【GM】 ■■■■■■エンディングフェイズ■■■■■■
【GM】 ■■■■■■シーン1/願い事■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは健彦
【GM】 帰還した格納庫の外で、セラピアと夜空を見上げる。もう流れ星は見えない。
【GM/セラピア】「しし座流星群、一番たくさん流れるとこ見逃しちゃったんだよ〜。残念だよ〜。」心底残念そう。
【GM/セラピア】「お願い事、いっぱいするつもりだったのに〜えぅ〜」
【GM】 そんな事を言ってると、夜空を一筋の流れ星が。
【健彦】「あんなに、大きな流れ星みたあとでしょ?」(くすっと笑う)「あ・・・! 流れた!」
【GM/セラピア】「あ、流れ星だよ〜!」
【健彦】「…ちょっと、遅かったか…」 「あれ? でも、何をお願いするの?」
【GM/セラピア】「健ちゃんは、何かお願いした?」
【GM/セラピア】「ボクはね〜、(声を小さくして)健ちゃんと……ずぅっと、一緒にいられたらな〜、って」そう言って、健彦の胸に飛び込む。
【健彦】「・・・・・・(しっかり、受け止めて。小さな声で囁く)一緒、だね」
【健彦】「僕も、一緒のお願い、だったんだよ」
【GM/セラピア】「……うん♪」そう言って、目を閉じ、顎を上げる。
【健彦】 (星空を背景に、2人の唇が近づいていく・・・)
【GM/セラピア】「さっき、途中で終わっちゃったから……」頬を真っ赤にして。
【健彦】「ん・・・」吐息のような、答え
【GM】 星空の下、2人の影が、1つに重なる。
【GM】 その姿を見ていたのは……満天の星々だけ。
【GM】 そして星達は、2人を祝福するかのように、静かに瞬いていた……。
【GM】 シーン切ります
【健彦】 エンド、OKです。
【GM】 ■■■■■■シーン2/和解■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーはリューヤ
【GM/メイリィ】「また暴走する知れないけど、これからも、よろしくアル。」
【GM】 シャワー室から出てすぐの自動販売機前。メイリィはウーロン茶を差し出し、恥ずかしそうに言う。
【GM/メイリィ】「でも、ワタシとアナタが組めば、最強アルよ!」
【GM】 屈託の無い笑みを浮かべるメイリィ。
【リューヤ】「――や、その時はミーが押さえるようにするよ。パートナーだしね」 烏龍茶を受け取りつつ――シャワーで髪の染料を落として、赤みがかった金髪姿で。
【リューヤ】 <暴走
【GM】 まだ乾き切っていない洗い髪、頬を赤らめているメイリィ。
【GM/メイリィ】「やっぱり、髪染めてたアルか……」不思議そうにリューヤの髪を引っ張る。
【リューヤ】「そうだね、ミー一人じゃ出来ない事も君となら…………って、こ、こら、尻尾毛引っ張らないの、それ駄目っ」 いやいやと避けるようにしてかわそうとする。
【GM】 避わそうとした瞬間……はらりと、リューヤの腰のバスタオルが落ちる。
【リューヤ】「あ」
【GM】 目を点にするメイリィ。
【リューヤ】 目を点にするリューヤ。
【GM/メイリィ】「はははは早くしまうアル―――ッ!」
【GM】 バスタオルを腹に叩きつける……が。
【GM】 ぐに。
【リューヤ】「ごごごごごごめん! 今すぐ――ふぁ」
【リューヤ】 じーざす。
【GM/メイリィ】「ごごごめんアル!」と言って、後ろを向く。
【リューヤ】「うぅ……いや、その、粗末なモノお見せしてスミマセン……」 いや自信はあるのだが。
【リューヤ】 そそくさとバスタオル巻きなおして、更衣室に引き下がる。
【GM/メイリィ】「そ、そんなこと無いアル……随分と立派な、って……何を言わせるアルか―――――ッ!」
【GM】 《徹し》《返し刃》
【GM】 両の頬に往復ビンタ。
【リューヤ】「マイガ――ッ!!?」 いいように喰らう。
【GM/メイリィ】「ととと兎に角!これからもヨロシクアルっ!」
【GM】 ちょっとプンスカしながら、恥ずかしそうに去っていくメイリィ。
