今回予告 ヤシマと統一帝国共同で建造された、三体合体・三変化の新機体、エウロギア。 そのドライバーは円導初翔、初陽、斗織の三姉弟。 三つの心が一つになったエウロギアは、シュネルギアの出力を遥かに上回り、天使大戦の趨勢を変える力を持っていた。 しかし。 育まれた絆は崩れ去り、無理を重ねた身体は崩壊へと向かう。 訪れる危機、試される姉弟の絆。 三つの翼は再び、蒼空(ソラ)へと舞い上がれるのか。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『ΑΓΙΑ ΤΡΙΑΔΑ』 鉄の腕(かいな)で、闇を砕け! ハンドアウト PC1:ギアドライバー/ナビ:メイリィ PCの性別は男性限定。ライバル枠 ある日、キミはメイリィと一緒に入った喫茶店で、同世代のカップルと意気投合する。 少年は初翔、少女はメリーという名前だそうで、メイリィとメリー、名前が似てるのでお互い親近感が湧いたのだ。 ……だが、まさか翌日に、初翔と瑞穂基地で再会するとは思わなかったが。 シナリオダーザイン【円導初翔からの親近感】 PC2:ギアドライバー/ナビ:伊音 PCの性別は問わない。ヒロイン枠その1 ある日、キミは伊音と一緒に行った甘味処で、一人の少女と相席になる。 その翌日、少女は新任ギアドライバーの一人として赴任してきた。 色々と甘々なところを見られてしまったが、大丈夫だろうか? シナリオダーザイン【円導初陽からの興味】 PC3:ソルジャー PCの性別は独身の男性限定。ヒロイン枠その2 ある日、キミは街で円導斗織という女性と知り合った。 何でも瑞穂市に引っ越してきたばかりで、目当ての店が見つからず、迷っていたそうだ。 その翌日、斗織が新任ギアドライバーとして赴任してきた。 これはもしかして、お近付きになるチャンスなのでは? シナリオダーザイン【円導斗織からの好意】 PC4:オフィーツィア 瑞穂基地にて、新機体の試験運用が行われることになった。 また、ドライバーは新人の三人の姉弟がドライバーを務めるという。 新機体、それに新人。 今までの経験上、何かしら事件やらトラブルが起きて、上手くいった試しがない。 ヴィヴリオはキミに、対応を任せると命令した。 ……毎回思うのだが、自分に何でもかんでも丸投げし過ぎじゃないか? それだけ信頼されている、ということなのだろうが……。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 シナリオオリジナルの設定やNPC エウロギア ヤシマと統一帝国共同で建造された可変合体機。 三機の戦闘機が合体し、射撃型・白兵型・砲術型の三形態に変形する。 円導初翔(えんどう・はつと) 1号機担当・エウロギアαのメインドライバー。14歳、長男、双子の弟。メリーという名前の彼女がいる。射撃武器が得意。 円導初陽(えんどう・はつひ) 2号機担当・エウロギアβのメインドライバー。14歳、次女、双子の姉。白兵武器が得意。 円導斗織(えんどう・とおる) 3号機担当・エウロギアγのメインドライバー。18歳、長女。砲術兵器が得意。 メリー 初翔の彼女。合衆国からの亡命者である。 ※シナリオタイトルは『アギア・トリアダ』と読む。意味はギリシャ語で『三位一体』。 やあ、すまない。 このシナリオはメタリックガーディアンじゃなくて、エンゼルギアなんだ。 見ての通りトリニティ、もといゲッターロボがソースだけど。 シナリオ内の時期としては、7月末〜8月4日頃くらいを想定している。 帝都奪還作戦がまだ発動しておらず(直前ではある)、且つPCがメイリィや伊音とかなり親しくなっていることを前提としている為である。 ※メイリィに関しては、恋人としてもよい。 本シナリオでは、シナリオオリジナルのNPCの内、3人が死亡する可能性がある。 クライマックスでの戦闘終了後に、NPCを助ける為の福音フェイズが2回発生する。 《【HP】を回復出来る特技》があると良いかも知れないが、なくても支障はない。 また、福音の回数によって、エンディングが変化する。 具体的にはNPC3人の生死である。 オープニングフェイズ PC1とPC2はそれぞれ、自分のナビとのデートするシーンなので、長くなると先にPLに伝えておくこと。 シーン1 シーンプレイヤーはPC1 PC1とメイリィ、初翔とメリーとの会話 二組が一緒のテーブルに着いたらシーンを終了する 今日は久々の休暇。 キミはメイリィに誘われて、商店街に来ている。 随分とメイリィはおめかししているが、もしかしてこれはデートか? ……いや、違ったら悲しいから、あまり触れずにおこう。 