オープニングフェイズ
シーン１
シーンプレイヤーはＰＣ１
今正に合衆国へと飛び立とうとするホルテン。
そしてキミ達は、愛機に搭乗し出撃を待っている。
紀央「……ようやくここまで来れたのか、それともここまで来てしまったのか。どちらだと思われますか？」
ふと、紀央がこんな事を言い出した。
紀央「……わたしたちは、沢山の犠牲の下に生かされています」
紀央「（３人くらい死亡したヒロインの名を列挙してから。ここはセッションの前のプリプレイで、搭登場しないヒロインを確認しておく）戦争を終わらせる、っていう皆様に託された想いに応える為にも……頑張らなければ」
紀央「あと、もうひと踏ん張り……ですよね？」
気丈に振る舞っているが、彼女の身体は震えていた。
彼女に一言かけてもらって、シーンを終了すること。


ミドルフェイズ
シーン２
シーンプレイヤーはＰＣ１
キミは、紀央に呼び出された。
紀央「……あなた様は、怖いですか？」
紀央「正直に申し上げると、わたしは、逃げ出したいくらい、怖いです。死ぬのも怖いけど……あなたに、二度と会えなくなる。それが一番、怖い」
紀央「……いつから、わたしはこんなに弱くなったのでしょうか？皆様がいなくなって、次はまた、自分の番だから？それとも……」
紀央「……約束して欲しいんです。死の訪れるその瞬間まで、一緒に、いていただけませんか」
紀央「わたしだけ逃がすとか、絶対無しですよ？……あなたがいない世界で、生きてる意味なんか、ありません」
会話を終えたらシーンを終了する。


エンディングフェイズ
ＰＣ死亡時
シーン４
シーンプレイヤーはＰＣ１
とぎれとぎれの意識の中、紀央がキミに呼び掛ける。
紀央「……もし生まれ変わって、もう一度巡り合えたら……今度は、あなた様の……恋人に……なりたい、です」
紀央「軍隊とか、戦争とか……そんなの何にも関係ない、普通の人として」
紀央「……さよなら」

……そして。

最近、同じ夢をよく見る。
ロボットに乗って化け物と戦う夢を。
そしてキミの隣には、一人の少女が必ずいた。
会った事はないし、名前も分からないが……自分にとって、とても大事な少女だったのだけは、覚えている。

そんなある日、キミは学校へ登校する道を急いでいた。
曲がり角を曲がった途端、キミは一人の少女とぶつかった。
紀央「痛ったぁ……え？」
紀央「あ、あの！運命って、信じますか！？」

――その日キミは、運命と再び巡り合う。


ＰＣ生存時
シーン４
シーンプレイヤーはＰＣ１
数々の犠牲者を出し、長きに渡る戦いが、遂に終わった。
キミ達は、天使大戦に勝利したのだ。
紀央「やりました、ね……これで、苦しかった戦いも、終わりますね……」
紀央「……あの、あなた様は何か、戦争が終わったら、やりたい事とか……ありますか？」
紀央「もし、お邪魔でなかったら……わたしも、一緒にやっても、よろしいでしょうか……？」
紀央「だって、あなた様に命を繋いでもらって、その上S.Q.U.I.Dで心の奥深くまで繋がって……今更、あなた様のいない人生なんて、考えられません」
紀央「では……こほん。不束者ですが、末永く、よろしくお願い申し上げます。あなた様……いいえ、旦那様」
紀央「わたし、早速やりたいことが出来ました。凱旋したら、新婚旅行に行きましょう」