デレマスBBTシナリオ:『In Fact 鏡の国のありす』 今回予告 素直に、なれない 言葉に、出来ない だから、私の居場所は、とられてしまったの? あなたは誰? あなたは私? じゃあ・・・私は、誰? 本当の私を 誰も知らない ビーストバインドトリニティ×アイドルマスターシンデレラガールズ 『In Fact 鏡の国のありす』 心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆。 PC1用ハンドアウト 絆:アリス 関係:誰? PC:橘ありす本人 コンストラクション:橘ありす カヴァー:アイドル(または候補生) ある日キミが事務所に行くと、誰もがキミを「ありす」と呼ばず、橘さんと呼んでくる。 そして、昨日まではいなかった筈なのに、金髪碧眼でどことなく自分に似た少女「アリス」が、みんなにアリスと呼ばれている。 おかしい。何かがおかしい。でもそう思っているのは、どうやら今のところ自分だけらしい。 【SA:アリスの正体を探る】 PC2用ハンドアウト 絆:鷺沢文香 関係:友情 クイックスタート:速水奏or櫻井桃華 コンストラクション:なし カヴァー:アイドル(または候補生) キミは、橘ありすの友人だ。 ある日キミは、ありすとの共通の友人、鷺沢文香から相談される。 「ありすちゃんの様子が、最近おかしいのです・・・おかしいと言えば、事務所の様子もおかしいですが」 キミはありすと文香の為に、事の真相を探ることにした。 【SA:アリスと黒木Pについて調べる】 PC3用ハンドアウト 絆:千川ちひろ 関係:信頼 クイックスタート:浜口あやめor本田未央 コンストラクション:なし カヴァー:アイドル(または候補生) 千川ちひろはキミの所属するシンデレラプロのアシスタントだ。 つまり、アイドルと半魔、どちらの面においてもキミたちのサポートをしてくれる人だ、ということだ。天使!ちひろ!女神! 「天使でも女神でもありませんよ?でもスタドリおまけしときます♪」 そんなちひろさんがキミにお願いをしてくるとなれば、それは勿論キミたちにとっても事務所にとっても大事な話ということになる。 それが例え、シンデレラプロに関する悪い噂を調べる、というものであってもだ。断る理由はない。いいね? 【SA:悪い噂の真相を調べる】 PC4用ハンドアウト 絆:長沢遼 関係:ビジネス クイックスタート:片桐早苗or向井拓海 コンストラクション:荒事を担当できるアイドル、またはプロデューサー カヴァー:アイドル(または候補生)、またはプロデューサー 最近、シンデレラプロのライブで倒れるファンが続出しているという。 キミはかつての伝手で、死霊課からその件について、内部からの調査を依頼された。 確かにこれは、外部の者には任せられない。 キミは、調査に乗り出した。 【SA:長沢遼からの依頼を果たす】 アリス いつの間にかシンデレラプロにいた、金髪碧眼の少女。 子供っぽいが人懐こく、見ているとつい笑顔になってしまう。 黒木緋彩(くろき・ひいろ) アリスの専属プロデューサー。やたらとアリスに対し過保護。 シナリオ非推奨アイドル:鷺沢文香 本シナリオにおける重要NPCとして設定されている為。 GM向けトピック ※アリスのロールプレイについて 天真爛漫で、純粋な少女を心掛ける。皮肉や愚痴などは絶対に言わせないこと。 橘ありすが、理知的で冷静な女性に憧れていること、若干口調がキツいことを鑑みて、真逆のタイプにする為である。 ※黒木プロデューサーのロールプレイについて 文章を読むとよく分かるが、武内Pの口調を参考にしている。変更してもよいが、『私のアリス』という言い方だけは変えないこと。 彼のエゴは【私のアリスを永遠のアイドルにする】ことであり、とにかくアリスに執着している為だ。 絆に戻した場合、関係は愛情である。 一方、アリスは黒木Pに対し絆を持っているが、やはり関係は愛情である。 オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 キミはいつも通りシンデレラプロに出勤した。 南条光「おはよう、ダディアーナザァン!」 フレデリカ「あ、橘ちゃん、オハヨーシルブプレ?」 一乃瀬志希「にゃははー、橘ちゃんおはよー」 輿水幸子「今日もボクはカワイイですよねえ・・・あ、橘さん、おはようございます。どうしたんですか、そんな変な顔して?ボクには負けますが、カワイイ顔が台無しですよ?」 幸子「橘さんは橘さんでしょう?おや、アリスさん、おはようございます」 アリス「みんなおはよー!」 見たことのない、金髪碧眼の少女がそこにいた。 新人?だが、彼女はまるで、ずっと前からいたように振る舞っている。 光「おはよう、アリス!」 フレデリカ「あ、アリスちゃんオハヨー」 志希「アリスちゃんおはよー。