オープニングフェイズ シーン2 シーンプレイヤーはPC2 話は遡る。 司令室での命令を受けて、雛子がキミに問い掛ける。 雛子「みなさんの仇を討てる、絶好の機会が来ました」 雛子「……多くの人達を失いました。みんな、いい人達ばかりだったのに」 雛子「雛子たちを生かす為に、みんな、死んでしまったんです」 雛子「雛子は、合衆国が許せません。絶対に、みんなの仇を討つんです」 復讐に駆られる彼女。 キミも同じ想いだとは言え……流石にこれは、危うい。 彼女に一言かけてもらって、シーンを終了すること。 ミドルフェイズ シーン3 シーンプレイヤーはPC2 キミは、雛子に話があると言われ、彼女の部屋を訪れた。 雛子「……お兄様。お話があります」 雛子「お兄様。雛子と一緒に、死んでくれませんか」 雛子「みんな死んで、雛子なんかが生き残ってしまったんです。だからこの命を、みんなの仇を取る為に、使いたいんです」 (PC2が一緒に死ぬことを選んだ) 雛子「雛子が、お兄様の背中を守るから……雛子の背中を、守ってください」 雛子「……お兄様が一緒なら、何も怖くありません」 雛子「死が二人を分かつとも、じゃありません。死んでもいっしょ、だから」 (諫められた) 雛子「(ハッとして)……ごめんなさい、お兄様。雛子の自分勝手なワガママに、お兄様まで巻き込むところでした」 雛子「……苦しくなっちゃったんです。雛子の命は、みんなの犠牲の上にあるって、気付いてしまったから」 雛子「……雛子は二度、死にかけました。一度目は、6年前、幼年学校でお兄様とメタトロンが邂逅したとき。二度目は、天使の歌を理解してしまったとき」 雛子「一度目は、メタトロンのきまぐれで欠片を与えられて、雛子は生き永らえました。……みんな死んじゃったのに、雛子はのうのうと生き残って」 雛子「でもメタトロンの欠片が原因で、二度目は体内エーテルが活性化し過ぎて、天使化しそうになりました」 雛子「そこでも、みんなに助けられて……こうやって、雛子は今生きていられる」 雛子「雛子は……誰かに助けてもらったり、みんなに甘えてばっかりで、何も出来なかった。自分が足手まといだって、分かってたのに。それでも、みんなに甘えてしまっていました」 雛子「でも、こんな雛子でも出来ることがある。お兄様のナビゲーターを務めることが出来る、ってのぼせ上って。……でも、結局はそれも、甘えでしかなかったんです」 雛子「命を賭けてみんなの仇を取る、なんて言ったくせに、死ぬのは怖いから、お兄様と一緒がいいなんて。雛子は本当に……駄目な子ですよね」 雛子「……お母さんが生きてたら、お母さん、どんな顔して、雛子を怒るでしょう。本当に、自分が情けないです。……お兄様も、雛子に幻滅しましたか?」 (幻滅した、と言われた) 雛子「……そうですよね。そう思われても仕方ないことを、雛子は言ってしまいました」 (そんなことはない、と言って貰えた) 雛子「……お兄様は、優しいですね。だから……大好きです」 雛子「でも、みんなの……ううん、もっと素直になります。雛子は、みんなもだけど……一番に、お母さんの仇が取りたいんです。だから……改めて、お兄様。お願いがあります。お兄様の力を、貸してください」 雛子「ここで止まったら、それこそ本当に、みんなに顔向け出来なくなっちゃいます」 雛子「死ぬ為じゃなく、前に進む為に……お願い、します」 会話を終えたらシーンを終了する。 エンディングフェイズ PC死亡時 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 撃墜され、燃え尽きようとする機体の中 雛子「やっぱり、駄目でした……でも、一矢報いるくらいは、出来たのかな……?」 雛子「……最期が、お兄様と一緒なら……雛子としては一番いい最期です」 雛子「……ごめんなさい、最後まで迷惑かけて。大好きでした、お兄様」 雛子「もっと沢山、言っておけば……良かったな……」 最後に一言もらい、シーンを終了する。 PC生存時 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 遂に、決戦に終末が訪れた。 ラルフにとどめを差し、周囲の天使が全て光となって消えていく。 雛子「勝った……?これで戦いが、終わる……?」 雛子「お母さん、仇、取ったよ……!」 雛子「これで、胸を張って、前が向けます。お兄様に恥じることのない、雛子でいられます」 雛子「……ところで、あの、お兄様……ちょっとご相談があるんですけど……」 雛子は通信回線をパチンと切ってから「雛子を、お兄様の……お嫁さんに、してもらえませんか……?」