■今回予告 2/14、聖バレンタインデー 好きな人へ、チョコと共に思いの丈を伝える日 だが敵は、そんな事などお構い無しに攻めて来る そんな中、一人の少女の一途な想いが、瑞穂に危機を呼ぶ 待ち受ける結末は………破滅か、それとも エンゼルギア天使大戦TRPG 『Valentinstag』(ヴァーレンティーンスターク ) 戦え、ヤシマ中の恋人達の為に。 ■ハンドアウト PC1:ギアドライバー ナビ:凍(※変更する場合、紀央以外なら誰でも可) キミは2/13に、ある少女に体育館裏に呼び出される。 「これ受け取って下さいっ!返事は、後でいいですっ!」 少女がキミに押し付けたのは、ハート型のチョコレートと、『好きです』と書かれた一枚のカード。 まさかその時は、翌日に彼女とギアドライバー同士として再会するなんて、こっれぽっちも思っていなかった。 シナリオダーザイン【氷川陽香からの片思い】 ※古参、あるいはベテランギアドライバーとする。 ※また、PCの性別は男性限定とする。 PC2:ギアドライバー ナビ:セラピア(※変更する場合、凍とトゥアレタ以外ならば誰でも可) 「特務クラスのみんなって大変だよね………」 一般クラスの中にも、特務クラスへの偏見や嫌悪を持たない生徒は勿論いる。 彼女も、その内の一人だった。………今日までは。 たまたまキミと帰りが一緒になった彼女の前に、黒い車が止まる。 ………日常と別れを告げる、迎えの車が。 シナリオダーザイン【氷川陽香からの友情】 ※今回陽香と一緒に召集される新人ドライバーであるか、或いは陽香の友人である。 ※PCの性別は問わない。 PC3:指揮官 or 情報将校 or 管制官 基地内が何となくソワソワした雰囲気の中、キミはヴィヴリオから命令を受ける。 「ヴァーレンティンスターク(バレンタインデー)か……。 何者かの陰謀に、これが利用されぬ様に注意を払え」 さて、そうは言うものの、どうすれば良いのやら。 そして折も折、PC1に恋心を抱く一人の少女(陽香である)が、ギアドライバーとして編入される………。 シナリオダーザイン【ヴィヴリオからの信頼】 PC4:機械化兵 基地内の何となく浮付いた空気を、キミは鬱陶しく感じていた。 そんなキミの首に、後ろからしな垂れかかる天野ツバサ。 「何ンだよ、俺様ちゃんの愛の込められたチョコレートも要らないって言うのかよ?」 悪戯っぽく笑う彼女。 キミはヤシマの平和より何よりも、彼女の笑顔を守りたい、そう願って戦い続けている。 シナリオダーザイン【天野ツバサからの純愛】 ※PCの性別は男性限定とする。 ※PC希望によっては、PC4ハンドアウトを以下のものに差し替える。 PC4:機械化兵 基地内の何となく浮付いた空気を、キミは鬱陶しく感じていた。 そんなキミに、苦笑いを浮かべながら話し掛けるズィーガー。 「………お互い、この時期は大変だな」 老若男女問わずにチョコレート責めになる、キミ達2人。 この時期、キミ達の間には、奇妙な連帯感があった。 シナリオダーザイン【フリューゲル・ズィーガーからの連帯感】 ※階級は少尉以上とする。PCの性別は問わない。 オープニングフェイズ ●シーン1/告白 シーンプレイヤーはPC1 台詞と描写 陽香がPC1に告白するシーンである。 2/13の金曜の朝、PC1の下駄箱に手紙が入っている。 そこにたまたま居合わせるナビに突っ込まれる。 手紙は丁寧な字で「放課後、屋上に来て下さい」と書かれている。 そして放課後、陽香がPC1にチョコレートとメッセージカードを押し付ける。 「返事は後で、いいですから」 そう言って陽香は退場。 一言台詞を貰ってシーン切り。 ●シーン2/下校途中 シーンプレイヤーはPC2 台詞と描写 陽香とたまたま下校が一緒になる。尚ナビはこのシーンには不在とする。 どことなくソワソワしている陽香。 「あ、PC2くん、久しぶりだね」 「特務クラスのみんなも大変だよね」 そこに、目の前に黒い車が止まり、中から黒服の男が出てくる。 「君が、氷川陽香くんだね?」 「………まさか、私が?」 苦笑しつつ「そういう事だよ。飲み込みが早くてこちらとしても助かるよ」 少し困ったように笑って「それじゃ………また後でね、PC2くん」 自ら車に乗り込む陽香。 一言台詞を貰ってシーン切り。 ●シーン3/命令 シーンプレイヤーはPC3 台詞と描写 場所は司令室。 基地内が何となくソワソワした雰囲気の中、キミはヴィヴリオから命令を受ける。 「ヴァーレンティンスターク(バレンタインデー)か……。 何者かの陰謀に、これが利用されぬ様に注意を払え」 さて、そうは言うものの、どうすれば良いのやら。 そして折も折、PC1に恋心を抱く一人の少女が、ギアドライバーとして編入される………。 ●シーン4/ユウウツ? シーンプレイヤーはPC4 ◆台詞と描写 場所はツバサ枠ならば自室、ズィーガー枠ならトレーニングジムとせよ。 基地内の何となく浮付いた空気を、キミは鬱陶しく感じていた。 そんなキミの首に、後ろからしな垂れかかる天野ツバサ。 「何ンだよ、俺様ちゃんの愛の込められたチョコレートも要らないって言うのかよ?」 悪戯っぽく笑う彼女。 