エンゼルギア天使大戦TRPG・エンドレスサマーキャンペーン『THE END OF CENTURY』第2話『夏の夕暮れ』、第3話『機械仕掛けの聖女』 本日は、遠山桂三部作の2話、二本立てで遊んで来ました。 PC自体は第一回と全く変わりません。ただしシナリオでPC番号が若干異なります。 第2話『夏の夕暮れ』 PC1:那由多 暦(ギアドライバー/ナビ:セラピア) PC2:ミリアリア=エクレール(管制官) PC3:ヴェンツェル・ベイカー(ギアドライバー/ナビ:凍) PC4:白川 沙織(機械化兵) 基地に接近だけを試みる、鳥型の天使。 その天使には、天使化し『処理』された、遠山桂の面影が・・・ 。 第3話『機械仕掛けの聖女』 PC1:ヴェンツェル・ベイカー(ギアドライバー/ナビ:凍) PC2:那由多 暦(ギアドライバー/ナビ:セラピア) PC3:ミリアリア=エクレール(管制官) PC4:白川 沙織(機械化兵) 死んだ筈の遠山桂が、完全機械化兵T−Xとして戻ってくる。 取り戻す記憶、だが、残された時間は、あと僅か。 何を書いてもネタバレですが・・・。 2話通して取り乱しっぱなしのセラピアを、支える暦。 維馬篭の思惑よりも早くフェイズが進み、感情表現が豊かになり始めた凍に、戸惑いを覚えるヴェン。 兄である暦以外に、心を開ける相手(ミリィ)を見つけた雛子。 ミリィにうっかり自ら正体をバラす羽村。 冷徹さをすっかり失ったヴィヴリオに対し、小隊のドライさを一手に引き受ける形の沙織。 そして・・・お帰り、桂。 しかし、ヴェンには新たな問題が浮かび上がった。彼は、どちらを選ぶのか? 尚、維馬篭からの質問の回答は保留。 維馬篭からすれば、どう転んでも面白くなるし、道具が増えるのに越したことはない。 PL諸氏の素晴らしいまでのロールプレイの煮え具合。 特にヴェンツェルのPLであるアスカゼさんは桂への思い入れも強いとのことで、身悶えて頂けたようで何より。 『力の、在処』『夏の夕暮れ』『機械仕掛けの聖女』の、遠山桂三部作と銘打ったのは伊達じゃないことを、証明出来ました。 ただ、確かにキャンペーンの都合上、1週間しか経過しないで次の話が来るのは、PCは気持ちの切り替えなんぞ出来ないわな。 だからこそ余計、『機械仕掛けの聖女』でカタルシスが得られるわけであって。 第3話でのヴェンツェルの、クライマックス直前のパトス所有枚数200枚越えとか、オンセの観客全員裁定者(概ね裁定者が7〜8人いた)以来だわ。非常に盛り上がった証拠でもあるしね。 〈エーテル〉難易度199はやり過ぎだとは思うが、それもまた非常に盛り上がったので良しとする。そうそうやっちゃいけないけどね。 2003年5月に無印が発売し、『力の、在処』が掲載。 2004年2月発売のGF8ー3にTーXが掲載され、「俺はTーXのシナリオを作らなければならないッ!」と天啓を受け。 3月に『機械仕掛けの聖女』を作成。これはかつての最高傑作と自負していた。 それから飛びに飛んで2016年12月、12年半以上の間を空けて、両シナリオの間のシナリオになる『夏の夕暮れ』が出来、遠山桂三部作として揃った。 『夏の夕暮れ』も傑作・・・否、去年作ったシナリオは全て傑作である。そう思わなければ、作ったシナリオ達に失礼ではないか? いずれも、多種多様のNPC愛に応えたシナリオである。 これも全て『力の、在処』がエンゼルギアでも屈指の名作であり、引いては遠山桂というNPCの魅力のお陰である。 『力の、在処』は、エンゼルギアの世界がどんな世界であるか、の導入としては、この上なく最適なシナリオだと思っております。 尚、お前、桂好き過ぎない?と問われれば、三番目に好きと答えましょう。 凍は俺の嫁でセラピアは俺の娘、桂はマブダチ。ただし重婚オッケーならもれなく嫁。 次回は来週の日曜、シナリオはやはり拙作『ヘルメスの翼』。 これまでの3話は言わば優等生の第一小隊の面々であり、次からは愚連隊の第二小隊が登場し始める。 何せ作成段階の時点で、みどうくんのPC:紀央、セラさんのPC:伊音もかなりピーキーなキャラに走っていて、アスカゼさんの担当するPC:トゥアレタと機械化兵はかなり胃の痛くなる立ち位置になりそうな予感。 いやー、キャンペーンって本当に楽しい!