オープニングフェイズ シーン4 シーンプレイヤーはPC4 キミはこの決死の作戦に、自ら志願した。 キミが作戦に志願したのは、統一帝国空軍(ルフトヴァッフェ)司令である、ギュンター・ハルトマンの為だ。 ハルトマンが生存している ヤシマの為とか、世界の為とか、そんな大それたものじゃない。 彼が苦しむ姿をこれ以上見たくない、それだけだ。 キミはハルトマンに相談せず、独断で作戦に志願した。 ハルトマンに事後報告したところ、彼は怒り心頭だ。 ハルトマン「何故そのような大事なことを、一人で勝手に決めた」 ハルトマン「……反対されると思ったからか?」 ハルトマン「後で時間を作れ。これは命令だ」 あ、これはヤバい。めちゃくちゃ怒ってる。 ハルトマンに一言かけてもらい、シーンを終了する。 ※死亡時はヴィヴリオとの会話になる為、割愛 ミドルフェイズ シーン5 シーンプレイヤーはPC4 ハルトマンが故人の場合、回想シーンとなる。 キミはふと、彼と以前/生前に話したことを思い出した。 振り返れば、キミが赴いた戦場は、勝ち目の薄い絶望的な戦いばかりだった。 キミが帰還する度に、ハルトマンは安堵と少しの怒りの混ざった、複雑な表情でキミを出迎えてくれた。 ハルトマン「よく戻って来た」 ハルトマン「軍人として、お前が天使相手に功を上げ。そして無事帰還したことを、誇りに思う」 ハルトマン「……だがな。軍人失格と言われるだろうがな。私個人としては……そもそも、勝ち目のない、帰還出来ないかも知れない戦場にお前達を送り込むのは……非常に心苦しい」 ハルトマン「……だが、お前の決意が固いことも、分かっているつもりだ。だから……必ず、帰還して私に顔を見せろ」 生存している場合 ハルトマン「今回もよく戻って来た」 ハルトマン「正直、待っているだけの身としてはな。いつも気が気ではない」 ハルトマン「……早く、戦争が終わらんものか。とは言え、我々の力ではそれも難しい。子供達の力に頼るしかない現状も、歯がゆいものだ……」 故人の場合 だが、その約束が果たされることは無かった。 八門結界再構築までの48時間の空隙を狙った、合衆国軍による大攻勢。 負傷者の続出により、ハルトマンが前線指揮を執ることになり……撃墜され、帰らぬ人となったのだ。 ハルトマンは復讐など望んでいないかも知れない。 だが、こうでもしなければ、自分の気が晴れない。 会話を終えたらシーンを終了する。 エンディングフェイズ PC死亡時 シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ハルトマンが生存している場合 ハルトマンの部屋。 ハルトマンの前には、キミの遺骨が納められた壷が置かれている。 ハルトマン「必ず帰還しろ、とは言った、だが骨になって帰って来るのは、許容範囲外だ」 ハルトマン「……馬鹿者。私のようなロートルが生き残って、お前のような若造(PCの年齢や性別で言い換える)が先に逝ってどうする」 ハルトマン「……戻って来たら、秘蔵のワインを開けるつもりだった。祝杯のつもりが、献杯になるとは……な」 ハルトマン「……不味いな。こんな塩辛いワインは、初めてだ」 最後に一言もらい、シーンを終了する。 ハルトマンが故人の場合は、PLに演出を完全に任せた方が良いかも知れない。 エンディングフェイズ PC生存時 シーン1 シーンプレイヤーはPC4 ハルトマンが生存している場合 瑞穂基地に帰還したキミを、ハルトマンが迎え入れる。 ハルトマン「……よく戻って来た。大丈夫だな?亡霊とかではないな?」 ハルトマン「……正直な、気が気でなかったよ。今生の別れになったか、と思うとな」 ハルトマン「司令という立場上、帰還すると約束したのに帰還出来なかった者達を、沢山見てきたからな……」 ハルトマン「本当に、良かった。今夜は、祝杯を挙げようではないか。お前が無事帰還したことに。そして、我々の勝利に」 ハルトマンが故人の場合 キミは再び、ハルトマンの墓前にいる。 生きていたら、さぞかし喜んでくれただろう。 だが、ハルトマンはもういない。 あの時、手が届かなかった後悔ばかりが、残っている。 最後に一言もらい、シーンを終了する。