■今回予告 キミは駄菓子屋で、ステラという少女と出会った。 彼女は再会を約束し……すぐにその約束は果たされる。 キミへの好意を隠そうとしないステラに、翻弄されるキミ。 時同じくして、メルキセデク・ジャパンのマッドサイエンティスト、来海操が池袋に潜入する。 彼女の目的は、池袋にある“羽根”を回収すること。 ……だが、操の目的は、それだけではなかった。 儚く煌めく星達の中、ステラは呟く。 「……一緒に、逃げてくれない、かな」 答えを出す前に、彼女はキミの前を去る。 流れていく時間に、答えが追いつかなくても。 僕たちの、answerを掴もう。 ビーストバインドトリニティ 『ホシクズメイロ -Lost in Star Dustz-』 心焦がすは魔の渇望(エゴ)、心つなぐは人の絆。 ■ハンドアウト PC1: 絆:ステラ・カンディート 関係:好意 コンストラクション:スタイルクラスはアタッカー固定、ブラッド/ルーツは任意 カヴァー:月影高校生徒 キミはステラと駄菓子屋で知り合い、彼女から好意を寄せられる。 ちょっと不思議な子だが、悪い子ではなさそうだ。 しかも彼女は、キミと同じクラスに転校してくる。 これを運命と呼ばずして何と呼ぼうか。 【SA:ステラと仲良くなる】 PC2: 絆:来海操 関係:仇敵 コンストラクション:任意 カヴァー:任意 キミは、積年の仇敵であるメルキセデク・ジャパンの科学者、来海操が池袋に現れるという情報を得た。 彼女を追って池袋に来たが、直前で見失ってしまう。 だが、あの女が目的を果たさずに、池袋から離れることは絶対にあり得ない。 キミは操を見つけ出すべく、池袋で捜索を開始した。 【SA:来海操の足取りを掴む】 ※オープニングにて負けロールが求められる立ち位置である。そのことを踏まえておいて欲しい。 PC3: 絆:駄菓子屋のウメコばあちゃん 関係:親愛 コンストラクション:任意 カヴァー:任意 キミは駄菓子屋の常連で、店主のおばあちゃんとも仲が良い。 おばあちゃん曰く、最近若い女の子が常連になってくれて、雰囲気が華やぐから嬉しい、と言われる。 だが、良くない噂を聞いた。 MMMの工作員が、池袋に潜伏しているというのだ。 駄菓子屋の、いや池袋の平和はキミにかかっている。 【SA:池袋の平和を守る】 PC4: 絆:長沢遼 関係:信頼 コンストラクション:任意 カヴァー:月影高校生徒 キミはPC1の友人で月影高校に通う生徒であり、そして警視庁死霊課の一員でもある。 キミは上司である長沢遼から特殊部隊MMMの工作員が池袋に潜入しているとの情報を聞かされ、捜査を命じられた。 【SA:MMM工作員に対処する】 ■本シナリオオリジナルのNPC ステラ・カンディート 本シナリオのヒロインの少女。半魔である。 ブラッド/ルーツについてはシナリオ内で開示される。 “パペッティア”来海操(くるみ・みさお) メルキセデク・ジャパンの科学者。実験の成果を得る為には手段を選ばない、マッドサイエンティスト。 彼女の主な研究は、“羽根”の研究である。 ウメコばあちゃん 月影高校の近くにある駄菓子屋の店主。ノウンマンである。 客層は老若男女問わず、憩いの場として機能している。 ■コンストラクションについて ▼推奨人数 PL3〜4人 ▼レベル 初期作成〜経験点15点程度。 PLの要望で決める。大罪の導入も同様。 ▼ブラッド/ルーツ GF誌のみの掲載のクラスは使用不可。それ以外はすべて可とする。 ▼PC間絆: PC1→PC2→PC3→PC4→PC1の順で取得する。 次のPC番号のキャラから、絆を取得する形になる。 関係は任意だが、なるべく友好的なものを取得すると、セッションが円滑に進むだろう。 ■シナリオ背景 PC1の知り合った少女ステラは、MMMの手引きをする為に来海操に送り込まれた工作員であり、彼女に作られた魔物だった。 