【GM】 ■■■■■■ミドルフェイズ■■■■■■

【GM】 ■■■■■■シーン3/調査■■■■■■

【GM】 シーンプレイヤーは茅、他PCは登場不可です。

【GM】 深夜のコンピュータールーム。

【GM】 普段は使われない、予備のエーテル端末の置かれた小部屋に、キミはいる。

【GM】 そしてキミは、軍医の羽村を呼び出していた。

【茅】「――」 キーボードも叩かず、首筋のクラヴィアチュールと端末を結線して目を瞑っている。

【GM】 約束の時間きっかりに、羽村は現れた。

【羽村】「や、久しぶり。元気してたかい?」

【茅】「――(目を開けて)軍医様のお陰で、それなりに。でも、この前貰った肌の薬、あれ効かないわね」

【羽村】 軽薄そうに「深夜の逢瀬、ってのも乙なモンだと思わないかい?」

【茅】「そうね、相手が無精髭とくわえタバコと薄汚れた白衣姿じゃなかったらもっと良いわ」 もっともらしく頷いて。

【羽村】「ははは………ま、これが仕事着みたいなもんだし、ね。世を忍ぶ借りの姿、って奴さ。」

【羽村】 苦笑いを浮かべて「あれ、そうかい?おかしいな、結構値が張ったんだけどなあ」

【茅】「値が張れば良いってものじゃないのよ。で――用件だけど」

【羽村】「ったく、つれないねぇ………。ま、前にも言ったけど、協力出来ることがあれば、協力するよ。」

【茅】「T−Xのこと。どこまで知ってる? ――今はもう、開発部の中には私はアクセス権のない情報ばかりよ」

【羽村】「ふぅん、あの子のこと、か……俺も、詳しい事は良く知らないからね。開発局のサーバにでも、エクセスしてみたらどうだい?」

【GM】 〈情報処理〉か〈軍略〉で判定して下さい。どちらで判定しても、難易度は3です。

【羽村】「正確にはハッキング、って言うんだけどね」

【茅】「技術者は権利を必要としない、とは誰の言ったことだったかしらね――」 言いつつ〈情報処理〉で判定。#7c4=6

【茅】 楽勝(w

【GM】 では、成功ですね。

【羽村】「へぇ、流石。なになに……成る程ね」 引き出した情報を眺め、そして、苦い表情を浮かべる。

【羽村】「T−X、だったっけ……あの子は、遠山桂を無理やりクローニングしたみたいだね」

【茅】「上はセキュリティに予算を使わせてくれないのよ。シュネルギアばっかり」 つまらなさそうに言って、情報を流していく。

【羽村】「天使化して“処理”された、遠山桂の死体から、黒い天使核を回収」

【羽村】「奇跡的に残された脳をクローニング技術によって修復、義体に埋め込む、か………」

【茅】「……」 読みながら無言になる。

【羽村】 その様子を、半ば無視して「………ま、此処までは、君もご存知だろうけど、ね」

【茅】「――そう、ね」

【羽村】「何々………本来蘇生できるような状態じゃなかったら、生前の記憶は持たない……?また遠からず暴走、あるいは不可に耐えきれず崩壊することは“決定事項”だと……?」

【羽村】「………これは、知ってた?」

【茅】「――――知ってたら、局長を銃殺してたかもしれないけど。今から一緒にやる?」

【羽村】 肩をすくめて「はは、遠慮しとくよ……。さて、続き続き。開発局としては、早急な天使の襲来を望んですらいる、か。………ふざけてるな」

【茅】「ま、冗談はともかく――最悪ね。本当に、何もかも……私も……」 一瞬、弱々しげな声で。

【羽村】「………どうだい?お役に立てたかい?」 にやけた笑みを浮かべようとしたが、顔が引きつって笑えず、苦笑する。

【茅】「――ま、普通ね。ひとつ貸しってことに、しておいてあげる」 口調を戻して。

【羽村】「じゃ、貸しは後でデート一回、って事で。だけどさ……死んだ奴を何だと思ってんのかね、上の連中は……」 苦々しい呟き。

【茅】「――死んだ人間をどうこうしたくなるのが、生きている者の浅ましさかしらね?」

【羽村】「俺が言うのも、何だけどさ……不憫過ぎるよ、あの子。……そして、今回の騒ぎに巻き込まれた、パルマコン少尉や、志岐宮少尉、八坂特務少尉、それに田宮少尉も………ね」

【茅】「……」 うつむいて。

【羽村】「俺に言えた義理じゃないけど、さ………ヴィヴリオ大佐も、相当辛いだろねぇ……」

【茅】「……だからさ、少しでも――誰かが、辛くないように……」

【羽村】「あの人、冷たそうに見えて、かなり優しいから、ね。ギアドライバー達の事、母親みたいな目で見てる、っていうからさ」

【茅】「……」 無言。

【羽村】「ま………あの子の件に関しては………彼女の正式なスペックが分からない限り、これ以上は何とも言えないね。ただ、確かな事は………そう、先が長くない、って事だけさ。………奇跡でも、起こらない限りは、ね」 自嘲気味に呟く。

【茅】「――――くー」 寝てるし。

【茅】 よく見ると、端末の継続使用時間は、50時間を越えていたりもする。

【羽村】「………ありゃ。寝ちまったか。………ん?」 継続使用時間を覗き込み、やれやれと肩を竦める。

【茅】「……ごめん、なさい……」 眠りながらのそれは、誰に対する言葉か。

【羽村】「………色気、無いけどさ。幾らか、こうしときゃマシでしょ」 そう言って、羽織っていた白衣を、茅の肩に掛ける。

【羽村】「………じゃ、また後で」 そう呟いて、去っていく羽村。

【羽村】 全く………医者の癖に、先が長くない命を、救えない………相も変わらず、無力だねえ、俺は。

【GM】 シーン切ります

 

【GM】 ■■■■■■エモーション■■■■■■

【GM】 茅、【羽村からの友情】を【腐れ縁】にでも変えませんか?(w

【茅】 そうしますか(w

【茅】 そしてロール#42c4=29

【田宮】 T−Xからの感情や凍からの感情って、食傷や感心から変更した方がいいでしょうか?

【GM】 あ、そうですね。さっき忘れてました。では、【T−Xからの信頼】【凍からの甘え】を提示します

【田宮】 志岐宮の中の人も、競争心や嫉妬って雰囲気じゃ無さげな気が……。

【弘平太】 今回もロールのみにて。#28c4=20

【田宮】 頂きます。<信頼やら甘え

【鋼也】 では【嫉妬】を【食傷】辺りでいかがなものかと。

【茅】 茅:パトス159 ロゴス109 アガペー526

【鋼也】 ロールのみです。#42c4=28

【田宮】 競争心は維持のままで?

【鋼也】 うむ、維持で。

【弘平太】 パトス39 ロゴス64 アガペー508

【田宮】 では、ロール。#35c4=25

【鋼也】 鋼也:パトス177 ロゴス104 アガペー516

【田宮】 田宮:パトス193 ロゴス86 アガペー519

【田宮】 以上です。

 

ミドルフェイズ シーン4へ

目次に戻る