休憩に入った喫茶店“パッヘルベル”。 店員「空いているお席へどうぞー」 メイリィ「じゃあ、ここでいいアルか、PC1?」 注文して待っていると、隣の席の話し声が聞こえる。 盗み聞きするつもりはなかったが、ついつい聞いてしまった。 ???「ねえ初翔、デートでおめかししてきたのに、何で褒めてくれないの?」 初翔「ごめん、でもメリーちゃん何着てもカワイイしさあ……」 メリー「だとしても、女の子は好きな人には一番カワイイ姿を見せたいし、褒めて欲しいものなの!」 メイリィがうんうんと頷いている。 えーと、もしかして。 メイリィ「メリーって子に全面的に同意アルね……。PC1。ワタシを褒めるアル」 メリー「ねえ、お隣の人。やっぱり、そう思うよね?」 隣の席に座っていた、メリーと呼ばれた少女が身を乗り出してきた。 メイリィ「そうアル。誰の為に可愛くしてると思ってるアルか?PC1の為アルよ」 大分旗色が悪い。 初翔「なあ、ここは俺達の負けだと思うんだ。一緒に謝らねえ?」 初翔「メリーちゃん可愛い!流石、俺の彼女!」 メリーは満面の笑みを浮かべている。 メイリィも、期待した表情で見ている……これは間違えたら色々まずそうだ。 メイリィは顔を真っ赤にして「あ、ありがとアル」 メリー「ところで、二人ともお名前は?」 メイリィ「ワタシはメイリィアルよ」 初翔「俺は初翔。メリーちゃんの彼氏」 メリー「もう分かってる気はするけど、私はメリー。名前が似てるし、状況も一緒だから、何か親近感湧くね」 メイリィ「そうアルね。……折角だし、テーブル一緒に座らないアルか?」 今まで対面で座っていた二組が、一つのテーブルに移動するとなると……必然的にカップルが横並びで座ることになるわけで。 メリー「これは……」 メイリィ「そうアルね……」 初翔「恥ずかしい、な」 キミ達は意気投合し、色々な話をして、連絡先を交換してその日は別れた。 ……まさか翌日に、初翔と瑞穂基地で再会する羽目になるとは思わなかったが。 シナリオダーザイン【円導初翔からの親近感】 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 伊音とデートするシーン 少女が去ったらシーンを終了する 格納庫。 伊音と自機の点検をしながら、新機体が搬入されるのを横目で見ている。 伊音「PC2。明日から新人が3人来るそうだ。今搬入されている機体は、彼らのものらしい」 伊音「しかも、シュネルギア:スヴァンの改良発展型で、戦闘機を三機合体させ、三形態をとるそうだ。リュンマが聞いたら、さぞ羨ましがることだろう」 伊音「新兵器、か。我々は新兵器というものに、何度も振り回されて来た。今回はそのような事が無ければいいが」 伊音「まあ今回、単座型ではないだけマシか」 伊音「……よし、点検終了だ。PC2、この後時間はあるか?」 伊音「たまには、一緒に瑞穂亭にでも行かないか。少し甘いものが欲しくなってな」 伊音と共に瑞穂亭に向かうキミ。 瑞穂亭は混んでいて、一人の少女と相席になった。 伊音「済まない、相席で失礼する」 少女「どうぞ、お構いなくー」 伊音「では、注文するか。私はあんみつとほうじ茶にしよう」 エリザ「はい、かしこまりましたー♪」 少しして、相席の少女に抹茶パフェが運ばれて来る。 少女は手を合わせて「いただきます」 少女「わ、美味しー♪」 少女「あ……すいません、うるさいですよね」 伊音「気にしなくてよい。美味しいものを美味しい、と言って何が悪いのか」 少女「ありがとうございます。んー、美味しー♪」 そうする内に、キミ達にも注文したものが運ばれて来る。 伊音「では、私達も頂こう。……うん、美味いな」 伊音「……その、なんだ。お前のを一口、貰えないか」 伊音「……恥ずかしいな、これは。味が分からん」 少女「あのー、もしかして、私お邪魔でしょうか……」 伊音「い、いや、後から来たのは我々だ。すまない」 少女「お二人とも、仲がいいんですね」 伊音「まあな……ともに命を預け合う仲だからな」 そう言っておきながら、気恥ずかしい伊音。 少女「なるほど……。さて、ご馳走様でした。お邪魔しました」 そう言って少女は席を立つ。 少女「お二人とも、ごゆっくり」 伊音「気を遣わせてしまって、すまない」 少女が去った後 伊音「ところでだ」 伊音「今日、お前とここに来たのは、周りには内緒にしておいてくれ」 伊音「……恥ずかしいからだ」 シナリオダーザイン【円導初陽からの興味】 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 斗織と知り合うシーン 斗織をシルクハットに連れて行ったらシーンを終了する ある日キミが街へ出掛けると、街中できょろきょろしている女性を見かけた。 