PC1に一目惚れしたステラは、束の間の“普通の日常”と“普通の女の子”を味わう。 だが、それを許されない恋だった。 操はステラに洗脳を施し、ステラはキミ達の前に敵として立ちはだかる。 ステラ及び操を撃破し、ステラを死亡させるか救出することで、本シナリオは終了する。 ■シナリオ本文 ●オープニングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC2 来海操を追跡するが、取り逃すシーン。 キミはメルキセデク・ジャパン所属の科学者、来海操が池袋に来る、との情報を得て、彼女を追ってカーチェイスを繰り広げている。 ※PCが乗り物を常備化していなくても、レンタカーとかで追跡しているものとする。 操「貴方もしつこいわね。他にやる事はないのかしら」 操「私にはやらなければならないことが沢山あるの。貴方如き有象無象に関わっている暇は無いわ」 だが、キミの放った攻撃が車に命中する。 運転手「後輪左がバーストしました!このままでは追い付かれます!」 操「……仕方ないわね。あれを試す時が来たわ。衝撃に備えるように」 操は《資産:帰還門》を宣言。 車がまるで、溶けるように姿を消し、見失ってしまった。 だが、あの女が目的を果たさずに、池袋から離れることは絶対にあり得ない。 キミは操を見つけ出すべく、池袋で捜索を開始した。 【SA:来海操の足取りを掴む】 シーン2 シーンプレイヤーはPC4 遼から命令を受けるシーン。 キミは警視庁死霊課の課長である、長沢遼に呼び出された。 遼「来海操が池袋に潜入したらしい、との情報がPC2から入った」 遼「メルキセデク・ジャパンの来海操が直接乗り込んで来たということは、大方、MMMを使って何かを目論んでる筈だ」 遼「……まあ、どうせロクな事じゃないだろうが……」 遼「PC1にも協力を要請する。お前も、気心の知れた相手と組んだ方がやりやすいだろう?」 遼「誰彼構わず疑ってかかるのはやり過ぎだが……誰か不審な人物を見かけたら、逐次報告を頼む。こっちでも調査はする」 遼「では、よろしく頼んだぞ」 【SA:MMM工作員に対処する】 シーン4 シーンプレイヤーはPC3 駄菓子屋のおばあちゃんと会話するシーン。 今日もキミは駄菓子屋に遊びに来ている。 おばあちゃん「いらっしゃい、PC3ちゃん。ラムネ冷えてるよ」 おばあちゃん「みんなが来てくれるから、うちみたいな小さな店がやってけるからねえ。有難い事だねえ」 おばあちゃん「それに最近、めんこい子が常連さんになってくれてねえ。その子がいるだけで、雰囲気が華やぐんだよ。……アタシもあのくらいの頃はモテたもんだよ」 おばあちゃん「ただねえ……最近、ちょっと悪い噂も耳にしてるんだよねえ。MMMの工作員が、池袋内に潜伏してる、って」 おばあちゃん「あんまり余所様のことを悪し様に言うのは何だけど、どうしたって相容れない人達、ってのはいるからねえ」 おばあちゃん「PC3ちゃんも気を付けなさいねえ、仕事柄、危険な目にあうことも多いだろ」 おばあちゃん「……お客さんが減っちゃうのは、寂しいからねえ」 【SA:池袋の平和を守る】 シーン5 シーンプレイヤーはPC1 ステラと邂逅するシーン。 キミが馴染みの駄菓子屋に行くと、見かけない少女がいて、何かを探していた。 ステラ「金平糖、どこだろ……」 キミは、金平糖の置いてある棚がちょうど目に入った。 ステラ「……ありがとう」 ステラ「おばあちゃん、これふたつ下さい」 おばあちゃん「はいよ、ふたつで200万円ね」 ステラ「えっ……そんなに、持ってない……」顔を真っ青にする。 おばあちゃん「はは、冗談だよ。200円ね」 ステラ「……はい、これ」 ステラはキミに、金平糖を手渡して ステラ「また、会えるかな……?」 