じゃああたし、ドロンするねー」 黒木P「一乃瀬さん、これからフレデリカさんとアリスと一緒にレッスンですよ?」 志希「めんどくさーい。アリスちゃん、あたしの分までヨロシクー」 アリス「志希も一緒じゃなきゃやだー」 志希「しょーがないにゃあ〜。じゃあ行こっか、アリスちゃん。あたしの気が変わらない内に」 アリス「うん、行こー!」 光「フレデリカさんも志希さんもアリスも、行ってらっしゃーい!」 おかしい。何かがおかしい。それに黒木プロデューサーなんてプロデューサー、シンデレラプロにいただろうか・・・? でもそう思っているのは、どうやら今事務所にいる面々では、自分だけらしい・・・。 その後、半魔のアイドルからは今まで通りありすと呼ばれ、安心するキミだったが・・・ 【SA:アリスの正体を探る】 ※アイドル達がありすを苗字で呼んでいるのは、《資産:支配》の効果である。 これはPLに聞かれたら、伝えてしまって構わない。 ただし、誰が使用したかは伏せておくこと。もし気にするPLがいたら、『使用したのが何者かは、現在のところ不明である』と伝えてよい。 また、この時点では、いかなる方法でも解除することは出来ない。 シーン2 シーンプレイヤーはPC2 キミは、橘ありすの友人だ。 ある日キミは、ありすとの共通の友人、鷺沢文香から相談される。 文香「ありすちゃんの様子が、最近おかしいのです。・・・おかしいと言えば、事務所の様子もおかしいですが」 文香「それに・・・アリスという子と、黒木プロデューサー。あの方たちは・・・いつから、在籍していたのでしょうか・・・?」 文香「アリス、という名前は、橘のありすちゃんしか、いなかった筈、なのですが・・・」 文香「まるで頭に靄がかかったように、記憶も曖昧で・・・ちゃんと、思い出すことが、出来ず」 文香「・・・PC2さんなら、こういった件にお詳しい、と小耳に挟んだので・・・お願い、出来ないでしょうか・・・?」 ここまで言われては、やるしかない。 キミはありすと文香の為に、事の真相を探ることにした。 【SA:アリスと黒木Pについて調べる】 ※記憶が曖昧、というのは《資産:忘却》の効果である。これはPLに伝えてしまって構わない。 ただし、誰が使用したかは伏せておくこと。もし気にするPLがいたら、『使用したのが何者かは、現在のところ不明である』と伝えてよい。 また、この時点では、いかなる方法でも思い出してもらうことは出来ない。 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 シンデレラプロダクション事務所。 キミがいつものように顔を出すと、アシスタントの千川ちひろが悩ましげな顔を浮かべていた。 ちひろ「あぁ、PC3ちゃん。ちょっと、悩み事がありまして。今、時間ありますか?」 そして残念ながら、キミには時間があった。 ちひろ「最近、シンデレラプロダクションのライブに行くと体調が悪くなる、という噂が流れているそうなんです。困りますよね」 ちひろ「私は忙しくて、その件だけに集中出来なくて・・・」 そう言うちひろさんの横には、書類の山が2つほどそびえ立っていた。 ちひろ「私の代わりに、この件を調べてもらえませんか?とりあえず、調査の経費として渡しておきますね」 PC3に、財産ポイント5点を渡す。 ちひろ「この他に必要経費があれば、領収書を貰ってきて下さいね?あとで精算しますから」 ちひろさんのお願いを断る道理はないし、そもそも断れる筈もない。 キミは、シンデレラプロに関する悪い噂の調査に乗り出した。 【SA:悪い噂の真相を調べる】 シーン4 シーンプレイヤーはPC4 キミはオフに、警視庁史料編纂課、通称死霊課の長沢遼に呼び出される。 長沢「久しぶりだな。とりあえず手短に話すが、最近、シンデレラプロのライブで倒れるファンが続出しているという話は知っているか?」 長沢「まだ噂レベル・・・と言いたいところだが、噂が出た時点で評判には響くだろう?お前さんの事務所の、やり手のアシさんも、そろそろ動き出してるとは思うがな」 長沢「シンデレラプロのライブの警備に、俺達が何処まで首を突っ込んでいいのか、ということもある。その辺は、公権力の限界だ。一つの芸能プロダクションに警察があまり肩入れしているのは、それはそれで問題があるだろう?」 長沢「そこでお前に、白羽の矢が立った、ということだ。荒事なら、慣れたものだろう?」 長沢「多分この話の裏には、例のあいつ、怪人Pヘッドが絡んでいると、俺達は踏んでいる。アイドル絡みの事件の裏にPヘッドあり、だからな」 確かにこれは、外部の者には任せられない。 怪人Pヘッドまで絡んでいる、というなら尚更だ。 キミは、調査に乗り出した。 【SA:長沢遼からの依頼を果たす】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 オープニングフェイズシーン1の続き。 