キミと目が逢うと、女性はキミのところに近付いてきた。 ???「すみません、ちょっとお伺いしたいことがあるのですが……いえ、わたしは決して怪しい者ではありません。宗教の勧誘とか、そういうのではなくて」 ???「必要なものが何でも揃う、という、“シルクハット”、というお店に行きたいのですが……場所を御存じではないでしょうか」 キミは、彼女をシルクハットに案内することにした。 ???「ありがとうございます。一昨日、こちらに引っ越してきたばかりで、お店がどこにあるかよく分からなくて……」 ???「すみません、名前を名乗っていませんでした。円導斗織、といいます」 斗織「PC3さん、とおっしゃるのですね。これも、何かのご縁でしょうか」 そうこう言っているうちに、シルクハットに辿り着き 斗織「PC3さんも御用があったのに、わざわざ案内していただいて、ありがとうございました」 斗織「その……もしよろしかったら、この後お礼をしたいのですが……」 (承諾した場合) 斗織「では、少しだけ待っていていただけますか?」 そう言って店内に入った彼女は、5分ほどで出て来た。 斗織「すごいですね、このお店……店員さんに伝えたら、あっという間に商品が見つかりました」 斗織「では、参りましょうか。その、誘っておいて何ですが、どこかお茶するのに良いお店はないでしょうか……?」 (断った) 斗織「すみません、お時間取らせてしまって」 斗織「では、失礼いたします。また、何処かでお会い出来たら」 斗織は深々とお辞儀をしてから、シルクハットに入って行く。 うーん、選択をミスったかな? そして、その翌日。斗織が新任ギアドライバーとして、赴任してきた。 これはもしかして、お近付きになるチャンスなのでは? シナリオダーザイン【円導斗織からの好意】 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 新機体と新人を監視するよう命令される ヴィヴリオが命令を下したらシーンを終了する キミはヴィヴリオに呼ばれて司令室にいる。 ヴィヴリオ「瑞穂基地にて、新機体であるエウロギアの試験運用が行われることになった」 ヴィヴリオ「エウロギアはヤシマと統一帝国共同で開発された機体であり、ドライバーは新人の円導初翔、初陽、斗織の三人の姉弟がドライバーを務める」 ヴィヴリオ「これがそれらの資料になる」 ヴィヴリオが資料を手渡してくる。 ヴィヴリオ「エウロギアは三体合体三変化の機体で、それぞれがメインパイロットとなり、様々な状況に対応する」 ヴィヴリオ「人による三位一体、天使力兵器(エンゼルギア)による三位一体。二つの三位一体で、より強力な力を引き出した、という触れ込みだ」 ヴィヴリオ「だが、新機体、それに新人。今までの経験上、何かしら事件やらトラブルが起きて、上手くいった試しがない」 ヴィヴリオ「お前の部隊に一時的に編入し監視、何かあった場合は対処しろ」 ヴィヴリオ「……今、帝都に巣食うアバドンの解析が進められ、帝都を奪還する作戦が計画されている。私はヤシマ陸軍側との話し合いで、こちらまで手が回らんのだ」 ヴィヴリオ「済まんが、よろしく頼んだぞ」 ……毎回思うのだが、いくら忙しいとは言え、自分に何でもかんでも丸投げし過ぎじゃないか? それだけ信頼されている、ということなのだろうが……。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 円導姉弟の顔見せのシーン 自己紹介が終わったらシーンを終了する キミ達は司令室に集合している。 ヴィヴリオ「お前達に、今回試験運用されるエウロギアのドライバー達を紹介する」 初翔「はじめまして、俺は円導初翔、行く行くはエースになる男だ。俺は誰にも負けないぜ!」 初翔「あ、昨日の!まさか、こんなとこで会うなんてな。面白いことになってきたな!」 初陽「初翔、初対面の人に何言ってんの、もう。弟がすいません、円導初陽です。初翔とは双子の姉弟です。よろしくお願いします」 斗織「初陽は流石だね。それに引き換え、初翔はもう」 初翔「初対面だからこそ、ナメられないようにしないとs」 言い切る前に、初陽が初翔の頭を叩く。 初陽「だから、それがダメだって言うの!」 斗織「すいません、お見苦しい所をお見せしました。円導斗織、初陽と初翔の姉です。エウロギアのリーダーです」 初翔「リーダーは俺だってば、姉ちゃん!」 