【SA:ステラと仲良くなる】 ●ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、PC4自動登場。 PC2・PC3の登場は任意だが、場所が月影高校であることに注意。 ステラが月影高校に転校してくるシーン。 PC1とPC4のクラスに転校してくるステラ。 教師「転校生を紹介するぞー」 ステラ「……ステラ・カンディートです。よろしく、お願いします」 同級生ズ「「ウォォ、美少女キター!!!」」 ステラ「……PC1、くん。また、会えたね」 同級生1「畜生、なんでPC1ばっかりモテるんだ!俺にもちょっとぐらい夢を見させてくれ!」 同級生2「だからお前がモテない、って理由が詰まった発言だなァおい」 教師「ほら静かにしろー。カンディートさんの席は、顔見知りっぽいからPC1の隣の方でいいな」 ステラ「……PC1くん、よろしくね」 ステラ「……ねえ、今週末。流れ星がたくさん見られるんだって。一緒に、見に行かない?」 早速デートのお誘いである。 同級生1「クソッ、この憎しみで世界を滅ぼせたら!」 同級生2「そういうのいいから涙拭けよ。このご時世シャレになんねえ」 同級生1「……あーあ、お前が女だったらなあ」 同級生2「アホか」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤーはPC3、全員登場 MMM部隊が来海操の支援をする為、池袋に現れる。 戦闘シーン。 “レディ・マリオネット”野白久里子「“パペッティア”……私を使い走りにするとはいい度胸だ」 久里子「私は魔物を殺せるならそれで良いが」 久里子「被害を出したくない。抵抗せず死んでくれ」 戦闘発生。 勝利条件はエネミーの全滅。 敗北条件はPCの全滅。 “レディ・マリオネット”を1体、MMMを(PC人数−1)体を登場させる。 “レディ・マリオネット”は単独、MMMはすべて同一のエンゲージに配置する。 本シナリオに登場するMMMは、すべて《防衛役》を追加する。 “レディ・マリオネット”野白久里子 種別:人間/機械 レベル:5 肉体:8/4(A値7) 技術:10/5(A値8) 感情:6/3(A値6) 加護:3/1(A値4) 社会:4/2(A値5) 白兵値:10 射撃値:6 回避値:5 行動値:7 FP:42 アーマー値:3 ガード値:8 白兵ダメージ:単体/至近/〈技術〉14+1D6 《高速戦闘》:マイナー、マイナーアクションを2回行う 《範囲攻撃》:マイナー、攻撃を「対象:範囲」に変更する 《パワーチャージ》:マイナー、ダメージ+5 《貫通撃》2:判定直前、防御側のガード値を0として扱う。1シナリオLv回 MMM 種別:人間/機械 レベル:3(クラード) 肉体:8/4(A値8) 技術:6/3(A値7) 感情:3/1(A値5) 加護:3/1(A値5) 社会:4/2(A値6) 白兵値:6 射撃値:6 回避値:4 行動値:8 FP:20 アーマー値:4 ガード値:4 白兵ダメージ:単体/至近/〈肉体〉8+1D6 射撃ダメージ:範囲/遠隔/〈技術〉10+1D6 《ターゲッティング》マイナー、命中判定の達成値+2 《痛打》1レベル:判定直前、防御側のアーマー値を0として扱う。1シナリオLv回 《妨害能力》1レベル:DR直後、単体、ダメージ−[4+1D6]点。1ラウンドLv回 《防衛役》カバーリングを行っても行動済みにならない。カバーリングの宣言はダメージが発生する直前 戦闘終了時 久里子「次に会う時が、お前たちの最期だ」 久里子は《資産:帰還門》を宣言し、撤退していった。 シーン3 シーンプレイヤーはPC2、PC3自動登場、PC1とPC4は任意 遼から協力要請を受けるシーン。 キミ達は遼からの協力要請を受け、警視庁死霊課に集まっている。 