【GM】■■■■■■クライマックスフェイズ■■■■■■

【GM】■■■■■■シーン1/決戦■■■■■■

【GM】二人の駆るヤークトの前に立ち塞がる、異形の存在――天使――の、群れ。

【GM】群れの向こうには、指揮官と思しき個体が1体。

【GM】ホイシュレッケ・ヤークト50(10体1グループ、5グループで処理)と能天使パワー/スナイプ1です。

【憲一】GM、各個体との距離はどうなってます?

【GM】はい。距離は、パワー←1km→ホイ←2km→宏美・憲一になります。

【憲一】了解です。

【宏美】ホイ5グループ、奥にパワー一体か……。余程変なダメージ食らわなければ、落とせるかな?

【宏美】初めての実戦。また緊張が甦ってくる。

【宏美】あたしの判断が遅ければあたしだけじゃなく、後ろの憲ちゃんも……死ぬ。

【宏美】(それだけは、絶対避けるの……二人で帰るの。大佐と、そしてお母さんと、約束したんだもん。思い出せ、あたし。自分に何ができるか)

【憲一】「狙撃型天使兵50、狙撃型能天使1か……。白兵型(フォワード)や強攻型(アサルト)じゃないだけ、まだマシかな……。ヤークト1機でこの数は、少々荷が重いけど……落とせない数じゃ、ないです」宏美さんに伝えます。

【憲一】僕もギアドライバーだったから、1機のギアで、どれだけの敵数に対応出来るかは把握してる。

【憲一】でも、宏美さんはこれが初陣で、能力がまだ未知数だから、そこが分からない。

【憲一】最悪の場合、ナビ側をオート操縦に切り換えて、僕がメインを操縦すれば、この敵数ぐらいなら、何とか撃破出来る(実際、無茶な事をやるから、後で体内エーテルの除去処理をしてもらう必要はあるけど)。僕は元々、ヤークトに乗ってたから、それぐらいは出来る。

【憲一】『だけど……多分、大丈夫。そんな事をやる必要は無い。宏美さんとなら、きっと、上手くやれる。信じてるからね、宏美さん……。』

【憲一】S.Q.U.I.D.のせいで、考えている事がそのまま伝わる事をすっかり忘れていますw

【宏美】後ろから伝わってくる憲一の思考に、気持ちが和らぐ。

【宏美】「……憲ちゃんが一緒なら大丈夫って、さっき言ったばかりなのにね……ごめん……ありがと」緊張は完全に解けた。瞬時に戦略が組み立てられる。

【GM】では、戦闘に入ります。

【GM】【感覚】の数値ですが、宏美・憲一が16、パワーが15、ホイが7になります。

【GM】宏美・憲一→パワー→ホイシュレッケの順番で行動ですね。

【GM】セットアップには何もやる事はありませんね?

【憲一】僕は無いです。て言うかむしろ出来ませんw

【宏美】無いです。

【宏美】《接合》やって九八式対天使砲で《予測射撃》。ホイシュレッケをすべて落としま〜す。ロゴス10点使用でダイスブースト(《接合》で感覚が22に+10D、《予測射撃》と九八式対天使砲の修正が合計−11で21D)#21c4=12

【宏美】12個成功。

【宏美】「あの天使兵たちは、あたしたちを狙ってこう移動するだろう。そこに撃ち込んでいけば……っ!」

【GM】回避……の必要はありませんね。その一撃で、ホイシュレッケは全滅ざます。

【GM】ヤークト・ツェアシュテーラーの右肩に装備された九八式対天使砲から放たれた弾丸が、ホイシュレッケの移動位置をまるで知っていたかの様に、移動したその群れに吸い込まれて行く。

【GM】一瞬の間を置き、エーテルの爆光が大空に走る。

【GM】爆光が掻き消えた後、ホイシュレッケの群れは姿を消し――巨大な天使1体だけとなる。

【憲一】「いきなり予測射撃(フェアムートゥング・ボンバルディーレン)が出来るなんて……」口はそう言いつつも、実は多少誤差が出ていた照準を、空間座標軸再計算の上、宏美さんに分からない様に微調整済み。