初陽「はいはい、初翔は黙ってようね」 初翔の口を手で塞ぐ。 初翔「もがもが」 斗織「そんな訳で、見ての通りの凸凹チームですが、よろしくお願いします」 初陽「よろしくお願いします」 初翔の口を塞いでいた手を離す。 初翔「ぷは、よろしくお願いしまっす!」 ヴィヴリオ「では、お前達も自己紹介を」 メイリィ「タン・メイリィアル。よろしくアルよ」 初翔「ああ、改めてよろしくな!」 伊音「草薙伊音だ。PC2と共に、御国を守護っている」 初陽「昨日はどうも、お邪魔しました」 伊音「う、うむ」 斗織「PC3さん。昨日は、ありがとうございました」 初翔「あ、じゃあ斗織姉ちゃんを昨日、商店街案内してくれた親切な人って、PC3さんなんだ。姉ちゃん共々、よろしくお願いしまっす!」 初陽「私も、よろしくお願いします。(小声で)これはもしかして、お姉ちゃんに春到来?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC4、他のPCの登場は任意 中島班長がエウロギアを見るシーン 出撃したらシーンを終了する 格納庫。 納入されたエウロギアを、中島班長が眺めている。 三郎「三体合体で三形態に変形するロボットか……ロマンに溢れてるぜ」 三郎「確かに合体機構の都合上、一人欠けたら弱体化するとか、一機でも欠けたら合体出来ねぇとか、変形する機体特有の脆弱性だの、問題はかなりある」 三郎「だが、そいつは操縦技術や整備によるバックアップで補えば何とかなる。それに何より……」 三郎「それに何より、カッコいいからな!」 初翔「おおっ、話が分かる人がいた!」 三郎「格好良さは何よりも優先する。パイロットのやる気っつーか、精神状態にモロに影響が出るからな。結果、出力上昇や帰還率に良い影響が出るのは実証されてンだよ」 初翔「やっぱそうだよなー、気分がアガると違うからさっ」 初陽「冗談じゃなくて、裏付けあったんだ……」 そこに、天使の襲来を知らせる緊急放送が入る。 初翔「よっしゃあ、俺の実力を見せる時が来たぜ!」 初陽「初翔、焦んないの」 斗織「PC4(階級)、中島班長、すぐに出撃出来るよう、対応をお願い出来ますか?」 三郎「大丈夫だ、いつでも出られるぜ!」 エウロギアで出撃した円導姉弟は、三体合体、三形態に変形する強みを十二分に見せ、天使との戦闘を終えた。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC2、他のPCの登場は任意 PC2と初陽の会話 休憩室。 初陽が一人で一息ついている。 伊音「初陽、一人か?」 初陽「草薙さん、PC2さん、お疲れ様でした」 伊音「どうやら、弟の手綱取りに苦労しているようだな?」 初陽「はい。初翔はいつも勝手に突っ走るから、振り回されて参っちゃいます。まあ、そこが長所でもあり、短所でもあるんだろうけど……」 初陽「……先日もそうでしたけど、PC2さんと草薙さんは、とってもいいパートナーみたいで、羨ましいです」 伊音「そうだろう?……やらんぞ?」 初陽「取りませんよー。そんな泥棒猫みたいな真似しません」 伊音「冗談だ。だが、初翔の操縦技術はなかなかのものだ」 初陽「そうなんですよ!言うと調子に乗るから、本人の前では言わないけど、初翔は凄いんです!試験飛行で遭遇した力天使(ヴァーチュー)、やっつけちゃったし!」 伊音はにやにやしながら「何だかんだ言って、お前は弟のことが大好きなんだな」 初陽「……ごほん。まあ、手のかかる弟だけど、可愛い弟なのは確かです」 伊音「弟、か……いたら、私もこんな気持ちだったのだろうか」 伊音「私にも妹がいる。姉の私が言うのも何だが、とても優秀な妹だ。……ただ、いつも自分の感情を圧し殺している気がしてな」 初陽「初翔とは大違いですね。……差し出がましい話だとは思いますけど、よく妹さんと話をした方がいいと思います。家族や大事な人だって、いついなくなるか分からないですから」 伊音「そう、だな……」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーンプレイヤーはPC3、他のPCの登場は不可 PC3と斗織の会話 斗織と別れたらシーンを終了する キミが街に買い物に出たところ、また斗織と行き合った。 斗織「あ、PC3さん、こんにちは。今日はお買い物ですか?」 ふらっと倒れそうになる斗織。 斗織「すみません……ちょっと暑さで参ってしまったようで」 斗織「身体は、丈夫な方の筈なんですけれど……」 キミ達はすぐ、近くの木陰に避難した。 斗織「PC3さん、ありがとうございました。