戸惑っているキミのところへ、アリスが近寄ってくる。 アリス「はじめまして!あなたも、ありすっていうの?わたしもアリスっていうの!お揃いだね!」 アリス「昨日から、このシンデレラプロにお世話になってるの!ここのみんなは凄く優しいし、みんな可愛がってくれるの!」 アリス「わたし、トップアイドルになるの!だから、あなたもライバルだね!」([エゴ:トップアイドルになる]のロールプレイである。その際、黒木Pがアーツ《せめて、名刺だけでも》を使用し、罪を2点獲得させる。) 黒木P「私のアリス、そろそろ出発の時間ですよ」 アリス「はーい、Pさん。じゃあありす、また後でねー!」 自分と同じ名前を持つ少女は、疾風のように現れて、疾風のように、去っていった。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC2、PC1も自動登場 文香とPC2に、事務所併設のカフェで遭遇する。 文香「・・・どうしましたか、ありすちゃん?」 文香「皆さん、ありすちゃんを急に苗字で呼ぶようになって・・・いつの間にかいたアリスさんを、アリス、と呼んでいますね」 文香「私も、少し違和感を覚えたので・・・PC2さんに、色々と相談していたのです」 文香「ただ・・・ありすちゃんを苗字で元から呼んでいる人を除いて・・・私も含めて、何人かは、ありすちゃんを以前の通り名前で呼んでいる・・・共通点は、何なのでしょうか?」 情報収集 [共通点は何?] 8以下 [アクシデント]ありす自身がいつも、デレた相手以外には下の名前で呼ばないでと言っていたからで、なにも心配ないような気分になってくる。 このシーン以降、[解放状態]になるまで、全ての判定の達成値−2。 9以上 ありすが『橘』と苗字で呼ばれたのは、何者かの《資産:支配》の効果によるものである。 PC及びちひろさん、シンデレラプロに所属している半魔のアイドル、そして文香には、この効果が及んでいない。 文香「・・・すいません。私はあまり、力になれないようで・・・」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 休憩所で黒木Pとバッタリ会う 黒木P「お疲れ様です、PC3さん」 黒木P「昨日から、お世話になっております、黒木緋彩(くろき・ひいろ)と申します。せめて・・・名刺だけでも」 ちゃんとシンデレラプロダクションのプロデューサー、との肩書きの入った名刺を手渡される。 ただし・・・アリス専属の、とも書いてあるが。 あのちひろさんが、専属プロデューサーなんて雇い入れるだろうか?怪しい。 黒木P「彼女は、私の理想のアイドル・・・彼女の可愛さを、素晴らしさを、世界に知らしめることが、私の夢なんです」 黒木P「アリスを見た時、まるで身体に電撃が走ったようでした。私はこの子をプロデュースする為に、この世に生を授かったのだろう、と」 黒木P「・・・すいません、アリスのことになると、どうしても熱が入ってしまって」 黒木P「そろそろ、アリスを迎えに行かなければなりません。申し訳ありませんが、これで失礼いたします」 会話を終えたらシーンを終了する。  シーン4 シーンプレイヤーはPC2 ちひろさんと黒木Pについて会話 ちひろ「黒木プロデューサー、ですか?確かに、昨日から所属していますけど・・・」 ちひろ「アリスちゃんの専属の件、ですか?ええ、黒木プロデューサーはアリスちゃんの保護者なんです。聞いたんですけど、いとこのはとことか、かなり遠いらしいんですが・・・」 ちひろ「とにかく、アリスちゃんのご両親の都合とかで、今は一緒に暮らしてるとか。その辺も鑑みて、アリスちゃん専属で、手が空いているときは他のアイドルの送迎などをお願いする、って契約になってます」 ちひろ「・・・端から見ると、黒木プロデューサーのアリスちゃんへの入れ込み様からして、現代版光源氏計画に見えなくも、ないですけど・・・でも、765プロの社長も仰ってますよね、仲良きことは美しきかな、って」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC4 キミは黒木Pに引率され、アリスと一緒にオーディションに参加している。 望むのであれば、他のPCも登場し、オーディションに参加する事が出来る。勿論オーディションに参加せず、付き添いということで登場してもよい。 【感情】による判定を行う。 アリスは判定の直後に《伝説の相棒》を使用し達成値+3。さらに罪を使用し、達成値に+3D6する。 一緒に参加して、すぐ分かった。この子は半魔だ。 半魔としての力も活用しているが、それは半魔の目から見ているから分かるのであって、普通の人間には、アイドルって凄い、としか映らない。 ・・・それに、この子自身の実力も相当なもの。