今回予告 凍の様子がおかしい。 一緒にいる時手を繋いできたり、お弁当を作ってきてくれたり。 こんなに積極的だったろうか? 嬉しい事は嬉しいが、どうにも違和感が。 エンゼルギア天使大戦TRPG 『八坂凍が多すぎる』 ・・・こんなにいるんだから、一人くらい連れ帰ってもいい?ダメ? PC1 ギアドライバー/シューター ナビゲーター:八坂凍 凍の様子がおかしい。 一緒にいるとき手を繋いできたり、お弁当を作ってきてくれたり。 こんなに積極的だっただろうか? 嬉しいことは嬉しいのだか、どうにも違和感が拭えない。 シナリオダーザイン【八坂凍からの違和感】 ※性別は男性限定とする PC2 ギアドライバー/スナイパー ナビゲーター:セラピア・パルマコン セラピア曰く、最近凍の様子が今までと違うという。 前はもっと淡々としていたが、PC1に対して妙に積極的である、と。 二人が仲睦まじいのは結構なことだが、また一騒動ありそうな気がしてならない。 シナリオダーザイン【セラピアからの困惑】 PC3 情報将校 キミは、八坂機関所属のダブルスパイである。 ある日維馬篭大将から直接命令を受ける。「凍とその周辺に、怪しい動きがあるようです。報告及び対処をお願いします。」 シナリオダーザイン【維馬篭からの道具】 ※ヴィヴリオ及びPC4はあなたがダブルスパイであることを知っていますが、PC1・2は知りません。 PC4 機械化兵 キミは、ギアドライバー達の指導及び護衛をヴィヴリオ大佐から仰せつかっている。 ある日ヴィヴリオから内密に命令を受ける。 「凍とその周辺に、怪しい動きがある。何かあれば報告してくれ」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 セッション開始前に、本シナリオはヴィークルなしの戦闘であると告げておく。 オープニング シーン1 シーンプレイヤー:PC1 積極的な凍の姿を演出する。 訓練終了後、凍が自然に手を繋いできた。ここ数日はいつもこんな感じだ。 凍「・・・PC1。お昼、どうするの?」 凍「・・・お弁当、作ってきた。もし良かったら、食べて」 食堂でお弁当箱を広げる。 唐揚げや卵焼き、タコさんウィンナーやプチトマト。そしてごはんの上には桜でんぶでハートマークまで。 凍「・・・あーん」 手には絆創膏が何枚か貼ってある。 このところ終始こんな感じで、嬉しい事は嬉しいのだが、どうにも違和感が拭えない。 シナリオダーザイン【八坂凍からの違和感】 シーン2 シーンプレイヤー:PC2 一方その頃、食堂の違う場所。 PC2とご飯中。セラピアは日替わりA定食。 セラピア「あれ・・・?凍ちゃん、何か雰囲気変わった?あれかな、色を知る年齢(とし)かッ!ってやつかな」(作画変わってンぞ、おい) セラピア「前はもっと淡々としてたけど、PC1ちゃんに積極的だよねぇ」 セラピア「維馬篭ちゃんとかの横槍が入んなきゃいいけどね」 二人が仲睦まじいのは結構なことだが、また一騒動ありそうな気がしてならない。 シナリオダーザイン【セラピアからの困惑】 シーン3 維馬篭の茶室に招かれ、命令を受ける 維馬篭「粗茶ですが」 あんたの出すお茶が粗茶の訳無いだろッ!というツッコミはさておき。 維馬篭「凍とその周辺に、怪しい動きがあるようです。報告及び対処をお願いします。」 (凍の様子がおかしい、と伝えた場合) 維馬篭「特に私は何もしていませんが・・・今の状況の方が凍の性能が良いので、静観しています」 維馬篭「何か問題が生じるようなら、また何らかの調整が必要になるかも知れませんが、ね」 維馬篭「では、よろしくお願いしますよ」 シナリオダーザイン【維馬篭からの道具】 シーン4 ヴィヴリオの自室に招かれ、命令を受ける ヴィヴリオ「司令室で人払いする訳にもいかん。ここなら、誰かに聞かれる心配もない」 ヴィヴリオ「凍とその周辺に、怪しい動きがある。何かあれば報告してくれ」 ヴィヴリオ「恐らく、また維馬篭が良からぬ事でも考えているんだろうが・・・そう何度も何度もかき回されてたまるか」 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 ミドルフェイズ シーン1 シーンプレイヤー:PC1、全員登場 司令室。毎週土曜恒例の定例ミーティングである。 ヴィヴリオ「話は以上だ。解散」 定例ミーティングのあと、凍にデートに誘われる。全員周知でよい。 セラピア「およ、凍ちゃん随分積極的だね〜」(PC2に耳打ち)「こう言っちゃ何だけど、やっぱり何か変かも。怪しいお薬でも使われちゃったかなあ。」 凍「・・・PC1、明日の予定、決める」手を繋いで促され、その場を後にする。 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン2 シーンプレイヤー:PC2、PC1以外登場。 