【GM】 ■■■■■■ミドルフェイズ■■■■■■
【GM】 ■■■■■■シーン4/予兆■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは行人です。
【GM】 深夜、キミはヴィヴリオに司令室に呼び出される。
【ヴィヴリオ】「………支倉が、ヤシマ陸軍特務中尉、羽村と接触したようだ」
【行人】「…そうですか。支倉が…」 接触した用件自体は容易に想像できる。T−Xの一件についてだろう。
【ヴィヴリオ】「別に構わん……いずれ、分かる事だ」
【ヴィヴリオ】「これを見ろ」 そう言って、一枚の書類を投げ渡す。
【GM】 その書類は、T−Xの各器官の詳細なデータが。
【行人】「…制御しきれていないエーテル流が全身を蝕むのと同時に、受肉化自体も促進させている。…端っからモルモット、という訳ですか…」 グシャリ、と書類を手の中で握り潰して。
【ヴィヴリオ】「………そうだ。エーテル循環が不安定になれば、いずれ、身体組織が崩壊し……死に至る。正しく、死の病だよ」
【ヴィヴリオ】「この状態では、もってあと3日、だな」
【行人】「…全て承知の上でT−Xをこの部隊に招き入れたのですか?」 質問の形を取ってはいるが、それはすでに確認に近い。
【ヴィヴリオ】「………これは、ボクの独り言だ」
【行人】「―――」
【ヴィヴリオ】「遠山桂の黒い天使核を使った、次世代完全機械化兵は――」
【ヴィヴリオ】「実験体、だ」
【ヴィヴリオ】「だが」
【ヴィヴリオ】「こんなに早く、限界が来るなどとは、ついさっき開発局の人間を問い詰めて知った事だ」
【ヴィヴリオ】「………ボクだって、一度死んだ部下を、こんな形で、また死なせるのは………嫌だ」 ヤシマ全てを背負うには、小さ過ぎるその両肩が、怒りと、悲しみで、震えている。
【ヴィヴリオ】「――片倉少尉」
【行人】「―――は」
【ヴィヴリオ】「ベースの身体は、蘇生出来るような状態ではなかった。それを、無理やり蘇らせた……辛うじて上手くいったのは、今のあの身体だけらしい」
【行人】「唯一の成功例が、持って後3日ですか。…全く対した技術力です」 腹立たしげに吐き捨てる。
【ヴィヴリオ】「つまりが、だ。T−Xは他の完全機械化兵と違い、部品交換など出来ないし………死んだらそれまで、なんだよ」
【行人】「元々人間は死んだらそれまでです。…死者を愚弄する行為を行なっておいて、データが取れれば用済みか、クソ!」 拳をブルブルと震わせる。
【ヴィヴリオ】「………どちらにせよ」
【ヴィヴリオ】「この一件が終ったら、私は開発局のその計画を、全力で潰すつもりだ」
【ヴィヴリオ】「………手伝ってくれるな、片倉少尉?」
【行人】「―――勿論であります」 短くそう答える。
【ヴィヴリオ】「英雄の死を、辱める行為など………これ以上させて、堪るものか………!」 拳に爪が食い込み、血が流れるほど、拳を握り締め。
【行人】「…遠山桂は部隊のムードメーカーでした。それを“処置”した事は皆の心に傷痕として残っています。…今回の件はその傷を抉る事になるかも知れません。自分はそれが恐ろしい」 少し溜息を付いて。…どうしてあの気の良い連中ばかりがこのような不遇な目に会うと言うんだ…!
【ヴィヴリオ】「だが……今の技術では、T−Xの身体は、どうあっても、治せん……。タイムリミットは、後3日以内に必ずやってくる、そして………また、あの悲劇が、繰り返される………奇跡でも起きん限り、な……」
【GM】 そう呟いて、ヴィヴリオは、歯をぎりっと噛み締める。
【GM】 シーン切ります
【GM】
【GM】 ■■■■■■エモーション■■■■■■
【隼人】 ロルのみで #56c4=37
【メイ】 のみ#49c4=37
【隼人】 思緒隼人:パトス140 ロゴス172 アガペー519
【メイ】 比良坂メイ:パトス127 ロゴス167 アガペー516
【深之】 ロールのみー #56c4=37
【行人】 ロールのみで。 #35c4=25
【深之】 支倉深之:パトス105 ロゴス161 アガペー488
【行人】 片倉行人:パトス90 ロゴス117 アガペー527