【GM】■■■■ミドルフェイズ/シーン3■■■■ 【GM】度重なる合衆国の猛攻に、ヤシマ=統一帝国軍は、帝都への撤退を決定した。 【伊音】「要」 【要】「はい、伊音さま」 【伊音】「慣れぬアインでの戦闘だが。やれるな?」 【要】「手にした武器が何であれ、最善を、最良の結果を出すことがそれがしの意義。 必ずや…」 【要】伊音の言葉に頷く。 真面目に、アインのセットアップを続けながら。 【伊音】「その言や良し。……虚空、セラピア。殿は、我らが務める。お前達は、先に行け」 【虚空】「…っ!? 伊音、何を言ってる!?」 【セラピア】伊音の声色に、彼女の覚悟を理解した。 【要】「セラピアさま。 久遠さまをお願いいたします。 それがしにとって、久遠さまも、セラピアさまも、信頼できる大切な方ですから」 【伊音】「……靖国で、会おう」 【セラピア】「伊音ちゃん、要ちゃん。……またね」 【虚空】「伊音…。 わか、った…。 久遠、セラピア機…、戦場を離脱する…!」 【セラピア】「行くよ、虚空ちゃん。振り向いちゃ、駄目なんだよ。」 戦場から離脱する 【要】レーダーから、虚空とセラピアの駆るアインの表示が消えて。 【要】「虎の子の呪法剣を二刀で扱わせていただけるとは…、それがしにとって、満足の行く戦ができそうです」 【要】「伊音さま…」 【要】珍しく、声が沈んだ様子で声をかけ。 【伊音】「どうした、要。今更怖気づいたか?」 精一杯の虚勢を張る。 【要】「いえ。 それがしは、戦場で、刀をもって、敵に怖気ついたことなどありませぬ」 【伊音】「そうか。では何だ?」 【要】「伊音さまの御身に負担をかける挙動となりますゆえ…、どうか、ご容赦を…」 【伊音】「構わん。(小声で、どうせ、これが最期だ……)」 【伊音】「さあ、我らの最期の晴れ姿、とくと見るがいい!行くぞ、要!武器の準備は充分か!?」 【要】「呪法剣抜刀! カウンターソード帯刀確認! 残存しておりました刀剣すべて、このアインに!」 【要】「参ります、伊音さま! 守勢の戦ではなく、この要の攻勢、間近にてご覧くださいませ!!」 【要】その咆哮と同時に、アインは真っ白の空に向け、単機、突撃をしていく。 【GM】一騎当千の働きをする、伊音と要の駆るシュネルギアアイン。 【GM】だが、多勢に無勢。 【GM】矢尽き刀折れ、最後は折れたカウンターソードをアインの口で咥え……戦場の全ての天使を、打ち倒す。 【要】口にしたカウンターソード。 まるで、獣の牙のごとく扱い、最後の一体を斬り倒せば。 【伊音】「いささか血を流し過ぎた、な……」 【要】「ですが、伊音さま…。 この戦域、すべての天使を斬り倒し、ました…」 【要】バイタルチェックをすれば、まだ、存命しているのが不思議なほど。 【要】ところどころから出血し、被弾の衝撃で内臓も一部やられている。 【要】それでもなお、表情は穏やかに、普段の素直な少年の様相で。 【伊音】「これ以上望むべくも無い、素晴らしい戦果だ。……ところで、要」 【要】「…草薙と布津乃が戦場にいるのです。戦果を残せぬわけが、ありません…。 は、い。どうか、されました、か?」 【伊音】「済まん……私は、眠い。傍で、眠っても、良いか……?」 【要】「…はい。伊音さま…。 それがしにとって、この戦果でいただける、最大の褒美に、ございます…」 【伊音】「ならば、私は、傍に行くぞ……」 手探りで、這いながら前部コックピットへ。既に目は見えない。 【要】「伊音さま…。 こちらでございます」 【要】そういって、手を伸ばす。 既に、手はべっとり、と、自分の赤に濡れている。 それでも、手を取れば、しっかりと手を握りしめ。 【伊音】要の伸ばした手を取り、要の横へ。 【伊音】要の隣に横になり「最期に、お前に、伝えねば、ならん、言葉が、ある。……愛、して、いる」 【伊音】それが彼女の、最期の言葉だった。 【要】「伊音さま。 