ファン数をすごい勢いで増やしてる。侮れない。 キミは仕事が終わった後、アリスに色々と聞いてみることにした。 黒木P「お二人とも、お疲れ様でした。迎えの車を回して来ますので、それまでに、着替えておいて下さい」 アリス「うん、わたし半魔。えーと、レジェンド(アイドル)とスピリット(夢蝕み)って、Pさん言ってたかなぁ?でも、そう聞いてくるあなたも半魔でしょ?」 アリス「この事務所凄いよねー、他にも半魔の人いっぱいいて。普通の人も結構いるけど、みんな、気付いてるのかな?」 アリス「Pさん?あの人は、わたしのプロデューサー兼、保護者だよ?あの人のお陰で、わたしは今、ここにいられるんだし」 アリス「お腹すき過ぎて消えそうになってたところを、Pさんが拾ってくれたの。でもPさん、わたしの為にいつも無理してるから、体大丈夫かな、とか、悪い人に騙されてないかな、って、ちょっと心配。」 ある程度会話したら黒木Pを登場させ、話の腰をわざと折る。 黒木Pは控え室のドアの向こうから「車の準備が出来ました。お二人とも、準備はいいでしょうか?」 会話を終えたら、以下の描写を読み上げシーンを終了する。 どうやら、ここで聞けるのはこれが限界らしい。 だが、それなりの情報は掴めたようだ。 シーン6 シーンプレイヤーはPC1 アリスと文香が楽しそうに喋っている。 アリス「あ、ありす!」 文香「・・・どうしましたか、ありすちゃん?」 黒木P「私のアリス、レッスンの時間ですよ」 アリス「はーい、Pさん。文香、またあとでね!」 文香「はい、またあとで、アリスさん」 文香「アリスさん自身は、いい子です。確かに、かまうと面白い、年下のポジション、という観点では・・・ありすちゃんの居場所を取られたかも知れません、が・・・」 文香「アリスさんは、アリスさんです。ですが・・・ありすちゃんは、ありすちゃんですよ?」 文香「例え、あなたが何者であっても・・・私が、ありすちゃんの友達であることは、何一つ・・・変わりません」 文香「誰からも、忘れられてしまった物語は・・・消えていくが、定め」 文香「・・・だから、ありすちゃん。あなたは、胸を張って、自分は、アイドル橘ありすは、ここにいる、と声を上げればいいのです。そうでなければ・・・本当に居場所を、取られて、しまいますよ・・・?」 文香「あなたは、それで・・・いいのですか?こんな時まで、素直になれずに意地を張って・・・このまま、誰からも忘れられてしまう、結末で」 文香「・・・少なくとも、私は・・・そんな結末を、望んでいません。私は、ありすちゃんと、もっと一緒に、いたい。私の我が儘・・・エゴかも、知れませんが」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン7 シーンプレイヤーはPC4、全員登場。 アリスが参加しているイベントライブ。キミ達も演者として参加している。 ライブの本編は何ら問題なく、普通に終わった。 だが・・・問題は、アンコールに起こった。 アリス「アンコール、ありがとー!アンコール一曲目は・・・961プロさん、315プロさんにも許可は取ってるよー!ありすちゃんも、行くよっ、『Alice or Guilty』」 ファン「「「ウォォォォー!」」」 確かに、昨日音源と振り付けのDVDを渡されて目は通したが、まさか今日やるなんて聞いてない。 フォーカス判定 [能力値]【肉体】か【技術】12 [難易度]12 [MAX値]10 [終了条件]2ラウンド経過 差分の数値 +12以上:クリティカル!!ゲージ1D6点上昇 +10:大成功!!ゲージ3点上昇 +8:華麗に成功!ゲージ2点上昇 +6:らくらく成功!ゲージ2点上昇 +4:余裕で成功!ゲージ1点上昇 +1:なんとか成功!ゲージ1点上昇 ±0:ギリギリ成功!ゲージ1点上昇 −1:ちょっと失敗!ゲージに変化なし −4:ギリギリ失敗!ゲージに変化なし −6:失敗!ゲージが1点減少 −8:大失敗!!ゲージが2点減少 −10以下、またはファンブル:ファンブル!!ゲージが−3点減少、且つ[束縛]を受ける アリスは出目が悪い場合は《かけがえなき支え》を使用して、一度だけ判定を振り直す。 《伝説の相棒》はこのシーンでは使用しない。 両方成功すると、キミは見事に歌いきる事が出来る。 いずれか片方成功だと、辛うじて付いていくことは出来る。 両方失敗だと、あー、ぶっつけ本番だったんだろうなー、とファンが暖かい目で見てくれる。 だがいずれにせよ、キミたちにそれでブーイングが飛んでくる訳ではない。 だが、曲の最中、最前列で失神するファンが続出した。 一瞬、感極まってかと思ったが、倒れたファンから、生体エナジーがアリスに向かって吸い取られていくのが見える。 シーンに登場しているPCは、堕落判定をここで行う。 