ところで、大丈夫ですか?わたしと一緒にいたのを、誰かに誤解されたりとか」 斗織「わたしは特に、そういう方はいないので……」 斗織「な、何だかわたし、この前もそうですけど、口説いてるみたいですね……」 斗織「あとは、タクシーをつかまえて、基地まで帰りますね」 とは言うものの……彼女の体調は大丈夫だろうか。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC1、他のPCは不可 PC1とメイリィ、初翔とメリーでWデートするシーン 遊園地を満喫したらシーンを終了する 話が盛り上がり、四人で遊園地に行くことになった。 ジェットコースター 初翔「いい訓練になるな、これ!」 メイリィ「確かに、動体視力を養えるアルね」 メリー「初翔みたいなこと言ってる人が増えたぁ……(泣)」 ティーカップ メイリィは少しよろよろしつつ「三半規管が鍛えられるアルね!」 初翔も少しよろよろしつつ「倍の回転して敵に突っ込んでいけば、攻撃力も2倍……?」 メリーは青い顔をして「ぎぼぢワルイ……(涙目)」 メリーゴーランド 初翔「流石にメリーちゃん振り回し過ぎたよな。ごめん!」 メリー「これなら、みんな変な事言わないよね?」 メイリィ「……お父さんと一緒に、馬で草原を駆けたこと、思い出しちゃったアル……(しょんぼり)」 メリー「えーと……その……ごめん」 最後は観覧車 初翔「おー、瑞穂市街がよく見えるぜ!」 メリー「初翔達が守った街、だもんね」 メイリィ「何かヒロインみたいなこと言ってるアルね……」 別れ際。 初翔「いやー、楽しかった!いい思い出が出来たぜ!」 メリー「うん、そうだね。じゃあ、みんな……またね」 メイリィ「こっちも楽しかったアルよー」 初翔とメリーと別れて メイリィ「……何だか、童心に帰ったみたいで、楽しかったアル。PC1はどうだったアルか?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC2、他のPCの登場は不可 PC2と伊音との会話 伊音が理音と紫音のことを話すシーン 伊音の話が終わったらシーンを終了する 伊音「なあ、PC2。ちょっと、話を聞いてくれないか」 伊音「私には紫音という妹がいる 。そして、理音という兄がいた」 伊音「何故過去形なのか、と疑問に思っただろう。兄様は既に、この世にはいない」 伊音「……私が、殺したからだ」 伊音「草薙の剣は一子相伝。故に私は兄様と立ち会った。……兄様は、剣の腕は私よりも遥かに上だった。病にさえ侵されていなければ、兄様が次期当主の筈だった」 伊音「だが、結果はこの通りだ。一太刀だ。一太刀で、勝負はついた。ついて、しまった」 伊音「私は死にたくない一心で、兄様を斬った」 伊音「私は兄を、この手で殺したのだ」 伊音「……そして妹の紫音は、八門結界再構築の術者として内定している」 伊音「13年前に八門結界を張ったのは、東雲光子殿。当世最高の陰陽師。結界を張る行為は、結界と己を接続し、エーテルを供給し続けること。故に、光子殿は衰弱した」 伊音「そして、結界と接続されているが故に、3発のミサイルが着弾した際、結界が破られた衝撃で、光子殿は命を落とした」 伊音「紫音が挑もうとしている、結界再構築とは……術者の命を吸い尽くすまでの間、結界を維持する人柱。言ってしまえば……生贄だ」 伊音「……なあ。私は兄を失い、その上妹まで、失うことが決まっている。草薙は護国の剣。この身は御国に捧げたもの。これが草薙家に生まれた者の宿命(さだめ)なれば」 伊音「私は……姉弟仲良く出来る円導姉弟が、少し羨ましくなってしまったんだ」 伊音「何故だろうな……お前にだけは、聞いておいて欲しかったんだ」 伊音「さて、休憩も終わりだ。少し長引いてしまったが……たまには、いいだろう」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン7 マスターシーン メリーが初陽を誘拐する 初陽に、メリーから電話がかかってきた。 メリー「初陽、初翔のことで相談したいことがあるんだけど……」 初陽「いいよ。どこで話す?」 メリー「わたしの部屋でいいかな?」 初陽「うん、じゃあすぐ行くね。初翔、メリーちゃん家行ってくるね」 初翔「あーい、いってらー」 メリーの部屋を訪ねる初陽。 チャイムを鳴らす。 初陽「メリーちゃん、来たよー」 メリー「ドア開いてるから、上がってくれる?」 初陽「お邪魔しまーす」 死角の暗がりから、スタンガンが押し当てられる。 初陽「ぐぅっ!?