【ＧＭ】 ■■■■■■クライマックスフェイズ■■■■■■
【ＧＭ】 ■■■■■■シーン１／崩壊■■■■■■
【ＧＭ】 シーンプレイヤーはメイですが、全員登場です。
【ＧＭ】 場面は、上空。
【ＧＭ】 天使たちとの戦闘に入った直後………桂が激しく咳き込む。
【メイ】「桂さんっ！？」慌ててヘルスメーカをチェック。
【桂】「ごほっ………ごめん、メイ……もう少し、保つと、思って、たんだけど………、限界みたい」
【ＧＭ】 見れば、桂の口元は、真っ赤に染まっていた。
【隼人】「…メイっ！？ どうした、飛行機動がズレてんぞ！？」
【メイ】「隼人！ 桂さんが……かつらさんがぁっ、血を吐いて……基地に戻って、早く治療しないと！」
【深之】「むぅっ！？ 遠山ッ！！ どうしたッ！！ （まさか！！ もうだと言うのかッ！！？？）」
【桂】「………機械の身体とは言え、自分の身体だもの……限界が近いのは、……気付いてた」
【行人】「くそ、早過ぎるッ！ よりによってこんな時に！」
【メイ】「……知って、たんですか……それで」 ようやく、桂があの言葉を繰り返した意味に気づく。……いや、気づかないふりは、もう出来なくなった
【隼人】「うろたえるな！！ メイ……おまえがオタオタしてたら、あのときを繰り返しちまうだけなんだぞ！？」
【桂】「大佐にも………無理言っちゃったんだ、最後まで、メイと一緒にいさせて欲しい、って」
【桂】「最後に……会えてよかった」
【桂】「メイにも、セラピアにも、凍にも、そして………深之さんにも」
【メイ】「……隼人……うんっ、分かってるっ！」 涙を手首でぐっと拭って「約束したじゃないですか、一緒に帰るって……あたしが……あたしがこんなところで終わらせたりしませんっ！！」 絞り出すような叫びを
【桂】「メイ……いい人に巡り合えて……本当に、よかったね」
【隼人】「っかやろぉ……！ 終わりみたいな言い方すンじゃねェ！ 死なせねえ！ 死なせるなメイ！ その馬鹿に、せめて俺とお前のガキくらい抱かせてやるんだ！」
【メイ】「嫌、ダメッ！ 結婚式のブーケは桂さんに受け取ってもらうはずだったんですから！」
【深之】「諦めるのか遠山ッ！！ 新たな生を受けたというのに、お前はそれでいいというのかぁっ！！」
【桂】「深之さん………ごめんなさい、また、約束破っちゃって………」
【メイ】「桂さん、謝るのは、ほんとに死んじゃってからです！ まだ、終わると決まったわけじゃないんだから！」
【桂】「………わたしが、ずっと頑張れたのは、深之さんの励ましがずっとあったから………」
【深之】「そこで謝るなっ！！ お前の命は、尽きてはいないのだぞっ！！」
【ＧＭ】 深之、【桂からの好意】を【桂からの純愛】に変更して下さい
【深之】 解りました。
【桂】「………わたし、深之さんのこと………」
【深之】「それ以上言うなぁっ！！」 桂の言葉を遮るように叫ぶ。
【ＧＭ】 桂は、苦しい筈なのに、限りなく、優しい微笑みを………浮かべて。
【桂】 隼人に回線を開き「隼人………メイのこと、これからもお願いね」
【ＧＭ】 その時、エーテル通信で、セラピアが割り込む。
【セラピア】「桂ちゃん！？いやだよ、せっかくまた会えたのに、桂ちゃん、またいなくなっちゃうなんて………そんなの、嫌だよ〜！！ねえ、隼人ちゃん、メイちゃん、深之ちゃん、なんとかしてよ〜！！」
【凍】 通信回線を開き「………メイ、お願い………桂を、助けて………」
【隼人】「こんなバカアマ俺一人で御しきれるわけねぇだろうが！ 勝手に逝くな、大馬鹿野郎！！」
【行人】「……拙い、敵が動き出す！」 アストラルレーダーを覗きながら。
【ＧＭ】 では………最後の問いを。
【ＧＭ】 『桂を助けたいですか？』
【深之】 当然です！！
【メイ】「あたしは、桂さんを助けるんだっ！ 絶対っ！」
【隼人】「ったりめぇだ、馬鹿野郎！」
【深之】「今はそれ以上言うな、後は、帰ってから聞かせてもらうッ！！ だから死ぬなッ！！ お前は、オレが救うぅぅぅぅ！！！」
【行人】「これだけ仲間から望まれてるんだ。死ぬなッ、遠山！」