どうか、ごゆるりと、お眠りくださいませ。 …それがしが、伊音さまの眠りを、いつまでも、どこまでも…お傍にて…護り…とおします…か、ら…」 【要】ぎゅ、と力なく抱きしめる。 そのまま、静かに、目を閉じて身体は、動かなくなり―――。 【GM】布津乃・草薙機、機能、停止。 【GM】  【GM】■■■■エモーション■■■■ 【GM】GMは大変なものを忘れていました 【GM】正式なPCが一人しかいないので、PC間ダーザインがありません 【虚空】ですよね。 【GM】代わりに、本来ならPC2~4のシナリオダーザインである【戦友たちからの遺志】2レベル差し上げます 【虚空】おお、これで7つ全部そろった! 【GM】あ、ホント? 【GM】思い出して良かったー 【虚空】家族からの忌避:4 【虚空】セラピアからの悲しみ:4 【虚空】セラピアからの最後の希望:4 【虚空】雛子からの遺志:4 【虚空】戦友たちからの友情:4 【虚空】自己からの侮蔑:4 【虚空】戦友たちからの遺志:2 【虚空】これで7つ。 【GM】何か正にバッドエンドルートなダーザインだな…… 【虚空】パトスは21か。 【虚空】では…戦友たちからの遺志を2→4に。 【虚空】アガペーは521→498 【虚空】そして7回のダーザインロール。 【虚空】56an4 = 33 【虚空】ロゴスは22→55 アガペー505 パトス残7 【虚空】以上。 【GM】  【GM】■■■■ミドルフェイズ/シーン4■■■■ 【GM】もう少しで、帝都に辿り着く、という所で。 【GM】ヴィヴリオ達の乗る8トンハーフトラックが、流れ弾に被弾。 【ヴィヴリオ】「ここ、まで、か……。ボクも、悪運が、尽きた、ようだ……」 【紅葉】「大佐…。弱気な言葉を吐かれては困ります。 貴女が、ドライクロイツの柱なのですから」 【紅葉】遠山紅葉中佐。 ドライクロイツ前線指揮官であり、遠山桂の姉でもある。 そして、今なお、存命であるが…。 【紅葉】ただ、言葉でこういってはいても、みればわかる。 それだけに、表情はあくまで平坦で。 【ヴィヴリオ】懐からペンダントを取り出し「紅葉……これは……(聞き取れない)の、設計図だ……持って、行け」 【GM】ペンダントの蓋を開けると、ヴィヴリオと東雲光子、そして、現合衆国法王……ラルフ・マスケンヴァルの、3人が写った写真。 【GM】その下に、マイクロフィルムが入っていた。 【ヴィヴリオ】「いつか、どこかで……役に立つ、かも……知れん」 【紅葉】「…これは…大佐、それに、東雲光子?」 【ヴィヴリオ】「……光子は、ボクの……古い、友人、さ」 【紅葉】「了解しました。それが、大佐のご命令ということでしたら」 【紅葉】そういって、渡されたペンダントをしっかりと手に握りしめる。 【紅葉】「…ノルトラント…。その地からの因縁、ということですか…」 【紅葉】静かに、あくまで静かに言葉を紡ぐ。 【ヴィヴリオ】「……紅葉。虚空は、近くに、いるか?」 【紅葉】「…ええ。 先の衝撃で、パルマコンと投げ出されはしましたが…雪がクッションになりました。 二人とも、行動をするのに支障はないでしょう」 【ヴィヴリオ】「そう、か……」 【ヴィヴリオ】「ああ……なあ、紅葉、虚空に、伝えて、くれない、か。……キミを、巻きこんで、しまって、済まなかった……」 【ヴィヴリオ】「……キミが、黒い天使核を、持って、いなかったら……キミを、ギアドライバーとして、召集しなければ……こんな、こんな目に、合わせずに、済んだものを……」 【ヴィヴリオ】「ボクを、恨むなら……恨んでくれて、いい……本当に、済まなかった、と……」 【紅葉】言葉を内容を聞き、一つ、息を吐きだし。 【紅葉】「大佐たる貴女が、少尉でしかない久遠に謝罪をする。ということは…一軍人としては承諾しかねます」 【紅葉】「ですが…、個人的に貴方の依頼を受けた、貴方の知人、協力者としては…」 【紅葉】「…その依頼、遂行いたしましょう」 【ヴィヴリオ】「……あり、が、とう、紅葉」 そのまま、体の力が抜けて。