さいよ。