■背景説明  1999年、PCたちが合衆国大統領を打ち破ることで、世界から天使兵が消えた。  天使兵から解放された人類は、20世紀初頭より大きく人口を減らしながらも、各地で国家を復興していった。  あれから20年、戦争の傷跡が繕われ、戦後生まれた世代が成人し、人々は新たな時代へと突入した。  戦後は終わったのだ。    ざっくり言うと、世界の人口規模はおいといて、現実世界とあまりかわらない技術や文化となっている、程度に軽く考えてくれていいです。  あまり考察しませんw ■軍隊の状況  統一帝国は欧州に祖国を復興し、統一帝国軍は帰還した。  ヤシマは終戦時、天使兵器のノウハウを有し、世界最強の戦力を持つにいたった。だが突出した軍事力が他国の脅威となり、戦後世界の不協和音になる可能性を廃するため、維馬篭の指導のもと、その戦力を大きく削減するかたちで軍を再編、また天使兵器およびその技術は封印された。  G3は、対天使兵戦力としての役目を終え、また天使兵器封印により、ごく一部の封印のための部門を残し解体された。  天使兵器の封印は、過剰な軍事力の抑制とはべつに、戦前から天使大戦終結まで行われた天使狩りやクローン兵士の使用、少年兵の運用等の汚点を隠蔽するための手段でもあった。 ■PCたちの状況  ギアドライバーおよびナビゲーターは、少年兵を主力とした天使大戦の非人道性を考え、世間から隠匿された。戦後は民間人として生活していくこととなった。  オフィーツィアは、ギアドライバーの隠匿のため、逆に戦勝の英雄として祀り上げられた。だが、軍の組織の変化、天使兵器の封印により、名誉はあるが本筋ではない微妙な立場となる。  機械化兵は、その機械化の影響で長生きはできない。PCは周囲より生きながらえた方だが、確実に身体は蝕まれている。 ■各NPCの状況 ●シナリオで確定している何人かの設定。 ・ヴィヴリオ  戦後間もなく、G3解体の決定にあわせ姿を消す。その後、死亡したと伝えられた。 ・羽村  戦後、いつの間にか、瑞穂基地より姿を消す。その後、行方を知るものはいない。 ・維馬篭  戦後のヤシマおよび世界情勢を再建すべく、内外に指導力を発揮した。  内閣総理大臣への要望は高まったが、以降の皇族、軍関係者が政治・行政の要職に就任せぬよう、規範となるべく就任を拒否。  また、ヤシマ軍の縮小再編を進めた。  その後、戦後の再建期が終わるとともに、表舞台に出ることが少なくなった。 ●ナビゲーターたちの設定。ただし凍以外は、変更可。 ・凍  天使大戦終盤、肉体の天使化が進みつつあった。最終決戦、最後の力を振り絞り勝利をもたらすと、その肉体は限界を迎えた。  病院へ搬送され数週間後、PCたちと再会することなく、この世を去った。 ・トゥアレタ  大戦後、進学し教師となり、多くの子どもたちを教育している。 ・伊音  家が祀る神社の宮司となる。またヤシマ各地に伝わる武術を蒐集し、その研究と保存につとめている。 ・セラピア  数年後、ふらりとヤシマから姿を消す。世界各地を旅しながら、ルポタージュをあげている。