【GM】■■■■ エンディングフェイズ ■■■■ 【GM】●シーン1/引鉄の重さ 【GM】シーンプレイヤーはリース 【GM】基地に帰還後、キミはヴィヴリオの私室に呼び出される。 【GM/ヴィヴリオ】「結局、引鉄を引いたのは、キミでは無かったな………」 【リース】「前線に出ていたとはいえ、大佐とハサン中尉を危険に晒してしまいました。申し訳ございません」 【GM/ヴィヴリオ】「ボクは大丈夫だ。しかし、アブドゥルが荒事まで担当出来るとは知らなかったぞ」 【リース】「ハサン中尉との共同調査により、鳴神技師が合衆国のスパイであることまでは掴んでいたのですが、よもや機械化兵だったとは……」 【リース】「詳細の報告が遅れたことも重ねてお詫び申し上げます。そちらについては、ハサン中尉より詳細な報告書の提示があるかと」 【GM/ヴィヴリオ】「その機械化兵と生身で戦り合えるのか、アブドゥルは……」 【リース】「そちらは私も正直驚きを隠せません」 【リース】「そして鳴神志穂少尉についてですが……大佐、質問の許可を願います」 【GM/ヴィヴリオ】「これからアブドゥルを見る目が変わりそうだ……うむ、なんだ?」 【リース】「大佐は、今後の鳴神少尉の処遇をどのようにお考えでしょうか」 【GM/ヴィヴリオ】「それについてだが……ボクの一存で答えは出さん。今回の一件に絡んだ者の意見を聞きたい。……甘いか?キミは、ボクのその考えをどう思う?」 【リース】「軽部少尉の故郷を壊滅させたマスケンヴァル現象は、鳴神少尉の天使化によって発生したものと推測されています」 【リース】「であるなら、鳴神少尉は既に天使化の最終段階を越え、とうに昇華しているはず」 【GM/ヴィヴリオ】「それについてだが……詳しく追跡調査した所、天使化したと言っていたが、実際には黒い天使核を2つ所持していた為に、相互が干渉し大規模エーテル爆発を発生させたようだ。マスケンヴァル現象ではない。故に、彼女はまだ人間だ」 【リース】「そうだったのですか……」 【GM/ヴィヴリオ】「だが、そのまま放置する訳には勿論行かん。当面は彼女を基地に拘留し、監視役をつける事になるだろう」 【GM/ヴィヴリオ】「その辺りを、軽部少尉を含めて、相談しようと思っている」 【リース】「鳴神少尉が未だ人間であり、大佐が彼女の処遇に、今回の件に深く関わる者の意見を求めると仰るのであれば、やはり軽部少尉の意志を尊重すべきと考えます」 【GM/ヴィヴリオ】「うむ。それについては、追って召集する。………尻拭いばかりさせて済まないが………これからも頼むぞ、リース」 【GM】そう言って、ヴィヴリオはキミに微笑みかけた。 【GM】  【GM】シーン切ります 【GM】  【GM】●シーン2/化かし合い 【GM】シーンプレイヤーはアブドゥル 【GM】基地に帰還し、キミが報告書の処理に翻弄されているときに、ひょいっと羽村が現れる。 【GM/羽村】「や、お勤めご苦労様です。今回は群がる機械化兵を千切っては投げ千切っては投げ、の大活躍だったそうで。」 【アブドゥル】「よせよ。こっちもひどい目にあったんだ。あのあと3日寝込んだんだぞ」 【アブドゥル】「火事場のクソ力もほどほどにしておかんとまずい」 【GM/羽村】「あらら。お見舞い品でも持ってきた方が良かったですかね?サロ○パスなら今手元にあるけど、いります?」 【アブドゥル】「いらん。余計なお世話だ」 【アブドゥル】「とりあえず、お前に渡す分の資料はまとめておいた」極秘と表紙に書いた資料を渡す 【アブドゥル】「言うまでもないが持って行くなよ。ここで覚えていけ」 【GM/羽村】「毎度毎度」 資料に目を通しながら、不意に真剣な表情を浮かべ「便利な道具を手に入れた、とか言っても、道具扱いされた方は堪ったモンじゃないよねえ」 【アブドゥル】「当人の気の持ちようじゃないかね。ああ見えて、案外幸せだったように見える。兄妹ごっこもあれで悪くなかったんだろう」 【アブドゥル】「でなきゃ、合衆国くんだりまで付いてくものか」 【アブドゥル】「ま……」椅子に持たれかって軽く伸びをする 【アブドゥル】「彼女からしてみれば、他に頼れるの者は誰も居ないからな。