司令室退室直後。 セラピアがPC1と凍のデートの監視も兼ねて、Wデートしようと言い出す。 セラピア「・・・ってことでいいよね、PC3ちゃんにPC4ちゃん?」 セラピア「二人が尾行したり人手配したりだと、監視の目を気にしちゃって、デートにならないと思うんだよ〜」 セラピア「その点、ボクとPC2ちゃんとのWデートなら、自然に監視出来ると思うんだよ。」 セラピア「勿論本音は、ボクもPC2ちゃんとデートしたいからだけどね?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン3 シーンプレイヤー:PC1、PC2自動登場、PC3・4出歯亀可。大いに生暖かく見守って欲しい。 凍とのデートシーン。 PC1と凍、PC2とセラピアの二組で、遊園地でWデート。 まさかこんなご時世とこんな立場で、遊園地でWデートすることになるなんて。 最後に乗った観覧車で 凍「・・・こんな私じゃ、嫌?」 目を瞑り、顔を上げて、キスをせがむ。 凍「・・・思い出が、欲しいから」 ※受け入れた 口付けた後、涙を浮かべて「・・・ごめん、なさい」そう言った後押し黙り、ゴンドラが地上に着いた途端、走り去ってしまう。 彼女の涙の意味が分からなくて、追い掛けたくとも足が動かなかった。 ※拒否された 「・・・ごめん、なさい」そう言った後押し黙り、ゴンドラが地上に着いた途端、走り去ってしまう。追い掛けたくとも、足が動かなかった。 セラピア「うーん・・・これはちょっと面倒なことになってきたんだよ・・・」 会話を終えたらシーンを終了する。。 シーン4 シーンプレイヤー:PC3、全員登場可 情報収集シーン。 セラピア「全員しゅーごー。」 夜中、セラピアに予備会議室に呼び出される。 セラピア「ボクの勘では、この一件、詳しく調べてみた方が良さそうな気がするんだよ〜。」 セラピア「そもそもあの凍ちゃん、本当に凍ちゃんかなぁ?」 ・あの凍は本物?:難易度1 この判定のみ、能力値【聖霊】、凍のダーザインレベルで判定。 凍からのダーザインを持っていない場合、そもそも判定不可。 あの凍は本人ではない。では[何者]? 以下の判定は〈事情通〉〈情報処理〉〈軍略〉で判定 ・あの凍は何者?難易度3 恐らく彼女は、[八坂凍量産計画]によって生み出された凍のクローンである。 PC3も初耳である。 ・八坂凍量産計画:難易度1/3 成功数1 維馬篭にも秘密で計画が実行されたのは一月前、結果としては失敗に終わった。 クローニングに成功したのはたった一人だけ。尚且つ能力がオリジナルの凍にかなり劣った為、クローン凍は廃棄処分された。 成功数3 だが、実際にはクローン凍は生きている。 [研究者の一人である氷川]がクローン凍を憐れみ、廃棄処分されたように書類を偽造、且つ自分の娘として戸籍を偽造した。 計画とクローン凍の件共々、すぐに維馬篭の知るところとなるが、何の気まぐれか維馬篭はそれを見逃した。 ・氷川という研究者:難易度1/3 成功数1 ヤシマ陸軍の完全機械化兵開発担当の一人で、素体クローニングを担当している。 八坂凍量産計画に が、一週間ほど前に行方不明になった。これは凍がおかしくなったのと同時期である。 成功数3 ・氷川の行方:難易度1 [ヤシマ陸軍の津島准将]管轄の研究所に軟禁されている。 ・ヤシマ陸軍の津島准将:難易度1/3 成功数1 維馬篭の専制に異を唱える派閥の一人。何者かの後ろ楯でも出来たのか、最近発言力を強めてきた。 管轄区域に不透明な武器弾薬等の移動がある。 成功数3 ヴリルソサエティから資金提供を受けているらしい。また、八坂凍量産計画の首謀者でもある。 セラピア「今調べて分かることは、多分このくらいだと思うんだよ。あとは、凍ちゃんじゃない凍ちゃんに、直接聞いた方がいいんじゃないかな?」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン5 シーンプレイヤー:PC1、全員登場可 告白 クローン凍がPC1に正体を明かす。口調が若干変わり、凍に比べれば少し饒舌になる。 「私の名前は、氷川、吹雪。八坂凍の、劣化コピー。お父さんを人質に取られて、協力してた」 「私は偽者だけど・・・この想いは本物、だから」 凍からクローニングした際に、それまで凍がPC1と過ごした記憶を全て受け継いでいた。 表には出さなかったものの、オリジナルの凍もPC1をずっと想っている、と。 「騙していて、ごめんなさい。オリジナルは、この研究所にいる」 会話を終えたらシーンを終了する。 シーン6 シーンプレイヤー:PC4 突入 研究所に突入するPC達を待ち構える、大量の八坂凍。 吹雪「そんな・・・他のみんなは、クローニング失敗で、廃棄処分された筈じゃ」 津島「そのまま処分は勿体なかったからな。