アリスとプロデューサーを問い詰めようとするも、キミは撤収作業に邪魔されて、何も聞けなかった。 だが・・・この一件に、あの二人が絡んでいることは、確定した。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン8 情報収集フェイズ [アリスの正体] 8以下 [アクシデント]事務所周辺をうろつく不審者がいる、と通報されてしまう。〈社会〉15+4D6のダメージ、更にちひろさんからお小言をもらう。 9以上 半魔である。 アイドルをテレビで見て、自分もあんな風にキラキラしたいと思い、アイドルになりたいと強く願った。 実際にアイドルになったらなったで、それで満足出来ず、今はトップアイドルを目指している。 12以上 誰かから生体エナジーをもらわないと生きられない体で、プロデューサーと出会うまでは小動物から吸い取って、細々と人目から隠れて生きていた。 14以上 彼女は、黒木プロデューサーの使徒である。 ドミネーター化したプロデューサーの提案で、本当にアイドルとなって、ファンから少しずつ生体エナジーをもらうことにした。 ただ、ついうっかり貰いすぎて、倒れるファンが続出している。 [黒木Pの正体] 8以下 [アクシデント]何者かの監視が始まり、[迫害状態]となる。 以降、シーンに登場する度に【社会】目標値20の判定を行い、成功したら解除される。 9以上 元ニートで元フリーター。 ある時、自分の理想の少女とそっくりなアリスと出会い、一目惚れ。 彼女に生体エナジーを与える為に、一念発起して仕事するようになり、一時はアルバイトを3つ掛け持ちしたりしていた。 14以上 だがある日、怪人Pヘッドから白い“羽根”を受け取り、ドミネーター化。 超敏腕プロデューサーとなって、アリスを専属でプロデュースしている。 アリスを永遠のアイドルとする為、色々と企画検討中。具体的な内容は、次のシーンの情報収集で。 シンデレラプロに潜り込んだのもその一環。 シーン9 シーンプレイヤーはPC2 休憩室に、ちひろさんが血相を変えて飛び込んできた。 ちひろ「皆さん、大変です!明後日に急遽、アリスちゃんとありすちゃんがメインのライブが決まりました。場所は舞浜アンフィシアターで・・・ええっ!?しかも全国にライブビューイングで中継!?」※《資産:黄金》の効果である。 ちひろ「それに稟議もきちんと通って、書類も全部揃ってる!?」※これも《資産:黄金》の効果である。 ちひろ「チケットの販売は・・・えええっ、開始3分でソールドアウト!?ライブビューイングもほぼ満席!?」 ちひろ「・・・これ多分、全部黒木プロデューサーの仕業ですね」 情報収集 [黒木Pは何を企んでいる?] 8以下 明後日たまたま空いてた、舞浜アンフィシアターを急遽予約して、ライブの企画書完璧に仕上げて実際に突発ライブやるなんて、黒木Pって凄いなあ。 9以上 ライブ、そして中継を通じて、アリスが永遠に生き続けられるだけの、大量の生体エナジーを集めることである。 14以上 だが、そんな事をしたら、ライブを見た人間の大多数が生体エナジーを吸い尽くされ、再起不能に陥るだろう。 具体的には、クライマックスで勝利条件を満たせなかった時、《資産:支配》を使用して、見ていたファンから生体エナジーを大量に奪い取る。 もしそれをされたら、シンデレラプロは倒産、キミたちの今後も非常に危うい。 ちひろ「・・・黒木プロデューサーとアリスちゃんを止めて下さい。このままでは、シンデレラプロにとって大損害です」 ちひろ「ですが決まってしまった以上、ライブ自体は、何がなんでも成功させて下さい。ライブが無くなったら、それこそ信用問題です」 ちひろ「皆さんのスケジュールを、関係諸方に連絡して、明日リハの明後日同日ライブに変更しますね。あぁ・・・今夜からしばらく徹夜です・・・」 【SA:緊急ライブを成功させる】 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックスフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1 ライブ当日。ようやく、アリスを掴まえることが出来た。 アリス「えっ、ファンの人から生体エナジーもらっちゃ、いけないの?」 アリス「みんなだって、ファンの人からプレゼントもらってるよね?それとどう違うの?」 黒木P「ファンは、アイドルにファンレターやプレゼントを贈る。それらから、アイドルは元気ややる気、勇気を貰える。直接元気をもらってはいけない理由を、お聞かせ下さい」 黒木P「私のアリスの邪魔は、させません。彼女がトップアイドルに、日高舞のような永遠のアイドルに近付く為には、このライブは絶対成功させなければならないんです」 黒木P「出番がもうすぐです、アリス。ここは、私に任せて下さい。