今回予告 時は1998年冬 呪法船団上で、シュネルギア試験運用が行われていた 未だまともに動かぬシュネルギア、それを取り巻く少年少女と大人達 だが、天使の脅威は刻一刻と迫っていた―― エンゼルギア天使大戦TRPG 『Before the ENDLESS SUMMER』 シュネルギアT、アップファールト! PC1:シュネルギアTのテストパイロット ギアドライバー/アーティラリー、ナビ:桂 キミと桂は、共にシュネルギアTのテストパイロットを務める同僚同士だ。 年の暮れだというにも関わらず、日々シュネルギアの運用実験に、悪戦苦闘する毎日。 そんな中でも、桂とのやり取りはいつも通り、変わらない。 シナリオダーザイン【遠山桂からの友情】 PC2:アペルギアドライバー ソルジャー/ガンスリンガー キミはアペルギアを愛機として戦い続けてきた戦士。 フリューゲル・ズィーガーはそんなキミと共に戦ってきた、無二の親友だ。 そんな彼が、シュネルギアに疑問を感じているという…… シナリオダーザイン【フリューゲル・ズィーガーからの友情】 PC3:技術士官 オフィーツィア/ウィザード キミはシュネルギアの開発を担当する技術士官。 同僚のアクシア共々、ヴィヴリオから試験結果の報告を急かされる毎日だ。 そんな折、業を煮やしたヴィヴリオから追加人員が派遣されるらしい…… シナリオダーザイン【アクシア・リヒトヴィッツからの仲間意識】 PC4:機械化兵 ソルジャー/ソルジャー キミは歴戦の機械化兵部隊の隊長だ。 部下達は予算が掛かる割に運用面で問題のあるシュネルギアを快く思っていない。 キミも確かに思うところはあるが、子供達を守るのが、大人としての義務だ。 シナリオダーザイン【自己からの決意】 ※本シナリオはオリジナルサンプルを使用します。 それぞれ PC1:シュネルギアTテストパイロット PC2:アペルギアドライバー PC3:技術士官 PC4はサンプル:大空の騎士をそのまま使用します。 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 桂「うー、さむさむ。クリスマスにお仕事だなんて、わたし達えらいねー」 桂「早く任務終わんないかなー。もう年末だよ?」 桂「お正月は瑞穂神社にお参りに行かなきゃね。PC1、戻ったら一緒に行かない?」 キミと桂は、共にシュネルギアアインのテストパイロットを務める同僚同士だ。 年の暮れだというにも関わらず、日々シュネルギアの運用実験に、悪戦苦闘する毎日。 そんな中でも、桂とのやり取りはいつも通り、変わらない。 シナリオダーザイン【遠山桂からの友情】 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 ズィーガー「アペルギアに代わる第三世代人間戦車、か……アペルギアに乗っているお前はどう思う」 ズィーガー「年端も行かない子供達を、不安定な機体に乗せる、という考えが、俺には理解出来ん」 ズィーガー「天使との戦闘に、子供達まで駆り出したくないんだがな……」 キミはアペルギアを愛機として戦い続けてきた戦士。 フリューゲル・ズィーガーはそんなキミと共に戦ってきた、無二の親友だ。 そんな彼が、シュネルギアに疑問を感じているという…… シナリオダーザイン【フリューゲル・ズィーガーからの友情】 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 アクシア「シュネルギアの試験運用、上手く行かないわね」 アクシア「二人の相性が良くない、ってことは無いんでしょうけど、何が原因か分からないのよね」 アクシア「ヴィヴリオ大佐から早く結果を提出しろって、せっつかれてない?」 アクシア「話によると、誰か追加人員送ってくるらしいわよ?」 キミはシュネルギアの開発を担当する技術士官。 同僚のアクシア共々、ヴィヴリオから試験結果の報告を急かされる毎日だ。 そんな折、業を煮やしたヴィヴリオから追加人員が派遣されるらしい…… シナリオダーザイン【アクシア・リヒトヴィッツからの仲間意識】 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 部下「我々メーヴェが、子供達のオモチャのお守りとは……参りますね、隊長」 部下「しかも……あのシュネルギアってやつ、相当開発費かかってるらしいですよ。少しくらい、こっちに予算回してくれってんだ」 部下「ここだけの話、フリューゲル中尉も良く思ってないらしいですよ」 キミは歴戦の機械化兵部隊の隊長だ。 部下達は予算が掛かる割に運用面で問題のあるシュネルギアを快く思っていない。 キミも確かに思うところはあるが、子供達を守るのが、大人としての義務だ。 シナリオダーザイン【自己からの決意】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 ヴィヴリオからの指令 ヴィヴリオ「シュネルギアの運用試験が上手く行っていない、との報告を受けている」 ヴィヴリオ「ヤシマの未来は、キミ達にかかっている。それを努々忘れんようにな」 ヴィヴリオ「試験を進める為、技術顧問の中島班長がそちらを訪れることになっている」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 起動テスト 桂「うーん、マニュアル通りならこれで起動出来るんだけど……あ、起動出来た!」 桂「昨日より立ち上げ、45秒速くなったよ!」 桂「……飛ばないねー。歩けるようにはなったけど、これじゃアペルギアの足元にも及ばないよ」 ズィーガー「何が悪いのか……PC2、どう思う?