不足部分を機械で補い、完全機械化兵として再利用させてもらった」 津島「普通に完全機械化兵を作るよりコストも安く、尚且つ従来品よりとても高性能に出来た。その点についてだけは、維馬篭大将に感謝だよ」 津島「この完全機械化兵達があれば、維馬篭大将も恐ろしくはない。大将を蹴落とす為の道具となってもらう。」 津島「ヤシマ陸軍を牛耳り、何を考えているか分からない維馬篭大将を、快く思っていない者は私以外にも何人もいるンだよ。」 津島「だが、その前に君達。私の手伝いをしてくれないかな?そうすればPC1くん、君には八坂凍と彼女の両方を与えよう」 津島「やはり断られたか。計画を知ってしまった以上、君達を生かしておくわけには行かない。死んでもらおう、殺れ」 吹雪「許せない・・・PC1、あの子達を、ちゃんと、眠らせてあげて」 会話を終えたらシーンを終了する。 クライマックスフェイズ シーンプレイヤー:PC1 八坂凍型完全機械化兵との戦闘。 死亡ゲージなしのHPのみ。死亡はせず、戦闘不能になるだけ。 1グループ10人×2、8人×1。 パワー/アサルト相当(10人)×2、パワー/スナイプ相当(8人)×1として、彼我の距離は30m、それぞれ5mずつ離れた別エンゲージ。 ただし《聖光結界》と《飛行》はなし。 ※必ず《高速戦闘モード》を使用すること エンディング シーン1:合同 軟禁されていた凍を助け出し、氷川と吹雪から感謝される 凍「……PC1、ただいま」すぐさまPC1の側に駆け寄る。 氷川「ありがとうございました。まさかこんな事に吹雪が利用されるとは・・・脇が甘すぎたようです。」 吹雪「PC1・・・ありがとう」歩み寄って頬にキスする。 ムッとする凍。「……駄目。PC1は、私の」 氷川「こらこら吹雪、PC1さんが困っているでしょう、帰りますよ」 吹雪「分かった。・・・それじゃ」 二人が去って行くのを見送る。 その間凍はPC1の手をギュッと握っている。 凍「……あの研究者から、妹たちのこと、聞いた」 凍「……私も知らない内に、妹が29人も出来た」 凍「……でも」 凍「……私は、私、だから」 セラピア「これでめでたしめでたし、かな?」 シーン2 シーンプレイヤー:PC4 ヴィヴリオから労われる ヴィヴリオ「維馬篭は直接関係なかったとは言え、奴が凍の量産計画なんてものを考えるから、余計な騒動が起こるのだ。全く、余計な事しかせんな奴は」 ヴィヴリオ「とにかく、今回も良くやってくれた。」 ヴィヴリオ「しかし……黒い天使核を持つ者のクローニングが、確率は低いとは言え成功した、となると・・・また違う騒動が起きる可能性が大、だな」 ヴィヴリオ「その時はすまんが、またよろしく頼んだぞ?」 シーン3 シーンプレイヤー:PC3 維馬篭から労われる 維馬篭「どうやら気まぐれに温情をかけたのが、裏目に出てしまったようですね」 維馬篭「まあお陰で、反乱分子を炙り出すことが出来ました。氷川君にも褒美を取らせねばいけませんね。あなたにもですが」 維馬篭「あなたは、非常に便利な道具です。私は、役立つ道具の手入れは惜しみません。これからも、私の為に働いてください」 シーン4 シーンプレイヤー:PC2 セラピアと解決して良かったと話す セラピア「凍ちゃん、ちゃんと帰って来て良かったね〜。」 セラピア「ただ反動でスキンシップが前より多くなった気がするけど・・・流石に、また別人・・・とかじゃないよね?」 セラピア「また入れ替わり、とかは勘弁なんだよ〜。」 シーン5 シーンプレイヤー:PC1 あれから数日後。キミと凍はヴィヴリオに司令室に呼び出される。 新しいナビゲーターとして『八坂』吹雪が着任する。伊達眼鏡をかけてポニテにしている。 【肉体】+1、【感覚】+2、【理知】+2 吹雪「えへへ・・・PC1、来ちゃった。頭が良さそうに見えるから、こうした方がいいって、お父さんに、言われたから」 吹雪「私も、PC1が好きだから、凍お姉ちゃんには、負けない」 凍はフンスと胸を張り「……妹には、負けない。……PC1、私と吹雪、どっちを選ぶ?」 そこに更に「・・・抜け駆けは、なし」×28。 八坂凍型完全機械化兵、フリーレン9ー1(ノインーアイン)〜28(アハト・ウント・ツヴァンツィヒ)、28人が司令室に押し掛けてくる。 ヴィヴリオ「・・・回答は後日で構わん」そそくさとその場を後にする。やってられるか、こンなハーレムラブコメッ!(ヴィヴリオ心の叫び) キミは完全機械化兵達に個別の名前をつける事を強いられることとなり・・・30人の八坂凍との生活が、ここに始まった。 オリジナルの凍と吹雪はもとい、ツインテの凍、三つ編みの凍、ショートカットの凍など、よりどりみどりだ。 ハーレムエンド。 尚このセッションの結末は、パラレルワールドである。