・・・行ってらっしゃい、私の、アリス」 アリス「うん、Pさん、頑張ってくるね!」 ぱぁん、とハイタッチ。《資産:帰還門》を使用し、アリスはこのシーンからは退場。 黒木P「先ほども、申し上げましたが・・・アリスの邪魔は、させません。私の、プロデューサー生命を賭けて」 黒木Pの胸の中心に白い“羽根”が現れ、強く輝く。 シーン2 ステージが2つ用意され、ありすとアリスのライブバトルが始まる。 ライブバトルの内容は実にシンプルだ。 『どちらがより多くファンを魅了出来るか』この一言に尽きる。 黒木Pと戦闘、及びフォーカス判定『ライブを成功させる』 クライマックスの勝利条件は、3ラウンド内に黒木Pを撃破し、尚且つPCフォーカス判定を達成すること。 ボスの勝利条件は、3ラウンド生存し、尚且つドミネーターフォーカス判定を成功させることである。 双方とも達成出来なかった場合、黒木Pとアリスは《資産:帰還門》を使用して、この場から逃げ去る。 尚、アリスは攻撃せず、ドミネーターフォーカス判定に参加する。 アリスへの攻撃は全て黒木Pが《防衛役》でカバーリングする。 アリスは罪を1点まだ所持しているので、任意のタイミングで、判定の達成値+3D6の用途で使用する。 また、《伝説の相棒》の使用回数が2回残っているので、任意に使用する。 PCフォーカス判定 [能力値]【加護】まずは『お願い!シンデレラ』から始まらなきゃ。 [難易度]14 [MAX値]20 [終了条件]3ラウンド経過(ライブ本編が終わるまでである) FS値イベント 5: 曲目がダンサブルな曲メインに変更。以降の判定は【肉体】か【技術】に変更する。 ヘレン「さあ、踊り狂いなさい。今から、この会場、全てが・・・世界レベルよ」 観客席も暖まってきた。さあ、ここからはダンスタイムだ! 尚、バックダンサーのリーダーはヘレンである。 10: バラードタイム。以降の判定を【感情】か【加護】に変更する。 文香「青い輝きで、照らして下さい。私たちが、往く道を。」 観客席で揺れるサイリウムが、まるで光の海のよう。 15: ライブはクライマックスに差し掛かり、ボルテージは最高潮! 以降の判定の達成値に+2、且つ判定能力値は、任意のもので行う。 夏樹「みんな、盛り上がってるな!行くぜ、だりー!」 李衣菜「うん、なつきち!エアじゃなくて、なつきちとのダブルギター、初披露だよ!」 ライラ「ライラさんもドラムでお手伝いしますですよー」 ドミネーターフォーカス判定 [能力値]【感情】※FS値によって変更せず固定 [難易度]14 [MAX値]15 [終了条件]3ラウンド経過(ライブ本編が終わるまでである) 差分の数値 +12以上:クリティカル!!ゲージ1D6点上昇 +10:大成功!!ゲージ3点上昇 +8:華麗に成功!ゲージ2点上昇 +6:らくらく成功!ゲージ2点上昇 +4:余裕で成功!ゲージ1点上昇 +1:なんとか成功!ゲージ1点上昇 ±0:ギリギリ成功!ゲージ1点上昇 −1:ちょっと失敗!ゲージに変化なし −4:ギリギリ失敗!ゲージに変化なし −6:失敗!ゲージが1点減少 −8:大失敗!!ゲージが2点減少 −10以下、またはファンブル:ファンブル!!ゲージが−3点減少、且つ[束縛]を受ける ドミネーター:黒木プロデューサー ブラッド:ダークカルテル ルーツ:幹部 大罪:輝きのプロデューサー 【大罪エゴ:【輝きの向こう側を見る】ため生きている】 【エゴ:私のアリスを永遠のアイドルにする】 データとしては、三人用のボスとして作成している。  【FP】204 【肉体】4/2【技術】14/7【感情】16/8【加護】4/2【社会】16/8 【白兵】10【射撃】10【回避】4【行動】16 アーマー値 【肉体】2/10【技術】7/15【感情】8/16【加護】2/10【社会】8/16 武器:プロデューサーのたしなみ:サイリウム(エレクトロウィップ相当品) 命中0、ダメージ【技術】+3(25、幹部の装束による修正適用済)+1D6、1点でもダメージを与えた対象に[放心]を与える 防具:幹部の装束 アーマー値【社会B】(8)、アーツによるダメージ+【社会B】(8) アーツ ◆《幹部のオーラ》LV1 命中判定とドッジを【社会】で行える、1ラウンドLV回 《ブラックプロジェクト》 達成値+3D6、5回 《卑劣!迫る悪の罠》 メジャー、白兵か射撃、対象:単体、射程:武器、ダメージ+【技術B】(7)、1点でもダメージを与えた対象に[狼狽]を与える 《我らが組織のために!》LV3 マイナー、命中判定+3、ダメージ+【感情B】(8) 《防衛役》 カバーリング 《守り破り》 ムーブ、ガード値−10 ※範囲化特技は強くなりすぎるので持たせちゃダメ 大罪アーツ 《せめて名刺だけでも》 ドミニオンアーツ 《世界律:恩恵》LV1 使徒にドミニオンアーツを使用させる 《世界律:神速》LV3 即座にメインプロセス、※基本的にフォーカス判定で使用する 《世界律:絶望》LV2 アーマー、ガード値無効、ダメージ+30 《世界律:超越》LV2 達成値+20 《世界律:不変》LV1 【FP】5点消費し、バッドステータス解除。