【憲一】(だけど僕じゃ、ここまで素早く予測出来ない。まるで、お姉ちゃんみたいだ。本当に凄いや……。)勿論丸聞こえですw

【宏美】(あ……憲ちゃん、微調整してくれたんだね)撃った瞬間、気付いた。ちょっと外れるか?と思った照準が、あまりにも正確だったから。

【宏美】(憲ちゃんのお陰だよ)「射撃の勘の良さなら、セラピアちゃんにも負けないよ〜?」

【憲一】「そうみたいですね……って、聞こえてたんですか!?じゃあさっきのも……は、恥ずかしいよ〜(*>_<*)」赤面。

【宏美】(うーん、可愛いぞ、憲ちゃん)「S.Q.U.I.D.でリンクしてるの、忘れてるでしょ〜」自分も頭にないw

【憲一】「……か、可愛いだなんて……は、恥ずかしいよぅ」益々赤面。

【GM】では、天使の行動です。

【GM】パワーの目が一瞬煌めいたかと思うと、大空が俄かにかき曇り……耳を劈く(つんざく)轟音と共に、巨大な稲妻が、ヤークトデストロイ目掛け飛来する。#15c4=9

【GM】成功数は9です。回避をお願いします。

【憲一】「あれが命中したら、例えシュネルギアと言えど、一溜まりもありません。一瞬で黒焦げになります。」声に焦りは無い。顔はまだ赤いが。

【宏美】「気合い入れて……避けるよっ!」

【宏美】ロゴス3点で〈回避〉の技能レベルを4に上げて、12点使ってダイスブースト。#18c4=11

【宏美】避けたっ!

【宏美】「絶対、避けるっ!」運動ははっきり言って苦手で、自信はあまりない。でも、天使から放たれる稲妻の軌道が、ゆっくりとして見えた。

【GM】稲妻をものともせず、シュネルギアが蝶の様に、ひらり、と軽く躱す。

【宏美】「憲ちゃん、補助ありがと」

【憲一】「いや、僕は特に何もしてないですから……」と言いつつ、姿勢制御微調整はしっかり行っていますが。

【GM】ホイシュレッケが既に全滅していますので、ラウンド頭に戻ります。

【GM】宏美さん、行動どうぞ。

【宏美】はい。

【宏美】88mm対天使ライフルで、パワーを撃ちます。《接合》使用、ロゴス全部、70点使ってダイスブースト、ダーザイン全部昇華して成功値+70します。#88c4=60

【宏美】成功数は130。

【宏美】「憲ちゃん、この一撃で落として……終わったら、一緒にごはん食べよ?あたし、おごるよ」表情を引き締めて、

【宏美】様々な人の顔が浮かぶ。両親、ヴィヴリオ、セラピア……そして、憲一。「憲ちゃん、捕捉よろしくっ!」

【憲一】「ヤー、ご馳走様です!照準調整は、僕に任せて下さいっ!」こちらも負けじと真剣な表情で、最も損害を与えられるポイントを探し……瞬時に、宏美さんに伝送 します。

【宏美】「あたしたちは……あんたなんかに、負けないっ!照準セット、3、2、1、ファイエルっ!」

【GM】88mm対天使ライフルから放たれた弾丸は、荘厳なる鐘の音を伴う一条の光となり、大空を突き進む。

【GM】天使はその一撃を、翼で弾き飛ばそうとするが……光に触れた箇所から、エーテル分解されて行く。#15c4=14

【GM】差分値116、ダメージ140で重傷指定ですね……それはもう保ちません。

【GM】光が、パワーの核を貫くと同時に、パワーの巨体が光の粒子となって、掻き消えていく。

【GM】そして……パワーの背後にあった天界の門も閉じていく。

【GM】丁度同時刻、他の2ヶ所の天使との戦闘でも、天界の門が閉じるのが確認された。

【GM】瑞穂基地は、壊滅の危機を逃れたのだ。

【宏美】天使が、光の粒となって消えていくのを見ながら「勝ったね、憲ちゃん……。憲ちゃんのお陰だよ、ありがとう……何度か言ったけど、これからも……よろしくね」晴れ晴れとした、今までの中で一番良い笑顔で笑う。

【憲一】「はい……よろしく、お願いします……。」笑いながらも、宏美さんのその笑顔に……京子ちゃんの事を一瞬考えてしまい、ほんの僅か、余所余所しく。しかし、気付かれない様に、と 。細心の注意を払って。

【GM】ほんの、僅かな、『筈』の、すれ違い。

【GM】シーン切ります。

 

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