遼「要請を受けてくれて、感謝する」 遼「先日現れた“レディ・マリオネット”は、“パペッティア”の行方をくらます為の、陽動部隊だったようだ」 遼「だが、“パペッティア”が池袋から出た様子はない。まだ池袋に潜んでいる筈だ」 遼「そこで、“パペッティア”、及び手引きしている工作員を発見・排除するまで、協力をお願いしたい」 遼「引き続きこちらでも捜索部隊を出し、何か新しい情報が手に入ったらその都度連絡する」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン4 シーンプレイヤーはPC1、 他のPCの登場は任意。 PC1とステラが真夜中に逢引するシーンである。みんなで出歯亀しよう。 ステラ「……流れ星、キレイだね」 ステラ「……あの流れ星みたいに、パッと消えちゃえれば、いいのにね」 ステラ「……ねえ。キミは……運命、って信じる?」 ステラ「……わたしは……今まで、信じてなかった。……キミと出会うまで」 ステラ「……一緒に、逃げてくれない、かな」 そこに操がステラを迎えに来る。 操「……ごっこ遊びはそれまでよ」 ステラ「……時間切れ、かあ。ごめん、さっきのなし」 操「ステラ。抵抗せず帰るなら、そこの彼には危害を与えないわ。さもなくば」 銃口を向けるMMMの兵士達。 ステラ「……キミに怪我させたくないから、わたし、行くね」 ステラ「……ばいばい」 ステラ達は《資産:帰還門》を使用して退場する。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤーはPC2、全員登場 情報収集シーン。 最初は下記の3項目である。 ▼ステラについて 難易度9/12 ▼来海操について 難易度9/12 ▼“羽根”とは何か 難易度9 この3つを調べ終えると、 ▼来海操の真の目的 難易度12 が追加される。それ以上の追加はない。 先の3項目の判定に失敗した場合、難易度9の情報は得られるが、難易度12の情報は入手できない。 難易度12の情報がなくてもシナリオをクリアできるが、これはイベントフラグに関わる情報である。 もし難易度12の情報が欲しい場合は、再度挑戦する必要がある。 また、失敗する度に人間性が1D6減少する。 ▼ステラについて 難易度12 ステラに対し絆を持っている場合、判定値+2。 難易度9 “星を見る者”ステラ・カンディート。 彼女の正体は、来海操によって『人為的に作られた超能力者』であり、ブラッド/ルーツはイレギュラー(異能者)・フルメタル(造られた怪物)である。 これは《資産:造物主》の効果である。 身の丈に合わない強大な超能力に振り回される彼女にとって、金平糖はある種の精神安定剤である。 普段は穏やかで大人しい性格だが、戦闘用人格を持ち魔獣化すると苛烈で残酷な性格に急変、強大なサイコキネシス隕石を呼び寄せ、敵を文字通り粉砕する。 彼女は先んじて池袋へと潜入し、来海操、並びにMMMの手引きをしていた。 また、彼女は身体に“羽根”を埋め込まれている。これは《資産:隠匿》の効果である。 解除方法は難易度12の情報となる。 絆:PC1(初恋) エゴ:全部壊れちゃえ 難易度12の情報 ステラは来海操の“使徒”である。 《資産:隠匿》を解除するには、ステラの【FP】を0にする必要がある。 そうすることで、埋め込まれた“羽根”をステラから取り出すことができる。 撃破後のステラに《絆の救済者》を使用するかは自由である。 使用した場合、彼女は半魔として蘇生し、使用しなかった場合はそのまま真の死を迎える。 ▼来海操について 難易度9/12 来海操に対し絆を持っている場合、判定値+2。 難易度9の情報 “パペッティア”来海操。 メルキセデク・ジャパン所属の科学者であり、主たる研究は“羽根”がもたらす力について、である。 今回の彼女の目的は、池袋に無数にあるという“羽根”の回収である。 