【GM】 ■■■■■■オープニングフェイズ■■■■■■
【GM】 ■■■■■■シーン4/目撃■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは良一。
【GM】 キミは、セラピアと一緒に、訓練室に向かうところでした。
【セラピア】「ねえねえ、良一ちゃん〜、今日の訓練はどうしようなんだよ〜?」 手を繋ぎ、キミの顔を見上げるセラピア。
【田宮】「いつも通り――と言いたい所だが、そろそろ新しいフェイズに移行しても良い時期だな」 組み始めた頃はムキになって払っていたが、三ヶ月もたてばこちらが根負けしたので、今では手を繋ぐのにも慣らされてしまっている。
【セラピア】「う〜ん、新しいフェイズかぁ………」
【田宮】「いつまでも同じ事を繰り返していたって、しょうがないだろ。それに……」 常に自分と比べてしまう、前任者のコンバットレコード。
【セラピア】 頬っぺたを膨らませて「う〜ん、確かにそうだけど………」
【田宮】「(これ以上足踏みは、出来ない。遠山は、三日前に次のフェイズに移行していたんだからな……)」
【GM】 廊下に差し掛かった所で、誰かが窓の向こう側を通り掛かる。
【セラピア】「ん……?あの子、誰かなあ………?」 繋いでいた手を離し、窓際に向かう。
【田宮】「新顔、か……?」 物思いを寸断され、セラピアの後姿とその先を視線で追う。
【セラピア】「え……うそ、そんな………」 窓の前で口元に手をやり、しばし呆然とする。その瞳には、涙。
【田宮】「パルマ……コン……?」意外なセラピアの言動に、足を速めて。先ずセラピアの様子を見、続いて窓の外を覗う。
【GM】 窓の向こうの人影は、既に無い。
【田宮】「……?」訝しげな表情で向き直り。「誰もいないみたいだぞ……?」
【セラピア】 肩を震わせながら「も、もう行っちゃったみたいだよ………」
【田宮】「……一体、どうしたんだ?」ハンカチを取り出して、差し出しつつ。
【セラピア】 受け取ったハンカチで、涙を拭いつつ「う、ううん……な、何でも無いんだよ……」 明らかな嘘だ。
【田宮】「――」そっと溜息を吐いて。「(パルマコンが言いよどむんだ……余程の事があったんだろう)」
【田宮】「今日は、少しカリキュラムを抑えるか」 ぽん、とセラピアの頭に手を置いて。有無を言わせないタイミングで踵を返す。
【セラピア】「うん……ごめんね……落ち着いたら、話すから、ちょっと待って、良一ちゃん………」
【GM】 そう言って、俯き……キミの手を堅く、握り締める。
【田宮】「……」 振り返らず、無言で握り返す。
【セラピア】「………ありがと、良一ちゃん………」
【GM】 シーン切ります
【GM】 シナリオダーザイン:【セラピアからの戸惑い】