ヴィヴリオは、目を閉じ――二度と、目を開くことは、無かった。 【紅葉】敬礼はしない。あくまで一個人として受ける。と、そう言った意味で、頷きながら。 【紅葉】「…残っているのは…私だけ、か…。」 【セラピア】肩で息をしながら「間に、合わな、かった……」 【紅葉】ゆっくりと立ちあがる。 コートを纏っている。だからこそ、目立たなかったのだろう。 気づかれなかったのだろう。 【紅葉】ぴちゃ、ぴちゃ、と、何かが滴る。そんな音に。 【紅葉】「パルマコン…。意識を取り戻したか。 行動はまだできるか?」 【セラピア】「紅葉ちゃん?紅葉ちゃんは無事……じゃ、なかったんだ、ね」 紅葉の足元の赤い水溜りに目をやる。 【紅葉】そういって、ゆっくりと振り返る。 その顔は、寒さでは説明できない程に、青白い。 【紅葉】「今は私の心配ではなく、自身とドライバーたる久遠の心配をしなさい。 それが貴方の義務なのだから」 【セラピア】「ボクは、大丈夫。虚空ちゃんが、庇ってくれたから……虚空ちゃんは今、アインの再セットアップ中」 【紅葉】「…そう、ですか。」 【紅葉】ほお、と息を吐く。 視界がふらつく。 それでもなお、まっすぐにセラピアを見つめて。 【セラピア】「……ヴィヴリオちゃん、何か、言ってた?」 【紅葉】「久遠に、最後の伝言を頼まれました。 パルマコン少尉…、私は今、何かの任務を遂行している余裕はありません。 代理で伝えてもらえますか?」 【セラピア】「……うん、一言一句、確実に伝えるんだよ」 【紅葉】「では、伝言です。 巻きこんでしまって、すまない。 黒い天使核を持っていなければ、ギアドライバーとして招集しなければ、こんな目に遭わせずにすんだ。」 【紅葉】「恨むのであれば、恨んでくれていい。 本当に、すまなかった…。と。 これが、伝言の内容です」 【セラピア】「ヴィヴリオちゃん……うん、分かった。ちゃんと、伝えるね」 【紅葉】言いきり、ふら、と足が崩れ落ちそうになる。 その上で、無理矢理に体勢を立て直せば。 【セラピア】慌てて紅葉を抱きかかえようとするが、間に合わない。膝から崩れ落ちる紅葉に、手をかけるのが精一杯だった 【紅葉】「そして…パルマコン少尉…。 いいえ…、セラピア…」 【紅葉】「…ごめんなさい。 私は…貴方に二度も、桂の死を見させてしまった…。 貴方が人の死に目を見ているのを…アクシアからきいていたのに、ね…」 【セラピア】頭を振って「気にしないで、いいんだよ。ボクより、紅葉ちゃんや……楓ちゃんの方が、もっと、辛かったんだから」 【紅葉】「…私は、軍人だから…、いいのよ…。そんなのは、覚悟の、上」 【紅葉】「そして…、これが…私のできる、最後の…命令…」 【紅葉】「…パルマコン少尉。 …生きなさい、とは…言わない。けれど…」 【紅葉】「…足掻きなさい…。 解ったのならば…復唱を…」 【セラピア】「……うん。最後まで、虚空ちゃんと一緒に、足掻いて、みるね。」 【紅葉】「…いい、返事です…。 私は、最高の部下に恵まれた…幸運な指揮官だったよう、ですね…」 【紅葉】「さあ、いきなさい。 私は、此処に残ります、から…」 【セラピア】「……ヴィヴリオちゃんのこと、よろしく頼むんだよ」 後ろで、紅葉の崩れ落ちる音が聞こえた。でも、振り返らず、虚空の元へ。 【紅葉】「……総司。ごめん…。 私も…ここまで、みたい…」 【紅葉】「…約束を破るなんて…秀才の、私らしくない、わね……。 でも…」 【紅葉】「…私に嘘をついて、先に逝ったんだから…これで…おあいこ…よ………」 【紅葉】そういって、雪の中にう埋もれ、意識を手放し、おちて、いく…。 【GM】  【セラピア】……ボクは、嘘を、ついた。 