その為の前準備として池袋にステラを潜入させ、“羽根”の所持者を探させていた。 だが、彼女の目的はそれだけではないようだ。 難易度12の情報 彼女はドミネーターであり、ブラッド/ルーツはストレンジャー(マッドサイエンティスト)・フルメタル(自動人形)である。 ある科学者が自分のコピーを作ろうとして失敗、科学者を殺して成り代わったのが彼女である。 科学者自身が“羽根”の力を研究していた為、それもそっくり乗っ取って今に至る。 研究材料として“羽根”を何者かから受け取ったが、誰から受け取ったのかは覚えていない。 そして、自分の意志で“羽根”を研究しているつもりだが、実際には“羽根”に振り回されていることにも気付いていない。 絆:黒翼の王(忘却) エゴ:研究に没頭したい ▼“羽根”とは何か 難易度9 この情報のみ、難易度12は存在しない。 “地球の守護者”神庭未羽の背にあった、罪の黒と愛の白に輝いていた翼。 それはマンハッタン島消滅事件、“ニューヨークの惨劇”における“失墜”の代償として、その背からちぎれ各地に散った。 黒い羽根は使用者のエゴを最大限に引き出し、白い羽根は世界律を揺るがすほどの奇跡を起こす。 エゴを達成するための媒介、聖杯ともいうべきもの。 神庭未羽はそれを自らのもとに回収し、混乱を収拾させるため、信頼のおける半魔に“羽根”の回収を要請しているという。 “ニューヨークの惨劇”や“失墜”についての詳細は、基本ルールブック35頁を参照。 ▼来海操の真の目的 難易度12 ステラあるいは来海操、またはは工作員に対し絆を持っている場合、判定値+2。 この情報の判定に失敗した場合は、PC全員の人間性を1D6点減少させた上で再挑戦する必要がある。 上記の計画は、表向きの計画である。 ステラを他者と交流させ、彼女の不安定な人格が齟齬を来たすように仕向けることで、彼女に埋め込んだ“羽根”を活性化。 そして『“羽根”の所有者を媒介として、池袋全域を奈落に落とす』実験こそが、来海操の今回の真の目的である。 実行されれば、夥しい数の犠牲者や異形が発生するだろう。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 ステラとの精神感応による会話。 キミはステラから、か細い思念波を受け取る。 これは《資産:願望》の効果である。 ステラ『……わたしを、殺して。そうでないと、キミを殺しちゃう』 ステラ『……初めて、誰かを好きになったの。後戻りできなくなる前に……お願い』 ステラ『……わたしが消えちゃうまで、時間が、ない……。わたしと、“パペッティア”は……池袋サンシャインビルに、いる、から……』 思念波が途切れる。 ここでバインドが発生する。 ステラ及びMMM工作員に対し絆を持っているPCは、彼女との関係により、自分を殺してほしい、という願いを肯定するか否定するかを選択する。 絆に従った場合、愛を追加で1点得る。 絆に抗った場合、その絆は即座にエゴ化する。エゴはその場で決定させること。 また、そのエゴのRPをし、シーン終了時に罪を獲得することを、GMから推奨すること。 【SA:“パペッティア”の凶行を止める】をPC全員に渡す。 会話を終えたらシーンを終了する。 ●クライマックスフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC1、全員登場 池袋サンシャインビル。 操「あなただけ逃げようなんて考えない事ね」 操は《資産:支配》を宣言し、ステラを洗脳する。 解除方法は、操に真の死を与えることである。 操「あなたは人もどき。私の実験動物なんだから」 ステラ「そん、な……じゃあ、わたしは……」 操「自分が人間だと思い込んでいたのね。