【リューヤ】「ふぐぅ…………よ、よろしく――」 意外と本気っぽかった張り手に、意識を遠のかせながら――
【リューヤ】 ――――ま、こんな間柄も、悪くはないかな――
【リューヤ】 などと思ってみたり。裸で。
【GM】 両頬に真っ赤なモミジを付け、バスタオル一丁でウーロン茶を握り締め、気絶するリューヤ。
【GM】 その姿は後に、瑞穂中学での格好で、格好の噂話となる。
【GM】 『リューヤがメイリィに襲い掛かり、撃退された』と。
【GM】 そして……二人の腐れ縁は、ここから始まるのであった。合掌。
【GM】 シーン切ります
【GM】 ■■■■■■シーン3/曇りなき心■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは良一
【GM】 基地帰還後、凍がヴィヴリオに呼び出される。
【GM】 統合司令室の前で待っていると、一人の眼鏡を掛けた男が、キミの前に現れる。
【GM】 にこやかな、人懐っこい笑みの下に、凄まじき猛毒を隠す、八坂機関の長――維馬篭中将。
【GM】 維馬篭「こんにちは、田宮良一君」
【GM】 口調は柔らかいが、目は全く笑っていない――。
【GM/維馬篭】「八坂特務少尉――いや、凍が現在が情緒不安定であり、"調整"の必要がある、との報告を受けたのですが――」視線を合わせずに呟く。
【良一】「…………“調整”? 一体、何の話ですか中将閣下」
【GM/維馬篭】「いやいやこれは失敬……定期健康診断みたいなものですよ―――」やはり視線は合わせず。
【GM/維馬篭】「どうやら、その必要は無いようですね」
【GM】 そう言って、にやりと笑う。
【良一】「(何だ……何故、こんな人物がオレの前に……それに、言い直したな? “八坂特務少尉”から、“凍”と――)」
【GM/維馬篭】「まあ……凍を泣かすような真似はせぬ様――努力して下さい」
【GM】 その言葉に、嘲笑の響きは全く含まれていない。むしろ、年頃の娘を持つ父親の――心配に似ていた。
【良一】「そ、それは一体、どう言う――?」
【GM/維馬篭】「では、失礼」
【GM】 良一の言葉を全て聞かず、維馬篭は去っていく。
【GM】 入れ違いで、凍が統合司令室から出てくる。
【良一】「……………」維馬篭の背中を見送りながら。
【GM/凍】「……どうしたの、良一?」首をかしげながら
【良一】「………凍。もう、終わったのか?」
【GM/凍】「うん……大佐がこれ」
【GM】 そう言って、2枚の紙切れを差し出す。
【良一】「………ん…?」差し出されたそれを覗き込む。
【GM】 凍が手にしていたのは、承認済みの休暇申請書。しかも二人分。
【GM/凍】「……休暇、2人で、取って来いって」そう言って、少しだけ顔を赤らめ、俯く。
【GM/凍】「ど、どうしよう……?」かなり戸惑っている様子。
【良一】「………休……暇? 二人でって……」顔を上げて、凍の表情を見て―――「ど、どうしようって言われても、な………」紅潮する顔を、隠すように背ける。
【GM/凍】「私と、一緒じゃ、嫌……?」呟く。
【良一】「そ、そんな訳あるかっ!」ガバっと体ごと向き直って全否定。
【GM/凍】「んっ……」満足そうに微笑み、良一の腕の中に―――飛び込む。
【良一】「ちょ、こ……っ!」対応が遅れ―――いや、支え切れずにバランスを崩して倒れてしまう。
【GM/凍】「良一」
【GM】 倒れて、二人抱き合う形となって――良一の耳元で、凍が囁く。
【良一】「………凍……」見上げると、凍の銀髪がふさりとかかり………何だか夢でも見てる気分になる。
【GM/凍】「ずっと、傍に、いるから―――」
【良一】「…………あぁ……ずっと、一緒だ……」凍の背中に腕を回し、愛しげに抱き締める。
【GM】 そう言って……凍の顔が、近付いてくる……
【GM/凍】「うん……」幸せそうな声で、抱き締め返す。
【良一】「………ぁ……」近付いてくる凍の顔に、見惚れる様に、小さな吐息を吐く。
【GM/維馬篭】「良一君、言い忘れましたが」
【GM】 維馬篭が再び現れる。
【GM】 2人の姿を見て絶句。