メリーちゃん、なん、で……」 気を失う初陽の目に映ったのは、泣きながら自分にスタンガンを押し当てる、メリーの顔だった。 そして。 初翔の携帯に、留守電が入っていた。 メリー『ごめんね、初翔。急だけど、別れてほしいの』 初翔「ちょ、何でだよ!?」 初翔は居ても立ってもいられず、メリーの部屋に行くが、誰もいない。 それどころか部屋の中も、もぬけの殻だ。 初翔「何だよ、これ……ちょっと待てよ、じゃ初陽は!?」 初陽の携帯に電話するが、全く通じない。 初翔「まずい、斗織姉ちゃんにも相談しないと!」 一方斗織は医務室で診察中で、やはり電話が通じない。 初翔「あーくそっ、訳分かんねぇ……ああっ、こういう時は、PC4さんに報告しなきゃ……」 初翔は再び携帯を取り出した。 シーン8 シーンプレイヤーはPC4、全員登場 情報収集シーン 全ての情報を入手したらシーンを終了する 初翔からの連絡を受け、部隊員を緊急招集。 時間が限られるが、情報を集めることになった。 メリーの正体 〈情報処理〉〈軍略〉難易度5 メリーは合衆国のスパイ、且つフーファイターライダーである。 黒い天使核の保有者である初翔を懐柔するか初陽を誘拐するか、いずれかを達成するよう命じられていた。 だが初翔と偽りの交際を続ける内に、彼のことを本当に好きになってしまった。 命じられた任務と、自分の本当の気持ちの板挟みになった彼女。 そして苦悩と葛藤の末に、彼女は初陽を誘拐し、初翔の前から姿を消すことを選んだ。 斗織の体調不良 〈探知〉〈情報処理〉〈エーテル〉難易度3 彼女は黒い天使核の保有者ではない。 その為、インプラントを埋め込んで、二人にやっと付いて行っている状態である。 だが無理が祟り、彼女の身体はエーテルに蝕まれている。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン9 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 初翔が初陽を助けて欲しいと懇願する フーファイターが出現したらシーンを終了する 格納庫。 斗織と初陽、二人を欠いて出撃出来ない初翔が、キミ達を呼び止める。 初翔「メリーちゃんが、敵だったなんて……。信じたくないけど、現実から、目を逸らしちゃダメだ……」 初翔「それに、初陽姉ちゃんは、大事な姉ちゃんなんだ。頼む、いや……お願いします。姉ちゃんを、助けて下さい……」 ゆっくり歩いてくる斗織。 斗織「……わたしも、行きます。初陽を助けたいのは、わたしも、同じです」 初翔「ダメだよ斗織姉ちゃん、そんな身体で無茶しちゃ!」 斗織「ただ待ってるのはイヤなの。分かるでしょう?初陽は、わたしにとっても、大事な妹なんだから」 上記の台詞に対してのリアクションの後、以下の描写を読み上げてシーンを終了する。 管制官「天使反応発生!この反応は……フーファイターです!」 初翔「まさか、メリーちゃん!?」 初翔は周囲の制止を振り切って、飛び出して行く。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン10 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 メリーとの会話 メリーの話が終わったらシーンを終了する 逃亡するフーファイターを追跡し、ようやく追い付いたPC達、そして初翔と斗織。 初翔「メリーちゃん、どうして、こんな事したんだよ!」 メリーは通信を繋ぎ メリー「……それが、命令だったからよ。初翔に近付いたのだって、任務の一環だった」 初翔「嘘だろ……嘘だって言ってくれよ、メリーちゃん!」 メリーは、映像越しに口をぱくぱくさせる。 〈話術〉難易度3、成功すると彼女は唇の動きだけで『ごめんね、大好きだったよ』と言ったことが分かる。 メリー「……もう話は終わり。邪魔しないで」 初翔「待ってくれ、メリーちゃん!!」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックスフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 メリーのフーファイターと戦闘 フーファイター:デウス ← 1000m → PC フーファイター:デウス 【HP】300 【肉体】25 【感覚】20 【理知】20 【聖霊】20 行動値:20 〈白兵〉5〈射撃〉5〈砲術〉5〈誘導〉5〈回避〉3〈意志力〉3 《トマホーク》 判定値25 技能レベル5 ダメージ+18 射程:1000m 白兵攻撃を行う。