どう扱われようと文句の言いようもなかったろうさ」 【GM/羽村】「洗脳されたんだか刷り込みだかまでは、分からんけどね。」 【GM/羽村】「ところでウチの親分もさ、『良い道具には手入れは惜しみません』って言って待遇色々良くしてくれるのはいいんだけど、無理な注文があっちこっちから多くて大変よもう。」 【アブドゥル】「どうだかなあ。あれは案外、大した洗脳はしてないかもしれんよ。あの年頃だしな。視野が狭い。あの男についていくほど、自分の選択肢は狭まるしな」 【GM/羽村】「アイツも、あの子と出会わなければ………いや、そりゃ今更か。」 【アブドゥル】「そう、そういうことだ。今更だが、そういう話だ」 【GM/羽村】「ま、それよりも、書類片付いたんで快気祝いに飲みに行きません?いい店見つけたんだけど、一人じゃ行きにくくてさぁ」 【GM】羽村は悪びれもせず、カラカラと笑った。 【GM】  【GM】シーン切ります 【GM】  【GM】●シーン3/キミとボクを繋ぐもの 【GM】シーンプレイヤーは唯人 【GM】格納庫。 【GM】キミは、伊音と一緒に、シュネルギアを掃除していた。 【GM/伊音】「たまには、感謝の意を込めて、我等の手で綺麗にしよう。」 【GM】はて、ついこの間も掃除したような。 【唯人】もちろん、『また掃除か』などとは口にしない。好き好んで藪をつつく必要がどこにあるだろうか。 【唯人】「で、どこから始める?」バケツやらモップやらをシュネルギアの足元に置いて。 【GM/伊音】「前回のように汚れがハッキリ分かるところも無い、頭からでいいだろう」 【GM/伊音】「唯人よ………この前のブリッツギアも………考えてみれば、不憫だったな」 【唯人】「ああ、鳴神の乗っていた奴か?」 【GM/伊音】「ヤシマには付喪神、という言葉もある通り、道具も大事に扱えば魂が宿る、と言い伝えられている。魂か天使核に残留した思念なのかは、この際置いておく」 【GM/伊音】「合衆国の連中との考え方の違いもあるだろうが、あれは完全な道具だった」 【GM/伊音】「もう少し細かく言えば、誰かが大事にしたり、誰かの思い入れもないような、『ただの道具』。」 【唯人】「道具、か」自分の境遇を思い、少し目を伏せて小さく呟く。 【GM/伊音】中島の口調を真似て「道具は悪さをしねェ、悪さすんのは使う奴だ」  【GM】似てない。全く似てない。 【GM/伊音】「………どうだ?中島整備班長の真似をしてみたんだが」 やったのはいいが、ものすごく恥かしそう。 【唯人】「……驚くほど似てない」しかし本当に驚いたのは物真似をする伊音に、だった。 【GM/伊音】「やはりそう思うか?……慣れない事は、するもんじゃないな」 真っ赤な顔をぷい、と横に逸らす 【GM/伊音】「ンン゛っ………私は、シュネルギアは好きだ。」 照れ隠しに綺麗に磨かれたシュネルギアを見上げ 【唯人】「そうだな。多分、いやきっと、俺も好きなんだと思う」シュネルギアを見上げて、視線を伊音に向けてそう告げた。 【GM/伊音】唯人の顔をちらりと見て「……唯人と、私を結ぶ、一番の絆だからな」 【GM】そう呟く伊音の表情は、とても優しい顔だった。 【GM】  【GM】シーン切ります 【GM】  【GM】●シーン4/今後の処遇 【GM】シーンプレイヤーは全員 【GM】司令室に、全員が呼び出される。 【GM/ヴィヴリオ】「集まってもらったのは、他でもない」 【GM/ヴィヴリオ】「鳴神志穂についての、今後の処遇についてだ」 【アブドゥル】「我々の意見を聞こうと、そういうことですか?」 【GM/ヴィヴリオ】「その通りだ」 【勇】「ま・・・まだ何かあるってんすか?」 【GM/ヴィヴリオ】「鳴神亨、鳴神志穂、ブリッツギアについて菱井重工に問い合わせたが、そんな担当者は最初から在籍していないし、ブリッツギアなどという機体は計画すら存在していない、との一点張りだ」 【GM/ヴィヴリオ】「消されでもしたか、だんまりを決め込む気かは分からん」 【GM/ヴィヴリオ】「だが、一企業に対してガサ入れ出来るほどの権力は、流石に有していない」 【GM/ヴィヴリオ】「何が言いたいのか、というとだ。表向きの書類上、桑原志穂という少女は5年前に死んでいる。