今回予告 主曰く、『復讐するは我にあり』。 復讐は神のもの、人は自分で復讐してはならない、と説かれている。 だが。 この身を焦がす怨讐の炎よ。 行き場のない憎悪よ。 復讐心の果てを、何とする。 ゆるせない、ユルセナイ、許せない、赦せない! ならば……復讐するは、我にあり。 神の名の下に下すこの報復は、正義。 ……本当に? エンゼルギア天使大戦TRPG 大罪篇 第三話 『V.A.R』-Vengeance,Avenge or Revenge?- septem peccata mortalia/ira 汝、己の罪と向き合わん。 (セプテム・ペッカータ・モルターリア/イラ) ハンドアウト PC1:ギアドライバー/ナビ:セラピア 先日、対反救世主神罰執行部隊アンチ・メサイア・パニッシャーズ、通称AMPのメンバーが引き起こした男女間の対立が色濃く残り、夏期特別クラスの雰囲気は良くない。 瑞穂中の教師だけでなく、基地内でも問題に上がる程だ。 そんな折、転校生の一人である瀬戸杏が、キミに話し掛けてくる。 対立に加わっていない彼女も、この状況を憂いているようだが、発言の真意はいったい…… シナリオダーザイン【瀬戸杏からの興味】 PC2:ギアドライバー/ナビ:紀央 キミは紀央の『時間切れ』から彼女を救った、紀央にとって命の恩人、いやそれ以上の存在だ。 ある日紀央が、何度占っても、セラピアの身辺に何やら危険が迫っている結果になる、と言う。 しかも、以前の諍いが再燃する、というではないか。 キミの脳裏に不安が過ぎる。 紀央の言う通り、勿論用心はするが……いざその時、自分達は間に合うのだろうか。 いや、間に合うか、ではない。必ず間に合わせる。 これ以上、仲間を失いたくないから。 シナリオダーザイン【司鏡紀央からの不安】 PC3:オフィーツィア キミはヴィヴリオから、AMPの調査及び対応を任されている。 AMPの構成員が、七つの大罪の悪魔の名を洗礼名とし、それに対応した能力を持つこと、そして夏期特別クラスを標的にしていることまでは判明したが、その他はいくら調べても情報が出て来ない。 その為に、対応も後手後手だ。 さりとて、何もかもを、誰彼構わず疑ってかかる訳にもいかない。 軍人であり教師でもあるキミにとっては、非常に頭の痛い案件だが……やるしかないのだ。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC4:ソルジャー キミはギアドライバー達の護衛を兼ねて、瑞穂中の警備任務に従事している。 最近、またしても夏期特別クラスの様子がおかしい。 よくもまあ、次から次へとトラブルが起きるものだ。いかん、失言失言。 それはともかくとして、キミは安部瑠璃ことベリアルの協力の下、調査に乗り出した。 シナリオダーザイン【自己からの使命感】 ※ 注意書き ※ シナリオタイトルは『ブイ・エー・アール ヴェンジャンス、アベンジ・オア・リベンジ?』と読む。 本シナリオは、佐世保くんが今回のボスによって洗脳され、セラピアに向かって銃を向けるシナリオである。 佐世保くんへの仕打ちがあんまりだ、と思う人は回れ右して、参加を取り止めること。 参加しない自由もある。自由とはそういうものだ。 尚、作者は佐世保くんが嫌いだったり恨みがある訳ではない。 作者が桂が好き過ぎる為、桂のエピソードに絡む=辛い目に合ってしまう、それだけである。 また、AMPの面々について、今回の首謀者以外については、調べても何一つ情報が出て来ない。 複数話キャンペーンとして遊ぶ為に必要な処置なので、その辺はご容赦いただきたい。