【良一】「―――――――〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」言葉にならない悲鳴。だいたい板垣恵介調。
【GM/維馬篭】「後で、お話ししましょう」肩を震わせる維馬篭。
【良一】「あ、えと、あのその、ちゅ、中将?」ただただ狼狽。
【GM】 凍は何事も無かったかのように、立ち上がっていた。ただし、頬は少し紅かった……
【GM】 シーン切ります
【GM】 ■■■■■■シーン4/遺言■■■■■■
【GM】 シーンプレイヤーは康一
【GM】 数日後……キミはヴィヴリオから直々に呼び出される。
【GM/ヴィヴリオ】「ラーベ中尉の遺品から、定禅寺少尉宛の手紙が見つかった」
【GM】 ヴィヴリオはそう言って、懐から一通の手紙を取り出す。
【GM/ヴィヴリオ】「中身を覗き見るほど、野暮ではない。」
【GM】 事実、封が解かれた痕跡は無い。
【康一】「オレ宛の・・・手紙?」手紙を受け取りその場で開けて読む。
【GM】 封を切ると、そこには、力強く墨汁で書かれた、ドイツ語が。
【GM】 Auf Wiedersehen, mein enger Freund.(アオホヴィーダーゼーエン、マイン エンゲル フロイント)
【GM】 日本語で……「さらば、我が親友」
【GM】 気付くと、既にヴィヴリオの姿は無い。
【康一】「・・・・・はは・・・何も墨汁で書かなくても・・・・・ラーベさんらしいよ・・・」
【康一】 顔は笑っているが、その瞳からは涙があふれ出てくる。
【GM】 キミが部屋に戻ると。
【GM】 『コン、コン』
【GM】 ドアをノックする音に、キミは涙を拭う。
【康一】「――――っ。 ・・・・・はい、いますよ」
【GM】 すると、ドアが開き、そこにはトゥアレタが立っていた。
【GM】 ドアを閉め、中に入ってきたトゥアレタは、優しい声でキミに語りかける。
【GM/トゥアレタ】「ヴィヴリオ大佐から、聞いちゃったんだ……。手紙があった、って。」
【康一】「あぁ・・・そうなんだ、これ見てよ、笑っちゃうだろ? 墨汁で書いてあるんだぜ?」そう言って手紙を見せる。
【GM】 トゥアレタ(優しく微笑んで)「馬鹿。無理しちゃって」
【GM/トゥアレタ】「今頃、一人で泣いてるんじゃないかな、って思って……来たんだよ。」
【GM】 そう言うと、トゥアレタはすっと手を伸ばし――キミを抱きしめる。
【GM】 そして、康一の目尻に指を触れ、涙を拭う。
【康一】「まいっちゃうよね、ほんと・・・・・ラーベさんらしくてさ・・・ホント・・・・・泣けてくるよ・・・」
【康一】「・・・・・トゥアレタ・・・・・・」
【GM/トゥアレタ】「泣きたい時は、泣けばいいじゃない。誰にも言わないから、安心して……。落ち着くまで、傍にいてあげるから。」
【康一】「あ・・・・・あぁ・・・・・そう・・・だね・・・・・う・・・くぅ・・・・・!!!」
【GM】 とくん、とくんと、トゥアレタの鼓動が、豊かな胸の膨らみを通して、康一に伝わる……
【GM】 トゥアレタの胸で号泣するキミ。
【康一】「う、うう!! ううううぅぅ!!!」
【康一】「わぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!」
【GM】 トゥアレタは、無言で、康一の頭を撫で続ける……
【GM】 限りなく、優しい視線を向けて。
【GM】 キミが泣き止むまで、彼女はずっと、キミを抱きしめていた……。
【GM】 シーン切ります。
【GM】 ……以上で、『絶望の空』を終わりにしたいと思います。
【健彦】 お疲れ様でした
【リューヤ】 や、お疲れ様でした〜! 有り難う御座いました〜!
【良一】 お疲れ様でした……有難う御座いました!
【康一】 お疲れ様でした、有難う御座いました!
【GM】 長い時間に渡り、皆様、本当に有難うございました!(土下座
【健彦】 ありがとうございました
【康一】 いやいや、こちらこそ!!(土下座
【良一】 いや、ある意味勇気をもらいましたよw<長時間
【リューヤ】 やや、こちらこそ感謝です。