鳴神志穂なんて少女は、最初からいなかった事になる」 【アブドゥル】「まあ、菱井の件は、彼らからすれば妥当な返事ですな。つまり、鳴神志穂に関しては、我々で好きに扱っていい。そういうことですな」 【GM/ヴィヴリオ】「そういう事になる。羽村からヤシマ陸軍にも確認を取らせたが、今回の一件には関与していない、との回答が得られただけだ」 【GM/ヴィヴリオ】「だが、彼女は確かにここにいる」 【勇】「ええっと・・・・今ならどうにでもなる。・・・・ってコトっすか?」 【唯人】「鳴神は腕のいいギアドライバーです。この瑞穂基地に必要な人材だと思います」自分達の意見で鳴神の処遇が決まる。挙手も忘れて慌てて意見を言う。 【GM/ヴィヴリオ】「その意見や良し。それに彼女は天使化もしていない、少しエーテル濃度が高いだけの、只の人間だ。」 【GM/ヴィヴリオ】「だが、問題がある。今は鎮静剤を投与している為に落ち着いてはいるが、彼女が罪の意識で精神的に不安定なのは確かだ。あの男が再調整と言っていたが、定期的な記憶操作が必要だったのは間違いないだろう」 【GM/ヴィヴリオ】「前振りが長かったな。彼女に記憶操作を施すか否か。それをキミ達に問いたい」 【アブドゥル】「具体的にどのような記憶操作を行うつもりですか? もうあの男は居ませんが」 【GM/ヴィヴリオ】「そう、問題はそこだ」 【唯人】「具体的に返答しないってことは、どう記憶操作してたのか、不明ってことか・・・・」 【GM/ヴィヴリオ】「当たり前だろう。記憶領域をどう弄ればどう忘れるか、など、施した本人しか分からん」 【勇】「鳴神がやってた時は、昔のコトや俺のコトを覚えてたけど・・・・」 【勇】「こっちでやった場合、それも忘れちまうかもしれないってコトか・・・・・」 【GM/伊音】挙手して「大佐、僭越ながら。記憶操作を施したところで、また思い出すのではないでしょうか?」 【GM/トゥアレタ】「何回も記憶操作してるから、絶妙の匙加減ってので上手くやってた、とか?それはそれで、腹立たしいけど」 【GM/ヴィヴリオ】「あるいは、だ。敢えて記憶操作を施さない、という手もある事にはある。だがそれには、諸君らの協力が必要となる」 【勇】「志穂は何か言ってたんすか?」 【GM/ヴィヴリオ】「『処遇はこちらに任せるけど、勇くんのことだけは忘れたくない』とのことだ。」 【勇】「そうっすか・・・・・・」 【アブドゥル】「で、記憶操作を施さない場合は、我々の協力が必要というのはどういうことでしょうか?」 【GM/ヴィヴリオ】「軽部少尉に鳴神志穂のケアを担当してもらい、その他の者は二人の監視及び補助」 【GM/ヴィヴリオ】「軽部少尉が傍にいれば、彼女は精神的に落ち着くだろう。……多分」 【勇】「俺、志穂に言ったんすよ。罪が消えないんだったら、俺も背負うって」 【GM/ヴィヴリオ】「では、その約束を守ってやらねばなるまい。軽部少尉、先も言った通り、貴官には鳴神少尉のケアを担当してもらう」 【GM/ヴィヴリオ】「……クレーリオン少尉。その筆舌に尽くしがたい顔をやめろ。SAN値が下がる」 【GM/トゥアレタ】「べ、別にそんな顔してませんっ!!」 【GM/ヴィヴリオ】「冗談だ」 【GM/トゥアレタ】「もうっ!大佐っ!!」 【GM/ヴィヴリオ】「(リースのインカムに直接)リース、お前は3人が血みどろの痴話喧嘩をしないよう監視していてくれ」 【リース】「(ヤーヴォール(了解)。ケアの補助と聞いた時は私に出来ることなど無いと考えていましたが、それならば力になれそうです)」 【GM/伊音】「(小声で)唯人……我々は影から、3人を生暖かく見守ろうではないか」 【唯人】「生暖かく、ねぇ…」一応ケアだぞ、とは思ったものの、何故か上手くいくような気になって。 【勇】「了解っす。――ええっと・・・・一緒に罪背負わなくていっから、手伝ってくれたら嬉しいんだけどさ・・・・」最後はトゥアレタに 【GM/トゥアレタ】「ま、まぁ頼まれたから、手伝う事は手伝うけど!?」 【勇】「さっすがいいんちょ!頼りになるぅっ!!――ホント、頼りにしてるぜ、これからもさ!」 【GM】勇の言葉に、少しだけ引きつった笑いを返すトゥアレタだった。 