射程内の白兵攻撃、射撃攻撃にリポスト出来る。 《ドリルアーム》 判定値25 技能レベル5 ダメージ+20 射程:至近 白兵攻撃を行う。同一エンゲージ内からの白兵攻撃に対し、リポスト出来る。 《ブレストビーム》 判定値20 技能レベル5 ダメージ+30 射程:4000m 射撃攻撃を行う。同一エンゲージ不可、1シナリオ1回使用出来る。 《ミサイルストーム》 判定値20 技能レベル5 ダメージ+22 射程:2000m 範囲(選択)の対象に射撃攻撃を行う。同一エンゲージ不可。 《飛行》 《ケルンU》対天使効果×の武器によるダメージ無効化 《奇跡》×5 《神罰》×2 《疾風怒濤》×2 《星を落とすもの》×1 マイナー直前に宣言、射程:視界、対象:場面 《時空を砕く者》×1 メジャー直前に宣言、射程:視界、成功数+20 初陽を助け出すには、【HP】を0にする必要がある。 その後、コックピット排除の為、〈得意とする戦闘系技能〉難易度99による判定を行う。 初陽を救出すると、同時にメリーの身柄も拘束される。 戦闘終了後、斗織が吐血する。 斗織の身体が限界を迎え、瀕死状態になる。 助けるには〈エーテル〉難易度99、あるいは《【HP】を回復出来る特技》成功数100のいずれかを必要とする。 2つの判定を終えたらシーンを終了する。 詳しい描写はエンディングフェイズで行う、と伝える事。 尚、初陽を助けた場合、メリーも同時に助けることになる。 メリーの処遇を相談すること。 シナリオでの想定としては、メリーを仲間に引き込むことを想定している。 エンディングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC3 斗織に対して福音を発生させた場合 斗織との会話 キミと斗織は医務室にいる。 斗織「ありがとうございました、PC3さん、それに皆さん」 斗織「初陽だけでなく、わたしまで助けていただいて……」 斗織「……ですが、わたしがエウロギアに乗るのは、限界みたいです。またきっと、同じことを繰り返してしまう」 斗織「誰かに、3号機のドライバーをお願いしないと……誰か、適任者がいればいいんですが」 福音が発生しなかった、あるいは判定しなかった場合 斗織に初翔(と初陽)を頼まれる 格納庫。 機体から下ろされ、担架に横たわる斗織。そして担架にすがりつく初翔。 斗織「PC3さん……一つだけ、お願いしても、いいでしょうか」 斗織「初翔(と初陽)を……お願い、します」 初翔「姉ちゃん、そんな事言わないでくれよ!姉ちゃんがいなかったら、俺(達)……」 斗織「ごめん、ね……」 斗織の手が、力なく下がる。 初翔「姉ちゃん……姉ちゃんってば、起きて、起きてよ!」 斗織の亡骸を揺さぶる初翔。 初翔「嘘だ、こんなのって、こんなのってないよ……」 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 初陽に対して福音が発生した場合 伊音、初陽との会話 医務室。 初陽の身体に異常なし、という診察結果が下りたので、様子を見に来ている。 初陽「助けてくれて、ありがとうございます」 初陽「……まさか、メリーちゃんがスパイだったなんて。だけど、ずっと悩んでたの、気付けなかった。友達失格、だなあ……」 伊音「敵のことを心配するとは、随分と余裕だな」 初陽「敵である以前に、メリーちゃんは友達で、初翔の恋人だから」 伊音「……本人に直接、言ってやれ」 福音が発生しなかった、あるいは判定しなかった場合 伊音との会話 格納庫。 伊音はエウロギアを見上げながら 伊音「……見逃がした方が、まだマシだったのだろうか」 伊音「初翔は目の前で、姉と恋人を失った。いや、私達が殺したのだ」 伊音「これ以上言うことはない。何を言ったところで、言い訳にしかならん」 伊音「……こういう時は、剣を振るうに限る。お前も付き合え」 シーン3 シーンプレイヤーはPC4 ヴィヴリオとの会話、全てヴィヴリオの執務室で行われる 二人とも助かった ヴィヴリオ「斗織と初陽を救出し、それにメリーを確保……よくやった」 ヴィヴリオ「……姉弟が引き裂かれることにならず、正直ほっとしている」 ヴィヴリオ「だが斗織については、エウロギアのドライバーから外さざるを得ない。誰か良い人員はいないものか」 (メリーを推薦した) ヴィヴリオ「……そうだな。初翔と初陽による監視を条件にな」 ヴィヴリオ「あとは、本人が承諾するかだ。お前は甘いと思うか?」 