なんて哀れなお人形さん」 操は同時に《資産:暴露》を使用し、ステラの持つ絆【PC1(初恋)】をエゴ【手に入らないなら壊す】に強制変更させる。 解除方法はステラに対し、愛を1点使用することで、エゴ化した絆を修復することができる。 ステラ「アッハハ!手に入らないなら、いっそのこと壊してあげる、PC1!」 これは彼女のエゴ【手に入らないなら壊す】のエゴロールである。 操「そう、それでいいのよ。魔物であるあなたには、幸せになることなど許されない」 ここで堕落判定を行う。現在の残りの絆の数を判定値とし、難易度は10となる。 成功・失敗に関わらず、人間性を2D6減少させる。 その後、そのまま戦闘に突入する。 堕落判定に失敗し暴走した場合、戦闘前には解除できない、と伝えること。 戦闘発生。 勝利条件は操とステラの撃破。MMMをすべて倒さなくともよい。 敗北条件はPCの全滅。 また、PCは全員、同一エンゲージで初期配置する。 エネミーとの距離はすべて遠隔距離。 ステラは単独エンゲージ、来海操とMMM×2体を同一エンゲージにし、さらに別のエンゲージにMMM×2体を配置する。 “星を見る者”ステラ・カンディート 種別:人間/機械 レベル:10 肉体:6/3(A値6) 技術:8/4(A値7) 感情:13/6(A値9) 加護:7/3(A値6) 社会:6/3(A値6) 白兵値:8 射撃値:10 回避値:5 行動値:12 FP:168 アーマー値:3 ガード値:5 《メテオストライク》射撃ダメージ:範囲/シーン/〈感情〉17+2D6 エネミー特技 《至近攻撃:感情》2レベル:メジャー、単体/至近/〈感情〉13+2D6 《遠隔攻撃:社会》2レベル:メジャー、単体/遠隔/〈社会〉6+2D6 《飛行能力》:常に飛行状態となる 《高速戦闘》マイナー、マイナーアクションを2回行う 《BS付与:狼狽》:マイナー、攻撃により1点でもダメージを与えた場合、狼狽を与える 《範囲攻撃》:マイナー、攻撃を「対象:範囲」に変更する 《不可避の技》2レベル:判定直前、その攻撃に対しドッジを行えない。1シナリオLV回 《妨害能力》2レベル:DR直後、単体、ダメージ−[6+1D6]点。1ラウンドLv回 使徒アーツ 《分け与えられし力》 ドミネーターとドミニオンアーツを共有する “パペッティア”来海操 マッドサイエンティストがエネミーデータにあれば、それを改造して利用する 種別:人間/機械 レベル:10 肉体:5/2(A値9/G値5) 技術:10/5(A値24/G値10) 感情:5/2(A値9/G値5) 加護:5/2(A値0/G値0) 社会:6/3(A値10/G値5) 白兵値:5 射撃値:9 回避値:4 行動値:9 FP:173 アーマー値:7 ガード値:5 《光線銃》射撃ダメージ:単体/遠隔/〈技術〉19+1D6 エネミー特技 《至近攻撃:技術》3レベル:メジャー、単体/至近/〈技術〉8+3D6 《属性体制:技術》:〈技術〉属性に対するアーマー値とガード値を2倍として扱う ※修正済み 《弱点属性:加護》:〈加護〉属性に対するアーマー値とガード値は0として扱う ※修正済み 《支援能力》2レベル:自身以外の行う攻撃のダメージ+[5+1D6]。1ラウンドLV回 ドミニオンアーツ(19個) 《世界律:不滅》2レベル:常時、【FP】0以下になった時、【FP】「高い基本能力値+10」点まで回復。再び【FP】0になったら真の死を迎える。これはステラ、操ともに1回だけ使用可 《世界律:不変》1レベル:BSを受けた時、【FP】5点消費してBSひとつ回復。複数回復する場合は重複させる。重圧を受けていても使用可 《世界律:神速》3レベル:イニシアチブ、即座にメインプロセスを行う。1シナリオLv回、1ラウンドの使用回数制限は特になし 《世界律:超越》2レベル:判定直後、自身の達成値+20。