オープニングフェイズ
シーン４
シーンプレイヤーはＰＣ４
キミはこの決死の作戦に、自ら志願した。
キミが作戦に志願したのは、羽村総司の為だ。
キミは、羽村が統一帝国とヤシマ陸軍のダブルスパイであることを知った上で、彼と共にあることを決めたのだから。

羽村が生存している
ヤシマの為とか、世界の為とか、そんな大それたものじゃない。
彼が苦しむ姿をこれ以上見たくない、それだけだ。
キミは彼に相談せず、独断で作戦に志願した。

羽村に事後報告したところ、羽村はどうやら怒っているようだ。
羽村「なんでそんな大事なこと、一人で勝手に決めるかね」
羽村「……反対されると思ったからかい？」
羽村「後で、ゆっくり話そうか」
あ、ヤバい。めっちゃ怒ってる。
羽村に一言かけてもらい、シーンを終了する。

※死亡時はヴィヴリオとの会話になる為、割愛


ミドルフェイズ
シーン５
シーンプレイヤーはＰＣ４
羽村が故人の場合、回想シーンとなる。

キミはふと、羽村と以前／生前に話したことを思い出した。
振り返れば、キミが赴いた戦場は、勝ち目の薄い絶望的な戦いばかりだった。
キミが帰還する度に、彼は安堵と少しの怒りの混ざった、複雑な表情でキミを出迎えてくれた。

羽村「ホントはさ、軍人の端くれとしては今回も、ご武運をお祈りします、とか、笑って送り出すべきなんだろうけど」
羽村「俺個人としてはね。……そもそも、行ってほしくないんだ。勝ち目のない、帰って来れない戦場になんてさ」
羽村「……でも、キミの決意が固いことも、分かってる。だから……必ず、帰って来てくれよ」

生存している場合
羽村「おかえり。……良かった、今回もちゃんと帰って来てくれた」
羽村「待ってる身としては、いつも気が気じゃないよ」
羽村「……俺がこんな事言うのも何だけどさ。早く、戦争なんて終わってほしい。いつ今生の別れが来るか、振り回されるのは……嫌だ」

故人の場合
だが、その約束が果たされることは無かった。
羽村は八坂機関に、用済みとして消され……帰らぬ人となったのだ。
羽村は復讐など望んでいないかも知れない。
だが、こうでもしなければ、自分の気が晴れない。

会話を終えたらシーンを終了する。


エンディングフェイズ
ＰＣ死亡時
シーン１
シーンプレイヤーはＰＣ４
羽村が生存している場合
羽村の部屋。
羽村の前には、キミの遺骨が納められた壷が置かれている。
羽村「帰って来てくれ、とは言ったけど、骨になって帰って来るのは、許容範囲外なんだけどな……」
羽村「……全く。男の涙なんて、見たくもないだろうに。だけど……今だけは、今だけは……泣かせてくれ……」
最後に一言もらい、シーンを終了する。

羽村が故人の場合は、ＰＬに演出を完全に任せた方が良いかも知れない。


エンディングフェイズ
ＰＣ生存時
シーン１
シーンプレイヤーはＰＣ４
羽牟が生存している場合
ヤシマに帰還したキミを、羽村が迎え入れる。
羽村「……お帰り。……良かった、本当に帰って来た」
羽村「気が気じゃなかったよ。もう二度と会えないんじゃないか、って」
羽村「俺は軍医だからさ。帰って来ると言ったのに、帰って来れなかった人たちを、沢山見てきたからね」
羽村「本当に良かった……。全く、不安にさせるのもほどほどに頼むよ。」


羽村が故人の場合
キミは再び、羽村の墓前にいる。
生きていたら、さぞかし喜んでくれただろう。
だが、羽村はもういない。
あの時、手が届かなかった後悔ばかりが、残っている。

羽村「……困ったな。俺、そこには居ないんだよね」
墓の後ろから声がする、
羽村「いやー、俺は死んだことになってた方が、色々と都合良くてさ。行方を今までくらましてた、って訳」
羽村「……キミまで騙していて、ごめん。……ただいま」