前書き 本シナリオは、PC1のことが好きで好きでたまらない、一人の完全機械化兵に振り回されるシナリオです。 彼女は基本的に、人の話を聞きません。 と言うより、恋は盲目、とばかりに、彼女はアドバイスとかを求めてくるくせに、忠告とかを全然聞いてくれません。 そういうヒロインに忌避感がある人は、回れ右するように。 今回予告 恋。 それは人を狂わせ、惑わせ、時に命すら投げ打たせる。 では、『人と同じカタチをしたモノ』が恋をしたとき、いったいどのような反応をし、行動を取るのか。 実験は人知れず開始される。 被験体の名は、第9世代型完全機械化兵の一体、アルル9−0。 彼女はPC1に恋するよう、記憶を睡眠学習にて植え付けられた。 キミは彼女を受け入れるのか否か。 そして、真実を知り、彼女に対してどう接するのか。 ――実に、興味深い。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『戀』-Love me,(Because I love you)- 彼女の運命は、キミに委ねられた。 ハンドアウト PC1:ソルジャー ※性別は、基本的には男性を想定している。 キミは完全機械化兵のアルル9−0に懐かれている……というには、彼女の好意は重い。 毎日のように、キミに好意をぶつけてくる。 さて、どうしたものか。 シナリオダーザイン【アルル9−0からの好意】 ※シナリオ開始時点では、まだOKしていないものとする。 何故って、シナリオの大前提が崩れるからね。仕方ないね。 PC2:ギアドライバー/ナビ:トゥアレタ トゥアレタがアルル9−0の恋の行方を、見守りたいと言う。 誰かを想い、好意を抱いているのを、自分と重ね合わせて、親近感が湧いたらしい。 トゥアレタの想い人も気にはなるが……ひとまずそれは置いといて、自分もアルルの事を見守ろう。 シナリオダーザイン【トゥアレタ・クレーリオンからの好意】 PC3:ウィザード キミはヴィヴリオから、完全機械化兵アルル9−0の観察を命じられた。 アルル9−0は使用された部品の大半が受肉しており、天使化の危険性を孕む個体である。 だがヴィヴリオは、部品交換を行わずに、ギリギリまで運用するよう命じてきた。 彼女の思惑はいったい。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの有為】 ※ヴィヴリオは兵器開発局の思惑をある程度知っている。 PC4:ギアドライバー/ナビ:桂(T―X) キミの無二の相棒であるT−X……いや、遠山桂と呼ぶべきか。 第10世代型完全機械化兵T−Xとして帰って来た彼女は、紆余曲折を経て『遠山桂』としての記憶を取り戻し、キミの傍らにいる。 その桂が、アルルの様子にあまりいい顔をしない。 どうも桂には、アルルがこの先どうなるか、おおよそ見当がついているようだ。 桂はまだ教えてくれないが、多分ろくでもないことが起きるのだろう。 ならば、何が起きてもいいよう、備えておかなければ。 シナリオダーザイン【遠山桂からの純愛】 ヒロイン アルル9−0(ノイン・ヌル) 感情豊かな完全機械化兵。 PC1が大好きで、何度も告白している。 代償として、パーツの大部分が受肉している。 受肉のせいで、同型機に比べ性能が2〜3割増。 彼女のPC1への好意は、兵器開発局の手で、睡眠学習によって『植え付けられたもの』である。 この事実は、PLは知っているが、PCは知らない、という前提で遊ぶこと。