【ＧＭ】 いいでしょう。
【ＧＭ】 では………助ける方法を、提示します。
【ＧＭ】 助ける方法は……メイが〈エーテル〉で福音、深之が《鼓舞》で福音を発生させることです。
【ＧＭ】 Ｖ機関の出力を安定させてエーテル循環を正常に戻し、尚且つ、崩壊し掛けている彼女の身体を支える事は、正に奇跡でも起きない限り不可能です。
【ＧＭ】 そして、その間、敵の足止めを誰かがやらなければ、それを実行する事は出来ません。
【ＧＭ】 敵からの攻撃が３回発生しますので、それを誰かがカバーして下さい。
【隼人】「……セラピア」
【セラピア】 目をごしごしと擦ってから「なに、隼人ちゃん？」
【隼人】「メイを守る。あいつに桂を助けさせる。……正念場だ」
【セラピア】「………了解、だよ。ボクらが、盾になるんだね」
【隼人】「ああ。……悪いな、つき合わせて」
【行人】「単機では心もとない。自分も手伝おう」ヤークトの横を飛びながら。
【メイ】「(涙を見せながら)ありがとう、隼人……信じてる。あたしも必ず桂さんを助けるから！」 コンソールを操作して、ナビ席とエーテル循環路のバンドを拡大、桂とのエーテルのチャンネルを確保する「桂さん、力を抜いて。あたしと……みんなを、信じて」
【セラピア】「………一世一代の大博打、やらなきゃ女がすたるってもんだよ〜」＞隼人
【桂】「うん………」＞メイ
【隼人】「わり、旦那。単騎じゃちっときついわ、やっぱ」 行人に笑って
【隼人】「んじゃ……腰すえてかかるか、セラピア」
【セラピア】 胸を叩いて「どんと来いだよ！」
【行人】「さて、頼むぞ飛影。連中の期待を裏切るわけにはいかんからな」 操縦桿を強く握って。
【ＧＭ】
【ＧＭ】 では先に行人と隼人のカバーリングを処理し、その後にメイと深之の判定を処理します。
【ＧＭ】
【ＧＭ】 どちらが２回引き受けますか？＜カバーリング
【行人】「ここは不甲斐ない大人に任せてもらおう！」
【行人】 と言うわけで、行人が行きたいんですが問題無いですか？（笑
【隼人】「なっ！！ ──ばっきゃろぉ、俺が引き受けるってんだろ！？」 ＯＫです（笑）
【ＧＭ】 では、ダメージを出します。行人に１回目 #20c4=9
【ＧＭ】 行人に２回目 #20c4=12
【ＧＭ】 隼人に攻撃 #20c4=15
【ＧＭ】 行人に対し成功数９と１２、隼人に対し成功数１５。
【ＧＭ】 〈回避〉判定で軽減できます。
【ＧＭ】 ロゴスの使用も可能です。
【隼人】 ロゴス３消費（レベル上昇）、15消費（ダイス増加） #21c4= 11
【隼人】 ロゴス12消費して成功度+4。
【ＧＭ】 隼人に対するダメージは０ですね。
【隼人】「なぁ」 ギリ、と拳を握り締める。
【隼人】「めぇ」 急激に上昇するエーテル
【隼人】「るぅ」 コンソールを叩きつけるようにSQUIDを操作
【隼人】「なぁぁぁぁ！！！！」 絶叫と共にケルンを展開。衝撃をすべて減殺する！
【ＧＭ】 ヤークトが天使たちの攻撃をいなし、掻い潜り、攻撃を全て相殺する。
【行人】 一回目、二回目ともにロゴスを１０点づつ使用。
【行人】 一回目。 #25c3=15
【行人】 二回目。 #25c3=14
【行人】「その程度の攻撃で、堕とせると思うなよ！」 機体を急加速。攻撃を振りきる。
【ＧＭ】 飛影の急加速、急転回に伴って生み出された衝撃波により、天使の攻撃は全て掻き消される。
【ＧＭ】
【ＧＭ】 では、メイと深之の判定です。
【メイ】 了解です。まずはメイから判定やっていいですか？
【メイ】 では、エーテルを4レベルにして、ダイスを60コブースト、さらに【八坂凍からの信頼】【合衆国からの憎悪】【遠山桂からの不安】【片倉行人からの心配】【支倉深之からの悔悟】【ヴィヴリオからの罪悪感】を昇華して振ります #67c4+60=39+60= 99
【メイ】「感じる、桂さんのエーテル……」 と同時に全身に、とくに背中の両肩甲骨の辺りに激しい痛みが走る。……桂の身体に満ちた嵐のようなエーテルに、同調しているせいだ。