1シナリオLv回 《世界律:崩壊》1レベル」攻撃直前、「対象:シーン」「射程:シーン」に変更する。1シナリオ1回 《世界律:絶望》2レベル:DR直前、攻撃のダメージ+30して防御側のアーマー値とガード値を0として扱う。1シナリオLv回 《資産:造物主》×1 ステラを創造する為に使用済み 《資産:隠匿》×1 ステラの中に“羽根”を埋め込む為に使用済み 《資産:支配》×1 ステラを洗脳するのに使用済み 《資産:暴露》×1 ステラの絆をエゴ化するのに使用済み 《資産:願望》×1 ステラがPC1に意思を伝える為に使用済み 《資産:帰還門》×3 ※すべて使用済み 操の撃破時 操「実験自体は成功したわ。良いデータが取れたから、私は満足よ」 操「それが欲しいの?物好きね。もう必要ないからあげるわ」 操「もっと“羽根”を研究したかった。いっそ自分に埋め込めば良かったのかしら」 ついに真の死を迎える来海操。 ステラ撃破時 エゴ化した絆を修復していない場合 ステラ「さあ、壊せばいいじゃない。わたしみたいな木偶人形」 エゴ化した絆を修復した場合 ステラ「……こんな、出会いじゃなかったら……」 ステラ「……わたしが魔物じゃ、なくて……普通の、女の子だったら……」 ステラ「……キミと、恋人に、なれたの、かなぁ……?」 《絆の救済者》を使用した:シナリオフラグ成立 彼女の身体から、白い羽根が浮かび出る。 ステラの顔色が良くなり、呼吸が落ち着く。 ステラ「……あり、がと」 気を失うが、命に別状はなさそうだ。 使用しなかった:シナリオフラグ不成立 彼女の身体から、黒い羽根が浮かび出る。 ステラ「……ばいばい……わたしの……初、恋の……キミ」 PC1の頬に手を触れて、その手が力なく落ちる。 ステラはここに、真の死を迎えた。 ここで人間性の回復を行う。 愛による絆の回復、またSAを達成しているかの確認を行い、[絆の数(×2)]D6点人間性を回復させる。 結果を確認してからエンディングへと移行すること。 ●エンディングフェイズ シーン1 シーンプレイヤーはPC4 遼と会話するシーン。 ※ステラ生存時 遼「終わりよければ全て良し、といったところ、か。一時はどうなることかと気を揉んだが」 ※ステラ死亡時 遼「……後味の悪い事件だった。PC1のメンタルのケアが必要かもしれないな」 以下共通 遼「だが、メルキセデクのような無法な連中をのさばらせていると、こういう事は何度も起こり得る」 遼「その度に、誰かの血と、涙が流れる。だから、何としても止めなければならない」 遼「……だからこれからも、平和を脅かす者達に、負けないでくれ」 遼「我々は、力及ばずとも、人と半魔の味方だ。少なくとも俺は、そう考えている」 シーン2 シーンプレイヤーはPC3 ウメコばあちゃんと会話するシーン。 おばあちゃん「何だか、色々と頑張ってくれたって聞いたよ。ありがとうねえ。これ、少ないけどご褒美だよ」 そう言って、よく冷えたラムネをくれる。 おばあちゃん「……亡くなった旦那も、半魔だったんだよ。PC3ちゃんみたいに悪い魔物と戦う、強くて優しい人だった」 おばあちゃん「……送り出す側は、いつも気が気じゃなかったけれどね。大怪我して帰って来たり、奈落堕ちしかけたことだって、何度もあったよ。でも、辞めてくれ、とは言えなかった」 おばあちゃん「……結局、大怪我がもとで戦いから身を引いてくれて……正直、ほっとしたのを覚えてるよ」 おばあちゃん「PC3ちゃん。命を粗末にするんじゃないよ。あんたの帰りを待ってる人は、たくさんいるんだ。アタシもそのひとりだよ。まあ、婆さまにヒロイン面されても、迷惑な話か(笑)」 ※ステラ死亡時、下記の台詞を追加 おばあちゃん「……ところで、ステラちゃん、最近来ないねえ。PC3ちゃん、何か知ってるかい?」 おばあちゃん「……そうかい。アタシよりも若い子が命を散らすなんてねえ。