【GM】■■■■■■オープニングフェイズ■■■■■■

【GM】■■■■■■シーン1/転属■■■■■■

【GM】ある日、憲一はセラピアと一緒にヴィヴリオに呼び出される。

【憲一】「……深月憲一少尉、命令により、参上しました」

【GM/セラピア】「ボクも来たんだよ〜」

【GM】ヴィヴリオは二人に交互に視線を送った後、口を開く。

【GM/ヴィヴリオ】「本日付を以て、深月少尉とパルマコン少尉のペアを完全に解消する」

【憲一】「えっ……」絶句する。いつかはこういう日が来るって分かってたし、自分でも覚悟してたけど……やっぱり、寂しいし辛い。

【憲一】こういう日が来るって覚悟してたから、誘導兵器の訓練とかもやったり、ギアのシステム処理とかも勉強してたんだけど……

【GM】セラピアは無言のまま、ちらりと憲一の方を見る。だが憲一は、その視線には気付かない。

【GM】ヴィヴリオは二人に構わず続ける。

【GM/ヴィヴリオ】「パルマコン少尉は現在、他のギアドライバーも数名担当している。ナビゲーター不足は深刻な状況に陥っている」

【GM/ヴィヴリオ】「そこでだ。深月少尉」

【憲一】「あ、は、はいっ!」急に呼ばれ、驚く。

【GM/ヴィヴリオ】「本日付を以て、貴官をナビゲーターに任命する。ペアを組むギアドライバーに関しては、また明日連絡する。……私からは、以上だ。」

【憲一】「……ヤー。」ぎこちなく敬礼。

【GM/セラピア】「……了解なんだよ〜」

【GM】そして二人は退室。

【憲一】憲一は肩を落としている。

【GM】司令室を出て、セラピアが憲一の肩をぽんぽんと叩く。

【GM/セラピア】「憲ちゃん、気を落とさないで欲しいんだよ〜……ボクも憲ちゃんの面倒見られなくて残念だけど、」

【GM/セラピア】「でも、憲ちゃんが頑張ってたのが認められた証拠だよ〜。」

【憲一】「うん……そう思いたいけど、今は、まだ、ちょっと気持ちの整理が付かないよ……ひっく……ごめんなさい……」俯いて、嗚咽を漏らす。

【GM】セラピアは優しい顔を浮かべて、憲一の肩を抱き締める。

【GM/セラピア】「今日からは、ボクと同じ立場だよ。頑張れ、憲ちゃん。」励ます様に、耳元で囁く。

【憲一】「……お姉ちゃん……ひっく……う、うん、僕、頑張ってみる……だから、お姉ちゃん、僕の事見守ってて……」肩を震わせながら、一言一言、絞り出す様に呟く。

【GM/セラピア】「(憲一の背中をぽんぽんと叩き)うん、見守っててあげるよ……」限り無く優しい表情で。

【憲一】「うん……お姉ちゃん、ごめんなさい、今だけ…甘えさせて……ひっく…えぐ……うわぁぁぁんっ!」

【GM】セラピアの腕の中で号泣する憲一。

【GM】セラピアは無言で、憲一の頭を撫でる。

【憲一】憲一は泣きながら、『……お姉ちゃんに甘えるのは、もう、今日限りにしなきゃ……』と、決心していた。

【GM】シーン切ります

 

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