【GM】  【GM】シーン切ります 【GM】  【GM】●シーン5/タイムカプセル 【GM】シーンプレイヤーは勇 【GM】あれから、一週間後。 【GM】滅びた故郷の、大きな木の下に、キミとトゥアレタと志穂は居る。 【GM】掘り出されるタイムカプセル。 【GM】とは言っても、ビニールテープでぐるぐる巻きにされた、海苔の缶。 【GM】その中から出てくるのは、キミがいれたものの他に、一枚の作文用紙だけ。 【GM】  【GM】その作文用紙は、志穂の書いた『わたしのゆめ』という作文。 【GM】『わたしのゆめ』 【GM】『わたしのゆめは、勇くんのおよめさんになることです』 【GM】  【GM/志穂】顔を真っ赤にして「あはは………ばれちゃった。」 【GM/志穂】「5年間………ずっと、勇くんのことだけを想って………それだけを支えにして、生きてきたの。」 【勇】「そ・・・そっか・・・・うっわ、超こっ恥ずかしいな・・・っ!」/// 【GM/志穂】「こんな、わたしでよかったら………」 そう言って目を閉じ、背伸びする。 【勇】「ええっと・・・・そーいや俺、あん時何埋めたっけか・・・・」背伸びした志穂に気付かず 【GM/トゥアレタ】勇が気付いていないのをこれ幸いと、間に割って入って「ちょっと待ちなさい、志穂」 【GM/志穂】不満げに「なんですか、クレーリオンさん。いいところなんだから、邪魔しないで下さい」 【GM/トゥアレタ】「幼馴染だからと言って、そうそう上手く行く、と思わないでね」 【GM/志穂】「シュネルギアに一緒に乗ってるパートナーだからって、邪魔する権利があるとは思いませんけど?」 【勇】「うおっ!?え?何でいきなり喧嘩してんの!?」 【GM】志穂はトゥアレタの顔を見て、ニヤニヤしている。 【GM/トゥアレタ】「あーもう分かったわよ、言えばいいんでしょ、言えば!」 【GM/トゥアレタ】「こんな雑な告白じゃなくて、もうちょっと、雰囲気とか気にしたかったけど……横から掻っ攫われるくらいなら!」 【GM/トゥアレタ】「そうよ、私だって、勇が好き!だから、あなたには渡せない!」 【GM/志穂】「そうそう、そうこなくちゃ。フェアじゃないよね」 【勇】「え・・・・っ!?」固まる 【GM/トゥアレタ&志穂】「「勇(くん)、どっちを選ぶの?」」 【勇】「モテ期到来!?いや、そうじゃなくって!?」パニくる 【GM/志穂】「ずっと好きだった幼馴染と」 【GM/トゥアレタ】「戦場を共に駆け、命を託し合うパートナーと」 【GM/トゥアレタ&志穂】「「さぁ、どっち!?」」 【勇】「ええっと・・・・」後ずさる。ドン、と背後を大木に阻まれる 【勇】「ど・・・どっちも・・・じゃ、ダメ?」 【GM/志穂】「今は、その回答で」 【GM/トゥアレタ】「我慢してあげる」 【GM】  【GM】ツンデレとヤンデレに挟まれた、勇の明日はどっちだ。 【GM】  【勇】ちょい演出を 【勇】一陣の風が、タイムカプセルに入っていた紙を舞い上がらせる。 【勇】【軽べ男 「俺の夢」 ちょうカッコイイ男になって ちょうモテモテになって みんなをしあわせにするんだ!】 【勇】それはあの時読んで憧れた漫画の主人公の様に―― 【GM】  【GM】シーン切ります 【GM】  【GM】これにて、エンゼルギア天使大戦TRPG『断罪の聖女』、閉幕。 【GM】ご参加いただき、ありがとうございましたッ! 【リース】お疲れ様でしたー! 【勇】ありがとうございました!お疲れ様でした!! 【アブドゥル】おつかれ様でした!! 【唯人】お疲れ様でしたー! 【GM】  【GM】プレイに最後まで参加した 1点 【GM】素晴らしい活躍をした 1点 【GM】福音が発生した 10回なので10点 【GM】他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った 1点 【GM】セッションの進行を助けた 1点 【GM】場所の手配、提供、連絡などを行った 1点 【GM】計15点を、プレイヤーに。 【GM】  【唯人】福音の回数がおかしい(笑 【アブドゥル】10回w 【リース】主にアブドゥルさんのおかげでw