キミはヤシマの平和より何よりも、彼女の笑顔を守りたい、そう願って戦い続けている。 あるいは 基地内の何となく浮付いた空気を、キミは鬱陶しく感じていた。 そんなキミに、苦笑いを浮かべながら話し掛けるズィーガー。 「………お互い、この時期は大変だな」 老若男女問わずにチョコレート責めになる、キミ達2人。 この時期、キミ達の間には、奇妙な連帯感があった。 ミドルフェイズ ●シーン1/新しい仲間 シーンプレイヤーはPC3、ただし全員登場 ◆台詞と描写 場所は司令室。 ヴィヴリオ「貴官らに、新しい仲間を紹介しよう。入りたまえ」 陽香「はい。あ………そ、そうだよね、ギアドライバーなんだもの、PC1さんがいるのは当たり前、だよね………えーと、はじめまして」 PC1のナビの、PC1と陽香を見る視線が怖いことを描写せよ。 ヴィヴリオ「氷川少尉はPC3の指揮下に入ることになる。後は任せたぞPC3。私は用事があるのでこれで失礼する」 そそくさと立ち去るヴィヴリオ。 先が思いやられる。 ●シーン2/相談 シーンプレイヤーはPC2、PC1以外ならば登場可能。 台詞と描写 場所は訓練室や休憩室などにする。 陽香「PC2くん………PC1くんって、好きな人いるの?」 この一言に尽きる。 ●シーン3/訓練 シーンプレイヤーはPC4、ただし全員登場 ◆台詞と描写 シミュレータ室で、PC4と陽香が模擬戦闘を行い、その結果を描写する。 勝ちロールを要求せよ。 PC2のナビからは「短時間であんなに上達するなんて………やっぱり恋する乙女の力?」 あるいは「男子三日会わざれば括目して見よ、という言葉があるが、この成長ぶりは………」 ●シーン4/ヤキモチ シーンプレイヤーはPC1、他PCは登場不可 台詞と描写 場所はPC1の部屋とせよ。 PC1のナビから「陽香からチョコ貰った、って聞いたんだけど………」 そのナビによって、台詞やその後の対応を変更せよ。 別にここでPC1とナビがくっつこうがケンカ別れしようが問題無し。 ●シーン5/認めてもらいたい シーンプレイヤーはPC4、ただし全員登場 ◆台詞と描写 場所はシミュレーション室。 PC4との模擬戦闘だが、前回よりも確実に強くなっていると描写せよ。 そこに、PC4の対応するNPCを登場させ、陽香の調子はどうかと言わせる。 陽香「これなら、PC1さんに認めて貰えるかな」 ある程度会話したら、天使警報を発生させ、シーンを切る。 ●シーン6/出撃命令 シーンプレイヤーはPC3、ただし全員登場 ◆台詞と描写 ブリーフィングルーム。ヴィヴリオがディスプレイを見ながら、作戦を指示する。 ヴィヴリオ「各自得意な距離で天使を攻撃。PC3、前線での指揮は頼んだぞ」 陽香については、誰かPCが「無理はしないでね」と釘を刺されている場合はその場に居るが、そうでない場合は、アペルギアで勝手に出撃する。 クライマックスフェイズ ●シーン1/命令違反 シーンプレイヤーはPC1 台詞と描写 陽香が勝手に出撃している場合は、前線でボロボロになっているアペルギア。 そうでない場合は、主天使のPC1に対する不意討ちにカバーリングに入る。 ●シーン2/その想いを胸に シーンプレイヤーはPC2 ◆解説 天使との戦闘である。 ◆台詞と描写 位置は、天使兵 ←500m→ ホイシュレッケ×5グループ ←1000m→ PC1・PC2・PC4 ←1000m→ PC3 主天使テイアイエル その名は『未来』を意味する。 肉体:30 感覚:20 理知:18 聖霊:15 階級:0 HP:70 負傷ゲージ 30/15/8/1 攻撃 聖なる光(射撃) 判定値:18 レベル:4 射程:2km ダメージ+12(軽) 全体攻撃 絶対結界 対天使武器以外無効・30点以下のダメージ無効 回避はしない ホイシュレッケ/シュトゥルム 肉体:5 感覚:7 理知:6 聖霊:4 階級:0 HP:20 負傷ゲージなし 攻撃 かみつき(白兵) 判定値:10 レベル:4 射程:至近 ダメージ+10 回避 判定値:7 レベル:3 結界 対天使武器以外ダメージ半減 自動封鎖 エンゲージ封鎖 ◆結末 天使は光となって霧散し、同時に、上空の天界の門が閉じていく。 瑞穂基地は、壊滅を免れたのだ。 エンディングフェイズ ●シーン1/得たもの シーンプレイヤーはPC4 ◆台詞と描写 オープニングと同じ場所で、対応するNPCとの会話。 「お疲れさん」 ●シーン2/厄介ごと シーンプレイヤーはPC3 ◆台詞と描写 ヴィヴリオ「これからも面倒ごとを任せるが、宜しく頼む」 ●シーン3/トモダチ シーンプレイヤーはPC2 ◆台詞と描写 陽香の見舞いである。一週間もすれば退院出来ると伝えること。 陽香「まだ左手がよく動かないけど、命に別状はないって」 陽香「治ったら、また一緒に戦おうね。これからは、戦友として」 ●シーン4/ちょっと遅れたヴァーレンティンスターク シーンプレイヤーはPC1 台詞と描写 PC1は、ナビと陽香どちらを選んだのか。 オンリーコンだと多分ナビを選ぶであろう。 退院した陽香は、真っ先にPC1とナビのところに来る。 陽香「二人が無事で、本当に良かった」 PC1の今までの行動によって、展開を適宜変更せよ。