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 中島班長の出向 三郎「理論上は、お前ェら二人で飛べる筈だ。何が悪いンだかまだ見当が付かねェ」 三郎「シュネルギアに必要なのは、機体と一体化するイメージだ。とりあえず、これを持って飛ぶイメージをしてみろ」 三郎が取り出したのは、シュネルギアのミニチュア。 三郎「こうやって、ぶーんと飛ばすイメージだ。ぶーんと」 ミニチュアを持って手で飛ばすポーズの中島班長。実にシュールな光景だ。 三郎「シュネルギアに搭載されているS.Q.U.I.Dは、自分の考えたイメージをダイレクトに反映する。まずは、飛ぶイメージを身体に叩き込め」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 桂、アクシアとの会話 桂「色々勉強してるけどさ、自分が飛ぶってイメージ、しにくくない?」 桂「アペルギアに乗った事もないしね。ねえ、PC4にお願いして、戦闘機乗せてもらってみる?」 アクシア「それもいいわね。それともアペルにも乗ってみる?操縦系統は変わんないし、もし海に落ちても、ここならすぐに助けられるしね」 桂「わたしは乗ってみたいかな。PC1はどう思う?」 シーン5 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 桂「楽しいね、PC1。今まで教わったこと、アペルギアに乗るなら活かせて、ちゃんと動かせるんだね」 桂「ジャンプする感じだから、空を飛ぶのとはちょっと違うかも知れないけど……ああ、飛べるってこんな感じなんだな、ってイメージ出来た」 桂「次は戦闘機に乗せてもらおうよ。多分、もっと飛ぶってイメージが掴めると思うんだ」 ズィーガー「……呑気なもんだな。だが、子供達にはこれくらいでいいのかも知れん。どう思うアクシア」 アクシア「……私も同感ね。あんたと意見が合うのは、癪に障るけど」 ズィーガー「……そうか。すまん」 アクシア「謝られても、ねえ……」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6〜9 PLにやりたいシーンを尋ねて演出する。 シーン10 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 管制官「ここから南方100キロに天使反応!」 アクシア「……いよいよ、天使との交戦ね。あなた達、やれるかしら?」 桂「まともに飛べるかどうか、まだ試してないけど……今ならきっと、飛べる気がします。ね、PC1?」 ズィーガー「……無理だと感じたら、すぐに下がれ。後は俺達が何とかする。それでいいな?」 桂「S.Q.U.I.Dリングエクセス、ケルンエフネン。準備完了。状況グリューン。接続アームシュナイデン。シュネルギアT、アップファールト!」 桂「行こう、PC1。わたし達の手で、天使を倒す為に!」 クライマックスフェイズ シーン1 天使との戦闘 リウェト ← 500m → ホイシュレッケ:ヤークト×5 ← 300m → PC(任意) 戦闘 ヴァーチュー(力天使)/リウェト(発明の天使) HP300 肉体30 感覚16 理知15 聖霊15 階級0 行動値:12 〈回避〉2  《オリハルコンフェザー》 判定値16 技能レベル4 射程:1000m ダメージ+20 《ケルンV》対天使効果なし、及び45点以下のダメージ無効 《飛行》 《疾風怒濤》×2 《奇蹟》×5 《神罰》×2 《復活》×1 《神罰》は基本的にホイシュレッケの攻撃に使用する エンディングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 部下「何とか天使に勝てましたね、隊長」 部下「しかし……土壇場で飛行に成功して、あれだけの戦力になるとは……今回はシュネルギア様々ですよ」 部下「ただ、やっぱり不安が残ります。扱えるのは子供達だけでしょう?子供達に任せきり、って訳には行かないと思います。やっぱり、俺達がある程度は何とかしないと」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 アクシア「いいデータが取れたわね。中島班長の言う通りだったわ」 アクシア「私もちゃんと乗れればいいんだけどねー、シュネルギアに乗るの、ちょっとキツいのよ」 アクシア「あの子達が来るまでは私がテストパイロットだったけど、乗ると凄い疲れるのよね。もう歳かしら」 アクシア「あの子達には、私の分まで頑張ってもらわないとね……」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 ズィーガー「……凄いな、シュネルギアの性能は」 ズィーガー「……だが、量産はきかないし、乗れる奴も限られてる。当面は俺達が何とかするしかないな」 ズィーガー「子供達を戦場に出す以上、俺達が盾になってでも守ってやらんとな……」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 桂「やったね、PC1。土壇場で上手く行くと思わなかった」 桂「でも同時に、恐いって思った。これだけの力を、わたし達が使わなきゃならないし、わたし達にしか使えないなんて」 桂「これが、力を持つ者の苦悩……なんちゃって」 桂「これからも、一緒に頑張ろうね」 この日を境に、シュネルギアの開発は大きな進展を見せる。 そして7ヶ月後、三発のミサイルと共に、天使大戦は幕を開ける……。 Special Thanks to 銀さん、崩月真紅朗さん