【GM】 ■■■■■■ オープニングフェイズ シーン3/違和感 ■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは康一
【GM】 キミは新型装備のパワードアーマーの調整の為、トゥアレタと共に格納庫にいた。
【トゥアレタ】 額の汗を拭い「ふぅ………康一、今日の調整はこんなところで終りにしよう。」
【康一】「ん、おけ、わかった」一つ息を吐く。
【GM】 キミに声を掛けたトゥアレタだが、キミの返事に答えず、格納庫の一角を見つめ難しい表情を浮かべていた。
【康一】「・・・・・? どうしたのさ、難しい顔して」
【トゥアレタ】 キミに呼ばれ、一瞬はっとした表情を浮かべ「……康一、新型シュネルギアと、無人フライングユニットの話聞いた?何でも、今日そのドライバーとナビゲータが配属されるらしいんだけど……」
【康一】「へぇ、そうなんだ、知らなかったよ」 既に眠そうな表情に、まだ寝ないけど。
【トゥアレタ】 半ば呆れながら「んもぅ、昨日大佐に聞いたでしょっ!?」
【康一】「そうだったっけ? ・・・・・ん〜、寝てたかも・・・・・」おいおい。
【トゥアレタ】 溜息をつきながら「全くもう………私が聞いてなかったらどうするのよ………。取り合えず、その新型機はあれなんだけど……」 そう言って、先程まで見ていた方を指し示す。
【康一】「へぇ・・・あれが」新型機の方に目を向ける。
【GM】 そこには、トラバントに追加装甲を施したようなギア(さしずめ、パワードトラバントとでも言おうか)1機と、シュネルギアを一回りくらい小さくしたような、フライングユニットらしきものが8機置かれていた。
【トゥアレタ】「何でも、ヤシマ陸軍で合体ギアと無人フライングユニットでコンペやって、結局無人フライングユニットが採用されたらしいよ。」
【康一】「合体ギアに無人フライングユニット? なんともまぁ奇想天外兵器で・・・」
【トゥアレタ】 くすりと笑い「発想者が、よっぽどの特撮やロボットアニメ好きだったとか、ね」
【康一】「かもね(・・・・・いや、絶対そうだ・・・)」思わず汗タラリ。
【トゥアレタ】 手元のレポートをめくりながら「ギアは『ケーニッヒ』、ヤシマ語で『王様』、フライングユニットは『ライプガルデ』、ヤシマ語では『親衛隊』って意味だそうよ。機体スペックまでは、ちょっと知らないけど……」
【康一】「『王様』に『親衛隊』? そりゃまあなんとも・・・・・ひょっとすると、あのトラバントで無人のヤツを動かしたりして」冗談めかして言う。
【トゥアレタ】「………そうみたいだよ、ほら」 そう言ってレポートの1頁を見せる。
【GM】 単純明快に言うと、王様の命令で親衛隊を自由自在に動かす………トラバントジステムの改良発展型、ガイスティス・ジステム。
【康一】「へ? ・・・・・(そのページを見る)おいおい、マジかよ・・・これ、中の人はもつのか?」
【トゥアレタ】「だから、専属のドライバーとナビが配属されるんじゃないのかな?」
【康一】「そっか・・・大丈夫かな? 上手く使いこなせるんなら、なんとも心強いんだけどなぁ」頭をポリポリ掻きながら。
【トゥアレタ】 レポートを閉じ、新型ギアを見つめながら、複雑な表情を浮かべ何が……って聞かれても困るんだけど、何だか、あの機体、好きになれないんだよね……。思い過ごしなら、勿論いいんだけど……」
【康一】「・・・? へえぇ・・・珍しいね、普段、あんまり感覚で物は言わないのに」そういいながら、真面目な表情でケーニッヒを見つめる。
【GM】 普段感性で物を言わない、彼女の不評。
【GM】 喉の奥に刺さった魚の骨のように、キミの心に引っ掛かる。
【GM】 シーン切ります
【GM】 シナリオダーザイン【新型機からの疑惑】