ひどい世の中だよ、全く」 シーン3 シーンプレイヤーはPC2 神庭未羽との会話を想定している。 ついに来海操を打ち倒すことが出来た。 だが、彼女が固執していた“羽根”とは何なのか。 キミがそんなことを考えていると、背後に誰かの気配を感じた。 未羽「……怪しい者では、ありません。説得力がないかも知れませんが……」 未羽「わたしは神庭未羽。わたしは、黒い羽根を渡した者に心当たりがあります」 未羽「それは、“黒翼の王”と呼ばれる者。……元地球の守護者にして、すべてのエゴを肯定する者」 未羽「おねがい……あの“羽根”を取り戻して」 未羽「“羽根”が“黒翼の王”の手に渡れば、今回のような悲劇がまた繰り返されてしまうから」 シーン4 シーンプレイヤーはPC1 ※ステラ生存時 キミは入院中のステラの病室に、お見舞いに来ている。 ステラ「助けてくれて、ありがとう」 ステラ「……死ぬのなんか怖くない、って思ってた。自分が消える、ただそれだけ、って。魔獣化してる時と同じで」 ステラ「……でも、あの時。キミの顔を見て、もう会えない、って思ったら……すごく、怖くなった」 ステラ「……ところで、これからのこと、なんだけど……」 ステラ「わたしは、いらない、って言われた。だからメルキセデク……ううん、何処にも居場所がないの」 ステラ「……わたしを、引き取ってくれないかな?」 ステラ「……わたしを助けた、責任、取ってよね……?」 ※ステラ死亡時 キミは池袋の外れにある、共同墓地にいる。 ステラの亡骸は、遼の計らいでここに葬られたのだ。 遼「……やるせないな」 遼「昨日笑いあった人が、今日は敵になって、明日にはもういないかも知れない。それが、今の池袋の現状だ」 遼「大事な人ができたら、絶対に手を離してはならない。二度と会えなくなるなんて……この街ではよくあること、だ」 遼「……失って初めて、大事なものに気付く。それを繰り返して、人は大人になる」 遼「説教臭くなってしまったな。すまない」 経験点の清算を行おう。 経験点 セッションに最後まで参加した:1点 SAを達成した:5点 最終人間性による経験点:    〜 0:2点   1〜20:5点  21〜40:4点  41〜60:5点 追加振りを行った:0点 ドミニオンアーツの数:19点 よいロールプレイをした:1点 他のプレイヤーを助ける発言や行動をした:1点 セッションの進行を助けた:1点 場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った:1点 計[29+最終人間性の点数]点 小噺。 先日、BBTからメタリックガーディアンにシナリオをコンバートする試みをして成功。 今回はその逆で、メタリックガーディアンのシナリオをBBTにコンバートしてみた。 概ね上手くいったので、今後1本作って互いにコンバートすれば、2倍遊べるのではないか? シナリオヒロインであるステラ・カンディートについて ネーミング元はシナリオタイトルのホシクズメイロから連想して、金平糖→星の飴。 カンディートには語源やニュアンスとして「飴」や「甘い・輝く」というイメージも含まれる(諸説あり)。 ちなみに金平糖はポルトガル語の糖衣菓子であるコンフェイトから来ており、語源はラテン語のコンフェクト(用意された)である。 今回のドミネーターである来海操について パペッティア=人形使いである。 人形から連想した、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』から苗字は『くるみ』、操る、の別の読みから『みさお』。 何と、くるみ割り人形には『金平糖の踊り』という楽曲もあるという。偶然の産物とは言え完璧だ。 ……だが果たして、本当に踊らさせられているのは、操り人形なのは誰なのか。