[重圧]でも使用可 《世界律:崩壊》LV1 攻撃の対象を射程:シーン、対象:シーンに拡大 《資産:黄金》 LV2 社会的な願いを1つ叶える 《資産:帰還門》LV2 対象をシーン内の任意の場所に移動させる 《資産:支配》 LV2 NPCの記憶や人格を任意に操作する。射程:シーン、対象:シーン、解除条件はGMの任意 《資産:忘却》 LV1 対象の記憶を操作する、または偽の記憶を植え付ける ※ドミニオンアーツの合計LVは17となる。 毎ラウンド、最初のイニシアチブには《世界律:神速》を使用し、ドミネーターフォーカス判定を行う。 攻撃 サイリウム乱舞 《守り破り》+《我らが組織のために!》+《卑劣!迫る悪の罠》 ダメージ40+1D6、ガード値−10 最初のラウンドの通常の行動の一手目は、PCに攻撃を行う。 この攻撃には《世界律:超越》と《世界律:絶望》、《世界律:崩壊》を使用する。 2ラウンド目は《世界律:超越》と《世界律:絶望》を使用して攻撃する。 3ラウンド目は何も使わず攻撃する。 アリス 半魔であり、プロデューサーの使徒である。 サポーター/スピリット(夢蝕み)/レジェンド(アイドル) 人間性59 初期【FP】41 種別:精霊/人間 【絆:黒木プロデューサー 関係:信頼】 【エゴ:トップアイドルになる】 【肉体】4/2【技術】4/2【感情】8/4【加護】6/3【社会】5/2 【白兵】6【射撃】7【回避】4【行動】12 アーマー値 【肉体】2/3【技術】2/3【感情】4/5【加護】3/4【社会】2/3 武器:なし 防具:ステージコスチューム 【FP】最大値+【社会】(5)※修正済 アーツ ◆《魔獣化》 ◆《アレナ展開》 ◆《サポートフォーム》 イニシアチブで《魔獣化》 《絆の救済者》 真の死の回避 《ワンモアチャンス》 判定振り直し、1ラウンド1回 《状態復元》メジャー、自動成功、【FP】12+1D6点回復及びバッドステータス1つ解除 ◆《魅惑の華》 メジャー、判定値:【感情】 《精気吸い》 マイナー ◆《伝説の偶像》  《かけがえなき支え》LV1 判定直後、判定振り直し、1ラウンド1回 《伝説の相棒》LV1 判定直後、対象の達成値+2、自身に使った場合+3、1シナリオ3回 ※上記2つの特技はセット。 《不屈の舞台度胸》LV1 バッドステータス、または強制移動を打ち消す、1ラウンド1回 黒木Pを倒し、PCフォーカス判定を達成すると、がっくりと膝を落とした黒木Pの体から、白い“羽根”が出てくる。 キミたちがそれを回収すると同時に、ライブ本編が終了する。 だが、もう会場は、アンコールの嵐だ。 袖で待機して、ずっと見守っていたちひろさん「ご来場の皆さん、アンコール、ありがとうございます♪」 P達「「「ウォォォォ!ちひろさぁーん!!!」」」 ちひろ「ここにいる皆さんに、最新情報を、ちょっとだけ先に、教えちゃいますね♪」 スクリーンに、本来ならまだ公表出来ない筈の、最新情報が映し出される。 ちひろ「とりあえず、これで時間稼ぎは出来ました。皆さん、息を整えて、アンコールの準備をして下さい。黒木プロデューサーは、こちらで身柄を確保しておきます」 アリス「ちひろ、さん・・・Pさんをどうするの!?」 ちひろ「・・・今はまだ、悪いようにはしません。アリスちゃん、あなたもまだ、シンデレラプロのアイドルです。すぐに、アンコールの準備を」 アリス「え・・・あ、うん!」 アンコールも無事終わり、ライブ自体は成功の内に、幕を下ろした。 エンディング シーン1 シーンプレイヤーは全員 黒木Pは土下座しながら「申し訳ありませんでした・・・このお詫びは、どうしたらいいでしょうか」 アリスもその横で、項垂れている。 ちひろ「そうですね・・・わたしは寛大ですから、3回までは許しますね?」 ちひろ「まず、シンデレラプロに勝手に入り込み、勝手にプロデューサーに成り済ました件。 それに、シンデレラプロに関する、ライブで倒れる人が続出しているという、悪い噂・・・ファンから生体エネルギーを吸い取っていたから、噂ではなく事実だったんですが。 そして・・・今回の緊急大型ライブ。あんまりにも急すぎて、関係諸方に告知するの大変だったんですからね? ・・・これで、3つ。」 黒木P「はい・・・」 観念したように、天を仰ぐ。 ちひろ「ですが、たった一週間で、半魔の能力を活用したとは言え、そっちのアリスちゃんをBランクアイドルまで連れて行った手腕は、わたしは認めています。それに結果論とは言え、ライブの収益はわたしの想像以上で、ホクホクでした♪」 ちひろ「そしてアリスちゃんのアイドルとしての素質も、そのまま追い出すにはあまりにも惜しい。