【セラピア】ボクがこれから、やろうとすること、やらなければならないことは――― 【GM】  【GM】彼女達の死を以って、ドライクロイツの面々は、虚空とセラピア、キミ達二人だけと、なってしまった。 【GM】  【GM】■■■■エモーション■■■■ 【虚空】パトスが29。 ダーザインロールを7回でパトスは22に。 【虚空】56an4 = 31 【虚空】ロゴス86、アガペー512に。 【虚空】以上。 【GM】  【GM】■■■■ミドルフェイズ/シーン5■■■■ 【GM】どうにか、帝都内まで撤退したキミ達。 【GM】だが、もう戦う術は、何一つ、残されていない。 【GM】頼みの綱のシュネルギア:アインも、もう戦えるような状態では、ない。 【セラピア】「虚空ちゃん。最後の手段……あるには、あるよ」 【虚空】「最後の、手段…? 今のこの状態で…何かを覆す手段がある、って…?」 【虚空】「冗談なら…いや…、こんな時に、キミは冗談を言わない、な。」 【セラピア】「これだけは、選びたくなかったけど……もう、そんな事、言えないよね」 【セラピア】「全てを無かった事にして、リセットする手段が、ある」 【虚空】「リセ、ット…? すべてを無かったこと、に?」 【GM】其れは、悪魔の囁きか、それとも、天使の誘惑か。 【虚空】何を言っているのか、理解ができない。 まさしくそんな表情で。 【セラピア】「この、天使大戦が始まった、7月4日まで、時間を巻き戻す。代償は……虚空ちゃん。キミが、ボクを、殺すこと」 【虚空】「………」 【虚空】「何を、いってるん、だ?」 【虚空】今まで見せた中でも、一番、唖然とした、間抜けな表情を見せている。 そんな気すら、する。 【セラピア】虚空の問い掛けを無視するように、目を閉じて「……ボクは、救世主を導き育てることを、神によって、定められた、大天使」 【セラピア】「そして、キミは……ボクが選んだ、救世主」 【セラピア】「神は、救世主が、選択を誤った場合の、救助策として、世界のリセットを行う方法を用意した」 【セラピア】「それは……救世主が、自らの手で、介添え役を殺すこと」 【虚空】「大、天使…? 救世主…?世界の…リセット…?」 【虚空】「待て!待ってくれ、セラピア! 一体、何のことを言ってるんだ。 今は、ふざけている場合じゃないんだ!」 【セラピア】目を開けて「……冗談だったら、どんなにいいことか。でも、もう、状況は逼迫してる。ボクより先に虚空ちゃんが死んじゃったら、その手段すら使えず……ヤシマは、世界は滅亡する」 【虚空】頭は、彼女の言っていることを何となくだが、理解している。 でも、感情は、心は、割りきれるはずも、ない。 【セラピア】「全部忘れて、リセットする」 【セラピア】「誰が悪い、って問題じゃない。世界を救う為の、因子が少しずつ、足りなかっただけ。それは、様々な面で」 【虚空】「…っ…。」 【セラピア】「因子が足りない、っていうのは……例えば、新兵器が出来上がるのが少し遅かったり、天使の襲来が少し速かったせいで被害が大きくなったり」 【セラピア】「出会うべき筈の人が、出会いが遅すぎたり、出会えなかったり、まだ死ぬべきじゃなかった人が死んでしまったり」 【虚空】「それは…セラピア…。」 【虚空】「救世主の…いや、正確には、救世主になるべきだった僕が…弱かったから、なの、か…?」 【セラピア】「ううん、違う。神はこう言った。フラグが足りない、と。……ふざけてるよね。ボクらは、ゲームの駒なんかじゃないのに」 【セラピア】「ボクは神の遣いではあっても、神様そのものじゃないから、そういった事象への、強制的な干渉なんか、出来ないし、そんな力も、持ってないんだよ。」 あくまでも、淡々と。 【虚空】「…ざ…けるな……」 【虚空】小声で、ぽつり、とつぶやき… 【虚空】「その結果がこれか…!? 半年、共に戦ってきた仲間がみんな死んでいき、誰一人、助けるために手を伸ばすことすらできなかった! この現実が…!」 