今回予告 キミは、神と契約し、救世主となった。 キミ達をずっと苦しめていた天使は消滅した。 だが、世界は変わらなかった。 戦う相手が、天使から人になっただけだ。 ヤシマ陸軍大将、維馬篭代胤は、全世界に対し宣戦布告を行った。 天使を倒したヤシマが、世界を統べる、と。 維馬篭は天使核兵器を用い、全世界に電撃的に攻撃を仕掛けた。 それから数年が過ぎた。 ヤシマはかつての合衆国同様、全世界の大半を植民地とした。 ヤシマに歯向かう者は全て皆殺し、という、合衆国と何ら変わらない統治を敷いて。 そしてヤシマに対するレジスタンスとなったキミ達は蜂起し、かつての仲間達に刃を向ける。 征夷大将軍、維馬篭代胤を打倒する為に。 シュネルギアはもう無い。 あるのは、キミの中にある、『救世主』の力、そしてただ一人、キミの傍らにいるクベルタ10−9。 ……そして、キミは決意する。 悪魔と、手を結ぶことを。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『Apotheosis 〜終曲』 人は何故、同じ過ちを繰り返すのか。 ハンドアウト PC1:(元)ギアドライバー/ナビ:クベルタ ※クラス:ギアドライバー キミは合衆国に勝利して神と契約し、『救世主』となった者だ。 だが、維馬篭に陥れられ、反逆者として追われる身となった。 数年の雌伏の時を経て、キミ達はレジスタンスとして蜂起した。 世界に恐怖政治を敷く維馬篭を討ち、世界を再び解放する為に。 キミはレジスタンスの旗頭として、この作戦を必ず成功させなければならない。 シナリオダーザイン【世界からの願い】 ※PCの設定等について キミはクベルタとループを経験して、クベルタがこれまでどれだけ頑張って来たかを知っている。 そして、遂にクベルタと共にループを乗り越えた。 PC1はヴィークル(シュネルギア)による修正は得られないが、ナビゲーター修正は通常通り得られる。 これは本シナリオのみの特別ルールである。 オーギュメントについては、長くなる為ハンドアウトの最後に記述する。 PC2:ソルジャー キミは、天使大戦でシュネルギア部隊の護衛を務めた機械化兵だ。 戦争の間、ギアドライバー達を守り抜いた事で、ヴィヴリオからの信頼も非常に厚い。 キミは今やレジスタンスのリーダーとなったヴィヴリオから、悪逆非道の限りを尽くす維馬篭を討つことを命じられる。 世界をヤシマの支配から解放出来るかどうかは、キミ達次第だ。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC3:オフィーツィア 天使大戦終結後、羽村総司は維馬篭の手によって裏切り者として始末された。 彼の死の間際、キミは1本のメモリを託された。 維馬篭代胤に反旗を翻す、その時に使って欲しいと。 どうやら、その時が来たようだ。 シナリオダーザイン【羽村総司からの遺志】 ※PCの設定等について キミは羽村と非常に親しかった。 大学の同級生、友人、恋人など、設定に関しては一任する。 尚、羽村は死亡している。 PC4:ホムンクルス キミにはもう、時間がない。 ヤシマ陸軍に瑞穂基地が接収された為に、まともにメンテナンスを受けられなくなってから数年。 キミの機械仕掛けの身体は、もう限界だ。 恐らく、これが最後の任務になるだろう。 思い残すことは何もない。……本当に? シナリオダーザイン【自己からの後悔】 ※PCの設定等について キミは本シナリオの終了時、死亡する。 ただし死亡ゲージのチェックは、通常通り行える。 更に、キミはPCかNPC(羽村総司とニナ・ホルツマンは不可)の誰かに好意を抱いているが、それを当人にまだ伝えていない。 好意を抱いているキャラをプリプレイで決めておくこと。 また、当人に好意を伝えるかどうか、伝えるならいつ伝えるかは、PLに一任する。 申し出が特にない場合は、エンディングフェイズとする。 本シナリオの戦闘は、対人戦闘のみとなる。 特技、装備などによる何らかの攻撃手段を、必ず取得しておくこと。 尚、ヴィークルを所持していても使用出来ない。 従ってヴィークルによる能力値の修正も受けられないことに注意。 また、ヴィークル搭乗時に効果を発揮する特技も同様に使用出来ない。 ※PC1のオーギュメント等について PC1は通常取得出来るオーギュメント以外に、オーギュメント《ゴエティア》を取得している。 ※《ウリエル》《ゴエティア》を含めて、オーギュメントを4つ所持する形になる。 オーギュメント:ゴエティア タイミング:セットアッププロセス 技能:さまざま 修正値:さまざま 難易度:さまざま 対象:さまざま 射程:さまざま アガペー:なし あなたに忠誠を誓う堕天使を、地獄より召喚するオーギュメント。 あなたはこのオーギュメント1つを、災厄(一部除く)を含む権能1つ分として使用出来る。 この際、権能のシナリオ回数制限は無視すること。 複数回使用する場合は、使用回数分《ゴエティア》を使用する必要がある。 また、タイミングの重複するオーギュメントと権能は、同時に使用出来る。 このオーギュメントを1回でも使用した場合、あなたはクライマックス終了後、『救世主』ではなくなる。 上記の例を挙げると、 ・《疾風怒濤》を2回使用したい場合は、《ゴエティア》を2回使用する必要がある。 ・《ケテル》と《ゴエティア》→《奇跡》は同時に使用出来る。 本シナリオは、PC作成時に経験点100〜200点程度を想定している。 ※ナビゲーター達の行方 クベルタはPC1の傍にいる。 セラピアは天使大戦終結後、いつの間にか姿を消した。 トゥアレタはヤシマ陸軍の捕虜となった。 凍、伊音、紀央はヤシマ陸軍に戻った。 メイリィは行方不明である。 雛子は伯父である維馬篭の保護下にある。 桂とそのパートナーはレジスタンスに協力することを拒否し、二人で逃亡した。駆け落ち、とも言う。