片方だけが助かった ヴィヴリオ「ドライバーが一人欠員した為、エウロギアの運用は当面中止とする」 ヴィヴリオ「いずれは欠員を補充し、運用を再開するが……」 ヴィヴリオ「……中島班長の懸念が、現実になってしまったな」 ヴィヴリオ「我々は、合衆国に勝たねばならん。その為の犠牲には……目をつぶるしか、ない」 二人とも助からなかった ヴィヴリオ「ドライバーの三人中、二人を失った為、エウロギアの運用は凍結となる」 ヴィヴリオ「……あるいは、初翔が一人乗りに改造してくれ、と言ってくるかも知れん」 ヴィヴリオ「……その時は、その時だ」 ヴィヴリオ「我々は、合衆国に勝たねばならん。……何を犠牲にしようとも」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 初翔との会話。 メイリィはいるが、あまり口を出さない(出せない)。 二人とも助かった場合 医務室に運ばれた二人の様子を見て、安堵した初翔。 初翔「斗織姉ちゃんも初陽姉ちゃんも、それにメリーちゃんも助かって、良かったぁ……」 メイリィ「良かったアルよ、ホント。だけど三人とも助けろって、無茶振りも大概にして欲しいアル」 初翔「まあまあメイリィちゃん、終わり良ければ総て良し、って言うじゃん」 メイリィ「ま、今回はそれでいいアルけど」 初翔「メリーちゃんは、俺達が監視するっていう条件付きで、解放してくれるって話だし。でもそれって、ある意味今まで通り、ってことじゃ?」 メイリィ「随分と甘い処断アルね……。まあ、お偉方がそう決めたんだから、従っとけばいいアルよ」 初翔「あとは、メリーちゃんとよく話してくる」 メイリィ「それがいいと思うアル。頑張って」 初翔「ああ!俺は、メリーちゃんの彼氏だから。例え、世界中を敵に回しても、さ」 初翔はそう言って、その場を後にする。 メイリィ「PC1。やっぱりハッピーエンドが、一番いいよね?」 初陽(とメリー)だけ助かった場合 医務室。 初陽の身体に異常なし、という診察結果が下りたので、初翔と一緒に様子を見に来ている。 初陽「助けていただいて、ありがとうございます」 初翔「初陽姉ちゃんだけでも、助かって、良かった」 初陽「……メリーちゃんは?」 初翔「……メリーちゃんは今、色々聞かれてるって」 初陽「そう、なんだ……初翔、メリーちゃんを責めないで。メリーちゃんも、追い詰められてたから……」 初翔「うん……そう、だよな。これからは、恋人の俺が、しっかり支えてやんなきゃ」 初翔の言葉に、微笑む初陽。 初翔「だけど、斗織姉ちゃん、体調悪いのなら、ちゃんと言っといてくれよな……」 初陽「ね……姉弟なんだから、隠し事は無しにして、欲しかったよね……」 空気が重い。 メイリィも、何も言えず黙っている。 初翔「斗織姉ちゃんのばかやろー……」 初陽「ホント、だよね……お姉ちゃんの、ばか……」 斗織だけ助かった場合 メリーと初陽の事を話す 医務室の外。 初翔がぼぉっと立っている。 初翔「斗織姉ちゃんは助けてもらったけど、初陽姉ちゃんとメリーちゃん、いなくなっちった……」 初翔「誰が一番大事、とかなくて、二人とも、すごい大事だったんだよ……」 初翔「初陽姉ちゃんにもっと、素直になっとけば良かった。メリーちゃんともっと、一緒にいたかった」 初翔「メリーちゃんの家に行く、って言った初陽姉ちゃん、テキトーに送り出さなきゃ良かった……それで最後だなんて、思いもしなかった」 メイリィは何も言えない。 初翔「……ごめん。斗織姉ちゃんだけでも助かったの、喜ばなきゃなんないのに」 初翔はその場に座り込む。 初翔「初陽姉ちゃん……メリーちゃん……」 二人とも助からなかった(=メリーも助からなかった) 寮の屋上で、フェンスにもたれかかって項垂れている初翔。 初翔「俺、一人ぼっちになっちゃった……」 初翔「人は、いつかはいなくなるもの、って言ったってさ……こんな急に、それに一度になんて、そんなんなしだろ……」 メイリィ「初翔……」 メイリィはそれ以上、何も言えない。かつての自分を、見ているようで。 初翔「……決めた。エウロギア、一人乗りに改造してもらう。姉ちゃんたちの分まで、天使を、合衆国の連中を……ブッ殺してやる!ヤシマと合衆国、何方(どちら)が生存(いき)るか死滅(くたば)るか!」 メモ 円導初翔→バッドエンド 円導初陽→ハッピーエンド 円導斗織→トゥルーエンド メリー→初翔と合せてメリーバッドエンド エウロギアはギリシャ語で『祝福』。 ついでに言うとシュネルギアは『協調』『協力』、アペルギアは『ストライキ』である。 3人で動かすロボット 所謂ゲッターロボ方式の合体 1+2+3=アルファα 射撃型 2+3+1=ベータβ 白兵型 3+1+2=ガンマγ 砲術型