だから、マイナス3とプラス3で相殺ですね。・・・どうですか?二人とも、正式にこの事務所で働いてみませんか?」 黒木P「そんな事で、いいんですか!?」 アリス「わたしもいいの!?」 ちひろ「勿論です。シンデレラプロとわたしの為に、働いて下さいね?」 黒木P「勿論です、精一杯頑張らせていただきます!」 アリス「やったー!まだわたし、アイドル出来るんだね!」 黒木P「良かったなあ、アリス・・・。二人で、目指せ」 アリス「トップアイドル!」 天使!女神!ちひろ様バンザイ! シーン2 シーンプレイヤーはPC4 長沢の立ち会いの下、黒木と会話 長沢「何か、覚えていることがあったら、何でも言ってみてくれ」 黒木P「えーと、確か・・・そうだ!頭がPになっている男に、“白い羽根”をもらったんです」 黒木P「そうしたら、アリスをシンデレラプロに潜り込ませたり、出演依頼を無理やり通したり出来るようになったんです。後は、ご存知の通りです」 長沢「やはり、Pヘッドの仕業だったか・・・」 黒木P「これが、その時貰った名刺です」 黒木の差し出したPヘッドの名刺は、まるで、自分に対する挑戦状のように見えた。 シーン3 シーンプレイヤーはPC3 ちひろ「お疲れさまでした。とりあえず、スタドリどうぞ♪」PC3の目の前に、スタハやマイスタなどではない、スタミナドリンクを置く。 ちひろ「この件も、無事解決して良かったですね。結果としてライブも大成功だったし、新しいアイドルに、有能なプロデューサーも入社してくれて、正に万々歳とは、このことです♪」 ちひろ「これからもまた、何かしらお願いすることがあるかも知れませんけど、その時は、よろしくお願いしますね?」 そうは言うものの、ちひろさんのお願いを断れる者が、事務所にいるのだろうか?いや、いない。 シーン4 シーンプレイヤーはPC2 文香、ありすと一緒にショッピング 文香「一時は、どうなることかと思いましたが・・・収まるところに収まったようで、一安心です。やはり、PC2さんにお願いして・・・正解、でした」 文香「・・・さて、どうでしょう?女は、すべからくして、魔性の者。そうかも知れませんし、そうでないかも知れません」 同じ女性であるキミですら、ドキリとさせられる蠱惑的な笑みを浮かべる文香。 文香「さて、そろそろ・・・。ありすちゃんが、首を長くして待っていますし。ありすちゃんがキリンになる前に、行きましょうか」 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 休憩所で、アリスに掴まる。 アリスは開口一番、頭を下げながら アリス「ありすの居場所に、割り込んでごめんなさい」 アリス「もし、イヤじゃなかったら・・・改めて、わたしの、お友達になってくれる?」 アリス「わーいわーい!初めて、お友達が出来たー!」 アリス「ねぇねぇありす、早速一緒にお出掛けしよっ!」 同じ名前でありながら、性格はまるで違う。でも、何故か心地好い。 そんな事を考えながら、アリスに手を引っ張られるキミだった。 なまさんの元ツイート引用 で、PC1がある日事務所に行くと、みんなが「タチバナ氏」とか「橘さん」とか「ダディアーナザァン」とか呼んできて誰も「ありす」と呼ばない。不思議に思ってるところに、もうひとり、金髪碧眼でどことなく自分に似た少女「アリス」が現れる……という。アレ。 昨日までは確かにいなかったはずなのに、ずっと事務所にいたことになっているアリスをアリスと呼ぶために、橘ありすは橘さんと呼ばれることが決まってしまっている、そんな状況にある日突然放り込まれるPC1、というお話。まあタイトルは『In Fact 鏡の国のアリス』とかよね。 〜引用ここまで なまさんのツイートを読んで、メガテニストの我輩はここに真・女神転生のアリスを混ぜました。 なまさんに確認取って、このプロットを戴き、基本ルールブックすらない状態で早速シナリオ作成に着手。 デレマスBBT3冊は持ってるけど。 プロデューサーの名前の黒木緋彩(くろき・ひいろ)は、赤おじさんと黒おじさんから取って、黒き緋色をもじったものです。 黒井だと、961プロ社長の縁者っぽくなっちゃうので避けました。話がこんがらがる。 んで、ありすは基本的には素直になれない子なので、アリスは逆にものすごく素直な子にして、且つプロデューサーにべったり(プロデューサーからも、だが)にしてみました。そういう形で、ありすとアリスのスタンスを鏡写しの形にして、タイトルに寄せてみました。 ですが、基本ルールブックすらない状態でシナリオ作るのは、非常に骨が折れました。さすがに後で買います。 シナリオ作成及びデータ作成に協力してくれたNEMOさんに、最大級の感謝を。 NEMOさんいなかったらそもそも完成してないし。