【虚空】淡々とつぶやくセラピアに怒っても、何の意味もない。むしろ、彼女に責めはない。それでもなお、口調は激しく、怒りに満ちたものになってしまい。 【虚空】「誰一人…誰一人として、死んでいい人間なんて、いなかったはずなのに…!」 【虚空】絶叫に近い。そんな声を上げながら、ただ怒りのままに、壁に拳を叩きつけて。 【セラピア】「ボクだって、出来るものなら、そうしたかったよ!今までに死んじゃったみんな、全員、助けたかったよ!でも、ボクの力じゃ、全然、全然、足りなかったんだよ!」 さっきまでと違う、まるで血反吐を吐くような、悲痛な声。 【セラピア】「……だから、これは、ボクが提示できる、唯一の、最後の、手段」 【虚空】「…それが……僕に、キミを殺せ、と…?」 【セラピア】無言で頷く。 【虚空】先までの怒りに満ちた声とは対照的に、静かに、平坦な声で。 【虚空】「…僕が、キミを殺すことを、拒んだら…?」 【セラピア】「世界は天使に蹂躙されて、生きとし生けるもの全てが死に絶えた、死の星となる」 【セラピア】指を4本立てて「選択肢は4つ。このまま終わらせるか、全て投げ捨てて別の世界に一緒に逃げるか、ボクを殺すか……ボクと一緒に、二人で死ぬか」 【虚空】「…僕たちが生き残って…ここから逆転する…。そんな選択肢はない、わけか…」 【セラピア】「ここからの逆転は、ない。……確かに、もう少し早く言って欲しい、ってのは分かるよ。でも、これは、本当に、最後の最後の手段で。もう、後戻り出来ないような、そんな状況にまで陥らなきゃ、使う事自体、出来なかった、から」 【セラピア】「……それに」 【セラピア】「ボクを殺せば、リセット出来る、なんて、虚空ちゃんに、言える訳、ないでしょ……」 【セラピア】「一番、大好きな人に、殺してもらえたら、本望?そんなの、ボクは、やだよ……。大好きな人だもん、最後まで、一緒に、いたいよ……」 【虚空】「………」 【虚空】何も言わず、顔を手で覆った。 表情が見えないように。 【虚空】「…誰かを殺すことなんて…、久遠家に天使の残骸が落ちた時から…どうでもよくなってすら、いたんだ…」 【虚空】「…でも…、キミを、キミを手にかけるのは…何かと比較できることでもなければ、そもそも考えることですらない! いや、想像すら御免だ!」 【虚空】「どうして、だ…。 どうして…、僕は、僕の大切なものばかり…、僕の選択ミスで」 【虚空】「僕のミスで…、不幸にしてしまうんだ…」 【虚空】「僕は………本当は、誰にだって、久遠の家ですら、不幸にだけはなってほしくなかったっていうのに…!!!」 【セラピア】今まで距離をとって、虚空と話していたけど。虚空に近寄り、抱き締める 【セラピア】「ボクのことなら、心配、しないで。ちゃんと、次の世界で、キミのこと……待ってるから」 【セラピア】「この世界じゃ、もう、どう頑張っても、無理だけど……次の世界でなら、挽回できる、かも、知れないから」 【虚空】「いや、だ…。僕は…僕は、もう、誰かを…殺すなん、て…」 【虚空】抱きしめられる中で、震える体は、おそらく、今までの中で一番、かぼそく、そして、あまりにも、脆くて…。 【セラピア】頷いて「答えなんて、すぐ出ないと思うから……ちょっと時間あげるから、よく、考えるんだよ。答えが出るまでは……一緒に、いるから」 【GM】  【GM】■■■■エモーション■■■■ 【虚空】パトスは45 【GM】ダーザインレベル5解禁です 【虚空】パトス35枚を使い、 【虚空】家族からの忌避、セラピアからの悲しみ、セラピアからの最後の希望、雛子からの遺志、戦友たちからの友情、自己からの侮蔑、戦友たちからの遺志を5レベルに! 【虚空】アガペーは267に。 【虚空】そして、パトスを7枚使い、ダーザインロール7回。 【虚空】アガペー274。 【虚空】56an5 = 47 【虚空】ロゴスは133. 【虚空】残りパトスは3。 【虚空】以上。