【メイ】「(額に冷汗を浮かべながら)負ける……もんかっ！ 絶対、桂さんを連れて帰……あああっ！」 一際鋭く、電撃のように走った痛みに顔を歪めながらもロゴス3点ブースト、成功度を1上げて福音！
【メイ】 (桂さんを……助け……なきゃ……。でもあたしだけじゃ、もうこの痛みに耐えられない……っ！！)
【隼人】「メイぃぃぃぃぃぃ！！」
【桂】 苦痛に歪んだ顔が、ほんの少し赤みが差す。
【隼人】「何ぼさっとしてやがる！！ テメェ、それでも俺の女かァ！！」
【メイ】「隼人……ご……ごめん、あたし……もう」 苦悶の表情で弱々しく呟く
【隼人】「約束破る気かよ、この馬鹿野郎……ッ！ 支倉の旦那、アンタも桂が大事なんだろ！？ メイを…メイと桂を助けてやってくれェ！！」
【深之】「そこで挫けるなぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」 大絶叫。
【メイ】「……だ……れ？」 朦朧としつつも、その叫びに微かに反応する
【深之】 ロゴス６０消費でダイスブースト、更に【小隊からの信頼？】【師匠からの慈愛】【思緒隼人からの食傷】【比良坂メイからの敬遠】【自己からの負い目】【羽村からの腐れ縁】を昇華。 #68c4+60=47+60= 107
【深之】 あ《鼓舞》です。
【行人】「く、何て光だ……ッ」シュトルムを中心に金色に輝く光を見ながら。
【深之】「諦めるな比良坂ッ！！ そして聞こえるか遠山ッ！ 確かに今、お前の体は燃え尽きようとしているかも知れないッ！ その命を保ち続ける事は、奇跡でも起こらない限り、無理なのかも知れないッ！！！」 両拳を強く握り、溜めるように胸の前へと持っていく。
【深之】「だが！！ 奇跡とはおきるのを待っている物ではない！！ 自分で起こすものなのだッ！！ その命を再び燃え盛らせろッ！！」 拳には恐ろしいまでの力が入り、激しく震えだす。
【深之】「己の魂の鳴動をッ！！！ 極限まで高めるんだッ！！！！ 生命の炎の爆発を！！ 信じて立ち上がるんだぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」 そして、己の右手を天に高く突き上げる！！！
【隼人】「ちっくしょお、この熱血バカが！ 美味しいところ持ってきやがって！ 聞こえたかメイ、戻って来い！！」
【隼人】「……俺は」
【隼人】「俺は、お前のいない人生なんぞ、もうとっくの昔に選択肢から無くしてンだからな！！」
【メイ】「(ふわりと痛みが軽くなって)…………うん。……うんっ！ 聞こえるよ、深之さんの声……隼人の声！！」 顔を上げて、コクピット内の機器を操作し、さらにエーテルの同調率を上げて、一気に勝負をかける。「桂さん！ 桂さんにも聞こえてるでしょ、大好きな人の声が！」
【桂】「うん………聞こえる、聞こえるよ………深之さんの、力強くて、暖かい声が………」
【桂】「え………？身体の痛みが……関節の軋みが……Ｖ機関の悲鳴が、引いていく………」 半ば呆然としつつ。
【ヴィヴリオ】 嘆息しつつ「……奇跡を、互いを想う心で引き出したか………。だが……それをボクも、望んでいた………」 目尻にはうっすらと、涙が。
【桂】「ごめんね、メイ、セラピア、凍、隼人、片倉さん、それに………深之さん………ありがとう………」
【セラピア】「よ、良かったんだよ〜……えぅ〜……」
【凍】「………桂………」 言葉にならない。
【桂】「メイ、もう、大丈夫だよ………。メイが、助けてくれたから………戦える！一緒に、行こう！！」
【行人】「…光の質が変わった？ …なんと優しい光だ…」 ほう、と溜息を付いて。
【隼人】「……世話焼かせやがるぜ」
【メイ】「はい！ そして……一緒に、帰りましょう！」
【深之】「遠山ッ！！ 待ってるぞッ！！！」 ビシィッ！！ っとサムズアップ！！
【桂】「………うんっ！深之さんに、伝えなきゃならないことが、あるから………！！」 深之と同じように、サムズアップして。
【ＧＭ】 メイと桂の声に呼応して、金色のシュトゥルムが吼える。
【ＧＭ】 それは天使にとって、大空を駆ける金色の破壊神。
【ＧＭ】 シーン切ります